栄通記

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2013年 10月 22日

2273) 「久山春美 日本画展 『日々の彩り 2』」 (カフェ)北都館 終了/10月14日(月)~10月20日(日)




  

久山春美 日本画展
    「日々の彩り 2」
 
        


 会場:カフェ&ケーキ&ギャラリー・北都館
     西区琴似1条3丁目1-14
      (地下鉄琴似駅5番出口。
       第一病院向い)
     電話(011)643-5051 
 
 会期:2013年10月14日(月)~10月20日(日)
 休み:年中無休
 時間:10:00~22:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(10.19)


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 店内には作品が一杯一杯!明るく、可愛く、健康的、ちょっと未完成もあるかな?ちょっと不思議空間もあるかな?古風で正直な小娘気分の、素直な個展だった。

 こういう作品をゴチャゴチャ言っても始まらないのだろう。
 本日22日は秋晴れで爽快な日だ。そんな天気に負けないような、若い日本画家の良い気分を載せていきます。
 「えっ?」
 「普通の静物画じゃん」
 そうです。でも、そう仰らずに、普通に爽やかに楽しんで下さい。




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   ↑:左から、「夏の華」、「紫(ぶどう)」。


 入り口で、真っ先に見る作品だ。このまるまるとした大きさ、画家の気持ち良さがそのまま膨らんで伝わってくる。それにしても、こんな風に大きく描く画家だったのか?実際、この2点は他とは違う感じだ。特に左側の花の作品。小品だから可能だったのか?きっと、彼女の画風の一側面が他に邪魔されずに強く表にでたのだろう。




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   ↑:左から、「小さな春」、「夏の庭」。



 まるまるした作品の次は、線描というか、点描というか、コロン描というか、湧き出る湧き出る夏気分だ。もっと正直に言えば、「小さい幸せ発見」だ。




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   ↑:「りんごふたつ」。


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   ↑:「きいろい花」。



 いろいろと表現するものだ。

 彼女は昨年もここで個展を開いた。テーマは四季だ。
 今回は「夏」。随分と明るい絵が多い。夏気分だから明るいともいえるが、そればかりではないだろう。ようやく、社会人として描くことと、働くこととを、上手い具合に両立し始めたみたいだ。





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   ↑:「紫陽花」。



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   ↑:「湖」。



 入り口から奥へと、いろいろとムードを代えながらの展示だ。楽しき夏心百景だ。





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   ↑:左から、「青い池」、「(?)」。



 一番奥に鎮座する2点。こんな気分で50号位を描きたいのかもしれない。「明るく爽やか、でもそればかりではないよ」、そんなチラリズムがチラチラ輝いていて、自分の心をどんな風に膨らますかを確認しているみたい。




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   ↑:「台北」。


 台湾台北は不夜城だ。夜市と呼んでいたか、深夜0時でも健康的に酒を飲み交わし、食事をしている。そんな賑々しさは絵画からは伝わらない。日本人にはいたって好意的な街だから、異空間とリラックスムードが混在した絵になったのだろう。「台北」と呼ぶには迫力不足だが、久山春美という真面目な女性が、台北に取り組んだ姿勢が良い。外国に行って、普段とは違う感覚を絵に残す、画家らしい。



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   ↑:「ワルツ」・紙本彩色 57×57㎝ 2008年。


 DM作品。ちょっと旧作。愛着があるのだろう。果たして今回の新作はこの絵に勝ったか?どんな変化が生まれたか?作家自身がしげしげとあれこれ感じていることだろう。勝負や変化よりも、今も描き続けている姿にうっとりしているかもしれない。それが一番だ。



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   ↑:「サークル」。


 この作品も旧作の部類とのことだ。確かに、以前はこんな感じがあった。何となくクエッションがあって、そこが好きだった。




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 「夏の次は秋ですよ」と、言いたいのだろう。確かに、憂いを感じる空気になった。でも、絵は楽しそうだ。


 

by sakaidoori | 2013-10-22 18:21 | (カフェ)北都館
2012年 11月 21日

1876) 「久山春美 日本画展 『日々の彩り』」 (カフェ)北都館 終了11月12日(月)~11月18日(日)

   

久山春美 日本画展 

   「日々の彩り
     


 会場:カフェ&ケーキ&ギャラリー・北都館
     西区琴似1条3丁目1-14
      (地下鉄琴似駅5番出口。
      第一病院向い)
     電話(011)643-5051 
 
 会期:2012年11月12日(月)~11月18日(日)
 休み:年中無休
 時間:10:00~22:00
     (最終日は、~17:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーー(11.17)

1876) 「久山春美 日本画展 『日々の彩り』」 (カフェ)北都館 終了11月12日(月)~11月18日(日)  _f0126829_16192612.jpg



 お昼に行ったのでお客さんでびっしりだった。作品はゆっくり見れなかったが、久山春美さんのお顔も久しぶりに見れた。元気で何よりだ。
 作品は素直な自然体そのもの。長く発表もしていなかった、いろいろとあったのだろう。これを機会にマイペースで制作されることを願う。そのうちに意欲作を見せてくれるだろう。まずは楽しい作品との出会いだった。


 以下、個別作品を載せますが、鑑賞と言うより眺めるだけだったので、感想すら書けそうもない。今回は個展の記録以上のものではありません。さわやか気分を楽しんで下さい。


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          ↑:「秋の彩り」。


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          ↑:「桃二つ」。


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1876) 「久山春美 日本画展 『日々の彩り』」 (カフェ)北都館 終了11月12日(月)~11月18日(日)  _f0126829_16505430.jpg
     ↑:「りゅうきゅうまつ」、「きたごようまつ」。 

by sakaidoori | 2012-11-21 22:21 | (カフェ)北都館
2009年 04月 05日

960) ①品品法邑 「色なき風」(2人展) 久山春美の場合」 終了・3月20日(金)~3月29日(日)

○ 北海道教育大学大学院1年2人による工芸と日本画の展覧会
    「色なき風」 (佐藤あゆみ 久山春美)     
 会場:品品法邑(2階)
    (北郷13条通の北側。道路を挟んだ同じ北側に法国寺有り。)
    東区本町1条2丁目1-10
    電話(011)788-1147
 期間:2009年3月20日(金)~3月29日(日)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00 
     (初日は、14:00~。最終日は、~16:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーー(3・29)

 壁面作品は久山春美、立体造形が佐藤あゆみ。

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     (↑:奥の方にある3点の白い立体造形だけは久山春美・作。)

○ 久山春美の場合

 以下、会場のチラシより

 2003年 北見北斗高校卒業
 2008年 金沢美術工芸大学美術科日本画専攻 卒業
  現在  北海道教育大学大学院西洋画所属
 
 (コメント:素材をさわっているのが好きです。素直に表現したいです。)

 概ね、今までの描き溜めていた作品のセレクト展。其の年の代表作?

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     ↑:「みのり」・2004年。

 大学2年生時の作品。初めての本格的日本画だ。はっきり言って非常に上手い。写真では目立たないが、背景の色は艶やかカラフルで画面全体が清々しさで充満している。人物描写が少し変だが、それはこれからの課題だ。かえって初々しい。ピンク、黄色、黄緑といった爽やかな色使いの始まりだ。

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     ↑:「温」・2006年。

 一応、何処かの景色がモデルだろうが、心象風景だと思う。彼女の心象風景は原風景のようなもので、古き良き楽しい思い出を描き綴っているようだ。他人から見ればそれほど盛り上がらない画題をこんなにも大きく描ききっている。何かを描くというよりも気持ちを描いているから、本人にとっては楽しいのだろう。
 大学3年生時の作品。

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     ↑:「歓喜」・2008年。

 卒業制作。
 意欲的だが、作品としては失敗作だろう。
 どこが失敗かと言うと、見る人に何を描きたいかが伝わらない。学んだことを見せるという意識が勝ちすぎて、描きたいことが中途半端になってしまった。それと、レンガの部分に現れているが、見る人を意識してサービス過多になったことだろう。

 ピンクの部分、カーテンを開けた窓の向こうの幻想風景を描きたかったのだと思う。それを具象的にではなくて、好きなピンクだけで表現したかったのだ。画家だけに見える回顧的とも思える原風景をピンクに埋め込みたかったのだ。だったら、黄色を描く鈴木悠高君のように、抽象表現に走ればいいのだが、そうはしない。
 「抽象なんて、何て味気ない!」と彼女は言うだろう。
 単純に言えば、非常に難しい絵心に無意識にチャレンジしたのだ。なまじ、ピンクが好きで得意だから恐いもの知らずでピンク中心に描き進めたのだ。だが、それに徹底するにはだんだんと弱気が差し込んできて、レンガを大きく描いてしまった。何を描きたいかが見るものにはわからなくなってしまった。

 朝、カーテンを開けて窓の向こうを見た。例えば、そこに朝日に映る雪しか見えなかったかもしれない。だが、彼女は朝の臭いと肌触りで、美しい光景を見てしまったのだ。何にも無い空間に。それは我々が言う幻想でもある。レンガの七色はその時の幸せな気分だ。

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     ↑:「green」・2008年。

 昨年の教育大学「七月展」での出品作。
 メルヘンチックな楽しい絵。雲の円、レールだか垣根に囲まれた円い部分に注目したい。画家は何にも無い所に、言い知れぬ愛着を抱くようだ。どういう風に絵画化されていくのだろう?

960) ①品品法邑 「色なき風」(2人展) 久山春美の場合」 終了・3月20日(金)~3月29日(日)_f0126829_2027669.jpg960) ①品品法邑 「色なき風」(2人展) 久山春美の場合」 終了・3月20日(金)~3月29日(日)_f0126829_2031553.jpg












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     ↑:「記憶」・2009年。

 少し変だと思って画家に確認したら、制作途上の作品とのこと。他にも作品は一杯持っているはずなのに、どうしても近作を出したかったのだろう。その年の力作中心の展示にしたいのだ。
 勢いで描くところもある人だが、こうして計算もちゃんとしている。「勢い」と「計算」が作品に良い結果を残すにはまだのようだ。
 メルヘン的画風に拘らずに見ると魅力がいくつも顔を出している。

 

by sakaidoori | 2009-04-05 20:58 | (くらふと)品品法邑