栄通記

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2013年 05月 31日

2081)①「第8回 しんか展」 大同  5月30日(木)~6月4日(火)

  

  
第8回 しんか展   
  

 会場:大同ギャラリー 3階4階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2013年5月30日(木)~6月4日(火)
   ※ 2日(日)は、14:00~ 
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:しんか展プロジェクト
 後援:札幌パイロットクラブ

ーーーーーーーーーーーーーー(5.29)

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     ↑:(3階の風景。)



 午後6時の閉館というのに、6時10分に行ってしまった。当然×なのだが、お願いして写真だけ撮らしてもらった。とても鑑賞したとは言えない。だから個別作品の感想記も書けない。
 もう一度行って、しっかり見てきます。

 折角写真を撮ったのです。以下、会場風景と作品群として紹介します。


 あっ、「しんか展」の説明を忘れるところでした。
 知的に障がいのある人達の公募美術展です。ですから、作品発表は、参加者自身の積極的意思に基づいてのものばかりではないかもしれません。関係者が「見せたい」、「交流したい」、「彼らが美術を通して積極的に社会参加して欲しい」というものでしょう。

 そして、「しんか」に三つの思いを込めて展覧会は成り立っているのです。

 ・真の芸術性を競う場になって欲しい。
 ・この美術展に応募する毎に作者の芸術性が深まって欲しい。
 ・作品が正当な評価をうけることで自信をつけて欲しい。


 アールブリュットと言えばいいのでしょう。そんな言葉に関係なく、ちょっと風変わりな作品、でも何だか気になる作品に出会えるでしょう。少なくとも僕はそうです。楽しみましょう。
 「美術」をいろんな角度で見て感じて考える良い機会です。当然、「人間の表現」再考の機会です。


 3階と4階で展示。
 3階は子供っぽい楽しさが一杯だ。
 4階は受賞作もあって、人目を惹く作品が多い。

 3階の作品を紹介します。


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 以上、3階の全作品。


 時間のない中で瞬時に選んだ作品を載せます。


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     ↑:久田真輝(札幌)、「こいのぼり」。


 この口元、思わず笑っちゃった。無限の可能性を秘めた口の穴だ。


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     ↑:工藤拓真(釧路市)、「大仏」。


 チェ・ゲバラを想ってしまった。孤高の存在というか、逞しさと寂しさのミックスだ。



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     ↑:吉田怜央(札幌市)、「旭山動物園号」。


 まったるい円さが印象的だ。もこもこモコモコと電車がいく。気分は弾丸列車だ。這いつくばって豪華客車のお出ましだ。



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     ↑:川西延尚(高松市)、「のぶくんと世界の国旗」。


 この作品に限らず、タイトルの多くは関係者が命名していると思う。
 今作、中央の人物を自画像とタイトル命名者は見たようだ。もし命名者が作家をよく知る人ならば間違いないだろう。
 国旗に囲まれた自分自身、何て眩しいのだろう。ついつい我が身を振り返ってしまう。




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     ↑:幅中佑氏(札幌市)、「お正月とおかめとかがみもち」。


 何てったって動きがある。絵が動いている、色が気分が楽しさが廻っている。何を描いているのかも分からないぐらいだ。大漁旗のよう。やっぱり風にあおられてぶるぶると旗めいている。



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     ↑:齋藤毅(札幌市)、「2012年優勝パレード」。


 整然と抜くことなくびっちり描き込んでいる。美術の約束事をきっちりと守って、丁寧に丁寧に描きすすめている。色は燦々で、人が一杯だから動きがあるようだが、不思議に閉じられた世界だ。おそらく、絵画としての約束を忠実守っているが故に、どこかで何かが起こりそうな静止画になっている。
 あまりにも破綻なきパレード風景、統御された人工美、それは画家が一人埋没している桃源郷のようだ。


 
 4階の作品を何枚か載せます。3階とはムードを異にして見える。


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 4階の個別作品は②に続く、です。
 上の作品、写真で見ていても何かが出てきそうでワクワクします。もう一度行って、しっかり見てきます。そして報告します。
 (一点だけ載せて①は終了です。)
 

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     ↑:三澤隆(遠軽町)、「あたまの中」。




 

by sakaidoori | 2013-05-31 22:07 |    (大同) | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 31日

2080)「野口秀子個展 2013」 さいとう 5月28日(火)~6月2日(日)

野口秀子個展  2013              


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:2013年5月28日(火)~6月2日(日)
 休み:月曜日(定休日) 
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーー(5.30)


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 楽しい個展だ。楽しいといっても、全く普通の個展です。作品がざわざわワクワクしているのが良い。児童画風の線を見せたり、抽象画といわんばかりの色構成、コラージュも、剥ぎ取りも、いろいろと作家は楽しんでいるのです。その楽しみに自然にすっぽりはまってしまった。きっとリズムが良いんだ、テンポも。ポエムですよ、自由自由、我が儘気まま、手先の趣くまま・・・。

 いつもの個展はもっと大振りで、広い会場でした。今回は小品ばかりで、ぐっと密に会場を埋めている。
 何はともあれ、何点かずつ作品を載せていきます。クリックすれば大きくなります。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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 上の写真は「街シリーズ」です。

 野口秀子のことを、「青の女(ひと)」、「海の女」と思っていた。基本にそういう世界があって色や線を楽しんでいると思っていた。
 思い込みはよくない。仮に原点の絵心が「海と青の女(ひと)」だとしても、「自由」に「気ままに」、「軽やかに」そんな娘ッ子気分が彼女の信条だ。何も特定の世界に縛られる必要はない。絵を描き続けて、描くことが生活の一部になれば、見るもの聞くもの感じるものを、興の趣くままに「絵」にする。

 「海」が原点といっても、海そのものではない。港とか、何だかんだと人間味のある世界と一緒にして楽しんでいる。人あっての自然だ。純血自然派というより、人間臭い自然派だ。
 今展の「街」シリーズ、コラージュとか剥ぎ取りだとか絵画的にもたいそう遊んでいる。しかも、かなり密だ。「街や街、大いに遊べ」だ。街という自然、まさに自由気ままな宝庫だ。



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     ↑:「街ゆく風」(4枚組の1枚)。右側はその部分図。


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     ↑:「街ゆく風」(4枚組の1枚)。


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 以下、適当に個別作品を載せていきます。


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          ↑:「立ちばなし」・4F。


 ローマ字注意!サインです。呟きになっている。ニクイ!



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     ↑:左側、「ひるの星」・F8。
     ↑:右側、「風の森」・F10。



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     ↑:左側、「星の道」・F10。
     ↑:右側、「サンピラー」・A4。



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          ↑:「虹色の道」・F3。



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          ↑:(2点とも)「水の街」。




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by sakaidoori | 2013-05-31 19:01 | さいとう | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 30日

2079)②「児玉陽美 展 ~上品なまにまに~」 アルテピアッツァ美唄 終了5月16日(木)~5月29日(水)

   
  

児玉陽美 展 

    上品なまにまに
  



 会場:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ
     美唄市落合町栄町
     (国道をJR美唄駅を通り過ぎて北に進み、
      直ぐに「美唄国設スキー場」方面に右折。
      どこまでも続く一本道、スキー場への途中の右側。)
     電話(0126)63-3137

 会期:2013年5月16日(木)~5月29日(水)
 休み:火曜日
 時間:9:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.29)

 2078)①の続き。


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     ↑:「とぶ、とり」。


 ドローイング調のたゆたゆしい世界が流れる。画家はそれを「まにまに」と呼んでいる。会場にはわずかに下がり物が揺れている。それは作品の飾り物で、「まにまに、まにまに」と揺れている。


 以下、上掲の作品の部分図を、人物に焦点をあわせて載せてみます。


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     ↑:「夢のまにまに」。


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          ↑:(上の作品の部分図。)   



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     ↑:「なだらかな季節」。


 以下、部分図。


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          ↑:「やろうと思った」。


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     ↑:左側から、「かがむと見える」、「無題」。




    1989年 北海道深川市生まれ
    2011年 道都大学美術過程デザイン科 卒業
             今回、3度目の個展


 

 在学時の強い個性を知る人にとっては、おとなしくなったと思うだろう。強さも勢いも減ったと。

 画題が一変したのだ。今の絵を見ると、学生時代はギラギラする若い情熱を吐き出していたのだろう。どこかこまっしゃくれて、外の世界にハスに構えていた。女の子だからツメや目頭は立てるけれども、暴力爆発はキライ、でも細腕で殴りたい、だった。闘っていた。

 今は、「夢よ再び」ではないが、とげとげしさよりも、素直に何かに身を持たせて、その流れで進んでみようとしている。どうなるか分からないけれど、見落とした何かを拾っていこうかな、そんな女の子心だ。

 だからといって、弱く表現してはいない。
 絵として、たゆたゆしくとも伸びやかに伸びやかに。そういう絵の拡がる可能性は、自分自身の可能性でもある。今作は自分の可能性展だ。何より正直気分が一番大事、限りなく日常の空気に徹して、日常に小さな旅を持ち込んで、お洒落に自由に・・・やはり、「夢よ再び」だ・・・それはいつか見た夢、これから見る夢、自由という夢。
 僕はそんな風に「児玉まにまに」を楽しんだ。気分はそうなのだろうが、絵画としてどれだけ「高みのまにまに」になったか、これからなれるか?

 見るこちら側も、「学生・児玉陽美」は精算しよう。当面は、「20代、夢をすすむ児玉陽美」の変貌を楽しもう。



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by sakaidoori | 2013-05-30 21:43 | [美唄] | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 29日

2078)①「児玉陽美 展 ~上品なまにまに~」 アルテピアッツァ美唄 終了5月16日(木)~5月29日(水)

  

児玉陽美 展 

    上品なまにまに
  



 会場:アルテピアッツァ美唄内ストゥディオアルテ
     美唄市落合町栄町
     (国道をJR美唄駅を通り過ぎて北に進み、
      直ぐに「美唄国設スキー場」方面に右折。
      どこまでも続く一本道、スキー場への途中の右側。)
     電話(0126)63-3137

 会期:2013年5月16日(木)~5月29日(水)
 休み:火曜日
 時間:9:00~17:00
     (最終日は、~16:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.29)


 久しぶりの美唄だ。


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 当館の出入り口は2階。非常階段のような螺旋階段を昇って「学校」に入ることになる。
 上の写真は、美術館出入り口からのもの。入ってすぐ左側の教室がインフォメーション。受付嬢もいるが、入館は無料。


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 安田侃常設展示教室。
 ここは2階。そこからの外の眺めが・・・、


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 風景写真が多くなって、やっと肝心の児玉陽美展に到着。

 ②でその作品を載せていきたいと思います。明日に続く。


 

by sakaidoori | 2013-05-29 23:42 | [美唄] | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 29日

2077)②「齋藤周 個展 『昨日からの眺め』」 クロスホテル札幌 4月1日(月)~5月31日(金)




齋藤周 個展 

        「昨日からの眺め
  
     

   
 会場:クロスホテル札幌館内
      (1階エントランスホール含む)
     中央区北2条西2丁目
 会期:2013年4月1日(月)~5月31日(金)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:(常時) 

※ オープニング・セレクション ⇒ 4/5(金) 18:30~ 

 主催:当ホテル
     (企画部)⇒電話(011)272-0051
 キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
 協力:まちなかアート、(株)正文舎

ーーーーーーーーーーーー(5.27)

 2076)①の続き。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 ロビーの奥にあるドリンク・ルームを載せます。ある意味で、今展のメイン会場でしょう。ここをメインにするということが、今の作家の絶好調を感じる。





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 奥に見える作品を載せます。


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     ↑: (上の作品の部分図。) 



 人がいる。例外的ともいえるし、今展の象徴作とも言える。




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     ↑:(上の作品の部分図。)


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 イメージがいつまでもどこまでも湧いてくる。そこに身を任せよう、そんな世界だ。



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     ↑:(上の作品の部分図。)


 店に入って直ぐに見える作品。

 以上がドリンク・ルームの全作品。そして、作品の写真掲載を終えます。


 (ここで若干の感想を記したいと思いますが、お出かけです。深夜までには記したいと思います。)



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 バーの空気ともいえる齋藤ワールド。何かを描くわけでもなく、何かを切り捨てるでもなく、静かと言えば静か、時間が遅れてやってきたような、ただ眺めていればそれだけの風景、今という空間を淡く可愛い色合いで包み、無言劇のようにして面の世界が織りなしていく。

 人の好きな齋藤周が人間模様を封印する。湧き出でる情念・感覚・感性に忠実な作家は、自然に人の姿をなぞっていたはずなのに、人のシルエットが音楽やダンスや詩にもなっていたのに。今は人の力を借りないで、心模様や時間や空間のズレを一心に注視する。

 かつては性に染まる少年の心を同時進行的に追いかけていた。
 そして少年は成長し、コーヒータイムのようなゆったりとした時間を楽しんでいた。
 それをしばしの休憩にして、皆なで山から下って何処かに行き始めた。
 今回はヒトムレと遊ぶことなく、絵画との遊びを正面に持ち出した。
 きっとヒトムレは戻ってくるだろう。
 今は旅路の中ので大きな川に出会ったみたいだ。その川と楽しんでいる。湧き出でるイメージをしっかり見つめている。




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 (ホテルでの発表とは思えないほどの作品群です。おそらく新作でしょう。
 正直、作品傾向もさることながら、作家の意気込みに圧倒されました。「手を抜かない齋藤周」と認識していますが、ここまでかと感服するばかりだった。)
 

by sakaidoori | 2013-05-29 22:41 | クロスホテル札幌 | Trackback | Comments(5)
2013年 05月 28日

2076)①「齋藤周 個展 「昨日からの眺め」」 クロスホテル札幌 4月1日(月)~5月31日(金)

  

齋藤周 個展 

        「昨日からの眺め
  
     

   
 会場:クロスホテル札幌館内
      (1階エントランスホール含む)
     中央区北2条西2丁目
 会期:2013年4月1日(月)~5月31日(金)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:(常時) 

※ オープニング・セレクション ⇒ 4/5(金) 18:30~ 

 主催:当ホテル
     (企画部)⇒電話(011)272-0051
 キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
 協力:まちなかアート、(株)正文舎

ーーーーーーーーーーーー(5.27)


 齋藤周氏、意欲満点の個展です。ホテルホテルと侮るなかれ、です。全く、驚いてしまった。ファンならば是非見に行きましょう。
 
 以下、初登場のギャラリーということもあり、長くなるかもしれません。


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


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     ↑:(ホテルの東側出入り口。当ホテルは西側がメインの入り口だ。)


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 「クロスホテルでの美術展」、気になっていた場所だ。一度は1階の廊下までは行ったことはあるのだが、メイン会場と思われる2階に上れなかった。確かエスカレーターが下り専用になっていたと思う。行き方が分からなかったからだが、どうも立派なホテルなので臆してしまった。

 昨夜、たぴおギャラリーでのパーティーの後、意を決して行くことにした。会場はタピオの隣なのだ。ホテルだから時間は関係ないだろう。パーティーの余韻の力が足を運ばせた。それに、気になる齋藤周個展ではないか。見ておかねばならない。


 1階はホテル・プロローグ的設計になっていて閑散としている。ガラスの壁面に両面合わせになって作品が展示されている。いずれにせよ、展示そのものもプロローグ的展開になっていて、小品だしどうということはない。いつもの齋藤周タッチの風景が小さくある。


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     ↑:(1階の様子。ガラス壁に内向き外向きに作品が展示されている。内側も盗難防止のためにガラス越しで、仕方がないが見づらい。)



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     ↑:(右側が作品のあるガラス壁。)


 問題のエスカレーターだ。時間帯によって昇り専用、下り専用になっているみたいだ。踏み込めば独りでに機械が僕を運ぶ。あたりまえのことなのだが、少しばかりワクワクする。




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 ホテルのロビーだ。確かにここにも大振りの作品があるのだが、驚きは奥にあるドリンク・ショップでの作品の多さだ。間違いなく気分はそこがメイン会場だ。個展会期はわずかですが、もし見に行かれる場合、奥の溜まり場を見て下さい。

 まずはロービーの作品を載せます。それなりの大作です。が、ロビーという性格上、作品の伝達力はイマイチに思えた。作品は一つの空気です。それは作家の求めていることでもある。


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 (ロビー作品のタイトルは一切不明です。)

 これから載せる作品は、もしかしたら全部同じ印象かもしれない。共通項は「人であり、人の無さ」です。

 この作品、屋内の風景と屋外とを同時空間、同一存在として表現しているみたい。どこまでが内で、どこまでが外か、そこからの「昨日からの眺め」なのだろう。

 タイトルは「昨日からの眺め」という時間軸的なものです。が、むしろ作品は空間的で、昨日と今日の空間、そして明日もあるだろう空間、透過空間のようにして遅れて気づく空間だ。やっぱりそこにある、いつもそこにある、明日は?



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 白が空間を切り刻んで時間を作ろうとしている。
 人はいないのだが、こうして写真で見ると白い部分が人のシルエットになって何人もいる。人はいない作品だが、間違いなく人の匂いが強くする。



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 爽やかな色合いで、密な空間とたゆたゆしい空間のせめぎ合い。「風景」、間違いなく心象風景といっていいのだろう。だが、心象風景と言っただけでは何もいっていないのと同じだ。急いでその風景を言語描写する必要はないだろう。画家の時間と空間に身を任せて進んでいこう。


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 販売のための小品&商品コーナー。
 作家が得意とする組作品、あるいは連なる連続作品の全体と部分の入れ子作品として見ることもできる。
 少しだけ載せます。


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     ↑:左から、「赤い空」。「楽園 2」。



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          ↑:左から、「ゆきどけ」、「雪の日」。



 小品だけでも飽きない。連作の一環と言うには完結度の強い作品だ。拡がりと吸引が同時に感じることができる。色も女の子いろだが、そういう性的なものが限りなく薄い。それは僕にとっては残念なことだが、今の作家は画題よりも絵画としての時空を楽しんでいる。



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 奥がドリンク・ショップだ。夜だ。若者達が呑んでお喋りと楽しそうだ。それにはお構いなく、堂々と写真を撮り続けた。誰も見向きもしないし、注意もしない。まるで透明人間気分で店内を静かに徘徊した。



 長くなりました。②に続く。

by sakaidoori | 2013-05-28 21:48 | クロスホテル札幌 | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 28日

2075)①「ポスターコレクション展」 たぴお 5月27日(月)~6月1日(土)

  

ポスターコレクション                    
    

 会場:ギャラリーたぴお   
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753 

 会期:2013年5月27日(月)~6月1日(土)
 休み:
 時間:11:00~19:00
      (最終日は、~17:00まで)
  
ーーーーーーーーーーーー(5.27)


 僕も持っていた。息子のコレクションだが。会場風景を載せます。どれがマイ・チャイルド・ポスターかわかりますか?パーティー参加者の様子もうかがえます。失礼とは思いますが、たぴお応援と思って協力して下さい。


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 会場にスキッパー部分がある。上の写真の左側壁面だ。う~ん、寂しいというかもったいない。仕方がない。今から、マイポスターを持っていこう。貼ってこよう。それから再びアップだ


 というわけで、一端中止します。帰宅後、再度開始します。
 それまで、2、3点のポスターを見続けていて下さい。


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 右側は手描きコピーポスターです。



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 オッ、素晴らしい。



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 ともに目を惹く。特に右側のポスターは綺麗だ。


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 ドロドロシリーズの1枚。


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 「あの頃は夢があった」、そんな懐かしが湧く。今となっては、レーシング・カーとて普通になった。


 ではでは。

 (ただ今編集中。)


 展示を終えて、やわらカメラを取り出す。追加部分をパチリ、ところが、チップを入れ忘れて写真がとれない!

 というわけで、日を改めて展示の様子を撮りにいきます。そそて、ブログ掲載です。
 ちなみに追加ポスターは、大きめの歴代青函連絡船の総出演プロフィール・ポスター。食卓風景写真の載ったポスター、近美発行の能面図柄のポスター、札幌静修高校の宣伝ポスター、です。
 ついでに、横尾忠則の表紙による高倉健写真集をこっそりと並べてきました。



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 ②に続く

by sakaidoori | 2013-05-28 13:53 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 27日

2074)「小坂英一 展 LINE ~あじわいのある線への挑戦~」カフェエスキス 5月2日(木)~5月28日(火)

    

小坂英一 

LINE  ~あじわいのある線への挑戦~              




 会場:カフェ エスキス
     中央区北1条西23丁目1-1
      メゾンドブーケ円山1F
      (南東角地)
     電話(011)615-2334

 期間:2013年5月2日(木)~5月28日(火)
 休み:水曜日(定休日)
     ※ 5/13~5/15は臨時休業  
 時間:12:00~24:00
     (日・祝日は、~21:00まで)  

ーーーーーーーーーーーーーーー(5.26)


 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 相も変わらず、最終日近くになっての訪問だ。

 カフェエスキス美術展の特色は、企画であること、企画といっても作家自身の持ち込みで余程のことが無ければ採用されること、そして、作家の知名度が低いというか、初耳の作家が多いということ。発表作品に具象とか抽象とかの傾向はないのだが、なぜだか一定の方向付けを感じる。喫茶店だからか?青壁という強さを背景にするからか?場の持つ雰囲気だからか、オーナー夫婦の人間性というか、不思議なものだ。

 坂本英一、初めての作家だ。DMの印象では、線へのこだわりが強く、何より明るいというものだ。僕は線は好きだ。が、「線=明るい」というイメージは全く持っていない。「線=自己、主張、吸引、粘着質」が先入観だ。
 さて・・・。


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     ↑:ポスターカラー 木製パネル B1。

 真っ先に上の作品が飛び込む。
 「これほどドハデとは、明るいとは」、全く驚いてしまう。線には違いないが面だ。
 作家のいう人間味というよりデザインだ。チョーポップで元気で一杯だ。
 他の小品を見て気を落ち着かせよう。


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     ↑:ともに 「LINE」・パステル 木製パネル A3。
     ↑

 同じく明るいのだが、随分と印象が違う。輪郭がたゆたゆとしていて不鮮明だ。情を感じる。



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     ↑:ともに 「LINE」・パステル 紙 A3フレーム。


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          ↑:「LINE」・パステル 紙 A3フレーム。




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     ↑:左側の上下組作品、「LINE」・ポスターカラー 木製パネル A3。
     ↑:右側、「LINE」・パステル 紙 A3フレーム。



 パステルとポスターカラーの質感や発色の違い、描かれる紙と板の違いが微妙だ。僕はパステルと板の組み合わせ作品を選ぶ。ポスターカラー作品、元気よく描きたかったのだろう。あまりゴチャゴチャせずに、ゴチャゴチャ考えずに我が道を行く、だ。

 作家も居られて若干の会話ができた。パステルは3年?位前から始めたとのことだ。その頃まで、板にガリガリ鑿目を入れては、その小さな傷跡に着色していた。結局、情念刷り込み的な作業が、パステルと出会って、何かが吹っ切れたのかもしれない。ドロドロ吐き出し行為よグッドバイ、色々心によれよれ気分よカモンカモンだ。
 パステル、手作業の感覚を残しながら、陰影細やかで明るい世界だ。だったらポスターカラーも使っちゃおうと、画材などの無制約が新たな線の可能性になったのかもしれない。新鮮な追究心探求心で今展を迎えたのかもしれない。

 そういう僕の想像はともかくとして、自由になりたい線と面と色たちです。もしかしたら、「吹っ切れ リ・スタート展」かもしれません。「もっともっと色々、どこまでもどこまでも線々」と、作品達を励ましに行ってあげて下さい。
 明日の火曜日までです。



   ~~~~~~~


 ところで以下、グリコのオマケのような写真掲載です。


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 店内の天井です。空調設備が新調されたのがわかりますか?もし分かる方がいれば相当なエスキス・ファンでしょう。その他、細々と微妙に大胆に手直しが施されています。入り口もトイレも。3日間の完全休業による大工事でした。当店も、人知れずリ・スタートかもしれません。10年目の出来事です。そのせいか女将さんはいつも以上にハッスルです。マスターはマイペースでニコニコでした。


 
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 外では蚤の市です。今回で4回目。ですが度々の天候不順で、今日のようなお客さん繁盛とはいかなかったみたいです。
 僕も買いましたよ。

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 「ローズ・ド・サハラ」と言うそうです。
 チュニジアのサハラ砂漠、旧オアシス跡?などの砂中から産出されたもの。水と砂の中の石膏がつくる結晶だそうです。
 世の中には不思議なものがあるものです。そうい世界の不思議を目の当たりにして、こうして手に入れることができる、嬉しいものです。今日の僕の気分はチュニジアです。サハラです。朝ご飯は納豆でした。

by sakaidoori | 2013-05-27 10:54 | (カフェ)エスキス | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 26日

2073)「Maniac Mansion (教育大学 男子学生13人)」 アイボリー 終了5月15日(水)~5月19日(日)

     

Maniac Mansion 


北海道教育大学岩見沢校芸術課程美術コース
 
学年も専攻も違う男子学生13人による展覧会
         
    
    
 会場:ほくせんギャラリー ivory(アイボリー)
      中央区南2条西2丁目 
      NC・HOKUSENブロックビル4階
      (北西角地、北&西に入り口あり)
     電話(011)251-5130 

 会期:2013年5月15日(水)~5月19日(日)   
 休み:
 時間:11:00~19:00
      (初日・最終日は、~17:00まで)

 
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.19)


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 男子学生展ということを確認したくて見に行く。
 「マニアック」と謳っているのだから、もっともっとハシャゲば楽しいのに。



 時間のない訪問でした。写真を10枚程撮るのがやっとだった。それでも伴匡泰(4年)君と話せてよかった。
 以下、今展の記録のような報告です。


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          ↑:書第二研究室3年・細木慎太、「獲麟」・墨 筆。


 筆幅を一定にして勢いに流れず、そして強く。



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     ↑:情報デザイン4年・鎌上純、「Visuarium」・processing プロジェクター。

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 水槽の裏面をスクリーンにして、トリッキー感覚で光と遊んでいる。なかなか面白いのだが、スクリーンが小さい。大作の準備なのだろう。期待しよう。




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          ↑:映像研究室4年・伴匡泰、「来迎図」。


 伴君は「仏教をもっと勉強しろよ」と指摘されて、しょげ気味とのことだ。
 勉強勉強、確かに勉強はしたほうが良いが、頭でっかちの絵になって面白くなくなる。この作品はもっともっと遊ばないと。パロディーでもユーモアでもアイロニーでも、たんなる冗談でも構わない。恥ずかしいとか、遠慮とか、そんなことを気にせずに、もっともっとだ。敢えて言おう、「mustだ。楽しまなければならない」。漫画でも、食べ物でも、乗り物でも、もっともっとマンダラマンダラ、万華鏡だ。そういえば女の子もいない。描こう。




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     ↑:空間造形研究室3年・佐藤拓実、「緊縛パブリカ」・写真(アルバム)。


 パブリカを縛りあげて、赤味調での写真集。おもろいアイデアだ。パブリカは自傷か、願望か、単なる冗談か?何かの準備だ。間違いない。空間造形の主役になるのだろう。小なりとも空間で、その試みを披露したらいい。遠慮してたら直ぐに4年で卒業だ。





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     ↑:木造工芸研究室3年・佐貫友紀、「凹にゃんと板にゃん」。


 楽しんだけど、ちょっと世界が小さい。もったいない。折角いろいろと楽しい気分になったのに、もっと夢を膨らまさせて。


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          ↑:佐貫友紀、「吾輩は」。





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          ↑:空間造形研究室2年・八谷説大、「印象e」。


 2年生なのに一番大きな作品だ。
 まさしく「印象絵」だ。「心像絵」かな。



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 隣室では映写会。4点の上映。左の写真を見て、映像傾向を思って下さい。
















     ~~~~~~

 今展を見て思ったこと。会場の「希望感想」に換えて。北海道教育大学雑考____ 

 北海道教育大学生は沢山展覧会を開いている。意欲的なのだろう。そう思うのは、こちらの「美大教育大学学生と展覧会」という印象にすぎないようだ。発表したい気持ちが意欲の手前で足踏みしている。

 今展は有志が、自分の積極的な意志で美術展に参加している。しかも最終学年の4年生が多い。が、経験不足がはっきりしている。「見せる」という意思と意欲と情念が弱い。つまり、意外に個々の道教育大生は展覧会というものを日頃強く意思していないようだ。

 「何のための作品か?」「好きだから」「描かざるをえないから」、それでいいと思う。
 では、「何のために見せるのか、展覧会とは何なのか?」「それは単なる自己表現の一環か?自己満足で終わるのか?」を考えてない。答えなんて何でもいいのだ。美術制作する学徒として、日頃の問題のはずだ。
 確かに学生自身の問題ではあるが、教育機関、美術人養成機関としての大学の責任でもある。個々の教授陣の美術思想が問われる問題でもある。それは残念でもあるし意外だし、学生には「そうだったのか」という同情にも似た気分になった。

 この会場は学生グループ展の溜まり場のようになってきている。自然発生的な現象だし、それはそれで良いことだろう。ならば、ここでの経験を生かして、大きく表現してもらいたい。学生一般は作品を晒して「問う」という実力ではない。「自分を晒す」、そのことが素晴らしい。そこを見たい。交流したい。意気込みを育てて欲しい。いわゆる、「明日への糧」だ。
 我々の鑑賞がその一助になれば嬉しい。そんなことの為に見ているわけではないが、「見せる-見る」からいろいろ拡がることは欲している。

by sakaidoori | 2013-05-26 12:42 | 北専・アイボリー | Trackback | Comments(0)
2013年 05月 26日

2072)②「北の日本画展 第28回」 時計台 終了5月20日(月)~5月25日(土)

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第28回 

    北の日本画展  


 会場:時計台ギャラリー 2・3階全室
      中央区北1西3 
       札幌時計台文化会館
      (中通り南向き)
     電話(011)241-1831

 会期:2013年5月20日(月)~5月25日(土)
 時間: 10:00~18:00 
      (最終日は~17:00まで。)

○ 深川移動展 

 会場:深川アートホール東洲館
      深川市1条9番19号深川市経済センター2階
      (JR深川駅を降りて直ぐ左側のビル)
      電話(0164)26-0026

 会期:2013年6月2日(日)~6月15日(土)
 時間: 10:00~18:00
      (最終日は、~16:00まで)
 休み:月曜日

 【参加作家】
 多数。総勢?名。
 (DMを拡大して個人名を確認して下さい。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5.22)

 2066)①の続き。


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     ↑:(以上、2階B室。)


 以下、部屋に関係なく載せていきます。

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 変な作品というか、気になる作品、好きな作品、そんな感じで載せます。


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          ↑:朝地信介、「くっつきあそび」・F130。


 ご存じ、朝地信介だ。愉快な作品だ。タイトルもあっけらかんだ。「ただ今、しっかり充実しています、だ。
 画面左側、随分と数学の好きな世界だ。ややこしいことを考えた結果か?遊び心か?



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          ↑:池田さやか、「荒れる海と雷鳴にきりきり舞いする」・91×162㎝。


 得意のおどろおどろしさを和らげて、何が何やらわかりにくい画題だ。その分かりにくさが興味を惹く。人物が好きな作家だが、いない。そこが良い。人物乱れる大きな作品の一部の予定か?




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          ↑:伴百合野、「王と王妃」・137×104㎝×2枚。


 支持体はたとう紙だ。額装での発表だ。最近はたとう紙を駆使して、産みの試みをしている。個展も予定しているので、試すことも一杯あるだろう。
 さて、今回の成果は?



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          ↑:千葉晃世、「景」・F100。



 墨画のようだ。大きく膨らんだ事物、薄塗りで「影」や「闇」というには淡い。「景」なのだ。が、さて何だろう?「気」か。それでは禅問答になってしまう。



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          ↑:蒼野甘夏、「Old Devil Moon」・91×162cm。


 随分と地味な作品だ。いつもとは違う超変化球だ。




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     ↑:田村直子、「Ki」・80×160㎝。


 アンモナイトに着想を得ての「Ki」だ。「き、キ、黄、気、希・・・」、さて?入れ子の部屋がどこまでも膨らんで、最後は元気に爆発か。



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     ↑:齋藤美香、「きらめき」・81×162㎝。


 不思議な絵ではありません。タイトル通りにきらめいています。
 画家は必ず長靴を描き込んでいた。子供用でキラリとして可愛かった。ようやく長靴を止めた。



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     ↑:石田眞理子、「成る」・70×150㎝。


 お腹の空いた鯉のぼりだ。変に思って近づいて見ると、なぜだかそこにドラゴンだ。



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          ↑:野口裕司、「いた」・90×90×180㎝。


 ええ~い、撮影者もわざとに入れてしまおう!
 ミラーだ。墨がドボンと落ちている。何がしたいのか?何かを楽しんでいるのだろう。



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          ↑:千葉繁、「空」・F50.


 3階の最後に見た部屋で見た。
 あ~、ここにも意味不明の作品がある。いろいろと悪戦苦闘しているようだ。こういう作品は個展の流れで見たいものだ。だからお願いしよう。「千葉繁君、是非個展を」。



 ③に続きたい。会場で城下さんとお話をした。載せないわけにはいかない。

by sakaidoori | 2013-05-26 00:01 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)