栄通記

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2012年 03月 22日

1667)「北翔大学芸術メディア学科 第9回卒業制作展「掌(てのひら)』」ポルト 終了・2月1日(水)~2月12日(日



○ 北翔大学生涯学習システム学部 芸術メディア学科 

  第9回 卒業制作展 

          「(てのひら)」
  


 会場:ポルトギャラリーA・B その他の施設
      (北翔大学北方圏学術情報センター)
        (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目 1番1号 
      電話(011)618ー7711

 会期:2012年2月1日(水)~2月12日(日)
 時間: 10:00~18:00

ーーーーーーーーーーーーーー(2.12)

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     ↑:(1階の様子。)


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     ↑:(1階の中2階の様子。)


 
 車での通りすがりに、本展を見ることができた。北翔大学の卒展を見るのは久しぶりだ。1階は外から何となく様子がわかる。それなりに見た後に3階の絵画空間に行った。その元気振りに全く驚いた。学生展はこうでなければならない。広い会場を、大きな根性でやり遂げる、まったくアッパレの展覧会だ。
 その3階の様子を中心に、わずかばかりの卒展紹介記です。


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     ↑:杉本大幸、「激走と激怒とアート」。

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 まったくアッパレの極みだ。努力賞、敢闘賞、情熱賞の3賞総なめの踏ん張りだ。
 大きさは申し分ない。画題も泣かせる、笑わせる。自由な誇張美・ドローイング、青黒い世界が青春そのもので晴れ晴れする。
 問題は今後だ。この抑えがたいエネルギーを遠慮することなく、飽きることなく続けて欲しい。他人に「アホヤ!」と言われることを勲章と思って欲しい。頑張れ、スギモト大幸!!


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     ↑:能和暁、「connection puzzle- ポルトにて -」。


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 杉本君が画面全部の塗りつぶし、一本勝負の男粋ならば、能和君は「絵画は空間だ、オシャレだ、余白だ、余韻美だ、秘密を秘めた可能性だ」といって対抗している。豊富な発表歴という経験も重なり、余裕綽々(しゃくしゃく)の展開だ。



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     ↑:海江田○○、「ひとまわりのとき」。


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 切り絵です。動物の肌の表現と花の輪郭線の鮮明さが、言いコントラストを生んでいました。色のある切り絵もいいものです。


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     ↑:?、「?」。


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 明るくて健康的で良いですね。大きくて数がそろっているから、本当に幸せ気分が増します。広くて明るい部屋を歩き回るのに、楽しくなります。


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     ↑:清水翼、「I hope your happiness」。


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 幸せを紡ぐ七色の糸なのでしょうか?絵画やポスターなどのストレートな表現と違って、気分のみをつたえている。明快には分からないが、一つのリズムを生んでいる。少し全体の細さを感じたが、繊細さの現れと受け止めよう。

by sakaidoori | 2012-03-22 00:03 | ポルト | Trackback | Comments(0)
2011年 03月 09日

1480)②「北翔大学アート表現部学外展 『自己紹介展』」・ポルト 終了・2月16日(水)~2月28日(月)

○ 北翔大学 アート表現部  
    第1回 学外展  

      自己紹介展
 


 会場:ポルトギャラリーA
       (北翔大学北方圏学術情報センター)
      (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目
      電話(011)618ー7711

 会期:2011年2月16日(水)~2月28日(月)
 時間:10:00~17:00

ーーーーーーーーーーーーーー(2.26)

 (1379番①の続き。)

 ①で能和暁君を長く書いたので、簡単にします。


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     ↑:(2階の風景。)


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          ↑:清水翼、「迷い家」。

 確かに寒々した雰囲気を描いているのだが、描き手自身が優しそうな性格みたいで、背をまるめてやさしそうに家の廻りをウロウロしているみたい。家も画面の中央にあるので安定感がある。道路の停止線や電信柱が印象的だ。その辺に清水翼は立っているのだろう。上向き?下向き?


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          ↑:丹保愛美、「経緯」。

 猫を描いて、その姿を猫の目にしている。面白いアイデアだ。もっと膨らますとなると・・・、アイデアを越えた画家の情念なり思想の問題になるのだろう。


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          ↑:熊谷彩佳、「ロージー」。

 ペットたちを描いている、ピンクもあしらって可愛らしいムードだ。顔を切ったり、背景の描き方こ可愛さとは違った雰囲気もある。「U-21道展」でも見たが、あらぬ世界を感じて記憶に残っている。それは意図的表現なのか、技術の拙さなのか、ちょっと考えてしまった。


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          ↑:海江田夏希、「花喰らい」。

 「u-21道展」出品作。
 花を喰う女、それを可愛く見るか怖く見るか?花になりたい・・喰らわれたい・・・。


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          ↑:熊谷彩佳、「光り」。

 2階に昇る階段スペース。
 何てことのない作品だが、良いムード。若い女性は、小さくまとめるのが上手だ。等身大の感覚が場に反映されているみたいだ。



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          ↑:熊谷彩佳、「贈る気持ちにきずいてくれたら」。


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          ↑:田中七海、「DIRTY GIRL」。

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     ↑:田中七海



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          ↑:関愛津紗、「春氷柱」。


 それなりに作品は楽しいのだが、何せ会場は広いから、寂しさが漂ってしまう。残念なところだ。


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by sakaidoori | 2011-03-09 09:26 | ポルト | Trackback(1) | Comments(0)
2011年 03月 08日

1479)①「北翔大学アート表現部 『自己紹介展 能和暁』」・ポルト 終了・2月16日(水)~2月28日(月)


○ 北翔大学 アート表現部  
    第1回 学外展  

      自己紹介展
 


 会場:ポルトギャラリーA
       (北翔大学北方圏学術情報センター)
      (地下鉄東西線1番出口、西に徒歩5分)
      中央区南1条西22丁目
      電話(011)618ー7711

 会期:2011年2月16日(水)~2月28日(月)
 時間:10:00~17:00

※ 同時開催 ⇒ 於・ギャラリーたぴお 2月14日(月)~2月19日(土)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(2.23)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 能和暁が面白かった。彼を中心に載せます。

 ポルト会館1階の大広間での展示。インスタレーション風作品なのだが、とりあえずのチャレンジ精神だ。


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 何が良いかというと、ポルト会館に堂々とチャレンジしたことだ。
 大きめの蓮の葉もどきをボンボンボンと置いてみた。置くだけならだれでもできるだろう。チェーンを天空まで翔てみた。ちじこまり気味の若人作品が多い中で、大きく発表した姿勢が好ましい。大きいことは良いことなのだ。
 確かに大風呂敷を拡げてみたが、本当にこの会場を陵駕したかと言えば、まだまだだ。大きく拡げてはみたものの、空間への質的ボリューム認識が不十分だった。

 本人によると、何かの冬景色をイメージしたとのことだ。ちゃんとその中味を聞いたのだが、詳細は忘れた。作家の意図やイメージは棚上げにして、僕のイメージ、願望を書こう。

 僕は舞台空間としてみた。
 当館はガラス越しではあるが、屋外とは筒抜けの関係だ。そして、2階からも見れる。1階の屋内からも見れる。この3方向に開かれた空間で何かが演じられる。もちろん、能和暁の作品との関係で演技は進行していく。蓮の葉を、人が通れるくらいの間隔で密集させたい。二段、三段構えで空間を重層的に覆いたい。その間を人が飛ぶのだ。人が飛べなければ、人形でも飛ばそう。
 色も種類を増やしてカラフルにしたいが、それでは雪をイメージした作家の意に反するだろう。白を基調にして、照明ライトのスピードやカラフルさで華やかにしよう。
 とのかく、この作品を森なり林に見立てて、その中で人が走り止まり踊り闊歩する、男女ならば愛の抱擁も見れるだろう。男同士ならば森の外への見果てぬ夢を語りあうだろう。・・・。

 僕のイメージではこの作品群は遠慮がちだ。もっともっと増やすなり、大きさも形も大胆に!!
 思うに能和暁は大らかな性格かもしれない。2階に絵画作品で確かめることができる。


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     ↑:左側、「繋がるの求心性 10-3」。右側、「揺れてみてはぎこちない」。


 他者との繋がり、自身の揺れが創作動機のようだ。繋がりや揺れと言っても、それは言葉の意味だ。絵画かは立場を明瞭にしていない。のんびりしたふっくら感を思う。包み込むようにして、揺れるようにして他人と包み会いたいのだろう。その辺の性格的大人しさが蓮の葉群にも表れているようだ。ならば、もっともっと大きな大人しさで能和暁・心模様を表にだしてもらいたいものだ。


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 背の高い青年だ。足も大きい。そして、柔らかそうな肌だ。


 他の仲間を誰一人も載せないのはとても失礼です。簡単ですが②に続くと言うことで


 

by sakaidoori | 2011-03-08 22:03 | ポルト | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 24日

1080) ②アートスペース201 「北翔大学合同展覧会  よね展(E室)」 8月20日(木)~8月25日(火)

○ 北翔大学合同展覧会(美術サークル米・在校生・卒業生)
     よね展


 会場:アートスペース201 
   南2西1ー7・山口中央ビル5階DE室
    (東西に走る道路の南側。)
    電話(011)251-1418

 会期:2009年8月20日(木)~8月25日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(8・14)

 ①のD室に続いてE室。石川潤君を紹介します。


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     (↑:全て石川潤。)
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 展示壁に空間が目立ち過ぎで残念なところだ。おそらく、大所帯のグループ展に関係者は慣れてはいないのだろう。反省材料の一つにして、次回は壁が足りない位の心意気で開いて欲しい。

 ポップでユーモラスな小さな作品の中で、一人異様に気を吐いている作家がいる。石川潤だ。彼のことを紹介します。


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 卒業後、実家?の函館に戻り2年目になる。道展、抽象派作家協会に出品している。「抽象派・・・展」、つまり彼の絵は抽象画だ。抽象画だが僕は勝手に「菊の人」と呼んでいる。そして、デザインとも仲の良い画風だ。


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     ↑:①

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     ↑:②

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     ↑:③


 石川潤の最大の特徴はとにかく沢山絵を描く事だ。道内で彼ほど描いている若者はそう多くないと思う。もちろん、それは僕の勝手な想像だが。
 そして、丁寧に飽きずに同じ画風で描いている。
 「美しく、ねちっこく」それが彼のセールスポイントだ。その美しさがキクであったり、デザインがちに見えもするが、何を言われても彼は意に介さない。真面目な青年だから、赤ら顔で笑って応えるのみだ。愚直というか、我が道をいくという信念があるのだろう。「こういう絵を描きながら上手くなっていくのだ」と、方針を定めている。

 上の作品、厳密にはわからないが制作順を①→②→③と把握しよう。彼が何を目指そうとしているかを想像したくなる。しっかりした輪郭線の白地の花びら模様が、もやってきている。花の芯にあたる色柄が白地と呼応し始めた。ようやくキクと言われない絵になりつつある。
 それは教育大学卒業生の笠見雄大君の絵を彷彿させる。その限りでは新しさはないが、辿ってきた道が笠見君とは全く違う。彼の絵と似ることによって、より石川潤らしさを追及していくことになるだろう。
 誰かの絵に似ているなどということは、あたりまえのことなのだ。絵を理解し合うための方便のような言葉だ。そして、20歳台の画家は画学生なのだから当然なことだ。

 石川潤、エネルギーに満ちた愚直な絵だ。若さが溢れて羨ましい。
 これからも「美しくねちっこく」描き続けるのだろう。どういう絵画思想を持つ人になるのだろうか?

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 白地の多い絵ばかりを発表している。普段はこうして小品に色の多い絵を描いてリフレッシュ&実験をしているのだろう。

by sakaidoori | 2009-08-24 01:05 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)
2009年 08月 21日

1077) ①アートスペース201 「北翔大学合同展覧会  よね展(D室)」 8月20日(木)~8月25日(火)

○ 北翔大学合同展覧会(美術サークル米・在校生・卒業生)
     よね展


 会場:アートスペース201 
   南2西1ー7・山口中央ビル5階DE室
    (東西に走る道路の南側。)
    電話(011)251-1418

 会期:2009年8月20日(木)~8月25日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(8・14)

 5階全室(2部屋)を使っての元気な展覧会だ。発表者に出品数の濃淡があるのが良い。意欲ムンムンの人が沢山出して、今年は最低限の作品数で次回に満を持すというスタンス、グループ展はそれでいいと思う。他人に刺激を与える人、刺激を貰う人。いつしか逆転しているかもしれない。時の流れは凸凹なものだ。


○ D室

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     ↑:6期生・山谷美由紀、「魑魅魍魎劇・残」・油彩。

 黄色が好き、絵巻物が好き、少女が好きの山谷美由紀。
 絵にメリハリがあり、全道展ではいつも目立った存在だった。しかし、メリハリの強さが静かにまとまっているのが物足りない。どう成長するのかを楽しみにしていたのに、今年の全道展に彼女はいなかった。落選ではなく出品していなかったのだ。それはイカンことだが、こうして小品でも絵を描いているのにひと安心した。

 今作はいつになく早描きでクローズアップに少女を描いている。素肌の出しかたなどはチョッとチラリズムでこそばしい。顔も漫画的童顔で可愛い。絵に強さは無いが楽しく描いているのが伝わる。
 聞けば大作の一部を切り抜いての作品とのこと。その描いている様子が6回の「妖怪展」にビデオで出品していた。三日間の制作時間を何分間にまとめたものだ。
 今回は絵よりも絵を描く姿勢を見つめる時期のようだった。就職したばかりだ。ゆったり厳しく今後を見つめよう。


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     ↑:4期生・宮下佳菜未、「Is there nothing? Ⅰ・Ⅱ」・油彩。

 アリの人・宮下佳菜未。
 アリがますます成長していて、凄みがましてきた。丹念な一列描写は絵本的だが、大地のうねり感は呼吸が聞こえそうだ。
 個人的には、100号の大きさ一杯にアリが無秩序ランダムにうごめいている姿が見たい。それはこちらのあらぬ願望かもしれない。だが、宮下佳菜未は政治的メッセージも絵にしたいようだ。画面一杯のアリ地獄こそ強いメッセージがあると思う。もし本気で政治性・社会性を絵に込めたいのならば、一度は遠慮せずに大胆に表現したらいいと思う。そうすれば本当にメッセージ的絵画を描くタイプの画家かどうかがわかる。是非チャレンジしてもらいたい。壮絶な青春画になるだろう。宮下・アリは美でも醜でも、芸術でも政治でも相手にしてくれるだろう。


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     ↑:3期生・濱美智子、「夏の使者」、「秋の使者」・油彩。

 かなり会場がうるさい中で、一人静かに物語を紡いでいる。


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     ↑:9期生・能和暁

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     ↑:「沈む物ものたちあるいは淡い皮膜」・油彩。

 非常に印象的な作品。白い部分が水面の波なのだろう。それは画家の拙さからくる不思議さなのか、意図的に描くにはしゃれた波だ。
 2年生とのことだ。今年の新道展にも入選している。見よう。

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     ↑:「そこにある」。

 靴の描き具合、その輪郭線の太さ。この靴は自画像だろう。少し漫画的なのが青春だ。足を見下ろす画家の目が見える。


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     ↑:9期生・清水翼、「忘却」。

 予期せず抽象画に出会うと、絵を見ているという変な実感がわく。この絵はまさにそんな絵だ。印象派風に緑色主体に色を重ねた。さて、その心は?来年も楽しみにしたい学生だ。いずれにせよ、もう少しまとまって絵がみたいものだ。



 (なぜだか長くなってしまった。B室は項を改めということで。E室はなんと言っても石川潤だ。)

by sakaidoori | 2009-08-21 22:57 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)