栄通記

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2012年 06月 02日

1781)②「しんか展 第7回」 大同 5月31日(木)~6月5日(火)

 
○ 第7回 しんか展  

 会場:大同ギャラリー 3階4階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2012年5月31日(木)~6月5日(火)
   ※ 3日(日)は、14:00~ 
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:しんか展プロジェクト
 後援:札幌パイロットクラブ

ーーーーーーーーーーーーーー(5.22)

 1777)①の続き。


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 以上、①と合わせれば2階の全作品の様子が分かります。(写真をクリックして拡大して下さい。)


 前回はベスト・お気に入りを1点だけのせました。続けて好みを載せていきます。





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          ↑:中澤元志(東京都)、「中生代の記憶」

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 「絵画」としての可能性を秘めている。
 ワニのような生き物が見える。そういう視点で画面を見ていくと、南国的な動物植物が画中に埋め込まれている風にみえる。問題は、中の物の存在のありようと相互関係だ。ゴロンゴロンと膨れて互いに張り合って存在している。描きたいワニを引き立たせるために背景があるのではない。全てが同列に存在し合い、別個の生き物として息づいている。究極的には一線一線が独立している。
 普通、絵画は何らかの上下関係で成り立っている。「画題と背景」とか、「組み合わせと、それを繋ぐもの」等だ。小品の静物画はその代表だろう。「主題」あるいは「コンセプト」という考え方そのものが排他的思考だ。
 そこにセザンヌが多視点・同時存在という革命をもたらした。が、それは描かれていない主題に人を誘う方法でもある。それは計算された構築性ともいわれる。そうなのだろうが、もしかしたら、彼の目は左右のバランスが悪くて、それが原因で多視点構築作品ができたのかもしれない。あとは、その感覚を美術史の流れで表現するだけだ。冷めた意識と、狂った左右の視力が原点かもしれない。

 その言い方からすると、中澤元志の場合は、全体の構築意識は欠落していると思う。想念の世界では部分と部分を繋ぐ感覚が欠落していて、部分連合が細胞連合のように有機的に絡まって成り立っているのだろう。細胞が働く空間という感覚がないから、全ては淡々と同じ感覚で築かれていく。色の濃淡は、絵画構成の工夫ではなく、描くその日なり、その時の気分だろう。結果として、絵にリズムが生まれる。
 画中に分割線がある。浸透膜のようなもので、画家は何ら意に介さないだろう。
 こういう感覚を持つ青年はいると思う。現在の美術教育が個人の乱れた視力を矯正する場合がある。乱れた視力で、新機軸を開いて欲しい。




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          ↑:齋藤毅(札幌市)、「イタリア・ジェノバにて 『開会式入場行進』」

 画家はスポーツの国際大会に参加するアスリートだ。画題は彼が参加した大会の入場行進風景なのだろう。
 行進する日本団は愚連隊風に見えるのが微笑ましい。
 何と言っても明るく清潔感抜群だ。
 行進も面白いが、歩道でのタイルと人物が交じり合った感覚が楽しい。


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          ↑:松本マリ子(北海道遠軽町)、「ラッパと花」


 細胞連合感覚は「中世代の記憶」の作家と似ているのだろう。
 こちらは中心ではないが親分という存在があるようだ。大きな花は自身の分身かもしれない。



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          ↑:松本美千代(北海道遠軽町)、「やじろべえ」。


 「やじろべえ」、足のない漫画ムシだ。何とも愛すべき存在だ。
 どこかが欠落している感じだが、完成形も想定され、その不具合との落差がイマジネーションをちくちくさせる。


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          ↑:佐東宗春(北海道遠軽町)、「ひこうき」



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          ↑:沼澤実(北海道遠軽町)、「なみ」


1781)②「しんか展 第7回」 大同 5月31日(木)~6月5日(火)_f0126829_19583172.jpg 「なみ」というか、「うろこ」というか、画家の楽しい部屋だ。食べ物に関係したものが、各パーツには描かれている。おやつの隠し場所?








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          ↑:佃拓海(東京都)、「夜の森」


 可愛い絵だが、ちょっと恐い。「夜の森」、全く具象性には欠けているのだが、大きな葉っぱが夜のしじまで襲いかかってきそう。漫画的怖さと言ったらいいのかもしれない。でも、今の時代は「漫画的描写」のほうが、「オーソドックスなリアリズム」より恐い場合がある。どんなに秀でた描写力でも、ちまたに溢れた場合は普通の世界として接するからだろう。


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          ↑:加藤翔太(東京都)、「東京スカイツリー」。

 これは傑作です。
 実は、何を描いているか分かりにくい。強い色が固まっている、線も負けずに這い廻っている、色と線のブラック・ホール絵画だ。
 こうしてパソコンの画面で見返したら、「東京スカイツリー」を描いていたんだと納得できる。しかし、この建物の魅力を削ぐように他の建物が強烈に主張している。画面下は水面だろう。ここにもタワーがあるのか無いのかはっきりしない。タワーを取り巻きが、タワーを排撃している。タワーもちいさくなっている。
 僕ならタイトルはこうだ、「あー、哀しき東京スカイツリー」だ。まるで呪われているみたいだ。


 次は受賞作を中心に紹介します。 ③に続く。 

by sakaidoori | 2012-06-02 20:00 |    (大同)
2012年 06月 02日

1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日

 
○ 大木裕之・滞在制作展 

   「メイ」 

      友情参加:森美千代(写真)
      


 会場:テンポラリー・スペース
      北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2012年5月29日(火)~6月3日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

 ーーーーーーーーーーーーーー(6.1)

 1779)①の続き。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)


 森美千代の写真は2階だ。


1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_105272.jpg



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1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_1071813.jpg



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 当初から、大木裕之の展示に合わせた「ゲスト・森美千代写真展」という話はあった。考えるところがあって参加を見合わせていた。が、「大木裕之・ゴミの山展」を見て、全身全霊触発された。何の用意もしていなかったが、そこは写真家である。写真は家に五万とある。
 「何でも良いから貼っちゃおう。大木裕之と一緒に過ごそう。あのゴミの中に私の写真を置きたい!」
 そうして2階は森美千代・写真展になり、当展は「森のゴミ展」になった。


 植物という生き物をいろいろな角度から撮ったり、建物の見え方の面白さに迫ったり、写真を切り刻んで織物風にしたりと、表現の引き出し内部が垣間見える。ビニール版への転写・作品化という点は、いままでにない試みだ。陽を浴びる2階を意識したのだろう。屋根裏という事もあり、アナログ写真の成立過程を見るようだ。銀塩の現場は暗い、ここは明るくてパソコン処理でもあるから、似て非なるものだ。
 それよりも、光を浴びて作品が小さく見えた。透き通って、写真の骨組みしか見えないからだろう。それと、近づいて鑑賞という雰囲気ではない。ここは足下が不安で、鑑賞ではなく雰囲気を味わう空間だ。
 作品がもっと大きければと思うが、今回はそんな細かいことは無視しよう。いきなりの飛び入り参加で、「ここまではいつでも直ぐにやれる人」ということを証明した。もっとも、個人的にはここを突き抜けるぐらいの勢いを期待している。

 四方山話に花が咲いた。おまけに帯広からの美術家も一緒だ。帯広女史のフットワークの軽さには頭が下がる。蝶々ですね。というわけで、個別作品を取り損ねた。上の写真をクリックすれば、おおよそは見当できます。

 

1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_11113278.jpg



1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_1112626.jpg



 栄通     :「オッ、エッチだね~」
 帯広の女史 :「あら、これセクシーね~、良いわね~」


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1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_11155011.jpg



 森美千代は写真を「作る人」だ。過剰暗闇だとか、露光200%とか、要するに写真を化粧をする。熟女だから化粧も分厚い。
 上の作品はネガ風の写真を丁寧に切って、几帳面に織ろうとしている。ここで終わればお洒落なデザインだ。


1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_11252180.jpg


 物語が展開しそうな場だ。



1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_1126292.jpg 「3日までです。日曜日までです。よろしく」























1780)②「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_1129172.jpg


by sakaidoori | 2012-06-02 12:17 | テンポラリー
2012年 06月 01日

1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日

 
○ 大木裕之・滞在制作展 

   「メイ」 

      友情参加:森美千代(写真)
      


 会場:テンポラリー・スペース
      北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2012年5月29日(火)~6月3日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

 ーーーーーーーーーーーーーー(6.1)

 森美千代さんが、「私も参加しちゃったよ、見に来て!」との誘いだ。女性に誘われては、何がなんでも見に行かねばならない。

 そして会場風景は・・・。


1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_21461222.jpg



1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_2147562.jpg



1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_21482066.jpg



 ご覧のようにゴミの山だ。
 もう一度、上からの写真をお見せしよう。


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 やはりゴミの山だ。
 まるで寝泊まりして散らかしているだけだ。

 それではこれが展覧会か?しっかりした美術ギャラリーで、しっかりと告知した美術展だから、間違いなく展覧会の一シーンだ。もっとも、「滞在制作展」とある。最終作品のための舞台裏ともとれる。

 そもそも「大木裕之」とは何ものか?「メイ」とは何なのか?
 「大木裕之」・・・「映像作家&現代美術家」というレッテルだ。それ以上は分からない。それで充分だろう。
 「メイ」・・間違いなく映像作品のタイトルだ。が、それ以上の意味があるかもしれない。

 幸い、会場には作家がいるではないか!本人にインタビューだ。

 「大木さん、何かできるの?」
 「さー」
 「映像、できるの?」
 「さー」とニコニコするだけだ。

 ここは彼のネーム・バリューを信じよう。わざわざ自費で本州から来たのだ。単なる遊びや冷やかしかもしれない、実体は真性美術ペテン師かもしれない。それでもいい、しょせん美術行為だ。ゴミをもたらす美術風来坊だ、生真面目にそのゴミを見つめてみよう。1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22134040.jpg
1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_2214923.jpg



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1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22151048.jpg




1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22155771.jpg
1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22163534.jpg



1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_2218549.jpg




 「メイ」、5月なのだろう。殊更5月である必要はないが、日々の生活としての「5月の日々」、その記録のようなものとして映像作品「メイ」は成り立っているのだろう。今回も、おそらくこの現場は写されるだろう。たとえ映像化されなくても、彼の「5月の行為」はある。彼は「個人的5月の行為」を、美術という名の下に、共有を求めにやって来たのだ。「共生」なのだ。それは強引な「強制」でもある。わざわざ札幌の一画にゴミをまき散らして、札幌人に何かを言いにやってきた。失礼な人だ。災いなるかな大木裕之だ。

 敢えて比喩的に言おう。最後の写真だ。「手」、それは中森ギャラリーで個展を開いた青年の彫刻だ。それは彼の個人的な「祈り」だ。その作品に呼応するように、同じものが階上にも置かれて眼下を見下ろしている。
 手の彫刻作品の廻りを。津波のゴミと解する事ができる。ならば、全体は、昨年の大震災の鎮魂と言えなくもない。
 しかし、そんな解釈を作家は求めない。
 そんなことはどうでもいいのだ。「オレはゴミを捲きにここに来たのだ!そのゴミに埋もれてみぃ。結構面白いぜ」と、言っているだけだ。「見て、一所に遊ぼうぜ」と言っているだけだ。絶対にそうだ。

 だから、栄通記読者諸氏よ、このゴミ山が面白いと感じたならば見に行くべし。


1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_2244464.jpg




 素晴らしいことに多くの方がお見えだ。おそらく、ゴミの山とは知らないでの訪問だろう。ちなみに僕は、今展を「森のゴミ展」と名付けている。
 あたかも、夜逃げをした人の探索のような光景も生まれた。


1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22483662.jpg



 こういう青年もいた。まるで、この部屋の主のようだ。


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1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22515246.jpg





 さて、今展のゴミ展に恐ろしく感動した女性写真家がいる。自身の縛れた心根をこの展覧会が吹き払ったのだろう。その写真群が2階で頑張っている。


1779)①「大木裕之・滞在制作展『メイ』 友情参加・森美千代(写真)」テンポラリー 5月29日(火)~6月3日(日_f0126829_22553569.jpg



 随分と長い記事になってしまった。女性写真家、こと「森美千代・写真展」は項を改めます。
 ②に続く

by sakaidoori | 2012-06-01 23:18 | テンポラリー
2012年 06月 01日

※ 栄通の案内板  6月(2012)

※ 栄通の案内板  6月(2012) _f0126829_9254225.jpg
※ 栄通の案内板  6月(2012) _f0126829_9261260.jpg



6月4日記 
 ポスター掲示板のパンフレットを差し替え。ついでに我が家のオダマキも登場。
※ 栄通の案内板  6月(2012) _f0126829_9282952.jpg








6.23
・「野塚塚崎聖子・展」 (深川)東洲館 7月16日(月)~7月31日(火)
・「妄想遊戯 (木野田和也・モノクロ写真展)」 (旭川)まちなか交流館 7月1日(日)~7月15日(日)
6.22
・「『かなた』 (23名参加のグループ展)」 (小樽)市民ギャラリー 7月10日(火)~7月22日(日)
・「勝野好則・硝子展 2012年 ~暮らしの中の硝子器達~」 さいとう 6月26日(火)~7月1日(日)
・「第53回 北海道版画協会展」 大同 7月5日(木)~7月10日(火)
・「上林喜美子・絵画展 輓馬一筋」 資料館 7月18日(水)~7月22日(日)
・「七月展 北海道教育大学岩見沢校 芸術課程美術c.」 市民ギャラリー 7月11日(水)~7月15日(日)
6.21
・「風間雄飛・個展 『おとぼけくん』」 コジカ 7月3日(火)~7月28日(土)
「『アンモナイト展 (+α福岡幸一アンモナイト版画)』 北海道開拓記念館 第69回特別展」 開拓記念館 7月6日(金)~10月8日(月)
・「第12回 札幌医科大学美術部 イリス会OBと仲間展」 さいとう 7月10日(火)~7月15日(日)
6.20
・「佐藤志帆・展」 STVエントランス・ホール 6月25日(月)~7月15日(日)
・「第24回 鈴木京子墨彩画展 -スナップショット.カリフォルニア-」 時計台 7月2日(月)~7月7日(土)
「◆第2回想紫苑 三人展◆透明水彩 (小路七穂子 西村美紀子 湯浅美恵)」エッセ 7月3日(火)~7月8日(日)
・「カトウタツヤ 絵の展覧会」 粋ふよう 7月2日(月)~7月14日(土)
・「日中合同展(12名参加) 四川省と北海道を結ぶ」 大同  6月28日(木)~7月3日(火)
6.19
・「彩 ~irodori~ (Bisen OBの彩展vol.6)」アートスペース201 7月12日(木)~7月17日(火)
「【風の彩・本田滋・絵画展】 《初夏の彩街》」 さいとう  6月26日(火)~7月1日(日)
6.18
・「とびら展(佐藤一明 ダム・ダン・ライ 久野志乃 森本めぐみ)」 北広島市芸術文化ホール 7月20日(金)~7月29日(日)
6.17
・「ギャラリー創 開廊5周年企画展 G.A.A.L伊賀信・作品展 2012」 創 6月22日(金)~7月8日(日)
・(個展&演奏会) 「茂呂剛伸・個展 『縄文太鼓』」 茶廊法邑 7月18日(水)~7月26日(木)
6.16
・「堀成美・個展 ーそのあいまー」 g.犬養 7月4日(水)~7月16日(月)
・「第13回 明日への具象画展 (札幌展)」 市民ギャラリー 7月3日(火)~7月8日(日)
・「’12 石川玉舟門下生10人による 桃季の会書展」 スカイホール 7月3日(火)~7月8日(日)

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6.14
・「写真展|集合的無意識 えぞ梅雨の夢 (QUATRE SAISONS)」 たぴお 6月18日(日)~6月30日(土)
・「第15回 中村裕 ー作陶展ー」 三越9階 6月19日(火)~6月25日(月)
・「藤谷康晴 『WILD BRIGHTNESS ー幻視の狩人ー』」 テンポラリー 7月5日(土)~7月15日(日) 最終日にライブ・ドローイング
・「若狭馨世・展」 時計台 6月25日(月)~6月30日(土)
6.13
・「第2回一線北海道 五人展(湯浅工 田仲茂基 西村司 竹津昇 川上直樹)」時計台 7月2日(月)~7月7日(土)
・「札幌大学大学写真部 文連祭」 札幌大学構内 6月16日(土)、17日(日)
・「藤女子大学写真部 新人展 ~撮る前、ロマン~」 資料館 6月19日(火)~6月24日(日)
・「上嶋秀俊(作品展)」 KINOTOYA CAFE大丸店 6月上旬~8月下旬
・音楽会)「北海道大学交響楽団第123回定期演奏会」 札幌市民ホール 6月24日(日) 18:30~ 指定席1000円 自由席900円
6.8
・「中川商業高校 閉校記念事業 芸術作品展」 北海道中川商業高等学校 6月11日(月)~6月16日(土)
・「愉(たの)しき玩具展」 たぴお 6月11日(日)~6月16日(土)
・「宇流奈未・作品展 ~終わりなき旅~」 たぴお 6月4日(日)~6月9日(土)
6.6
・「西村一夫・展 ー内なる風景ー」 時計台  6月25日(月)~6月30日(土)
・「武蔵未知 『WORKS』」 ミヤシタ  6月20日(水)~7月8日(日)
6.5
・「[北海道ツラの皮] 熊谷大介<ルチャマスク作家>」 JRタワーARTBOX 6月1日(金)~8月31日(金)
6.3
・「小泉満惠・うつわ展」 粋ふよう 6月18日(月)~6月23日(土)
・「第13回 “グループ環(かん)”絵画展」 スカイホール 6月19日(火)~6月24日(日)
6.2
・「野口秀子・個展(道展会員) 2012」 スカイホール 6月12日(火)~6月17日(日)
・「北海学園大学 Ⅰ部写真部・写真展」 アイボリー  6月12日(火)~6月24日(日)
6.1
・「梅田マサノリ 『記憶を探す通路』」 門馬 6月1日(金)~6月13日(水)

by sakaidoori | 2012-06-01 18:30 | ★ 栄通の案内板
2012年 06月 01日

1778) 「HANA展」 たぴお 5月27日(日)~6月2日(土)

  
○ HANA         

   
 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2012年5月27日(日)~6月2日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
      (初日は、12:00~) 

 【参加作家】
 阿部正子 伊藤洋子 かつや かほり 佐藤綾子 田中緑 長谷川雅志 深山秀子 水戸麻記子 三宅悟 
   
ーーーーーーーーーーーー(5.31)

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 ジャンルも日本画あり、油彩画あり、テキスタイルありといろいろ。大きさもいろいろ。画題もこぢんまりした花から、森あり、海ありといろいろ。バラバラだが、そこは「ハナ・華」一杯だ。何と言っても、絵に取り組む画家の姿勢が違うのが良い。大きくうねるバランスとリズムで会場が埋まっていた。

 多くを取り上げたいが、どうなることか。


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     ↑:阿部正子


 心を落ち着かせて、丹念に丁寧に花と向き合い会話をしている。空気や光を花と一つにしようと、ゆっくり筆を運んでいる。
 かつての絵は平面的だった。そして何より動きがあった。その見栄えの動きは否定され、花のたたずまいとの美と存在に全神経を集中する。オテンバ心の絵が、精神的な絵にしたい!かつてのがむしゃらな真面目さは、一所を見つめる生真面目さになった。今は、遊び心よりも画品が大事なのだろう。
 だが、これらは小品だ。かつての大作との違いを語り過ぎているかもしれない。



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     ↑:深山秀子。左から 「春らんまん」、「桃花咲く頃」



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          ↑:田中緑、「海辺の風景」


 木田金次郎が好きな人だろう。ただ、金次郎には、描く物が画面に沢山あった。それらを絵画的躍動感で踊らし、生命と存在感を表現していた。
 しかし、田中緑は何も描こうとはしない。海と空気にしか関心がないようだ。この捕らえどころのない物を、なんとかキャンバスの中に埋め込もうとしている。ボリューム感でいくべきか?質感でいくべきか?遠近感でいくべきか?どんな色の組み合わせにしたらいいのか?
 捕らえどころない世界と格闘する画家、そう理解した。



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     ↑:長谷川雅志、「空へ」


 茶系という地味な色合いだが、なぜか華やかだ。発色が良いのだろう。それに、模様がなんともユーモラスだ。ついつい見る心も軽く踊るからだろう。



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          ↑:末永正子。左から 「サクラとウメ」、「サクラ さくら」


 今展では異色な作品だ。タイトルによるとサクラだ。サクラというより、「ペンキという色で画面花盛り」といった感じだ。
 描かれた世界をどこかで否定したいのか?だが、サクラは描きたい、描かねばならない。ならば、サクラはタイトルに任せよう。私は絵の具と遊ぼう。絵の具という材料だけでどこまで花が咲くか!やるっかない!
 末永正子は迷うことなく、キャンバスの前で仁王立ちしている。「サクラ たつ」だ。



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          ↑:伊藤洋子、「幸運の花」

 清楚な花たちだ。
 伊藤洋子は大作は作るもの試みるもの、小品は心を移すもの楽しむもの、そんな風に使い分けしているみたいだ。
 「『清らかに美しく』それのみで画業を進めれたら」、そんな願望もあるかもしれない。



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          ↑:中野邦昭。左から 「わすれな草」、「シンビジュウム」。


 綺麗な絵だ。気分は女性画だ。



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          ↑:さとう綾子。左から 「花箱」、「スターガザール」。


 静物日本画が3人続く。綺麗ということでは同じだが、微妙にそれぞれ違う。さとう綾子・作は若い。




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     ↑:三宅悟、左から 「サクラとレンギョウ」、「サクラ咲く」


 これらの作品は少し離れて見る方がいい。色の塊が品良く飛び出て見える。色は発散しているのだが、全体のまとまり感は抜群で、やはり三宅悟・桃源郷だ。幸せな気分にさせてくれる。



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          ↑:水戸麻記子、「お子様ランチ」

 ちょっとおとなし気味なミトラマ・ワールドだ。人体のフォルムというか、人物に意が行き過ぎた感じで、画題を楽しむまでにはなっていない。おそらく、大きな作品群の中で、何かを試みているのだろう。




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     ↑:かつや かおり


 左の3点は完璧な宗教画だ。三宅悟風の優しい色づかいで、ルネサンス絵画の構図を借りた感じだ。
 それにしても、凛々しい。宗教画にある肩肘張った強制はない。日々の生活と、色の世界を優しく宗教にまとめている。

  (タイトル等、追って追記します。)

by sakaidoori | 2012-06-01 09:03 |    (たぴお)