栄通記

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2018年 09月 13日

2597) 「大島龍版画展」 さいとう 終了/8月21日(火)~8月26日(日)


大島龍版画展



 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。)
     電話(011)222-3698

 会期:2018年8月21日(火)~8月26日(日)
 休み:月曜日(定休日) 
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(8.24)


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会場を左回りします。「青」の世界です。会期中は夏、夏を思い浮かべ、海のような青、こころ模様のような青、川の青?・・・青青青を感じて下さい。



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   ↑:右側、「カワノカタチ 二月ノ川」。
   ↑:左側、「カワノカタチ ケアラシ(河ノ三月」。




上の写真は始まりの作品です。
以下、左回りに会場を廻って下さい。タイトルはほとんど「カワノカタチ」です。


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水彩画のような世界、でも水彩特有のにじみによる濃淡ではなく、ベタなインクと、その重ねによる青色表現。濃淡もさることながら強い!



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   ↑:「カワノカタチ スガワレ(川音)」。


上掲の作品、「重ね」が判ると思う。
輪郭線も特徴的だ。要するに強い!青色と余白の白、そして「カワノカタチ」、間違いなく日本的余情、情緒的ニュアンスがあるのだが、「情」におぼれない「個性美」と「強さ」を感じる。つまり、余白も色で塗りつぶしかねない作家の情念を思う。塗りつぶしたいのだが、そこはグッと我慢して、日本的伝統の「描かざる余韻」に身を任せる。
日本美は具象の中に抽象的リズム・情緒を宿している。だから、大島作品美学も、抽象作品に見えるが、常に具体的イメージが情念に引っ付いている。今回の作品は「川」であり、「海」であり、「空」であり、「宙」、そして「心」がガッチリ作品に抱き合っている。この抱き合いに版画に対する作家の信頼がある。ベタッと紙とインクと版と作家の信条が引っ付いている。



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   ↑:「カワノホトリデ カワノホトリデ(誕生の歌)」。


大島流、「自由の精神」です。楽しくなります。川の中には、こんな風にいろんな生きものがあるということか。「青」の中に命を託しているのでしょう。




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ところで、会場には不思議な音色が流れていた。太鼓だからリズムカルな響といえば簡単なんだが、リズムでもありメロディ0でもあり、叩くというよりも奏でる、はじく、なめる、滑らせる・・・そんな奏法であり音の居住まいだ。インドのバロック・通奏低音といいたい。
奏者は渡辺洋(ひろし)、楽器は「タブラ」!覚えて下さい。

by sakaidoori | 2018-09-13 23:52 | さいとう | Trackback(2) | Comments(0)
2013年 10月 10日

2253)①「大島龍 展 時間」時計台 10月7日(月)~10月12日(土)






大島龍 展 
         時間
  




 会場:札幌時計台ギャラリー
    中央区北1条西3丁目・札幌時計台文化会館
    (東西に走る仲通りの北側のビル)
    電話(011)241ー1831

 会期:2013年10月7日(月)~10月12日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーー(10.8)

 
 報告する時間がないので、とりあえず会場風景をお知らせします。


 「木版画による青」を見て下さい。その青が光と交差する。そこに何を感じるか、が見所でしょう。画家は「時間」を感知しているようです。




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 古き良き仲間達であった。僕は彼等の語る時代を知らない。当然ながら彼等も知らない。僕には共有すべき懐かしさはないはずだ。なのに、「あー、そーなんですか、そーなんですか」と、心で相づちを打っていた。こそっと画家の隣に座って一緒になって笑いあった。


 
 来週の中日まで札幌を留守にします。帰札後、追って個別作品の掲載をします。「大島龍の青」に、何かを語れればいいのですが・・・。
 皆さんも堪能してみて下さい。


 ②に続く。



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by sakaidoori | 2013-10-10 09:37 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)
2010年 07月 29日

1318) ども 「大島龍・作品展 RESONANCE・海の聖母」 終了・4月22日(木)~5月9日(日)

○ 大島龍・作品展
   RESONANCE・海の聖母
 
 

 会場:ドラマシアターどもⅣ
    江別市2条2丁目7-1
      ドラマシアターども内
    (JR江別駅近く。
     駅を降りて右側へ千歳川に向かって徒歩3分ぐらい。レンガ造りの大きな二階建ての建物)
    電話(011)384-4011

 期間:2010年4月22日(木)~5月9日(日)
 休み:月曜日(定休日) + 5月4日
 時間:10:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーー(5・1)

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     ↑:「群狼疾走」。

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 演劇会場を利用しての大島龍・版画展。「狼」と「青き海」だ。

 誰もいない会場に、いの一番に入場する。
 組み大作「群狼疾走」の中で、見事な「空白の部分」があった。剥げ落ちた作品は元通りに収まり復元された。だが、この「空白の部分・白い欠落」が気になった。


f0126829_1233817.jpg 闇夜に疾走する狼たち、怒れる獣たちだ。鋭いノミ跡といい爆発的様相を示してはいるが、動きに乱れはなく一方向を目指している。拡散志向であるべきなのに、僕には収縮的に見える。コスモス的な拡がり(闇)の中で、身近なある一点に「何か」を求めているような狼の動きだ。いかに狼の動きが激しくても、いかに多数の獣姿で群れようとも、この版画世界は感情爆発型ではない。迷いでもない。その「行き着く場・求める姿」の象徴として、この「白い欠落」があるように思えた。

 この「白い欠落」の探求が具象作品から抽象作品へ、青き海へ「海の聖母」へと受け継がれたのだろう。海、それはマクロコスモスだ。聖母、それはミクロコスモスだ。祈りにもにた男のロマンの旅路であろう。

 広い世界の中で、一点を求めて激しくのたうち回る。それが「群狼疾走」以前の画家の姿だったのだろう。以後の「海」シリーズでは、支持体の紙そのもの、紙に塗られる色そのものと対話しているようだ。「光を求めて、生命を求めて、その根源を求めて」という祈りにも似た精神行為かもしれない。
 だが、悟り安住する年齢には見えない。未だ65歳にならない。群れる狼の個としての哀しい表情、ここにも男・大島龍の姿がある。確かに「恋に恋する男のロマン」と指摘されるかもしれない。だが、見る者には愛おしくなる目だ。
 「海」の前で祈る姿は美しい。が、今は無き「狼」が「祈り」としてだけ再生されるのは寂しい。
 「海」に行かざるをえなかった精神、可能性を秘めた「海」なのだろう。


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     ↑:全て「RESONANCE・海の聖母  風紋・古代の情熱」。

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     ↑:ともに「天地交響」。


 (以下、メモ。)

 「海」シリーズは味わって見る、あるいは時間をおいて繰り返し見るという作品でしょう。その淡さに水彩を、重ねる塗り込みに油彩を連想する。
 狼作品の左側の「海」作品、大作です。本来ならば、「狼」とにらみ合うべき好一対の作品で、壮大な拡がりを展示空間に生んだことでしょう。場所の間取りや作品背景との関係で矮小化されたのが残念。この2点の対峙に作家の可能性を見る思いです。

 喫茶室の隣室にも小品が展示されていました。小品中心で、等身大の心地良さがありました。

by sakaidoori | 2010-07-29 13:22 | [江別] | Trackback(1) | Comments(0)