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2013年 10月 18日

2266)「情報デザイン研究室展vol.13 (道教育大学岩見沢校)」 アイボリー 10月16日(水)~10月20日(日)

      


北海道教育大学岩見沢校美術コース 

情報デザイン研究室展vol.13
 
   

   
    
    
 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
      中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
      (北西角地、北&西に入り口あり)
     電話(011)251-5130 

 会期:2013年10月16日(水)~10月20日(日)   
 休み:
 時間:10:00~19:00 
     (最終日は、~17:00まで。)

 【参加学生】
 2年:田川明美 他 
 3年:宮森くみ 他 
 4年:柳瀬紗里 他


ーーーーーーーーーーーーーーーーー(10.18)

 白さ大好き。淡く淡く、それでいて秘めた情熱を伝えたい、そんな学生展だった。


 会場構成と、作品配置には相当頑張った。なかなかのものだ。

 広い会場を明るい部屋と暗い部屋に二分している。
 その明るい部屋を入り口から載せていきます。




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 次は隣室の暗い部屋。



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 明るい部屋には壁を作って通路を作り、一人一人の作品をゆったり見せている。その工夫と、作品意欲は納得できる。ただ、明るさは良いのだが、作品も白味が多くて、全体が寒々した感じもした。乙女達の浮遊感と言えばいいのか。
 暗い部屋は、ちょっと寂しかった。構成的工夫は良いのだが、やっぱり部屋の広さに比して寂しく感じた。パソコン一台が一人の作品量という展示の難しさもあるのだろう。

 基本は白っぽさと黒っぽさで、一人のんびり静かにみてもらいたい、ということだろう。その点では成功していると思う。



 14名の参加です。とても全員には言葉が回らないでしょう。半分を目標にして、入り口から載せて行きます。



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   ↑:2年・田川明美、「あたまのなかのせかい」。



 頭の中のイメージを本にしたもの。確かによくある発想だが、それでもやっぱり面白いテーマだ。
 田川明美の頭の中を、もう少し見てみよう。



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 色、色、色・・が中心で、淡い綾をなして爽やかに進んでいっている。さて、皆さんの頭の中はどうなっていますか?







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   ↑:4年・岡崎菜央、「SURVIVE」。



 これは爽やかの極地で、かつ、単に「爽やかで見ていると、痛い目に会うかもしれないよ!?」と、ちょっと挑発的なのが良い。
 それにしても良いポスターだ、良いモデルだ、良い切り紙細工だ。




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 マスク?防災マスク?男の唇防止マスク?闘う女の姿だ。



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 遊ぶブーメラン?「あんたを殴る道具」かな?






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   ↑:4年・角田美友、「おろかな子ねずみ」。


 絵本です。
 個人的には、壁にも、一枚か二枚の中身を大きく載せて欲しいのだが。それは作家の「絵本を見せる」という意図に反するのだろう。





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   ↑:3年・青坂さつき、「えんとえん」。






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   ↑:4年・柳瀬紗里、「しるす」。




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 パンツが並んでいる。全くの白さだ。純血、清潔の証か。女の子らしい飾りが付けてある。そしてしわくちゃにされたメモ書き。

 下着は生身の人間(小説的自己)の代わりであり、文章は直接的な意志・意欲だ。綺麗な下着に、ぐちゃらぐちゃらした文字を書き連ね、見かけの白の純血を否定するかの勢いだ。もっとも、文章はしっかりしたものだが、この作品においては細かく見る必要はないだろう。なぜなら美術展であり、視覚展だから。文字はその説明ではないであろう。捨てられたメモ紙が、日記のように綺麗な下着に寄り添っている。それだけで訴える力があるだろう。






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   ↑:3年・佐藤麻里奈、「こと和え」。




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 全く困ったものだ。「闘う美女」、「悩める女子」から、今度は本格的美女の登場だ。

 それにしても、モデルは素人、おそらく学生仲間だろうが、実に堂々としたモデルぶりだ。そういう姿勢を取らせた作家にアッパレを与えたい。

 作品は限りなく爽やかな日本美だ。「ニッポンの夏」、かくありきという一つの理想郷と言ってもいい。だから作品としては成功しているのだろう。

 この作品も壁にもっともっとモデルの写真を貼ればと思う。それでは、たゆたゆしいムードが保てないとの判断だろう。余白美を尊重すべきか、もっともっと見せる場を作るか。価値観、美学の違いか。






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   ↑:3年・宮森くみ、「青について考えてみた」。




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 タイトルの意は「青考察」だ。が、作品は「水面・考察」にみえる。水面だから青があるのも当然だ、位の意味で作品群を見てしまう。水面の姿の中で、波紋やその模様やデジタル構成かと。

 が、宮森くみはあくまでも「青」が中心とのことだ。
 作品は面白いが、作家の意図からしたら失敗だと思う。ドーンと「青」と向き合っていない。青を考える中での、模様や線や他の色があるべきだろう。
 おそらく、「青」をどう料理すべきかを考えあぐねているのだろう。
 単純に、青のグラデーションから始めればいいのに。ポスター大の中で、いや2mも3mする長さの中で、白味を消して「青」のみを追求する。好きな色をトコトン研究することは、後々役に立つだろう。





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 ②に続きたいのですが、ちょっと時間的に厳しい感じです。
 

by sakaidoori | 2013-10-18 23:59 | 北専・アイボリー