栄通記

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2010年 04月 25日

1278) 市民ギャラリー 「創人展  故 金津墨岱・拓本コレクション」 終了・4月13日(火)~4月18日(日)

○ 創人展
   故 金津墨岱・拓本コレクション


 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2010年4月21日(水)~4月25日(日)
 時間:10:00~18:00
   (最終日は~16:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・24)

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 拓本が床にびっちり並んでいる。驚いたね~!!!余りに無造作に並んでいるわけだが、めったに見られないコレクションだ。
 僕は力強くこのコレクション展を推奨する。それが書の勉強になるからではない。
 おそらく、この床作品は購買当時で2、3百万円かそれ以上はしただろう。北海道は資金のストックが少ないから、なかなかお金が凝縮した作品群を見る事ができない。コレクションは一つのジマンタレだが、美術にとっては、その自慢がとても大事だと思っている。収集品は同じ金持ちや趣味を同じくする仲間しか見る事ができない。ましてや北海道はそういう美術コレクト・マニアの存在の層が薄いから、彼等の作品群を見る機会がない。
 ここにはそういう収集家の全貌が並んでいる。情熱が床に燃えたぎっている。実に良いね~。展示は床ですよ。しかも断ればお触り自由です。

 それはともかくとして、収集品は古代中国の石碑などの拓本だ。漢字の迫力がそこにある。この展示空間を「現代美術」と言わなくてなんて表現したらいいのだろう?個々の「字・書」に支えられた情念の極みが立ちこめている。
 「書」の関係者は「臨書」の現場として。「美術」の好きな人は字と美の可能性として楽しんで下さい。

 なお、展示品は「拓本」の現物もあれば、拓本コピーまあります。区別は行ってみれば直ぐ分かります。黄色く焼けた紙が本物の拓本です。「デザイン」を勉強されている学生には、デザインとしての拓本であり空間として勉強して欲しい。


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 明日の日曜日までです。

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     ↑:(白抜きの部分は作品名を書いたキャプションなのですが、なぜだか真っ白に撮影されました。)

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          ↑:顔真卿。



 言い忘れましたが、このコレクション展は故金津墨岱さんの奥さま・金津雪華さんによるものです。この「創人会」を主宰している人です。ざっくばらんで大胆な展示は彼女の性格かもしれません。作品との出会いは人との出会いでしょう。良い人にも出会えた。嬉しい限りです。

 僕の夢としては、時代順に並べて、書家に対する現代的評価なりの言葉があり、原本の所在地の中国地図、そして拓本そのものの由来譚などがあればと思った。僕自身が勉強をし直しすれば良いのだが、書や中国史ばかりにこだわるには少し遅すぎたようだ。残りの人生、時間が沢山あるようだが、「行きたい見たい聞きたい触りたい」ことばかりだ。

by sakaidoori | 2010-04-25 00:35 | 市民ギャラリー