栄通記

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2007年 02月 04日

41) 茶廊法邑 「卒業記念 三人展」(終了)

○ 三人展   浅井学園大学卒業記念 三つの自己表現
 
 場所:東区本町1条1丁目8-27
    電話(011)
 期間:1月24日~2月2日
 休み:火曜日
 時間:10:00~18:00(最終日は17:00まで)

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 先日まで時計台ギャラリーで同大学のグループ展をしていました。きっと気の合う仲間なのでしょう、その中の3人がより広い場所でより少ない人数でのグループ展。大作は各人の日頃の作品、小品は「花」などの共通テーマでまとめての展示。上の写真はピンボケですが全体の広さムードを確認してください。

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 一番気に入った作品です。宮下佳菜未さんの「悲哀」。宮下さんは先述の時計台でも人と、f0126829_094962.jpgからみつくアリ達を描いていました。見てのとおり、本作も同じモチーフです。宮下さんはアリが好きかどうか分りませんが、同じ物を几帳面に繰り返し繰り返し描くことが好きなのでしょう。そういう絵を見るのは好きです。今作、妊婦にからみつくアリは気持ち悪い物ですが、行儀良く並んでいて、几帳面さが災いしてそれほど不快感を与えません。どこか、おとなしく綺麗にまとめたいという意識があるのでしょう。アリを描いていて本人が夜叉になるということは無いのでしょう。右の写真は大作の部分図で自画像と思います。背景は水彩紙をちぎって綺麗に几帳面に張り詰めています。


f0126829_011255.jpg 左の写真は藤本絵里子さんの小品。なんとも品と落ち着きのある色合い、図柄でしょう。支持体から離れた円形物のリズムも心地良いです。タイトルは皆さんで想像して楽しんでください。大作良し、小品良し、新道展はどう彼女と関わっていくのでしょうか。色のことですが、本人はこの色にこだわってはいないと言っていました。少し驚きました。次はどんな色で来るのでしょう。







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 赤の好きな高橋美香子さん。「街角のアリス」。写真で見るより実物は油の材料が良く乗っています。イラスト・タッチの均一塗りではありません。問題は好きな赤の部分です。周りが油彩的なのに反して、抜けてぞんざいな感じです。意識的な工夫かもしれませんが、成功しているようには見えません。しかし、意識的な絵画上の問題でしたら作品のできに関係なく大胆な実験作だと思います。どういう意図なのか聞いてみたいです。

 最後に法邑について。
 すでに今年の予定は全て埋まっています。広さのわりに格安だからと思います。以前まではそれだけの認識でした。今回広くて立派な板カウンターに座ってオーナー法邑夫人を始めてお会いしました。とても気さくな人で驕ったところは一つもありません。関西のお好み焼きのおばちゃんという感じで(失礼)、四方山話をしてきました。この人柄で作家達が集まるのでしょうね。オーナーの活動に敬意を表して今年の予定表を下に掲載します。リンクから入れるようにしますので、利用してください。

 

by sakaidoori | 2007-02-04 23:56 | (茶廊)法邑 | Trackback | Comments(2)
2007年 02月 03日

38) コンチネンタル 「曇天模様」(教育大生3年5人展) ~4日(日)まで

○ 曇天模様
    道教育大油彩研究室3年生5人による展覧会

 場所:コンチネンタル・ギャラリー
    南1西11 コンチネンタルビルB1F・東向き
    電話(011)221-0488
 期間:1月30日~2月4日(日)
 時間:10:00~18:00(明日4日は17:00まで

 学生展を2展、紹介します。始めにまだ見れるほうから。

 地下ギャラリーを3分の2ほど使っている。僕が行った時は女子学生が沢山いて華やいでいた。凸凹の壁を左から順番に5人が割り振って展示されている。

f0126829_2347521.jpg 左から吉田倫子、齊藤由以奈、山本育美、坂本健一、玉川桜。5人の画風が違うのでなるほどという感じ。なにより3年生というたゆたゆしい若さをまとめて見れるのがいい。
 男性は1人だ(左の写真)。男一点の坂本君はは女性と若干違っている。無言劇を連作のようにしている。漫画的ではあるがちょっぴりニヒル、ちょっぴりユーモア、ちょっぴり社会性の青春群像劇。

f0126829_23535867.jpg 入って左側すぐのところに吉田倫子さんの「にじのゆがみ」(左の写真、49×63 カラーインクにアクリル絵の具)。うす淡く、いかにもピンクの似合いそうな色調。他の作品を含めて学生達が「かわいい~」といいたくなるのが多い。

 



 
 角を曲がったところに齊藤由以奈さん(下の写真の左側)。始めに「洞」があるが、全て鍾乳洞の中のようなムード(下の写真には写っていません)。薄くて、白と黒の色調。洞の中を不気味さを秘めつつもサーっと沈んでいく感じ。
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  上の写真の右側が山本育美さんの「白の人」。おそらく仏をイメージしているのでしょう。「白い道」という仏話がありましたが忘れました。壁の左右に小品の手を描いたものを置いて仏全体の包容力を表現したいようです。

 下の写真が玉川桜さん。右端が「ああいああうあ」。ひとりポップ調様式。童話をもじったのもあり、わが道を行くというスタイル。
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 確かに曇天風色調でした。今日の天気のよう。明日までです。

by sakaidoori | 2007-02-03 23:57 | コンチネンタル | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 21日

27)アートスペース201「北海道教育大学 写真部 学外展」  ~23日まで

○ 北海道教育大学 写真部 学外展

 場所:アートスペース201 5F E室
    南2西1-7-8 山口中央ビル・北向き
 期間:1月18日~23日
 時間:10:00~19:00

 1,2年生の多い写真展です。僕は写真のことは判りません。まさしく印象記です。
 今後、彼/彼女等がどう写真に取り組むかはわかりません。自己表現の一環として他人に晒す作品として、息長く写真に取り組んでもらいたいです。
 強烈な作品はあまりありません。個々の関心の趣くままのものです。それを貫く何かを書けれたらいいのですが、未だ能力不足。写真の技術的なものも解りませんが、あまりそういうものを学生展に求めてないので解らないことが丁度いい。関心のある作家がいたのですが、残念ながら今展では不参加です。

 参加学生、2人を簡単に紹介します。

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f0126829_0271912.jpg 1年生、三橋夏稀さん。人物ばかり撮っていたので風景を撮ったとのこと。たまたま現像して日輪の後背のようなものがでてきてのお気に入り。楽しく緊張しながらも、屈託無く会話が出来ました。作品上のことでなく展示に関しての意見です。自分の写真作品集を編集して用意してもらいたい。写真部なので、常に写真は持ち歩いて欲しい。彼女はまだ1年生だ。4年生までにアートスペースのワンフロアーを貸しきるような意識的なグループ展あるいは個展をしてもらいたい。頭の隅に常に置いておいてください。







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f0126829_0403656.jpg 2年制、芳岡孝将君。人物をくりぬいた、遊びとトリッキーなところが印象に残りました。
 
 今年1年、しっかり写真を見よう。




  

by sakaidoori | 2007-01-21 00:44 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)
2007年 01月 17日

22)時計台「浅井学園大学生 道内公募展作品展」 ~21日まで

○ 浅井学園大学 2006年全道展・新道展・道展 受賞者・入賞者展 ~20日まで

 場所:時計台ギャラリー 2階C室
    北1西3 電話(011)241-1831
 期間:1月15日~1月20日(土)
 時間:10:00~18:00 最終日17:00まで

 2年生以上の12人12作品の陳列。

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公募展通いをしている人は「どこかで見たな」と、思われるだろう。特定の大学だが、公募展陳列作品を一望に見れることは面白いものである。公募展が美術研鑽と仲間集団の形成にあるのだから、こういう展示会も充分成り立つ。それと、札幌の美術系の学科を有する大学では教育大学と大谷短大の学生達の印象しかない。こうして浅井学園を前面に出しての展覧会に応援したくなる。個人的には新道展が好きなので、この会派の参加者が多くいて嬉しい。

 一方で思うこと。
 今展を励みに、大学生、若さ、個性を出した展覧会を模索して欲しい。有志のグループ展、他の大学・専門学校生とのコラボレーション、ジャンルを越えた融合展、インスタレーションなどなど。先に言ったように浅井学園・美術系の知名度は低い。技術習得、研鑽の為にもプラスになることはどんどん関わりをつくって、浅井学園の歴史をつくってもらいたい。アートスペース201は貸し料も安いので、有志を募ってワンフロアーを借り切って個性的なのを見たいものだ。

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 作品に付いて思ったこと。当たり前だが公募展的作品の均質性を感じる。教育大系のある種の作品傾向に鏡像を意識した作品があるが、こちらはより具体的具象作品が多い。テーマとして二面性を追求しているのが多くあるようだ。
 大きな作品を壁にびっしり並べて、花が咲いたようなかんじであった。
全道展入選作
 ○「青い窓辺」(石井貴子、2年、写真上の右側) ○「CLOSE MY 合図」(島津歩。院研。突き上げられた手と落書き風の線描図、印象的)
新道展
協会賞 ○「誕生」(藤本絵里子。4年。写真中。誕生前の海の中のようなお腹の世界。完全な円形の泡) 新道展入選作 ○「路地裏と人と」(斉藤芳央。3年) ○「冷静ではいられない」(高橋美香子。4年) ○「共存」(福井章子。4年) 「崩壊と成長1014」(山谷美由紀、二年) 
道展入選 
○「種を蒔く人」(石川潤、院1年) ○「つづく Ⅳ」(大道雄也、院1年) 「も
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く 0610」(小川豊、院研、写真上の左側) ○「深呼吸」(草野裕崇、4年) ○「漏れるきもち 『還りたい』」(宮下佳菜美、4年、写真右

★告知:「浅井学園大学卒業記念 三つの自己表現 三人展」(藤本絵里子、高橋美香子、宮下佳菜美) 茶廊法邑 1/24~2/2
 

by sakaidoori | 2007-01-17 14:03 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)