栄通記

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2018年 09月 07日

2588)「2019年9月6日 東胆振地震」



(今、突然余震だ。いきなりガクンと来た!9月7日22時44分。なんだか長いこと、ぐわ~んぐわ~んと揺れている感じ。気持ちが悪い。)


 6日未明、ユラリと横揺れ、目覚めて、寝床の中で目をつむったまま様子をうかがう。コトンと何かが頭を叩く。寝ぼけているから、事態の深刻さがわからない。・・・いきなり強い揺れ、恐くなって布団に潜った・・・何秒間だったろうか・・・地震の終わり際ほど不気味なものはない。「もう終わってもいいはず」と思ってもなかなか終わらないものだ、強い地震の時は!
 下に降りると妻はテーブルの前に座っている。「恐かったね」と言い合っているうちに電気が切れた。直ぐに復旧すると思い込んだが・・・・結局、19時間後に復旧した。





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パソコンルーム。結局我が家の被害はこの部屋の乱雑さぐらいか。



不謹慎なことだが、停電ということで、街灯の灯らない、真っ暗な夜空を楽しみに待った。真っ暗の空を見られるなんて、地方とか、山に行かないと体験できない。街の暗がりの夜空・・・屯田に2年半ほどになるが、星が見られない。明るいからか、雲が多いからかはわからない。この日、屯田では初めて北斗七星を見ることができた。多くの星も見た。月夜でないから幸いした。





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停電ということで蝋燭をともした。むかし、我が家で冬のキャンドル作りをしていたので蝋燭はたくさんあった。懐中電灯も問題なし。ちなみに、共同購入しているから、食料の蓄えも充分にある。お店にも行かず、今日も家の周りをはいかいするばかりであった。





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# by sakaidoori | 2018-09-07 23:13 | ◎ 自宅 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 05日

2587)③「橋本つぐみ写真展 『幸福を選む』トーク&ライブ」 アートスペース201 終了/8/2(木)~8/7(火

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橋本つぐみ
    写真展 

 幸福を選(えら)む




イベント⇒8月4日(土) 
      16:30~ トークセッション
      18:00~19:00 ライブ演奏(ゲスト:実験水槽
 




会場:アートスペース201 6階(B室)   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2018年8月2日(木)~8月7日(火)        
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (最終日は、~18:00まで。)


協力:アートスペース201
企画:群青(担当・丸島均) 

ーーーーーーーーーーーーー(8.4)


 展覧会の紹介は終えました。もっとも、落ち着いた文章ではないので、どこまで橋本つぐみを伝えられたか?


 彼女自身が「個展には是非実験水槽さん達に演奏してもらい!」、ということでライブは実現。ライブというイベントをするのならば、「トークをやろう!」と、丸島の発案。

 ライブにしろトークにしろ、何人お客さんが来るのだろう?というのが関係者の悩みです。だが、この点に関しては丸島は悩まないようにしている。トーク、誰も来なくってもいい!丸島と橋本の2人で語り合おう!」これが僕の常なる基本スタンスだ。ですが、来てくれました!群青の人達と、彼女の知り合いと・・・嬉しくなっちゃいますね。何を話したかって?忘れた!全て忘れた!イベントとは砂絵のようなもの、時がたてば風で真っ平らになる。


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 何を喋ったかは忘れたが、この日のトークは真面目真面目の王道ト-クだった。
 それにしても仲間とは嬉しいものです。20代中頃の青年の声を聞きに来てくれる、ありがとうございました!



 次はライブだ。といってもここで音楽を流すわけにはいかない。その演奏風景を見て下さい。



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   ↑:フルート・櫻井麻奈(藤女子大学4年写真部)



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   ↑:ベース・浅沼青夏(小樽商科大学写真部OB)。



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 正味48分!初めはクラシカルというか軽音楽風で、緊張しているのかスイング感がない。だんだんと盛り上がって、「This is ジャズ」になっていく。それぞれのソロタイム、ベースを聞けたのが満足。
 このグループはこの冬の群青で演奏してもらった。来年の群青でも宜しく!フルートとベースはソロでも登場予定。



 この盛り上がった勢いで、個展の打ち上げに行った。



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飲み会の風景はなしです。



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# by sakaidoori | 2018-09-05 16:51 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 05日

2586)②「橋本つぐみ 写真展 『幸福を選(えら)む』」 アートスペース201 終了/8月2日(木)~8月7日(火)

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橋本つぐみ
    写真展 

  幸福を選む
 



会場:アートスペース201 6階(B室)   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2018年8月2日(木)~8月7日(火)        
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (最終日は、~18:00まで。)

イベント⇒8月4日(土) 
      16:30~ トークセッション
      18:00~19:00 ライブ演奏(ゲスト:実験水槽)

協力:アートスペース201
企画:群青(担当・丸島均) 

ーーーーーーーーーーーーー(8.2)


 ①の残り、右側壁面を紹介します。



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   ↑:総合タイトル、「また似た誰かを  僕は探している」。







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 丸島お気に入りのコーナーだ。
 タイトルは居場所探し風で軟弱だ。しかし、写真はメリハリがあって強い。主張がはっきりしている。

 メインになる写真が無いのが良い。
 色味などはかなり加工して「何か」を強調しているが、中途半端にぼやけた心象風景の無いのが良い。
 大きくバンバンバンと、とりとめなく貼ってあるのも良い。
 橋本つぐみ、苦節9年の一里塚だ!カラーから始まり、モノクロにぞっこん惚れ込んで、カラーで自由に羽ばたくんだ!



 以下、丸島好みを何点か載せます。



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 ある夏の田舎での出来事、少女が大人になる、その時、  ・・・そんな感じしません?





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 路地裏の生活臭、その路地裏という秘密の場所めいた不思議な感じと、正面のフラット感が「ピンクの行き止まり」になっていて、





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 今回の写真、面的というか、構成的作品が多い。それと、通路が。通路はあそこに行く、ここに行く・・・行けるかな、行きたいな、もどろかな、じっと立っていようかな・・・立っていよう。
 面は行く手を塞ぐ感じ。でも、絶望感はない。「だって、道がないんだもん、壁があるんだもん、壁って良いよね・・・」。



 冒頭に友達を載せました。最後も友達・写真仲間です。




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 橋本編はもう一回続きます。イベント紹介です。③に続く。

# by sakaidoori | 2018-09-05 10:25 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 05日

2585)①「橋本つぐみ 写真展 『幸福を選(えら)む』」 アートスペース201 終了/8月2日(木)~8月7日(火)

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橋本つぐみ
    写真展 

  幸福を選む
 



会場:アートスペース201 6階(B室)   
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2018年8月2日(木)~8月7日(火)        
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
    (最終日は、~18:00まで。)

※イベント⇒8月4日(土) 
      16:30~ トークセッション
      18:00~19:00 ライブ演奏(ゲスト:実験水槽)

協力:アートスペース201
企画:群青(担当・丸島均) 

ーーーーーーーーーーーーー(8.2)




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 今展は、当館協力の下、若手支援の群青(丸島)企画展です。
 昨年の篠原奈那子・写真展に次ぐ、第2回目です。
 当然、私はフライヤー作り、その配布、設営運搬、適時会場の受付、イベント企画、撤去作業と手伝った。だが、制作に関してはノーコメント。今回は設営作業も、本人の希望で彼女独自にしたから、一切展示に関してはノーコメント。だが、沢山手伝ったのに、一切栄通記で報告をしていない。すまない。作品紹介及び感想を記していきます。


 壁毎の表現になっている。
 左壁はやや小振りのモノクロ、組単位で起承転結風に展開。
 正面は大振りのモノクロ、今展のメインで、橋本ロマンだ。「ある夏の思いで」だ。ということは橋本つぐみはロマンティック家だ。
 右側はもっと大振りのカラー群。気分はモノクロ感覚なんだが、虚構のモノクロ感とカラーの現実感がうまい具合にミックスして、僕には今展の代表コーナーに思える。橋本自身も、「おっ、私のカラー、良いじゃん!」とほくそ笑んでいるだろう。


 では、全作紹介します。
 まずは左壁から---


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 以下、左廻りで載せていきます。---



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 堅実な展開だ。うぶい女子大生が本を小脇にして、街をオズオズと歩いている。一歩、一歩、また一歩―――足元には見慣れた花々、「それは自分?」―――見上げれば窓、明かり、「向こう側には何があるの?」---街を歩く、「今日の私は強い、しっかり見つめる!」---「でも、やっぱり私は夢の中?」―――「い場所はそこ?ここ?どこ?」


 ダークに物語は展開していく。僕の説明的言葉が、言葉としてではなく写真力として伝わったか?言葉に甘えることなく、一枚一枚の写真が橋本つぐみの心をどれだけ代弁できたか!




 正面は大振りだ。間違いなく、ここが今展の橋本つぐみの居場所。



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 ぼかしたり、強くしたり、距離を置いたり、何を撮ったかを秘密にしたりと、わかりやすい写真群だが、わかりやすさは表現の低さを意味しない。どれだけ見る人と共感できるかだ。



 次のカラー作品群は②に続く。




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 皆さん、見に来てくれてありがとう!見に来られなかった人も、このブログを見てくれてありがとうございます。橋本は幸せでした!

# by sakaidoori | 2018-09-05 00:01 | アートスペース201 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 04日

2584) 「板東宏哉 本庄隆志 八重樫眞一 『3人展』」 茶廊法邑 終了/8月22日(水)~9月2日(日)

板東宏哉 本庄隆志 八重樫眞一  
    3人展
 
   
    
 会場:茶廊法邑 
     東区本町1条1丁目8-27
     電話(011)785-3607

 期間:2018年8月22日(水)~9月2日(日)
 休み:月曜日、火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~16:00まで) 

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8.26)



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   ↑:(会場入口からの風景)





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   ↑:(会場奥からの風景)



 3人の繋がりは?
 道展繋がり。
 仲間展?
 絵描き仲間には違いはないが、今まで3人の繋がり展を見たことはない。恐らく、この中の誰かが今展のために呼びかけたのだろう。
 共通の何かがあるの?
 ある。それぞれにとっての絵画とは、絵を描くことは何なのかを、3人並べることによって確認してみよう。
 では、その中身は?
 それぞれの絵画原風景を訪ねて。(こういう回答はどの作家にも言えるから、意味をなさないと怒られそうだ。だから、もう少し具体的にいうと)故郷、どこにありや?心の奥に(八重樫)、大地に(板東)、想像の中に(本庄)と。


当日、八重樫さんとお会いできた。だから、八重樫さん中心です。

(以下、敬称は省略させていただきます。)


 
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   ↑:以上、八重樫眞一



 八重樫眞一は典型的な具象作家だ。同時に、「想いで」を基本モチーフにしている。「想いで」の中身は何かと問われれば、故郷、家族、過ぎ去りし事ども、大事な人々への追憶であり哀愁だ。だから、絵の大半は心象的な背景の中で、人の痕跡著しい家などを配置して、「あの時のオレはいったい何だったのか?」「あの時は戻るのか?」と、八重樫絵画は過去との問答集のようにして存在する。だから、どうしてもダークな青、錆びた茶色を好んで使う。

 何年前かの個展時、いつになく冒険をしていた。抽象画を描こうとしていた。恐らく、作画のマンネリ性を打破したい、更なる上をめざしたいという向上心が生んだのだろう。八重樫背景だけをとれば、心象ムード一杯の抽象画ともいえる。その背景感覚を独り立ちさせてみたのだ。
 今展、水面を描くことによって抽象画にチョッピリチャレンジした。でも、物の形が大好きな画家にとって、試みとしての抽象性であって、抽象に身も心もうずめることはできなかった。そういう意味で、新境地のための痕跡としての「水面シリーズ」を楽しんだ。公募展作家が新たな試みをするのは大変なのだ。公募展集団とは「絵画村」みたいなものだから、新しいことを好まないのだ。いや、否定すらする。恐ろしや「絵画村」。


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   ↑:八重樫眞一、「Day's」・S100 キャンバス・油彩。


 僕はこういう絵は好きです。水面の中の黒い固まりが良い。水面ばかり描いている画家はこういう黒固まりには注目しないだろう。八重樫眞一は、極端に言えば水面には興味が無いのだ。水面はあくまでも画家の心象の反映であり、過去を見つめたい鏡だと思う。「水面」を絵画に選んだのは、その具象性+抽象性を利用したのだろう。モネの影響もあるかもしれない。



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   ↑:板東宏哉、(?)。



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   ↑:板東宏哉、「宇宙景 2018.14」・273㎝×182㎝ Sボード 珪藻土 花崗岩 アクリリック。


 板東宏哉の基本モチーフは「大地」だ。大地が宙(そら)にあれば宇宙だ。大地(宇宙)のうねり、呼吸、波動、空間、そこにある物と物との関係性・・・まるで抽象画家が画面で闘っているモチーフを大地(宇宙)という相(そう)で板東流に壮大な絵画遊びをしているのだろう。




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   ↑:本庄隆志



 板東宏哉が重たい大地(宇宙)ならば、本庄隆志は軽やかな風景だ。音楽的でもあり、どこかメルフェンティックだ。
 私は昔は重たい絵が好きだった。いえ、今でも好きだ。だが、年々、こういう、下塗りのしっかりした軽やかな作品が好きになっていく。歳のせいだと言われればそれまでなのだが・・・。
 軽やかなのだが、少し構成的過ぎる感じだ。画家の知性と教養を感じさせる。もう少し「踊り」や「遊び」があってもいいのでは。



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   ↑:ともに本庄隆志。左側、「大地のポリフォニー」・F100 キャンバス アクリリック。
     右側、「冬のシンホニー」・S100 板 アクリリック。

# by sakaidoori | 2018-09-04 18:08 | (茶廊)法邑 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 04日

2583) 「神成邦夫展 『surface(サーフェス) 北海道』」 茶廊法邑 終了/8月22日(水)~9月2日(日)

神成邦夫展 
  surface(サーフェス北海道
 
   
    
 会場:茶廊法邑 カフェ・スペース
     東区本町1条1丁目8-27
     電話(011)785-3607

 期間:2018年8月22日(水)~9月2日(日)
 休み:月曜日、火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~16:00まで) 

ーーーーーーーーーーーーーーーー(8.26)



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(以下、敬称は省略させていただきます。)


神成邦夫は飽くことなく道内の風景を撮る。「どこにでもある北海道の風景」、一言でいえば「殺風景な切り取り」だ。しかし、強固な約束事で作品は縛られている。それは氏の美学の落ち着いた地点?


強い約束事-地平線を入れる。しかも中央でなければならない。
すると、当然、上半分は空ばかり。空は青くなければならない。それも薄青一色、白雲は青の飾りになるから許される。雨雲一杯のダークな世界は排除される、個性が生まれるから。
それでは下はどうする?水平線辺りに建物が横並び、その下に綠の原野が拡がる、そして適当な方向に向かう道路。これが基本だ。
横拡がりのフラットな画面、濃淡を否定する、強く見せることを否定する。しかし、それでは神成の哲学美がゆるさない、灌木風の世界、やや濃いめの綠の窪地、そこに万感の思いを馳せて向こうの世界に通じる「窓」を配置する。「表層(サーヘェス)を見よ」といいながら、「この窪地を見よ」と、僕の目に迫ってくる。すると、いよいよどうでも良い風景は視界から消え、灌木の中ばかりを見つめる。しかし、「ただ見つめさせる」のが氏の主張だ。入るのも良し、見るだけでも良し、離れるのも良し・・・撮影者は見る人をあざ笑うかのようにして、同じ風景を提示するばかり。
きっと神成邦夫は都会の「個性的風景」を撮りすぎたのだろう。そんな大量なスナップ群を見ていると、ある日気が付いた。「なんだ、個性的と思って撮ったのに、みんな同じじゃん!都会って個性が無いのか?いや、個性が無いのは俺自身かも?」結局、個性的な写真がいやになっちゃったんだ!でも、アマノジャク的「神成邦夫」という目立ちたがり屋根性までは否定できない。そこを否定したら写真を止めないとけない。「オレ、写真が好きなんだよな・・・」最後に残ったつぶやき・・・

殺風景な作品群。風景を殺してでも見せたい「神成自身の原風景!」。それは間違いなく神成の世界だ。だが、これだけ徹すると、意外にも見る人と共感作用が働く。不思議な経路で、見る人と撮る人との共感体験を実現した。いや、そう錯覚させた、殺風景な風景で。



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こういう作品が昔の都会を撮っていた時の名残なんだろう。それに、似たような綠多き風景ばかりでは面白くないと思ったのだろう、ちょっとした鑑賞者へのサービスだ。と同時に、殺風景な原野風景から繋がるなにかになるかもしれない、撮影者の保険なのだろう。

一点、記しておきたい。
画面下とカメラとの距離感は異様に近い存在になっている。真逆の画面上とカメラの距離感は自然体である。ここにカメラの嘘がある。人間目だと、画面下も画面上も無視される。どうしてもカメラ目は画面下を強調する。本当に画面下を強調したかったら、水平線を上の方に持っていけば自然な風景になる。神成邦夫はひたすら約束事の「水平線は中央」を守り、異質と思える作品を、全体の中では異質感を薄めて提示している。




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# by sakaidoori | 2018-09-04 10:25 | (茶廊)法邑 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 03日

2582) 「岩佐俊宏の場合 ~チカホで100枚のスナップ写真を見る会~」チカホ 終了/8月24日(金) 18:00~



◎「チカホで、丸島均と100枚のスナップ写真を見る会

2018年期 第2回

岩佐俊宏 の場合


場所:札幌市チカホ①②番出入り口付近の白くて丸いテーブル
   (銀だこやモスバーガーの前!)

日時:2019年8月24日(金) 18:00~

-----------(8.24)




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   ↑:(中央の青年は岩佐君ではありません。彼の後輩です。)


 岩佐俊宏君は北大写真部OBで東京在住。
 彼は典型的な写真ボーイだ。故郷が道内とではあるが、わざわざ写真だけのために札幌にも帰ってくる。今回は用事での帰省だ。だが、単に帰省では写真少年の名がすたる。100枚のスナップを持参して、「岩佐俊宏を見る会」だ。今回で3回目。


 当時開催中の深川版「海展」、それに彼は参加した。当然、その展覧会を見ての札幌見る会だ。フットワークのいい青年だ。
 「海展」での岩佐作品には驚いた。彼の普段着は、都会のどうでもいい風景を切り取る、てらい無く、ただただ「都会砂漠」のようにして道々を徘徊する。ビシッと暗くは撮るが安定した距離感は都会の飢餓感そのものではない。とはずれる。そんな作風なのに、海展では別人であった。グワッとカメラ目線をかなり遠ざけ俯瞰し、朝靄から浮かび上がるビルディング街は深い青さを背景にして神々しい。岩佐俊宏の充実さを思った。

 その海展と今回のスナップはどう繋がるかを確認したかった。
 青青青、今までのスナップとは違い明るい!。だから、被写体が何なのかもすぐわかる。見えない秘密性はなくなったが、等身大の岩佐俊宏が見える!



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   ↑:(赤シリーズ)。





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   ↑:(黄色シリーズ)。





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   ↑:(得意の暗めシリーズ?。)





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   ↑:(人間シリーズ?)。






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# by sakaidoori | 2018-09-03 08:59 | 100枚のスナップを見る会 | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 03日

2581)「キオ・グリフィス個展 “Kio Griffith 「」”」終了・cai02 8月4日(土)~8月31日(土)


キオ・グリフィス個展
Kio Griffith 「」 
   

         
 会場:CAI02
      中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 raum1    
      (地下鉄大通駅1番出口。
    ※注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
          昭和ビルの地下2階です。)
     電話(011)802-6438

※ オープニング・レセプション他⇒2018年8月4日(土) 19:00~22:00

 会期:2018年8月4日(土)~8月31日(土)
 休み:日曜・月曜・祝日  
 時間:13:00~19:00

 主催:CAI現代芸術研究所 011-802-6438
      

ーーーーーーーーーーーーーーー(8.31)


 久しぶりに地下室のCAI02を覗く。最近はあんまりギャラリーそのものに行っていなかった。

 相変わらず意味不明な展覧会をしていた。

 会場風景を見て下さい。


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 現代美術って、凄くデザイン的なんだ。というか、今回の展覧会はデザインそのものに近い存在だ。もっとも、デザインではない。
 デザインとは最大多数の最大幸福を目指すもので、人畜無害で目に優しく心に軽やか、を基本にしている。だから、赤は血に直結するどす黒さではいけない、フラットで心がたぎらないのが基本だ。踊りたくてハッピー気分を満喫させるのはOK!要するに、絶対にマイナス指向になったらだめなんだ。なぜかというと、商売に直結しているから、「売れる」美的センスがないとダメなんだ。それも、「かなり売れる」美的センスが高い評価になる。もっとも、売れるかどうかは、売ってみないとわからないから話が面倒なのだが、「かなり売れる、凄く売れる」ことは前もってわかり難いが、ある程度の予測はプロのデザイナーなら見当がつく。なぜなら、それがプロだから。

 話を今展に戻そう。
 欧米の現代美術は絶対に個人の自己表現をお題目(目的)にはしない。「他者との関わり」、これなくしては現代美術とは言わない。日本の現代美術とはこの辺が根本的に違う。日本は、「自己表現」ありきを前提にして、それに終始して、他者との「触れ合い」を求めて美術表現をしている。「情緒的触れ合い」であって、「個と個の闘いにもにた触れ合い」とは違う。
 欧米で、自己と他者を結びつけるものは何かというと、「絶対の個人主義」だ。「絶対に譲れ無い個人、自我」!その個人が他者とどう結ばれるかが彼等の現代(永遠)の願いだ。その願いを、一端自我(固有名詞)を不問にして最大多数の最大幸福に置き換えたのがデザインだ。トコトン我(が)の嫌らしさを残しながら、それでも誰かと結ばれたいとする表現が現代美術だ。「結ばれ」という意味でデザインと欧米現代美術は運命共同体だろう。

 今展のイス、真っ二つに割ったイス、座ることのできないイス!実にくさい表現だ。ここに狂言のような泣き笑いを見るか、哲学的な存在の危うさを見るか、精神分析的なアイデンティティーの危険性を見るか、あるいはデザイン的な装飾を見るか、それは見るこちらの問題だ。ただ、どうみるにしても、ググッと心に来たならば表現者は喜ぶだろう。何も伝わらなければ・・・それはそれで良しとしたもんだ。










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# by sakaidoori | 2018-09-03 04:02 | CAI02(昭和ビル) | Trackback | Comments(0)