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2014年 01月 31日

2331)②「第17回 多摩美術大学版画科OB展」 さいとう 1月28日(火)~2月2日(日) 編集 | 削除

第17回 
多摩美術大学版画科OB
  
             


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
     電話(011)222-3698

 会期:2011年1月28日(火)~2月2日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~16:30まで)

※ ミニ・パーティー ⇒ 2/1(土) 17:00頃~

 【参加作家】
 いけやりょう 石原誠 伊藤あずさ 上田政臣 御囲章 小川了子 Sulley 三瓶光夫 竹腰桃子 友野直美 中嶋咲子(mocha) ネモトサトコ 岡田育美 川田竜輔 川村紗耶佳 佐治直魅 阪てるみ 濱田路子 早川純子 保坂洋平 吉川奈菜子 山口菜摘 佐竹邦子 
 岩永りぼん 前田純平 宮崎文子 庄司光里 南館麻美子 吉見律子 他
・・・29名?。 

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.27)

 2327)①に続き。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)


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 前回は会場風景をお伝えしました。今回からは個別作家です。30名という大所帯、とても全員などは無理です。というか、何人載せれるか、結局は自分好みの幾人かで終わるでしょう。

 ①は主に奥の部屋の作品たちです。なぜ奥かというと、いつも手間で掲載が終わるからです。



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   ↑:吉川奈菜子、「field athletics」・木版 2014 85×120㎝。



 3室ある会場の一番奥まった所に、最後の場所にあった。ピンクピンク、ピンクさわやか春の野原だ。タイトルは「草原競技会?」か。要するに、春匂う野原で頬をピンクに染めて喜び合っているのだ。
 こういう作品を玄関に飾って毎日見続けたならば、僕の心も大らかになるかもしれない。そうありたいが、まだまだ娑婆臭く生きたいので、時折出会う「人生爛漫」な姿で満足しよう。






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   ↑:小川了子、「春のワルツ」・木版 コラージュ ドローイング 2013年 110×90㎝。



 とにかく「ウルサ系、ニギヤカ系、ゲンキ系」の小川了子だ。画題として、植物が画面を勢いよく覆う。今回も基本はそうなのだが、先ほど掲載した吉川奈菜子に触発されたわけではなかろうがピンクピンクで道内登場だ。もっとも、奈菜子嬢のような若さ剥き出しの淡い色合いはさすがに小川了子ではなかった。ググッと生命を力強く見つめ一体化したい、そんな願望の強さを感じた。女学生気分はとっくに卒業して、母という感覚か。





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   ↑:いけや りょう。左から、「月下華舞」、「飛竜乗雲」・木版リトグラフ 2014年 それぞれ95×50㎝。



 一対の屏風仕立て。左右対称系だが、独立作品としても鑑賞できるような構図だ。空間や勢いなどを違わせている。だからだろう、月を真ん中に描くのを止めた。
 う~ん、僕好みとしては月を真ん中に置いて、スパッと真っ二つに分割した絵を見たかった。日の丸絵画であり、引き裂き絵画になる。そうすれば、有り体の伝統的花鳥風月から一気におさらばだ。どこかしら反骨精神と一本立ちの清々しい男気が発散するだろう。お題は「炸裂日輪」だ。






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   ↑:伊藤あづさ。概ねタイトルは、「藍色の風景 -天空の彼方-」・版画 和紙によるコラージュ 2011年 (大きい作品が)45.5×60.6㎝。



 藍色に目が行きそうで、白い模様を追いかけたくもなり、小さな世界に色と空間と物が別々な物となったり、一つになってスルーッと迫ってきたり、そんな彼方此方のもう一つの世界です。






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   ↑:上田政臣。右側、「ハスとカエル」・メゾチント 13×8㎝。


 どこかしら俳句画のような世界だ。一瞬の世界とその余韻を軽く楽しんでいる。

 カエルの作品、メゾチントだ。メゾチントと言えばグラデーションだ。この作品の黒い部分、色調の変化というよりも、一色の色自体で深みと拡がりを追求しているみたい。ベタな感覚でドップリと淡く・・・なるほどなるほど。
 俳句画と言った。その心は「遊びとやさしさ」か。それを「弱い」と見るか、「やわらかい」と見るかは好みだろう。






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   ↑:山口菜摘、(全部)「独奏」・ミクストメディア 木 53×40㎝ 。




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   ↑:山口菜摘、(ともに)「独奏」・ミクストメディア 木 2013年 53×40㎝ 。








 淡くせつなく美しく、そして輝いて女の日々、私、強く・・・なんだか話しかけて、別れて、振り返ってはその気配を追いかけて、淡い青春に何かのプレゼントを贈りたくなる。

 やはり求めているのは「美」なのだろう。「容姿の美」「女の美」、「雰囲気の美」、「生きる美」・・・絵画は所詮美を求める痕跡かもしれない。女が美を作り、男が愛でる。否、女が美を作り、女が美を謳歌する時代でもある。




 

 大学の版画OB展だが、版画展からかなり離れている。そこが楽しいところでもある。そして、いろいろな手法の中で垣間見える若者気質だ。今年は例年になく華やかだ。明るい。とはいってもイラスト世界とは無縁だ。「くどい明るさ」と言うべきか。


 ③に続く

by sakaidoori | 2014-01-31 00:51 | さいとう | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 31日

2330)①「札幌大谷大学芸術学部美術学科 卒業制作・年時成果展」 市民ギャラリー 1月29日(水)~2月2日(日)

  
   
  

札幌大谷大学芸術学部美術学科 
卒業制作・年時成果展
   




 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2014年1月29日(水)~2月2日(日)
 時間:10:00~18:00
      (最終日は、入場~17:00まで。)
 休み:月曜日(定休日)


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(1.30)

 大谷短期大学部美術関係の学科が4年生大学に衣替えをして、初めての卒業生展です。いつもは全学年の学生展示になるのですが、大半の展示会場を卒業生の作品で埋めていた。ゆったり広々空間で、心地良く見ることができた。

 全体の感想をザックバランにいえば、「正直堅実な学びの成果、学生展」だ。極体に目立つ作品もなく、首をかしげたくなるような低テンションもなく、一所懸命な姿だった。

 金土と帯広に行きます。今は時間がないので会場風景だけを載せます。日曜日までです。


 1階から--



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   ↑:(車が)村松瑞紀





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   ↑:中駄彩緒里






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 足早に2階に行きます。



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by sakaidoori | 2014-01-31 00:36 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(2)
2014年 01月 30日

2329)「シーズン・ラオ(劉善 恆) 手漉き紙写真展 『凜』」エスキス 1月18日(土)~2月11日(火・祝)

  


シーズン・ラオ(劉 善恆)
手漉き紙写真展 

   『凜 spirit of snow
   




 会場:カフェ エスキス
     中央区北1条西23丁目1-1
      メゾンドブーケ円山1F
      (南東角地)
     電話(011)615-2334

 期間:2014年1月18日(土)~2月11日(火・祝)
 休み:水曜日(定休日)   
 時間:12:00~24:00
     (日・祝日は、~21:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.28)



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 当館は完璧な喫茶画廊だ。鑑賞本意に立てばとても見づらい。だから、ここに来る時はオーナー氏の情熱に浸りにでかける。作品をあんまりあてにしないかというと、そこが悩ましいところで、結構知らない作家や、意外な世界に出会うことができていつも満足している。何故なんだろう?青い漆喰調の壁が特異だからか?オーナー夫婦の魅力か?今回もそんな恵まれた機会だ。新年早々幸せ気分だ。お薦めの写真個展だ。


 真っ先に見たのが入口にある次の作品だ。



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   ↑:(「凜 - spirito of snow -Hakodate 2009」・379×288㎜ 以上の資料は間違っているかもしれません)。



 実は、その後も深くはこの作品を見てはいない。見るなり、「銅版画?随分紙に拘っているな・・・、それともドローイング調の絵画?やさしそう・・・」、一瞬の判断だった。
 この作品は他とは異質だ。具体的世界がない。つかみ所のないふわふわ感と・・・水墨画だ。




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   ↑:「凜 - spirito of snow -Otaru 2009」・508×610㎜。



 「うっ、写真か~・・」

 この作品、あまりに構図なり枠がしっかりしていて、論理的言葉で終わってしまいそうだ。鳥居の前後で此方と向こうの世界が分断され、異界をするーっと横断し合う。手前の大きめの空間。奥の拡がっていく空間、一本の道が遠近を見定めて繋げている。そこに人が水墨画の点景のようにして天界と地界を往き来している。
 説明はいかようにでもできる。あまりに写真という情報が詰まっているから。だが、そんなことよりもあまりにやさしき世界が拡がっていて、これはもう実作を見て心地良い気分に浸るしかない。



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   ↑:「凜 - spirito of snow -hakodate 2009」・379×288㎜。


 (函館の冬をこんな風に見る人を始めて見た。大きく包み込むようにして全体への目配り。それでいて一軒一軒の建物への愛情。全体と個と雪の協奏曲なのだろう。)




 「やさしさ」、「周りに包まれ、全体と呼吸し合うやさしさ」、「強い拘りがあるのだが、すべてはやさしさと語り合いで感じさせないようにする」・・・「やさしさ」なのだ。僕はシーズン・ラオの世界をそう決めつけた。日本人の「やさしさ」が人間関係という倫理的なものならば、彼の場合は「異界や境界を見つめ、存在するやさしさ」と言うべきだろう。旅人なのだ。が、旅人の刹那はない。優しい雪だが、しつこく雪を追っかけている。

 そもそもシーズン・ラオとは何者なのだろう?
 マカオ出身の中国人で26歳。中国、韓国(朝鮮)、日本の共通項に拘ってあえて北海道に3年住んでいるという。





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 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 シーズン・ラオ青年に「旅人・客人(まれびと)」という視点から語り合った。真っ先に彼は「旅人」という立場を否定した。彼曰く『確かにこの地に一生住むわけではないのですが、決して行きずりの路傍の人、観察の人ではありません。この北海道という雪ある土地に拘って、その根っ子を少しでもより良く知りたいのです。言葉も理解して、ここの文化を知りたいのです。中国とも韓国とも共通する何かがあると思っているのです・・・』しっかりした日本語で以上のような言葉をもらった。


 マカオと言えば日本人はカジノしか連想しないが、とてもやさしい『民族』だと思っている。そして、マカオという位置が、シーズン・ラオをコスモポリタン的視野を育てたのだろう。中華感覚一本に染まらず、常に東アジア人という意識で物事を見る。

 ・・・・・


 書きたいことは山ほどある。止めよう。以下、抱擁とやさしさによる自分探し、そして若者らしい遊び心で以下の作品を見て下さい。



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 (額装無し、浮かして立体感や影の演出だ。手漉き紙の効果だ。「手漉き紙」、手作りという伝統文化への拘りだ。暖かくふっくらしている。)




 以下の2点は対(つい)として見て下さい。撮影者の原点。過去と今です。


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   ↑:「凜 - spirito of snow -Abashiri 2013」・610×508㎜。





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   ↑:「凜 - spirito of snow -Macao 2008」・610×508㎜。






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   ↑:左から、「凜 - spirito of snow -Yubari 2012」・610×508㎜、「凜 - spirito of snow -Date 2009」・同左。








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   ↑:左側、「凜 - spirito of snow -Hakodate 2009」・288×379㎜。
   ↑:右側、「凜 - spirito of snow -Hakodate 2009」・288×379㎜。









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   ↑:「凜 - spirito of snow -Yubari 2009」・379×288㎜。




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   ↑:「凜 - spirito of snow -Asarigawa 2012」・379×288㎜。






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    ↑:「凜 - spirito of snow -Yubari 2009」・379×288㎜。






 

by sakaidoori | 2014-01-30 02:19 | (カフェ)エスキス | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 29日

2328) 「山下敦子個展 『清清濁濁』展」 たぴお 終了/1月20日(月)~1月25日(土)

   



山下敦子個展 
清清濁濁(せいせいだくだく)」展
   


    


 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2014年1月20日(月)~1月25日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00
     (最終日は、18:00から宴会です。)

※ パーティー ⇒ 初日 18:00~ 500円 

------------(1.25)


 (以下、敬称は省略させていただきます。)



 まず、会場正面からの様子。



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 赤が眩しい。
 今展一の大作を載せます。木枠を取り払ってキャンバスが薄くストレートに貼られている。なめし革のよう。



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 会場右側は・・・
 


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 中央から右側は描き殴り風のドロドロ派的抽象画。


 ここまでの中から個別作品を載せます。まずはお気に入りの2点から。




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 迷える子羊みたい。
 あるいは全体が「目」で、その中にくるくる目玉が揺れているみたい。



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 ドロドロピンクだ。黒い模様がいろんな形になって目の前をうろうろする。



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 会場左側は・・・・



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 写真有り、山下敦子キャラのエビフライ有り、即売用の小物有りと、普通感覚と遊び心だ。






 右側が非日常的な情念剥き出し。左側は写真による日常の切り取りや、キャラやイラストによる軽いおちゃらけモード。それは、いつものようになんでもありの元気の良い山下敦子だ。ただ、今回のように両者を一緒にして大きく見せるのも珍しいかもしれない。

 赤黒抽象画と写真やキャラ、その関係はどうなっているのだろう?見る人は同時に公平に好んでいるのだろうか?作家は自然に両者を渡り歩いている。僕らも作家のように自然に赤黒抽象画とエビフライをスイッチの切り替えなしに楽しめるのだろうか?

 僕の場合は、抽象画の方が断然好きだ。今回はピンク黒や目玉一杯抽象画なども入ってきて、興味津々だ。どこか女性的な感じもして、男のドロドロ美学とは違った可能性を感じたりする。それにしてもエビフライのノーテンキなアホさ加減が微笑ましい。


 共に面白いのだが、断じて同時に楽しむ事はできない。作品は並立的に鑑賞できないが、真逆なことを平気でやり過ごす作家に対しては感心の眼で見つめている。 
 誰だって二つの心はある。二つの気持ちを愛している。激しさと静寂、知性と痴性、愛と憎しみ、深刻さと馬鹿笑い、世間体と身内意識、生と性・・・だが、概ね使い分けをしている。紳士が公衆で美人を見てよだれでは絵にならない。ググッと我慢せねばならない。この「我慢」というのを山下敦子は嫌いなようだ。全てを等しく愛し尽くして、あっけらかんと微笑む。個々の作品ではなくて、全体でまぜこぜ精神を発揮して普通人に「あんた、大丈夫かい?深刻ぶりながら馬鹿笑いしようよ!」と山下ウインクだ。

 寺山修司は言った、「書を捨てて街に出よう!」。
 山下敦子は言う、「エビフライを食べながら街を赤くしよう!」





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by sakaidoori | 2014-01-29 17:28 |    (たぴお) | Trackback | Comments(2)
2014年 01月 28日

2327)①「第17回 多摩美術大学版画科OB展」 さいとう 1月28日(火)~2月2日(日)

第17回 
多摩美術大学版画科OB
  
             


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
     電話(011)222-3698

 会期:2011年1月28日(火)~2月2日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~16:30まで)

※ ミニ・パーティー ⇒ 2/1(土) 17:00頃~

 【参加作家】
 いけやりょう 石原誠 伊藤あずさ 上田政臣 御囲章 小川了子 Sulley 三瓶光夫 竹腰桃子 友野直美 中嶋咲子(mocha) ネモトサトコ 岡田育美 川田竜輔 川村紗耶佳 佐治直魅 阪てるみ 濱田路子 早川純子 保坂洋平 吉川奈菜子 山口菜摘 佐竹邦子 
 岩永りぼん 前田純平 宮崎文子 庄司光里 南館麻美子 吉見律子 他
・・・29名?。 

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.27)


 例年大所帯だが、今年は特に賑やかだった。賑やかなのは良いことだ。それに、道内出身者もそれなりの参加者なのだが、純粋に道外作家も多くて、普段の札幌市内版画展とはちょっとばかし雰囲気が違う。特に今日は初日だ。関係者もニコニコで浮き足立ち、作品の若さと重なり上々気分が会場を覆っていた。そんな代表選手のようなネモトサトコさんを紹介しましょう。


 (以下、敬称は省略させていただきます。)




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   ↑:ネモトサトコと彼女の作品群。




 彼女の作品は後でかたることにしましょう。会場全体風景から始めます。



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 即売用の小品&商品作品群です。
 ちょっと立ち止まって紹介します。確かに気軽な小品ですが、全館の作品傾向なりが伝わるでしょう。「若くて軽くて良い気分」、が僕の印象だ。



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 気になる作品がかなりある・・・困った、というか・・・毎年、安めを狙ってお気に入りを見つけているのだが・・・。
 上の写真風景、値段表示は?と思った人がいるかもしれない。そうなんです。忙しくて、ようやく見やすい位置に価格用紙をペタペタでした。


 会場風景を続けます。



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 ようやく全体の終了だ。個別紹介は明日します。果たして何人掲載できるのだろう?あまり期待しないで下さい。

 ②に続く

by sakaidoori | 2014-01-28 23:56 | 大丸藤井スカイホール | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 28日

2326)「風の彩・本田滋 絵画展 《風色の街・ハミングの歌》」(カフェ)北都館 終了1月22日(水)~1月27日(月)

   



風の彩・本田滋絵画展
風色の街・ハミングの歌
  
        


 会場:カフェ&ケーキ&ギャラリー・北都館
     西区琴似1条3丁目1-14
      (地下鉄琴似駅5番出口。
       第一病院向い)
     電話(011)643-5051 
 
 会期:2014年1月22日(水)~1月27日(月)
 休み:年中無休
 時間:水・木・金曜日 10:00~22:00
    土・日・月曜日 10:00~19:00
 

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.28)



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 ひどいものです。閉店3分前に店内に飛び込んで、作家に遅れた詫びを一気にまくし立てながら、視線は慌ただしく作品を追いかける。見慣れた作風なのですが、「おっ、今回はシックに決めてきたな。なかなかイイゾ・・」なんぞと意識が駆け巡っていく。流し見だけ、確認するだけで充分ということで今回は納得すべきなのだが、「写真、いいよ」との作家の言葉だ。またまた慌ただしき作品撮影だった。その間、わずかに5分!まったく、失礼極まりない時間を過ごしたわけだが、長い人生の巡り会いだ。多々あるわけではないが、「マァ、イイカ」です。


 若干、作品説明も伺ったが、全部忘れてしまった。以下、写真を見ながらあれこれと思い出し、わずかなりとも言葉を繋げていきます。



 まずは今展一と思われる意欲作、大作を2点。

 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:「春待ち港」・F40 アクリルガッシュ。



 空と、黄色と青と白の構成がセールスポイント。それらと都市の工場群との響き合いが楽しき語りになって、本田滋という都市風景画家の心根がポロンと出た感じだ。

 激しさや勢い過多も本田ワールドなのだが、最近はその傾向がめっきり減った。作風に落ち着きが加味されていく感じだ。



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   ↑:「早春のマリーナ」・F40 アクリルガッシュ (第38回二輝展 奨励賞)。


 画面中央、おそらくボートなのだろうが、よくわからないのがセールスポイント。「何となくボート」と解れば充分なのだ。白装束や風体の不思議さで、単なるボートというリアルな絵画性から離れていって、イメージの遊びに誘いたいのだろう。そこが評価されたのかどうかは解らないが、氷になったようなようなボートに愛を感じてしまった。






 店舗内正面には柱時計がある。その両脇の2点を載せます。光というか、ぼやけ感、白味の効果を確かめている感じ。本田風遠近感とか、チャーム・ポイント表現になっている。


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   ↑:「オレンジ色の風」・S8 アクリルガッシュ。


 街路樹の枝や葉の重なりをモノトーン風の白味で強調し、流れと一瞬の切り抜きになっていて、人が小走りで・・・どこに行くのかな?





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   ↑:(記録不備)。



 画面の両脇や上下を白くして、絵画を窓からの風景にしている。画面は盛り上がってタワーへ、向こうの彼方此方へと楽しく進んでいく。手前の木々は人の行進のよう。リズム、リズム!本田ステップ、ステップと冬の白い世界で画家は遊んでいる。





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   ↑:「春近し控訴院」・F10 アクリル (アートホール東洲館主催「十号公募展」・佳作賞)。


 窓です、窓です。幾重にも格子状に窓が重なっている。それは確かに閉じ込められた世界には違いない。だが、暗くならないところが本田滋らしさだ。
 向こうの木々(人生)と語らっている。自問自答か?しっとりと、我が人生を悔いるでもなく、ことさら高ぶるでもなく、淡々と見つめている。見る自分に見られる自分、それを見つめる僕らでもある。




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 以下、小品コーナーです。コンパクトに巧みに本田エッセンスが詰まっている。



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 以下、全て「S5号」です。



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by sakaidoori | 2014-01-28 10:48 | (カフェ)北都館 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 27日

2325)「楢原武正展 ~黒い種子をうえる 大地/開墾〈2014-1〉~」 大通美術館 終了1月14日(火)~1月26日(日)

  
楢原武正 

   黒い種子をうえる 大地/開墾 〈2014-1  


       
 会場:大通美術館 
    大通西5丁目11・大五ビル 
    (南進一方通行の西側。)
    電話(011)231-1071

 会期:2014年1月14日(火)~1月26日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:10:00~19:00
      (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(1.25)


 言葉は必要ないでしょう。とにかく楢原パワー舞台をご覧下さい。




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 パワーに気後れしてブレてしまった。
 右側から載せていきます。




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 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 かつて僕はある美術サイトに氏のことを投稿した事がある。その時、「楢原武正は札幌の至宝だ」と書いた。
 今展、またまたやってくれた。この一所懸命さ、直向きな姿勢、一徹なまでの真一文字の世界は、ただただため息をして立ち尽くし、見入るだけだ。


 1942年十勝広尾町出身。だからか、いつもいつも「大地/開墾」だ。十勝野開墾か?齢七十を超された。開墾を通り越して、大地の地下の真っ直中だ。黄泉とも胎内回帰とも区別しがたき楢原・唯我独尊だ。

 この古武士の姿、「今の時代には過ぎ去った表現様式だ!」と一線を画する人がいるかもしれない。仕方がない。一々の表現結果がいかように判断されようとも、時代の潮流から外れようとも、そんなことは全く関係ない。「全く関係ない」という姿勢を僕らは貫けれるか?無理だ。氏とて同じだろう。それでも「これでもか!これでもか!」と怨念、執念、阿修羅のごとくにエネルギーを何かにぶっつけ続けている。作品を通しての「人と人との見つめ合い、関わり合う交流」などは更々眼中になく、ひたすら土中に化することによって天高く飛翔する楢原武正だ。墓場は土にも宙(そら)にもある。まだまだ眠るわけにはいかない。馬鹿一の如く耕すのみだ。





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 まるで大地を剥ぎ取ったような作品だ。充実の壁画だ。





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 柴橋伴夫氏が語る楢原武正論を、作家が書いたもの。







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by sakaidoori | 2014-01-27 22:08 | 大通美術館 | Trackback | Comments(0)
2014年 01月 27日

2324)「森迫暁夫個展 ~ぜん ぶぶぶ ん。展~」 ト・オン・カフェ 終了・1月14日(火)~1月26日(日)

 



森迫暁夫個展 

    ぜん ぶぶぶ ん。展
     
         

 

 会場:TO OV cafe(ト・オン・カフエ)
      中央区南9西3-1-1
       マジソンハイツ1F
      (地下鉄中島公園駅下車。
      北東に徒歩2分。北東角地。)
     電話(011)299ー6380

 会期:2014年1月14日(火)~1月26日(日)
 休み:会期中無休 
 時間:月曜~土曜   10:30~22:00
     日曜日&最終日 10:30~20:00
 電話:(011)299-6380      

ーーーーーーーーーーーーーーー(1.27)

 寒中お見舞い申し上げます。

 遅い新年のご挨拶になりましたが、今年も宜しくお願いします。


 さて、2014年の第一号は「森迫暁夫 個展」です。なぜ森迫展かというと近々に見たからです。




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 (以下、敬称は省略させていただきます。)


 森迫ワールドといえば、「うるさくうるさく、そして明るく楽しく元気よく」だ。今展も全くその通りだ。そうは言っても発表毎にそれなりにアレンジしてくれるのが楽しいところで、ファンサービス満点の作家だ。頭の中に一杯イメージがあるから、自然にそうなるのかもしれない。でも、僕は彼の優しさというか、サービス精神も押さえておきたいと思っている。

 今展、異様に綠一色、そしてメインの大作はシンメトリーだ。その大作をまず見て下さい。



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 ---考えてみれば、森迫ワールドは確かに綠が中心だった。森の好きな人だし、ひいては宇宙も見つめているから当然かもしれない。そこを徹底したのだろう。
 シンメトリー ---手持ちの氏の作品を繁々見返してみると、うるささに気をとられて気づかなかったが、左右対称的だ。もっとも、今展のように鏡スタイルではない。

 そういう特色に加えて、大作は一点求心画法だ。森迫版ロールシャッハだ。だからか白味がやたらに増えている。

 その結果どういうイメージが膨らんだかというと・・・・
 なんだかんだと言って森迫暁夫は過剰な精神の持ち主だと思っている。その膨らむ世界を綺麗に見せたい、闇を見つめるドロドロ感は嫌だ、何とかして制御させたい、そんな気持ちが構築的な美学として花咲くのだろう。そこに彼特有の優しさが重なりあって、生きとし生きるものや、場としての森や宇宙へのコスモス的な讃歌になるのだろう。その一つの試みが今展の白い世界であり、綠のがっちりしたシンメトリー世界なのだろう。

 だが、どこかしら堅い感じだ。作家もそう思ったかどうかは知らないが、小品でいろいろと遊んで大作に華を添えている。まるで大作が曼荼羅絵画で、小品が大日如来に奉仕するお地蔵さんたちのようだ。



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 DMに使われた作品。





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 歳のせいなのか、上の作品などは仏画にみえて仕方がなかった。天上と天下の人たちとの語らいですね。
 上の人(生きもの)が下の人に向かって、「お~い、そっちは楽しいか~い?」。すると下の人が斜に構えて、「悪くないね、こんなものかな」。




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 今展、小品のほうが森迫物語絶好調という感じだった。そういう意味では森迫大スペクタクル曼荼羅ワールドの途中展だろう。以前のうるさき楽しき物語とは違った、「思想性」を感じてしまった。





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by sakaidoori | 2014-01-27 12:48 | (カフェ)ト・オン | Trackback | Comments(0)