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2016年 01月 22日

2487)②「ドローイングマン個展 コンクリートフィクション」資料館 終了/'15年12月8日(火)~12月13日(日)

ドローイングマン個展 
   コンクリートフィクション




 会場:札幌市資料館2F ギャラリー6
     中央区大通西13丁目 
     (旧札幌控訴院
      大通公園の西の果てにある建物)
     電話(011)251-0731

 会期:2015年12月8日(火)~12月13日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:9:00~19:00
 
ーーーーーーーーーーーーー(12.12)

 ①の続き。

 またまたダラダラ続きます。見て下さい。



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 マンホールだ。
 今展のタイトルは「コンクリートフィクション」・・・さて、何を連想するか?狙い目マンホールだ!
 ここは都会だ。いや、札幌というリトル東京だ。彼は昨年、札幌をパフォーマンスでねり歩いた。地元を確認したのだろう。だから、虚構ではあってもここは札幌だ。札幌をコンクリート・タウンとして見ている。札幌を虚構としている?虚構の中にマンホールがある。穴だ、抜け穴だ、こちらとあちらを繋ぐくぐり穴だ。向こうの住人がやってくる通り道だ。


 今、彼は穴を揺すっている、運んでいる・・・穴を壊す?塞ぐ?

 この穴の向こうに実像があるというのか?あるはずはない。だが、こちらとは違う何かがあるかもしれない。ないかもしれない。だが、コンクリートマンは何かを信じてこの穴と闘っている。結界を見極めたいのだろう。


 パフォーマンスはまだ続く。もう少しご覧下さい。





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 会場に展示されていた個別作品を次回に紹介します。
 ③に続く。

by sakaidoori | 2016-01-22 22:15 | 資料館 | Trackback | Comments(0)
2008年 01月 18日

478) 資料「2007年藤谷康晴・ライブドローイング&個展の栄通記リンク」

栄通記内の藤谷康晴・ライブドローイングの記録


・2007年1月:24)エスキス「藤谷康晴展」 1月18日~2月6日(火)
・2007年2月:75) テンポラリー 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」 (終了)2月23日(金)
・2007年3月:110) 資料館 「藤谷康晴ライブ&個展」・線描画 3月20日~3月25日(日)
・2007年4月:164) アートマン 「藤谷ライブ」 4月28日(土)~29日(日)
・2007年4月:239) 案内 ニュー・スター 藤谷康晴個展&ライブ(アートマン・ライブの写真多数掲載)

・2007年5月:196) マカシブ 「藤谷ドローイングライブ」 終了(5月27日)
・2007年7月:260)ギャラリー ニュー・スター 「藤谷康晴個展」 終了(7月9日まで)
・2007年7月:268) カフェー・れんがギャラリー 「藤谷康晴個展&ライブ・ドローイング 」 7月20日~7月29日
・2007年8月:295)モエレ沼公園・ガラスのピラミッド内 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」・終了8月12日(日)
・2007年9月:322)いろへや 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」 終了・9月15日(土)~9月20日(木)
・2007年11月:399)ATTIC 「藤谷康晴ライブ」 終了・ 11月10日(土)
・2007年12月455)②テンポラリー 「木村環×藤谷康晴 ・乱」 終了・2007年12月30日(日)




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by sakaidoori | 2008-01-18 20:23 | ★ 案内&情報 | Trackback | Comments(2)
2008年 01月 03日

455)②テンポラリー 「木村環×藤谷康晴 ・乱」 終了・2007年12月30日(日)

○ 木村環×藤谷康晴 「乱」

 会場:テンポラリー スペース
     北16西5 北大斜め通り・西向き 隣はテーラー岩澤
     電話(011)737-5503
 会期:2007年12月25日(火)~12月30日(日)
 時間:11:00~19:00

 ①木村環:作品展+公開制作(12・25~12・29)
 開催期間中、会場内にて公開制作します。(在廊時間等はお問合せ下さい。)

 ②藤谷康晴:ライブドローイング(12月30日・日曜日)・17:00スタート
 完成した木村作品に、藤谷康晴が直接ドローイングするライブです。


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 鉛筆画の木村作品に藤谷君が描きすすんでいくライブ・イベント。

 年末も押し迫った30日の夕方からそれは始まった。沢山の人が来た。写真撮影は自由なのだが、鑑賞者にジックリ見てもらおうという配慮で、撮影者は2階での鑑賞である。鑑賞の上では不自由な面もあったが、意外な気付きもあって面白かった。7時までの2時間、殆ど寝っころがって見ていた。

 このライブ・イベント、何と言っても質の高い木村鉛筆画に他者が描き込むということに大いなる拍手を贈りたい。イベントとしてはそれだけで賞賛に値すると思う。当然、次なるお目当ては藤谷君がどういうドローイングをするかということだ。その関心の高さが多くの鑑賞者を呼んだ。幸い殆どの階下の様子を眺めることが出来た。最大で階下で25人ほど、二階で7名である。

 ドローイングは木村作品の一点一点を塗り絵のようにしてなぞる、それに終始した。正面の壁一杯に張られた10枚の作品。その一枚一枚に丁寧に描き足していく。相手(木村絵画)の皮膚感覚を確認しながら優しく黒線を引いていく。円やかな女体に相手が痛がらないように刺青を入れるようだった。
 確かに最終絵画は原型の美を止めないものになってはいる。だがそこに藤谷君の付加された、語るに値するものが在っただろうか?あまりに木村作品と画家・木村の精神の上をなぞり、踊らされた感がある。
 10枚の作品を一枚のキャンバスと見立てて、その広い空間にあれやこれやと立ち向かえなかったものだろうか?ある場所には怒りのあまり原型をとどめなく塗りつぶす、下絵を無視して描き進む、あえて何も手を施さなくて無視された下絵もある。ゆったりした線、激しい線。距離を置いた線、近すぎた線。感情線、無機質線。・・・あまりに木村絵画の掌に終始したライブだった。

 踊らされたライブと言えば、ニュー・スターの時のことを思い出す。狭いギャラリーでの最終展示作品は確かに見ごたえがあった。だが、ライブとしては場の強い性格に翻弄されていた。場、それは単に展示空間が狭いと言うことを意味しない。歴史性を踏まえての強靭な磁場といったほうがいい。その磁場を藤谷君はあまりに真っ正直に受け止め、ライブ進行は見るものを散漫な方向に持って行った。
 今展はライブ自体は素晴らしいとしか言いようが無い。しかし、作品は場の全てである木村パワーに捉われすぎていた。「乱」ではなく「溶」であった。
 磁場を無視する力・・・僕が今後に期待する一点である。


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↑:最終作品。


 ところで、僕は写真を撮る為に2階に居たわけだ。
 見えにくいということが幸いして、鑑賞者が不思議な一体感に包まれた。というのは、普通に座っていては見えないので、各自が非常に不自然な姿勢で見ることになったからだ。極め付きは藤谷君の描く位置によっては2階の鑑賞者が期せずして、摩訶不思議な姿勢になったことだ。

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 階下のテープで隔てられて無言の緊張した雰囲気。2階は会話は飛ばないが、時折互いの目配せで笑顔を湛える。隣の気配に人間臭さを感じる。何ともライブらしい醍醐味を味わうことが出来た。

by sakaidoori | 2008-01-03 23:49 | テンポラリー | Trackback | Comments(2)
2007年 11月 13日

399)ATTIC 「藤谷康晴ライブ」 終了・ 11月10日(土)

○ 木村環・鉛筆画展
    「愛の挨拶」 
    
 会場:ATTIC
    南3西6 長栄ビル4F・南3条通り北側
    電話(011)676-6886
 会期:2007年11月10日(土)~11月18日(日)
 時間:11:00~20:00 (最終日18:00)

○ 藤谷康晴ライブドローイング
    ー無言の警告ー 
    
 会場:ATTIC(木村環展と同じ)
    電話(011)676-6886
 会期:2007年11月10日(土)
 時間:15:00~19:00


 長栄ビル4階のブロックに囲まれた一坪の部屋では木村環さんの個展。小さい部屋ですが、鉛筆画12点の展示。18日(日)まで。こちらは近々紹介するとして、今日はライブ・ドローイングでお馴染みの藤谷康晴君の報告。

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 会場のことは何も知りません。旧シアター・キノだということです。照明器具も用意されているので、現在は写真か何かのスタジオでしょう。
 照明には一切関係なく、グレーの壁に直書きです。始めは赤いマジックで適当に線を入れ、小さく、大きく墨やペンキで遊んでいました。今回はパフォーマンス性も強く、着ていたワイシャツを脱いで、貼り付けて、霧吹きで斑点を付けていました。

 4時間、彼の集中度は凄いのですが、こちらは適当に鑑賞者と談笑したり、隣室での木村環個展を息抜きや気分転換も兼ねて鑑賞してたりで、見飽きるということはありません。描かれた「絵」にも興味津々。幅広の刷毛で黒い模様を描くときなどは、それは「書」でしたね。筆先と壁が呼吸しあっているのです。描き手の力、筆先に込められる力、それを引き受けて撥ね返す壁の弾力性。書は紙と筆の力関係で成り立つと思うのですが、藤谷ライブはどうなのでしょう。鑑賞者の息遣いが彼のライブにどの程度影響しているのでしょう?

 次回は年末、12月30日です。木村さんの作品への直書きライブだと聞いています。破壊と創造ですね。場所はテンポラリー、夕方から始まり、終わりは藤谷君の気分次第だということです。詳細は後日に案内します。

by sakaidoori | 2007-11-13 11:58 | ATTIC | Trackback | Comments(5)
2007年 09月 22日

322)いろへや 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」 終了・9月15日(土)~9月20日(木)

○ 藤谷康晴ライブ・ドローイング
    ー黒くぬれ!ー

 会場:いろへや
    中央区南11西13(東南角地の2階建てアパート風の建物が「プラハ2+ディープ・さっぽっろ」で、その2階にある小さなレンタル・スペース。)
 会期:2007年9月15日(土)~9月20日(木)
 時間:11:00~19:00

※15日(土)に11時から19時までライブを行い、二日目以降は展示になりま

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 ↑:入り口の様子。いろへやは狭い。だから入り口も狭い。女の子の秘密の部屋といった感じ。

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f0126829_0144253.jpg 上の写真がライブ・ドローイングの「作品」だ。今回は作品として見ても面白い。幅1m、奥域3mぐらいの空間、上部の明り取りがやけにまぶしい。デザイン的構成のいろへやの奥の間を囚人の闘いの場に変えてしまった。鑑賞者は手前のピンクと黄色のちゃぶ台の間でマジックの走る音と同時に見下ろすように対座したのだろう。

 色は黒のみ。線はマジック、街並の道路図のような直線と克明な異形の生命体。鬼が都会を徘徊している。スプレーの黒魂が目に迫る。斑点がどこか不気味で痛ましい。左右の上の方に一本の線が引かれ、そこから行く筋も線がたれ落ちている。中途で力尽きた線。床までたどり着き、あたりを侵す線。ペンキだろうか。ライブはマジック、ペンキ、スプレーの順ではなかろうか。線で表された形あるものが侵食、破壊されて、最後に人型の量魂を中心に藤谷の闇の世界が立ち現れたのだ。この部屋はブラック・ホールだ。明り取りの隙間から全てを引き込み、藤谷の魂で壁にその姿を貼り付けたのだ。僕達は知っている。原爆が落とされ、生きた人間が影として壁に貼り付けられた姿を。それは酷く残忍な世界だ。女の子の隠し部屋という半日常性の裏側に同次元の藤谷の狂が同居している。シンナーの匂いが女の残り香のように藤谷の世界に狂おしく迫る。それは藤谷が発した道具の印のはずなのに。

 可愛いいろへやー犯す線、女ー男。綺麗な部屋で心休まる作品を見るのも楽しい。ミスマッチの中で藤谷君のように蠢き、格闘し、「オレを見てくれ」という場も刺激的だ。
 藤谷君はフロッタージュも重要な表現手段にしている。今回は逆フロッタージュと見た。広島に拘る岡部昌生、彼に見てもらいたい「作品」だ。だがこの「絵」は既に無くなった。壁に直描きされ、既に白く塗りつぶされたと聞く。黒き闇の中に静かに帰っていったのだ。何事も無かったかのように。何と潔い態度だろう。

 藤谷康晴、実に愛すべき青年だ。だから次も見に行くのだ。


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by sakaidoori | 2007-09-22 23:06 |    (いろへや Dr.ツクール) | Trackback | Comments(0)
2007年 08月 14日

295)モエレ沼公園・ガラスのピラミッド内 「藤谷康晴ライブ・ドローイング」・終了8月12日(日)

○ 藤谷康晴ライブ・ドローイング
   ー踏み越えろ!解放しろ!-

 会場:モエレ沼公園・ガラスのピラミッド内アトリウム2(2F)
   東区モエレ沼公園1-1
   電話(790)1231
 日時:2007年8月12日(日)
    13:00~17:00

※4時間の中で搬入搬出まで行うドローイングのライブです

 会場には午後2時前から5時までいた。

 2階のくり抜き広場でのライブだ。太陽燦々、ガラス越しに光を浴び、青空一杯の下での落書きライブだ。古代ローマのコロシアム、格闘場を砂場にして、一人悶々と線を引いていくだけだ。

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 既に始まっていた。中央に赤線を残し、白を引いていく。クレヨンだと思う、何かに挟んで、描くというより腕の動きを黒地に残すように引いていく。クレヨンの先っぽが無くなったら、せわしなく先っぽを調整して、中断がもどかしい風情で、急いでゆっくりぐるぐる引いていく、描いていく。白は使い切った、次は赤だ。大理石風の地べたはゴワゴワしていてデコボコだ。強く線を引くとまだら模様の線として浮き出てくる。白の世界が赤の強い世界に変わっていく。まだまだ時間がある。這いつくばるスニーカーがピンク色に染まっていく。最後まで赤で勝負するのかなと思いきや、赤は終わり。砂場に描いた落書きを両手でぐちゃぐちゃにするようにして消していく。
 仕切りなおして再スタートだ。黒の油性マジックだ。黒地に残った白や赤の線をいとおしむように、線に絡めて黒模様を描いていく。その後は描かれた模様に付かずはなれず、自由に線を描いていく。午後4時過ぎ、時計の鐘の音を合図にライブは終了。

 ・・・舞台の上からリズミカルにステップを踏んでは見下ろして・・・最後の作業に取り掛かった。白のスプレーを取り出して、作品にお化粧をするように振り掛けていく。シンナーの匂いはするが、さほど作品に色が乗ったとは思えない、今日一日の行為を閉じ込める儀式、作家自身のけじめとしての作業。


 今回は描く人、見る人という役割が明快で芝居を見ているようだった。このピラミッドの建物は2階以上に行く時は必ず藤谷・ライブを見なければならない。しかも、場所の構造上、階段を使ってでもエレベーターでも突然に別の世界を見ることになるのだ。興味の湧いた人は適当に座を構えて見ることになる。何人かは知らずに作品をまたいで歩いて行った。それが見ていて可笑しくて可笑しくて、一つの時空に異質なものが飛び込んできて、違和感無く別々に収まってしまう。誰も注意することなく進行していくのだ。演劇の無礼講が、美術と親和性を強めた時間だった。

 藤谷君は黙々と描いていく。僕は一度外に出て、温室のような室内を覗いた。日陰の面から覗いた。そよ風が肌に触れ、陽はさえぎられて心地良い。中にいると藤谷君と一体感を持って見る事が出来る。しかし、外からの景色は余りに寂しかった。一人の青年が箱の底で、ただただ一人で闘っていた。中は人工的な架空な空間で、そこにいると人と人の目に見えない息吹を感じるのだが、ガラス越しの世界はどこか空ろで、ただただ青年の孤独が伝わってくるばかりだった。

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by sakaidoori | 2007-08-14 16:50 | ☆モエレ沼公園 | Trackback | Comments(0)
2007年 07月 23日

268) カフェー・れんがギャラリー 「藤谷康晴個展&ライブ・ドローイング 」 7月20日~7月29日

○ 藤谷康晴 個展  「IN MY HEAD」

 会場:カフェー・れんがギャラリー (旧 鎌田志ちや)
     中央区南10西9・南向き
     電話(594)8681
 会期:2007年7月20日(金)~7月29日(日)
 時間:11:00~19:00・月曜は休み

○ 藤谷康晴 ライブドローイング  「脳内遊戯」

 日時:7月22日(日)
     17:00~19:00
 ※17時からクローズまでの約2時間のドロ-イングライブです。
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 昨日行われたライブ・ドローイングの報告です。(写真は後で載せます。)

 初めて訪れる場所。車がすれ違うには狭すぎる中小路にある。南向きの民家風情の入り口、靴のまま入るのは憚れる狭さ、入って直ぐの喫茶ルーム、もごもごと訪問客のように建物を徘徊して隠し牢のようなレンガ部屋が今回のライブ会場。

 明り取り、風通しの窓は隙間を残して閉められ、新装成ったような綺麗なレンガに覆われている。蒸し暑い部屋ー前回が光暑き路上のライブであったが、ここは心にひんやりと迫ってくるジメジメした場所だ。天井にはアートマンでのライブ作品を細長く切って10本ほど吊り下げている。まるで卒塔婆のようでお盆の宗教臭さがある。時々以前の作品をアレンジして会場の模様に使うことがある。毎月行っているライブの継続と断続の意思と受け止めている。今回の下げ物、見る人の好みの分かれるところ。個展は作家の気持ちの反映、どういう気持ちか探る手がかりになるだろう。

 今回は時間を切ってのライブだ。2時間弱。傍に寄って見ていると気づきにくいが、時折入り口に立って、時間の経過で作品を見れば直ぐに気が付くことがある。作品を制作しているのだ。作家自身が時間を区切って抽象絵画を描いているのだ。左右の壁には数枚の紙がランダムに張られている。小さい物で、これらはメインの作品に迫る為の作家の前戯のようなもの。メインの支持体(紙)は正面にビシッとたわんですえられている。青く四角形。壁に留められないのでぶら下げている。紙をやや押さえ気味に描き進むのだ。紙には近在の景色をフロッタージュして、張られている。木目、レンガ壁、砂壁などが薄く掏り取られている。真ん中に張られ藤谷絵画はその模様を攻めるように油性の黒マジックで仕上げていくのだ。最後は水性の白インクで模様を付け、紅で赤ラインを走らせて作品は出来上がる。そう、時間内に無事出来上がった。作家が時計など見たシーンなどない。初めは閉店を気にしていたのかと思ったが、フットワークよろしく体がライブ終了予定時間と作品の出来栄えを確認しているのだ。全体をデッサン風に描き始め、暫時肉付けして行き、マジックではあるがフロッタージュの下地効果もあり分厚く出来上がった。真夏の太陽なような赤い世界に黒点が飛散している絵が。

 前前回の「まかしぶ」以来、作家はライブを作品制作に重きを置いているようだ。出来上がった作品を絵自体として見れることに主題が移行したようだ。それ以前は落書きのように部分部分に情念をぶっつけ、その集成として作品が出来上がったと思う。だから、時間無制限にすれば最後は線で埋めつくされた真っ黒な作品になると思う。作品を切り刻んで利用しようともあまり不自然ではない。爆発型ライブといえよう。今展は回帰型ライブといえよう。誰もいない部屋で青年が壁や床の模様ばかり見ていて、その壁や床を呪うように自己の情念で破壊しようとした。今は、その情念で自己の壁や床を築きあげようとして、エネルギーの集約と方向を見つめているようだ。

 都会の建物に親しみと不条理を見た青年の二面性だろう。絵はどこまでビルディングを壊せれるのか、どこまで再生できるのか。

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by sakaidoori | 2007-07-23 10:31 | (カフェ)れんが | Trackback | Comments(2)
2007年 07月 16日

260)ギャラリー ニュー・スター 「藤谷康晴個展」 終了(7月9日まで)

○ 藤谷康晴個展  IN MY BLOOD

 会場:ギャラリー ニュー・スター
     中央区南3西7・美容室kamiya隣、南向き
 期間:2007年6月27日(水)~7月9日(月)
 時間:11:00~22:00

○藤谷康晴ライブドローイング  ~線狩りの季節~

 会場:同所
 日時:7月1日(日)
     11:00~17:00・・・少々の悪天は決行だそうです。

  ※作家は外に出て線をフロッタージュし、ギャラリーに持ち帰って展示する行為を繰り返します。


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 ↑:ドローイング風景

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 ↑:石ブロック部分がギャラリー。狭い。

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 ↑:展示風景


 今回のライブは見る側からの立場からすると、実に盛り上がりに欠けていたと思う。場所の狭さなどの立地条件も原因していたかもしれないが、最大の原因はライブに重点を置くというより、出来上がりの作品化に作家の重心があったからだと思う。(続く)作家はギャラリー近辺の適当な面を写し取るということでなく、ギャラリー内部の札幌軟石の石組み模様にあまりにこだわり過ぎた。対抗しようとした為に、適当な模様探しにライブは翻弄された形だった。模様探しもギャラリーに面した歩道やその近辺に限定すればよかったのだが、子供が良い物がないかとうろうろと当てもなく探すという感じで、それにつれて鑑賞者はぞろぞろと付いて行くのだ。僕は作家を主人にした大名行列には生理的に好きではないので、ギャラリー付近でたむろしていた。残念であったがライブによる作家の目に見えないエネルギーを自分のものとする錯覚を得ないで終わった。その日は暑い日であった。故もなく、見るという行為だけで共に汗をかきたかったが、作家は自分の世界に入りっぱなしであった。ライブというより、公開作品制作であった。

 それでは出来上がった作品はどうであったのだろう。残念だが僕は写真掲載以上の作品は見ていない。だから、最終的なことはわからないので、見た範囲での意見です。入って左の壁は以前のライブで仕上げた模様豊かな作品を貼り付け、右側の石組み模様に対抗させようとしていた。それらの壁に石組みの目地に、フロッタージュした藤谷ラインで対抗しようとしていた。それがタイトルで云うところの「in my blood」・俺の血、血管ということだろう。

 鑑賞者から見ればライブは不満が残るものがあったが、作家にとってはどうなのだろう。今展に限らずそれぞれのライブで課題を残しつつ先に進んでいると思う。大いなる課題はは大いなる探求の王道だと思う。次回も楽しみだ。

by sakaidoori | 2007-07-16 21:11 |    (ニュー・スター) | Trackback | Comments(0)
2007年 06月 29日

239) 案内 ニュー・スター 藤谷康晴個展&ライブ

○ 藤谷康晴個展  IN MY BLOOD

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 会場:ギャラリー ニュー・スター
     中央区南3西7・美容室kamiya隣、南向き
 期間:2007年6月27日(水)~7月9日(月)
 時間:11:00~22:00

○藤谷康晴ライブドローイング  ~線狩りの季節~

 会場:同所
 日時:7月1日(日)
     11:00~17:00・・・少々の悪天は決行だそうです

  ※作家は外に出て線をフロッタージュし、ギャラリーに持ち帰って展示する行為を繰り返します。


 ニュースターは美容室の隣の隙間を利用したギャラリーです。瓜生さんの写真展で場所は見ていたので、どういうライブになるのかと楽しみにしていました。間口半間、奥行き3間ほどでしたか。右壁は札幌軟石で、味わいのある凸凹。密室でのライブもあるのかと思っていたのですが、結局は外で訪問者も観れるライブになったようです。今回はライブも期待ですが、展示をどうするのかも興味あります。前回、たまたま神田日勝の「室内」の話をしました。藤谷流「室内(密室)」はどう仕上がるのでしょう。
 「イン マイ ブラッド」、「俺の血」です。優しい青地に銀色で「俺の血」という字を白色でこすっています。

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 ところで、二ヶ月ほど前にアート・マンで藤谷君のライブがありました。僕はあまり写真が撮れなくて、写真家の竹下正剛さんに撮影をお願いしていました。コピーはすでに頂いていたのですが、余裕とキッカケがなくて掲載が遅れてしまいました。近々、この後に竹下作品「藤谷ライブ」を紹介したいと思います。時期は遅れましたが、今回のライブの目慣らしになるのではないでしょうか。お楽しみ下さい。


2007年4月28日 一日目

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2007年4月29日 二日目

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Commented by この記事の写真撮影者本人 at 2008-02-27 10:40 x
このブログを閉鎖しなさい。2008年2月10日にアートマンギャラリーで私はこのブログの主に直接私の写真の使用許可を全て取り消し写真の削除を申し入れました。2007年1月の個展の記事は削除したようですが私は「全ての写真」と言ったはずです。ブログ主も「コピーはどうのこうの」とか言い出すので「破棄して下さい。」と明言したはずです。当然2007年4月28,29日の私が撮った写真も削除すると理解しているのだと思っていました。写真の著作権は撮影者の物です。使用許可を取り消したこのブログで掲載され続けているのは重大な著作権侵害です。そんな法律までも無視し続けるこのブログは閉鎖しなければ私は著作権侵害と言うブログ主の罪を許しません。「うっかりしていた」「見落としていた」「このくらい大丈夫だと思った」などの言い訳は通用しません。私は激怒しています。このブログを閉鎖しなさい。命令です。
    

by sakaidoori | 2007-06-29 21:23 | アートマン | Trackback | Comments(0)
2007年 05月 28日

196) マカシブ 「藤谷ドローイングライブ」 終了(5月27日)

○ 藤谷康晴ライブドローイング 
       -半透明 肉体関係ー

 会場:北海航測マカシブ
     中央区北3西17-2-36 ㈱北海航測1F・近美北側
     駐車スペース数台あり。現地付近の地図 
 日時:5月27日(日)
     9:30オープン、10:00スタート、18:00終了
     10時から18時まで描き続けます。

 ㈱北海航測・マカシブ、三岸美術館の向かいから西に1丁程歩いたところにある。立派な建物で、会社の会議室のような空間でのライブだ。

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 いままで何度かしているが、手を変え品を変えいろんなやり方でパフォーマンス(落書き)を続けている。そうは云っても、幾つかの約束はある。描かれる物へのこだわり。今のところ素材は違っても紙類だ。タイトルとのにらみ合いで色や紙質を決めているようだ。今回はDMに使われたトレーシング・ペーパー。壁を汚してはいけないという場の制約が、結果的には壁に何かを貼って、その中に彼自身が居るという構図になっている。神田日勝に「室内」という作品がある。壁中に新聞を貼り、その中で生活品を辺りに散らかし、ぽつねんと作家が座っている作品だ。おそらく藤谷君は許されることならば床から天井から壁まで全部を自分の筆跡という痕跡で囲まれたいのかもしれない。窓はいらない。光がまぶしい。自分自身の力が光だ。音楽はいらない。自分の筆さばきが発する音があれば充分だ。

 マカシブは広い部屋だ。色気の無い事務室だ。駐車場の見える窓から光が一杯に入り、タイルの床は輝き、壁が益々白い。藤谷は白壁に遊ぶように落書きをして行く。トレーシング・ペーパーに黒いカーボンをあて、右手の5本指でかきむしっていく。指跡は転写され模様が姿を現す。かきむしるというより、こちょぶるといったほうが正確かもしれない。「考古学者が大地を優しく剥いでいく。女体に触れるように」と前回の記事で書いた。その言葉に合わせるならば、「女体をガーゼで包み、指が這いずり回り、女体に何かを伝えようとしている」と。単なる男の想いかもしれない。美への止みがたき憧れかもしれない。芸術を極めたいと言う願望かもしれない。

 多くの人が彼の「自己格闘」を見に来た。静に魅入る人、驚きで笑みを浮かべる人、雑談に戯れる人、長く居る人、知人に目配せしてソーっと帰る人・・・満足したかどうかは知らない。だが㈱北海航測など知らない人がほとんどなのに、本当に嬉しいことだ。近美の「空海展」の後の人も居たかもしれない。曼荼羅の暗い空間から、青年のあけっぴろげの「明るきエロス」も一つの美術。
 6月も予定が組まれています。変な場所ですが期待してください。

 場の管理者である社長さんも素敵なスタイルで1日中居られた。社長の計らいで報道関係者が来ていたが、手には社長から送られた藤谷君の数枚の資料を携えていた。マカシブが今後どうなるかは知らない。仮に社長の一時的なアイデアで発表の場を提供したとしても、今展に寄せる社長の態度は真剣なものだ。笑顔を絶やさず社長風もなく本当に良い人だ。願わくば小なりとも企業人として作家達やその環境を今後とも支援して頂きたい。

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 (↑:左、道新の記者さん。右、社長さん。)


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by sakaidoori | 2007-05-28 14:51 |    (マカシブ) | Trackback(1) | Comments(1)