栄通記

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2016年 05月 12日

2518)②「4つの展示 濱口真央個展 『箱庭の蝶 Ⅲ』」g.犬養 終了/4月27日(水)~5月2日(月)

      
◎ギャラリー犬養、4つの展覧会...から

◯一階、ピアノのある洋室にて

 

濱口真央個展 
箱庭の蝶 Ⅲ」



                        
 会場:ギャラリー犬養 一階、ピアノのある洋室にて  
      豊平区豊平3条1丁目1-12
      (地下鉄東西線菊水駅より徒歩7分。
       駐車場有り。) 
     電話(090)7516ー2208 

 会期:2016年4月27日(水)~5月2日(月)
 休み:火曜日(定休日) 
 時間:13:00~22:30

 【同時開催】

 ◯ギャラリー2階
 中井結+日野まき 2人展 「いつもみたいに靴脱いで」
    ゲスト:Risa Melmet 化浦
  
 ◯女中部屋
 飴屋晶貴+こまつたかし+麻子 3人展 「In Monochrome」

 ◯お風呂部屋
 沢田愛+中井結 二人展 「装飾と肉と私」

ーーーーーーーーーーーーーーー(5.1)


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 (以下、敬称は省略させていただきます。)

 古びたドアを開けると、女が座っていた。暗がりの中、ふり返りも応対もせずにそこにある。ショートヘアー・・・黒髪とうなじ・・・本当に人間かしら?壁、床、小物、ピアノ、本箱、後ろ向きの女と、部屋全体が何かのコレクション空間だ。まるで絵の中にいる。

 心を落ち着かせて、向こう側に行き、彼女のお顔を確認した。よかった、笑顔で挨拶してくれた。

 濱口真央は札幌大谷短大を卒業後、沖縄の大学に進学。10年近くの沖縄暮らしだ。そして札幌に帰り、地元で初個展だ。大半の作品は沖縄時代のものだが、なんとマニアックで暗いことか。あの光が痛い沖縄で、悶々と一人妄想に耽っていたかのようだ。絵画を含めて、いろんな意味でのギャップの面白い人だ。







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   ↑:「Sleeping beauty」・F50号 アクリル 木製パネル 綿布 2013年。



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   ↑:「蜜」・B3 アクリル 木製パネル 綿布 2015年。



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   ↑:(記録ミス)



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   ↑:(上掲の部分図。)




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   ↑:(記録ミス)






 絵画はオフェイリア的な耽美な装飾世界だ。だが、色爛漫を拒否したいのか、真面目さ故にハデさは嫌いなのか、渋くて暗めの色調ばかりだ。彼女の後ろ姿同様に崩れがない。だから、沈鬱な夢想世界だが、狂気からは無縁だ。「一人静か」、「どうどう巡りの安定した夢心地」、そういう印象だ。
 具象表現は道展的な堅実さだ。画題や色合で不思議さやムードを表現しているが、破綻はなく安定している。もっともっと絵画という安定感と不安定感が同居したら、夢心地以上の妄想に入れるだろう。








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   ↑:「Dynamine mylitta」・2010年1月21日




 蝶の好きな画家だ。
 「蝶々蝶々、菜の葉に止まる・・・飽いたら桜に止まる・・・花から花へ・・・遊べや遊べ、止まれや止まれ」
 小さく小さく、気ままに自由に、可愛く美しく




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by sakaidoori | 2016-05-12 13:04 | (ギャラリー&コーヒー)犬養 | Trackback | Comments(0)