栄通記

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2010年 02月 02日

1179) ①アイボリー 「LOOP(2会場でのグループ展) 東影智裕の場合」 2月1日(月)~2月6日(土)

○ LOOP

◎ 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
    中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
    (北西角地、北&西に入り口あり)

 【参加作家】
 道内作家: カトウ タツヤ(絵画) 川口巧海(版画) ヒグチ リサ(イラスト・絵画) 児玉陽美(彫刻) 佐々木仁美(金工・彫金)
 道外作家: 芦野公平(イラスト) 小崎慎介(映像・立体表現・他) 黒石美奈子(版画) 佐藤美紀子(平面造形) 野嵜貴子(油絵) 平井うらか(絵画) 平野直哉(版画) 東影智裕(立体)

◎ 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F


 (両会場とも同じ)
 会期:2010年2月1日(月)~2月6日(土)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、~18:00まで)

 事務局: 鈴木悠高造形芸術研究所


ーーーーーーーーーーーー(2・2)

 昨年のグループ名を変更し、より多くの参加作家と2会場というバージョンアップのグループ展。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 1会場が7名(たぴお)と13名(アイボリー)の総勢20名です。とても全員は紹介不能です。何はさておいて、お気に入りの作家・東影智裕の「へたった動物」を載せます。

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     ↑:東影智裕、「カンガルー」。


 2体ともカンガルー。おっそろしくリアルだ。そしてヘタッたユーモラスな表情。もう、こういう作品は見て楽しむしかない。

 僕にとって好む作品の基準のようなものが幾つかある。その一つに、作品の中の相反する主張が強烈に訴えかける時だ。
 東影・動物の場合は、そのリアルさと嘘さ加減だ。
 リアルさは職人的なあるいは芸術家の執着心と言い換えても良いかもしれない。嘘さとは表現者・東影智裕の遊び心なのだろう。
 リアルや嘘と言ったが、僕は厳密には「カンガルー」の細かい写真像を知らない。だから、作品の中で、どこまでが写実的で、どこまでが誇張なのかを言うことができない。でも、そんなことは作品鑑賞にとってはどうでもいいことだ。人が持っている暗黙の知識、ーそれは誤解だらけなのだがーで充分なのだ。
 まるで剥製のような皮膚感が嘘の始まりだ。実際は油脂の表面に着色したに過ぎないのに。極端に本物臭くないと、作品が作家の所有物から独立していかない。それでは何が独立していくかと言うと、もう一人の「東影智裕」の影だろう。極端なまでにストイックに制作に集中し、どうしてももう一人の自分を作品という形で吐き出さないと、「生活」が全うできないのだろう。東影智裕自身が「へたる」かもしれない。内なるエネルギーを外に昇華させないと、身動きがとれない。そうは言っても、こんな作業を何時間も続けることはできない。作家には申し訳ないが、その辺の限界値あるいは自己制御みたいな点をこちらは勝手に想像し、作家の影の作品を楽しんでいるわけだ。「もっと突き進めばいいのに、途中で止めたな」とか「オッ、この踏ん張りはどうしたことか!」とか・・・。

 作品を綺麗に仕上げる、引き立つように見せる、全てはそこから始まる。強い自己宣言として、「へたったカンガルーと牛」が、苦笑いしながら、晒し首としてそこにいた。


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     ↑:全て「cow」。


   ~~~~~~~~~~

 下記会場でも、同期間・時間で開催されています。
 アイボリーの他の作家を含めて、段々と紹介できればと思っています。

◎ 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 【参加作家】
 道内作家: 石川潤(絵画) 鈴木悠高(絵画) 手塚昌広(絵画) 向中野るみ子(絵画) 渡辺和弘(塗装工芸・カシュー漆) 坂本正太郎(彫刻)
 道外作家: 村上知亜砂(大阪区・ファイバーワーク) 

by sakaidoori | 2010-02-02 12:44 | 北専・アイボリー | Trackback | Comments(0)
2009年 02月 12日

904) ①たぴお 「ALL Japan Under 40 Collectino in sapporo」 2月9日(月)~2月14日(土)

○ ALL Japan Under 40 Collectinos in sapporo

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通り・東向き)
    連絡先・林(090)7050-3753
 会期:2009年2月9日(月)~2月14日(土)
 時間:11:00~19:00

 主催者(発起人):鈴木悠高造形芸術研究所

 【出展者(出身地)】
 道内・ 石川潤(函館) 奥山三彩(札幌) 久藤エリ子(帯広) 児玉陽美(深川) 向中野るみ子(石狩) 坂本正太郎(室蘭) 鈴木悠高(札幌) 
 本州・ 芦野公平(秋田県) 小崎慎介(埼玉県) 甲斐佳子(宮崎) 佐藤美紀子(茨城県) 東影智哉(兵庫県) 平野直哉(三重県) 結城泰介(東京都)・・・以上、14名。 

ーーーーーーーーーーーーー(2・11)

 道内組7名、本州組7名、合計14名・・・なかなかの大所帯のグループ展だ。そして会場はそれ程広くはない。どういう風に作品を収めるのか、あんまり期待度が高くてがっかりしても困るので、困るけれども本州組の作品に出会えると思うとやっぱり嬉しくなる。そんなことをゴチャゴチャ考えながらの訪問だった。

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 鈴木悠高君が発案し、彼が道内の作家に呼びかけ、東影(ひがしかげ)智裕君が本州組をまとめたと聞く。

 作品の統一感にこだわるならば本州組だけのほうが良いだろう。大きさやムードがそれなりに一致している。ということは全てではないが道内組のムードはやや彼等とは異なっているのだ。
 前者は綺麗でおしゃれ、どこかたゆたゆしいところがある。ぼうようとした空気感といってもいいだろう。それと技術が高い。
 後者は古風というか作家の生理がストレートな感じだ。技術も身につけよう、そういう中で自分をどう表現しようかという直向さを感じる。

 そういう両者が相手もわからないでグループ展をするのだ。危険性もあるが、若手の心意気で彼等同士が何かをつかもう、見る人達に若者の現在のありようの一つを提示しようとしている。そういう清々しさがある。

 ともあれ、結構面白い展覧会だ。今週の土曜日まで。
 同じ町内の時計台ギャラリーでは教育大学の卒業・修了制作展を開いている(記事の予定)。今年は非常に良い。特に立体は話せば長くなりそうだ。たぴおと時計台、「若さ」に興味のある人にお奨めだ。
 若さといえば大通美術館では中国人の水墨画の個展をしている。その関連として二つの企画展を開いている。一つは「若さ」を謳ったグループ展だ。中国人作家もいる。たぴお、時計台と合わせて見比べて欲しい。


 ②では主に本州組を中心に個別作品を紹介します。

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     (↑:東影智裕。非常に高い写実力と写実を突き抜けようという意欲があります。どう突き抜けるのか?お奨めの一人です。)
 

by sakaidoori | 2009-02-12 01:17 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)