栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

タグ:人物 ( 2 ) タグの人気記事


2012年 06月 19日

1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)

 

森山誠・個展      


 会場:時計台ギャラリー 2階室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2012年6月18日(月)~6月23日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(6.18)

1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_23482028.jpg
     ↑:(会場の左側部分。)


1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_2348357.jpg
     ↑:(会場正面と右側。)


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 森山誠の個展が始まった。当館では、1981年以来14回目だ(1981、85,91,93,96,98,00,02,04,06,08,10,12,)。
 以下、画集(1965~2007)より、画家以前を中心に簡単な略歴を記します。


  1936(昭和11)年 東京市板橋区練馬南町(現・練馬区桜台)で出生
  1943(昭和18)年 板橋区開進第三国民学校入学
  1945(昭和20)年3月 北海道札幌市に疎開
      同年     9月 北海道空知郡中富良野村字ベベルイ村に移住。
  1949(昭和24)年 札幌に移住
  1953(昭和28)年 札幌北高校入学
  1956(昭和31)年 札幌市役所に就職。
        1997年   同市役所退職
  1957(昭和32)年 小樽商科大学短期大学部入学 1961年退学

  ※ 1962(昭和37)年 油彩用具を購入、油絵を始める。この頃から幾つかのデッサン会に通う
  1969(昭和44)年 新作家展第1回出品、協会賞
  1971(昭和46)年 新道展出品、1989年退会
     同年       自由美術展出品
  1974(昭和49)年 自由美術会員、現在に至る。 


 現在76歳。淡々とマイペースというべきか、しっかりと現在を見せる個展だ。
 画題的には決まっている。人の居る室内風景、卓のある室内風景が大作で、小品は静物。
 色合いもいつもの通りだ。花瓶などの鮮明な青もあるが、くすんだねずみ色や黒が大半で、気分はダークな世界だ。
 鋭くて溢れんばかりの線描にキチッとした構成、画面を裁断するような直線、全体の独特のムード、などなど氏を知る人にとってはいつもの流れの個展だ。要するに森山ワールドは微塵も揺らいではいない。

 変化ではないが、あえて今回の個展で目立つ点を列記すれば、静謐さが後退してうるさいまでに賑やかだ。マチエールも魅入らせるというよりは、最終処理は汚いと思えるほどで、静的緊張感には無頓着と思える振る舞いだ。人物の手はいつもは隠されてはいるが、なぜだか大きな手が版画のようにして登場した。リアルで美味しそうなりんごもあった。「うごめく元気な個展」という印象だ。

 その元気さを以下のまとまった作品群で確認していただきたい。
 概ね左回りに全作品を載せます。クリックすれば大きく見れます。
 項を改めて、②では何点か個別作品を載せながら、感想を記していきます。
 ②に続く
    





1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7225947.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7231043.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7232163.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_72332100.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7234925.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7281135.jpg












1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_7283023.jpg




1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_10336100.jpg



1794)①「森山誠・個展」 時計台 6月18日(月)~6月23日(土)_f0126829_10184349.jpg






 23日(土)までです。

 個別作品の掲載&感想は②に続く。極力会期中に書きたいと思っています。

by sakaidoori | 2012-06-19 10:29 |    (時計台)
2009年 12月 19日

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)

○ 北岡文雄・展

 会場:HOKUBU(ホクブ)記念絵画館
     豊平区旭町1丁目1-36
     (地下鉄東豊線「学園前」①番出口、徒歩7分)
     電話(011)822-0306

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_765449.jpg 会期:2009年9月3日(木)~12月20日(日)
 開館日:毎週木・金・土・日曜日
 時間:10:00~17:00
 料金:一般300円、小中生200円 幼児無料

ーーーーーーーーーーーーーーーー(12・18)









1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_79351.jpg


・ 人物のいる風景版画を中心にして

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_7113715.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8343538.jpg


     ↑:左、「渓流の森」・1984年。
     ↑:右、「羅臼岳晩秋」・1989年。


 北岡文雄といったら、頭にこびりついた二つのイメージがある。
 一つは、終戦後直ぐに発表された、モノトーンによる民衆画。暗さを特徴としていて、「人とは何か、時代とは何か」を問うている。彼の画業から振り返れば、若かりし時代の捨てられし青臭さであった。

 一つは近代美術館で度々見れる北海道の風景画。大判の掛け軸仕様で、実景の生命力を大胆に流動化し、見た目は抽象化された奔放なイメージ風景画だ。先ほど言った、若き時代の人への同情・慈しみの心が生命賛歌として昇華されたみたい。

 ところが、今展を含めて普通に氏の作品に触れる時には、そういう大仰さは微塵もない。「二つのイメージ」とは、特化された公的・美術館的イメージなのだろう。色を自由に使い、国内・海外と激しく旅してその旅情・異国情緒を僕らに伝えている。季節は春から初夏・夏を一番の好みにしているようだ。画面に多い「緑」は、その証だろう。秋も得意だが、色付く紅葉がいいのであって、画家の色好みの反映だ。


 今展、2階・3階と小品だが60点はあろうか。ほぼ一貫した美学・趣味の作品群だ。多様な色はハーモニーになっていて、心踊る。似た作品ばかりで深みがないと言えばそれまでだ。
 僕は、彼の「自然観照」「生命の普通のありよう」「普通な物・者の輝き」を、彼の理想を素直に楽しんだ。

 作品は風景ばかりです。
 彼の風景画の特徴は、見たものを中心にすえてドーンと描く、そこに色や形が絡み合って、飛び出すような迫力をともない目に迫る、そう理解した。
 作品に点景のように「人物」がいる作品もある。そういう作品は、純粋風景画とムードが違う。点景としての人物を生かす為に、画題が横に広がっている。画かれる中心は「物」としての存在ではなく、人を包み込んだ全体の情緒に主眼があるようだ。人無き風景画が、全てが中央に向かうのに反して、「人物」が居ることによって、横に横にと画面を素通りしている。「人物」は風景の小さな一部として、しかし絵全体の「作家の意志」を主張する道具として存在している。

 以下、人のいる風景画ばかり載せます。


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_829488.jpg


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8292896.jpg
     ↑:「ライラックの季節」・1986年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8294223.jpg


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8295820.jpg
     ↑:「晩秋の木曽路」・1990年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8464799.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_848075.jpg
     ↑:「川岸の家」・1992年。





1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8522670.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_8525016.jpg
     ↑:「紀州路の春」・1981年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_922137.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_9250100.jpg
     ↑:「初夏蘇州」・1981年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_931390.jpg
1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_942873.jpg
     ↑:「水辺の家」・1983年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_945229.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_95515.jpg
     ↑:「雪降る街」・1966年。



1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_22562380.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_2301227.jpg
     ↑:「河岸通り」・1992年。


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_2303796.jpg

1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_231539.jpg
     ↑:「ジョージタウン」・1966年。


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_2312269.jpg


1135) HOKUBU記念絵画館 「北岡文雄・展」 9月3日(木)~12月20日(日)  _f0126829_232272.jpg
 ↑:「のりそだ」・1985年。
 (中品の大きさ。)



 

by sakaidoori | 2009-12-19 09:25 | ☆北武記念絵画館