栄通記

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2009年 12月 02日

1104) さいとう 「児玉陽美・個展」 11月17日(火)~11月22日(日)

○ 児玉陽美・個展

 会場:さいとうギャラリー
    中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
     (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2009年11月17日(火)~11月22日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(11・21)

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 (以下、敬称は省略。)

 児玉陽美は道都大学で立体を勉強している学生。

 
 会場全体に細い空気感が漂っている。壁面の立体作品と絵画が特に面白い。ユーモラス?シニカル?漫画風のキャラクター女、可愛くも綺麗でもなんでもないのだが、やけに顔を強調したスタイルには、思わず苦笑いやもらい泣きをもらってしまった。
 
 二十歳前後の若い女性心が収縮し軽く跳ねだしたい世界、「女は顔よ、裸よ、ちっちゃなおっぱいと薄い恥毛よ!」そんなことを口の中でもぐもぐ言いながら、ピントの合わない視線で「世間を闊歩したいのだ、するのだ、できるかな?」そんな心の声が聞こえてきそうだ。

 確かに技術はまだまだだと思う。洗練度は低いのだが、省略する感覚や線に対する自己愛的表現には愛すべきものがある。何よりバランス感の不定形さが心地良い。その遊び心と悶え心を注意して見ていこう。


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     ↑:左の緑色の作品・「○○○ヨクナイ カッコヨクナイ」。その隣の黄色の作品・「きづかなくてイイこと」。

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     ↑:「すれチガエナイ」
 
 タイトルもわかるように、対人関係における自己意識に強い関心があるようだ。「他人」や他者を見る「目」が気になるのだ。だから素顔としての「裸婦」表現になるのだろう。「裸の正直な生き方をしたい」、願望や理想の造形化を見る思いだ。ざっくばらんな良いネーミングだ。


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     (↑:壁の作品は全て「泣く女」。)


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     ↑:「なく女 07 オンナになるということ」

 小さい作品はあまりにも作家自身と等身大だから、作品の出来・不出来などは児玉陽美にとっては気にならないだろう。
 だが、こういう大作はそうはいかない。大いに悩んだ末の立体造形だろう。この作品が成長していくのを見ていこう。まさに願望としてではない「オンナ」に作家になることだから。
 

by sakaidoori | 2009-12-02 18:19 | さいとう | Trackback | Comments(0)