栄通記

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2014年 03月 20日

2377) 「杉原潤一個展」 さいとう 3月18日(火)~3月23日(日)

   

杉原潤一個展      
     
             


 会場:さいとうギャラリー 5階  
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
     電話(011)222-3698

 会期:2014年3月18日(火)~3月23日(日)
 休み:月曜日(定休日) 
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(3.19)


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 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 杉原潤一は今春道都大学を卒業する。中嶋ゼミ生だからシルクスクリーンを学んだ。

 幾つかの作品傾向があるのだが、以下の作品群が抜群に良い。それをまず載せます。



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   ↑:「ある角度からの町」。




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   ↑:「町娘猫 ナターシャ」。





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   ↑:「無人の町」。





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   ↑:「かくれんぼ」。






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   ↑:「chik-show天国」。






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   ↑:「町外れの家」。



 青年・杉原潤一の真夜中のロマンだ。人の姿はない。人家があるから必要ないんだ。青年はちょっぴり寂しがりやみたいだから、お家を積み木のようにして、その影に隠れている。一本の道、行こうか行くまいか?それに、大好きな動物があちこちで番人をしている。今は人無し風景の方が夢が膨らむ。



 卒業記念展を兼ねているから、「シルクスクリーン、しっかり学んだ作品よありがとう!」そんな感じで近作旧作が誇らしげに並んでいる。デザイン性なり不思議な造形美なりと若者らしい格好良さも表現している。先に載せた作品群はそういう「上手さや格好良さ」ではなくて、自分だけの物語、本当の自分らしさをやっとつかんだ喜びだ。シルクスクリーンは棚に上げて肉筆画だ。技術の習得はせねばならない。でも、覚えた技術を全て使い切れば良い作品ができるか?そうはさせないのが美術の女神だ。木版画のような上掲の作品群、女神が微笑んでいるみたい。

 建物の輪郭線、屋根を這うかっちゃき線、上手い線の必要はない。本物らしさをなぞる必要もない。下手そうに見えても「その人らしさ」が「線」に乗り移れば、見る人は嬉しく楽しく心が躍る。あちこちに破線も見える、かっちゃきかっちゃきで「腕が鳴る鳴る法隆寺」だ!絶好調の杉原潤一だ。




 他の作品も見て下さい。ほとんどがシルクスクリーンでしょう。




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   ↑:左から、「猫背猫『マツ』」、「猫背猫『ハルオ』」








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   ↑:「さよならアンダーソン」。




 以前に見た作品。自分好みだ。








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   ↑:「海中運河」。





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   ↑:よくばりケイティ」。




 杉原潤一版「花鳥風月」だ。自信と自慢の一作だろう。





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   ↑:左から、「マカマカ」、「土曜の『牛』の日」。

by sakaidoori | 2014-03-20 23:18 | さいとう | Trackback | Comments(1)