栄通記

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2010年 04月 29日

※ 栄通の案内板  4月(2010年)

栄通の案内版 & 連絡先以前の記事

[栄通からの掲示板]


※ 写真をクリックすれば、大きい画像がみれます。栄通記&案内板ともです。
※ 展覧会の案内等があれば、この欄にコメント下さい。


【最近の記事】

4・28)・深川・東洲館 「佐藤泰子・展  さくらさくらfinish」 5月1日(土)~5月15日(土)
・セントラル 「冨澤謙・個展」 5月4日(火)~5月9日(日)
・STVエントランス・ホール 「北山寛一 『追想譜』」 5月3日(月)~5月23日(日)
4・21)・道新ぎゃらりー 「アイヌ民族もんよう・染織展」 4月29日(木)~5月4日(火)
・時計台 「塚崎聖子・個展」 5月10日(月)~5月15日(土)
・さいとう 「櫻井マチ子・個展」 4月20日(火)~4月25日(日)
・北広島市・黒い森美術館 「松原成樹・個展」 5月1日(土)~5月26日(水)
・(予定表) たぴお 「2010年度3月~12月 『個展・グループ展 参加のお願い!!』」 5月3日(月)~5月8日(土)

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4・18)☆大阪市・AD&A 「藤谷康晴・個展 『超空間』」 5月21日(金)~6月2日(金)
・セントラル 「大釜昭・切り絵個展」 5月11日(火)~5月16日(日)
・さいとう 「有限会社ナカジテクス (道都大中島ゼミ・グループ展)」 4月27日(火)~5月2日(日)
4・16)・たぴお 「写羅 Vol.Ⅲ (写真展)」 5月3日(月)~5月8日(土)
・(音楽会)小樽・フリーランス 「F.H.C.近藤芳弘 ライブ」 4月29日(木) 19:30~ 1,500円
・(観察会&講演会)道医療大学薬学部植物園2010年度 漢方・薬用植物研究会予定表」 第1回 4月25日(日) 講演会他
4・15)・ト・オン・カフエ 「大泉力也・個展」 5月11日(火)~5月23日(日)
・(音楽会)門馬 「F.H.C with VJ・ReguRegu」 4月25日(日) ①14:00~ ②18:00~ 無料
・時計台 「遠藤厚子・永井唱子 二人展」 4月12日(月)~4月17日(土)
・茶房法邑 「熊澤桂子・展 ガラス変形にんじんインスタレーション」 4月21日(水)~4月29日(木)
4・13)・(公募中) 粋ふよう 「グロウアップ 応募〆切・4月28日 1人・3000円」" target="_blank">第2回グロウアップ 応募〆切・4月28日 1人・3000円
・(教室展)セントラル 「第5回 書道・わか葉会」 4月27日(火)~5月2日(日)
4・12)・(公募展) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston果澄/菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)
・ト・オン・カフエ 「久守夕子・個展 <たのしいセラミカとモサイコ>」 4月13日(火)~4月25日(日)
4・11)・ニュー・スター 「うちとそと 伊藤沙弥香・初個展」 4月28 日(水)~5月10日(月)
・苫小牧・喫茶プロムナード 「菅原美穂子・パステル画&写真展」 4月11日(日)~4月20日(火)
・たぴお 「BEGIN展・2TH ●美唄絵画サークル「絵具箱」「空」●」 4月19日(月)~4月24日(土)

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4・10)・CAI02 「自分のためにアートを買いたい -U 50,000- 2010」 4月17日(土)~4月28日(水)
・ATTIC 「nid(巣) mobile (jobin.)+photo(こんのあきひと)+sound(佐々木隆介)+cafe(sippo)」 4月23日(金)~4月25日(日)
・市民ギャラリー 「第25回 北翔展 (久守絵画教室合同展)」 4月13日(火)~4月18日(日)
4・8)・愛知芸術文化センター 「あいちトリエンナーレ2010 『都市の祝祭』」 8月21日(土)~10月31日(日)
4・7)・ミヤシタ 「井上まさじ・展」 4月14日(水)~5月9日(日)
・資料館 「ぽんち展 7 ~黄色い写真展~(7人の写真展)」 4月13日(火)~4月25日(日)
・粋ふよう 「スプリングマン 瀧口真衣花・田中沙織・中川由衣」 4月19日(月)~4月24日(土)
4・5)☆小樽・市民ギャラリー 「かなた(21名参加のグループ展)」 4月27日(火)~5月2日(日)
☆時計台 「佐藤萬寿夫・ドローイング展Ⅱ」 4月26日(月)~5月1日(土)
4・3)・コンカリーニョ 「<劇をつくるということ>プロジェクト発表公演  『したい女、したくない男』」(チキタリサ出演) 4月30日(金)・5月1日(土)
・市民ギャラリー 「第24回 北海道墨人展」 4月21日(水)~4月25日(日)
・市民ギャラリー 「’10 第37回 北海道抽象派作家協会」 4月13日(火)~4月18日(日)
・新さっぽろ 「nukillizo個展 『ma( )dalla←N』」 4月21日(水)~4月26(月)
・新さっぽろ 「亀井由利・個展」 4月14日(水)~4月19日(月)
    (お詫び⇒以前、今展を紹介しましたが、会期に誤記がありました。あらためて紹介します。すいませんでした。)
4・2)・STVエントランス・ホール 「金井英明・田園幻想画展」 4月5日(月)~4月25日(日)
・たぴお 「ーEveryone has a meritー  非連結展 Vol.11」 4月12日(月)~4月17日(土)
・アートマン 「春展 (5人展)」 4月6日(火)~4月11日(日)
・ト・オン・カフエ 「Metamoric AnimalⅩⅣ 芽吹く【me-bu-ku】 山本祐蔵」 3月30日(火)~4月11日(日)
・丸井今井 「<天勝陶房> 鈴木勝・作陶展」 3月31日(水)~4月5日(月)

by sakaidoori | 2010-04-29 11:20 | ★ 栄通の案内板 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 26日

※  月・火・水はお休み

 月・火・水と休みます
 
 最近はコメントもほとんど無く、実に寂しいものです。
 一方的に感想文字を並べたくっていますから、意見の入る余地がないのでしょう。
 たまには双方向的な意見交換もしたいものです。よろしく。


 最近の訪問者は平均すれば145名ぐらいでしょうか。くどい文章なのに多数の訪問者だと思っています。ありがとうございます。

by sakaidoori | 2010-04-26 08:49 | Trackback | Comments(4)
2010年 04月 25日

1279) 茶房法邑 「熊澤桂子・展 ガラス変形にんじんインスタレーション」 4月21日(水)~4月29日(木)

○ 熊澤桂子・展
    ガラス変形にんじんインスタレーション
           ~inside World~

        
 ・会場:茶廊法邑
    東区本町1条1丁目8-27
    電話(011)785-3607

 期間:2010年4月21日(水)~4月29日(木)
 休み:火曜日(定休日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~16:00まで) 

ーーーーーーーーーーーーーーーー(4・24)

 (以下、敬称は省略させて頂きます。)

 お馴染みのスタイルになるのだろう。ガラス・ニンジンがあり、映像があり、そのニンジンの由来の説明があり、不思議な空間を作ること・・・そんな予想をしていた。確かに予想通りだった。初めからテーマに対する新鮮さを求めていない。作家のこだわりと空間作りの妙を楽しみにしている。

 作家は「廃棄された」「変形」「にんじん」と「富良野の風景」にこだわっている。それが「ガラスのニンジン」になり、「映像」として再生される。ここまでは「何を、どうするか」の問題だ。テーマがあり、その作家の解釈と主張だ。同じテーマと解釈が続けば、マンネリに陥り人は笑う。熊澤桂子にもその危険はある。だが、マンネリは作家なり人間の宿命だろう。

 僕は作家の「こだわりの強さ」に注目している。どこまで徹底的にこだわれるのか。こだわった到着点のようなものを見定めたい。
 そして、僕は熊澤桂子は空間作家だと思っている。この場合は「ニンジン」などは作家の小道具でしかなく、テーマそのものは二の次の問題だ。古い言葉で言えば、「芸術の為の芸術」だ。「空間のための空間」、「美のための美の追究」とも言える。それは作家が持って生まれた肉体なり心なりの内側の問題を、外に産み落とす行為だろう。空間という熊澤生理が面白い。
 熊澤桂子の空間は、とにかく広くありたいという願いなり夢だ。いかに変形ニンジンやニンジン色の赤が画面なり空間全体を覆ってもドロドロしていない。アッケラカンの健康的な明るさがある。清々しい風が流れている。

 今展、広い会場で「廃棄」という説明的な語句も少なくて、美的空間を作っていた。
 以下、会場風景を載せますが、空間はそこに行かなければ楽しめれないところがあります。その場の空気の匂いです。そこが絵画の産む虚の世界とは違う所でしょう。



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 エンドレスで映像が流れている。だが始まりと終わりは真っ白で、無機質とも言える線と面だけだ。ここに作家の都会性・近代性に対する愛着を思う。
 段違いで写される時の流れ。映像を囲む白が大きい。白に囲まれた鑑賞者、その人の姿と目を思って下さい。点景のようにガラスニンジンの赤と緑が灯っている。
 
 以下、流れる順序に関係なく載せます。


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 映像は「見る人・見られる物」の関係が明白だ。それは見る人は常に安全な位置に居て、まことしやかな冒険の為のカラクリなのだから。
 会場には幾つかのニンジン陳列の置物がる。映像感覚での仕掛けだ。中はガラスになっていてニンジンを写し、外からは単なるガラスとして中を透かして見る事ができる。「見られる存在としてのニンジン」と「覗く存在としての鑑賞者」。熊澤桂子の表現スタイルは、「見る・見られる」という一方的関係性を空間が包むという構造だ。とても安定している。この安定感が、今後どう強化あるいは逆転するか?
 今展は「ミラー」を駆使していた。トリックから生まれる小さな幻影の世界だ。映像という大きさと、箱入り娘的な夢の世界。


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 奥の方にある長方形の箱。裏側から中に入ると・・・、草間トリックのよう。赤と緑のおとぎ話、小さい部屋に大きな明るい闇の世界。



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by sakaidoori | 2010-04-25 12:09 | (茶廊)法邑 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 25日

1278) 市民ギャラリー 「創人展  故 金津墨岱・拓本コレクション」 終了・4月13日(火)~4月18日(日)

○ 創人展
   故 金津墨岱・拓本コレクション


 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2010年4月21日(水)~4月25日(日)
 時間:10:00~18:00
   (最終日は~16:00まで。)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・24)

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 拓本が床にびっちり並んでいる。驚いたね~!!!余りに無造作に並んでいるわけだが、めったに見られないコレクションだ。
 僕は力強くこのコレクション展を推奨する。それが書の勉強になるからではない。
 おそらく、この床作品は購買当時で2、3百万円かそれ以上はしただろう。北海道は資金のストックが少ないから、なかなかお金が凝縮した作品群を見る事ができない。コレクションは一つのジマンタレだが、美術にとっては、その自慢がとても大事だと思っている。収集品は同じ金持ちや趣味を同じくする仲間しか見る事ができない。ましてや北海道はそういう美術コレクト・マニアの存在の層が薄いから、彼等の作品群を見る機会がない。
 ここにはそういう収集家の全貌が並んでいる。情熱が床に燃えたぎっている。実に良いね~。展示は床ですよ。しかも断ればお触り自由です。

 それはともかくとして、収集品は古代中国の石碑などの拓本だ。漢字の迫力がそこにある。この展示空間を「現代美術」と言わなくてなんて表現したらいいのだろう?個々の「字・書」に支えられた情念の極みが立ちこめている。
 「書」の関係者は「臨書」の現場として。「美術」の好きな人は字と美の可能性として楽しんで下さい。

 なお、展示品は「拓本」の現物もあれば、拓本コピーまあります。区別は行ってみれば直ぐ分かります。黄色く焼けた紙が本物の拓本です。「デザイン」を勉強されている学生には、デザインとしての拓本であり空間として勉強して欲しい。


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 明日の日曜日までです。

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     ↑:(白抜きの部分は作品名を書いたキャプションなのですが、なぜだか真っ白に撮影されました。)

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          ↑:顔真卿。



 言い忘れましたが、このコレクション展は故金津墨岱さんの奥さま・金津雪華さんによるものです。この「創人会」を主宰している人です。ざっくばらんで大胆な展示は彼女の性格かもしれません。作品との出会いは人との出会いでしょう。良い人にも出会えた。嬉しい限りです。

 僕の夢としては、時代順に並べて、書家に対する現代的評価なりの言葉があり、原本の所在地の中国地図、そして拓本そのものの由来譚などがあればと思った。僕自身が勉強をし直しすれば良いのだが、書や中国史ばかりにこだわるには少し遅すぎたようだ。残りの人生、時間が沢山あるようだが、「行きたい見たい聞きたい触りたい」ことばかりだ。

by sakaidoori | 2010-04-25 00:35 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 23日

※ 栄通の案内板  4月(2010年)ー③

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【最近の記事】



4・22)・資料館 「風と友だち Siberian husky・3人展(川上町子(水彩画) 小北裕子(写真) 田村朝代(イラスト」 5月11日(火)~5月16日(水)
・セントラル 「新田志津男 画歴25周年展」 5月4日(火)~5月9日(日)
・たぴお 「のざわゆきお・感謝漫画展」 4月26日(月)~5月1日(土)
・資料館 「第6回 青青社書展 ~書をたのしむ」 4月27日(火)~5月5日(水)
・石の蔵・はやし 「殿村栄一 末木智佳子 末木繁久・三人展」 4月22日(木)~4月27日(火)
4・21)・道新ぎゃらりー 「アイヌ民族もんよう・染織展」 4月29日(木)~5月4日(火)
・時計台 「塚崎聖子・個展」 5月10日(月)~5月15日(土)
・さいとう 「櫻井マチ子・個展」 4月20日(火)~4月25日(日)
・北広島市・黒い森美術館 「松原成樹・個展」 5月1日(土)~5月26日(水)
・(予定表) たぴお 「2010年度3月~12月 『個展・グループ展 参加のお願い!!』」 5月3日(月)~5月8日(土)

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4・18)☆大阪市・AD&A 「藤谷康晴・個展 『超空間』」 5月21日(金)~6月2日(金)
・セントラル 「大釜昭・切り絵個展」 5月11日(火)~5月16日(日)
・さいとう 「有限会社ナカジテクス (道都大中島ゼミ・グループ展)」 4月27日(火)~5月2日(日)
4・16)・たぴお 「写羅 Vol.Ⅲ (写真展)」 5月3日(月)~5月8日(土)
・(音楽会)小樽・フリーランス 「F.H.C.近藤芳弘 ライブ」 4月29日(木) 19:30~ 1,500円
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4・15)・ト・オン・カフエ 「大泉力也・個展」 5月11日(火)~5月23日(日)
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4・13)・(公募中) 粋ふよう 「グロウアップ 応募〆切・4月28日 1人・3000円」" target="_blank">第2回グロウアップ 応募〆切・4月28日 1人・3000円
・(教室展)セントラル 「第5回 書道・わか葉会」 4月27日(火)~5月2日(日)
4・12)・(公募展) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston果澄/菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)
・ト・オン・カフエ 「久守夕子・個展 <たのしいセラミカとモサイコ>」 4月13日(火)~4月25日(日)
4・11)・ニュー・スター 「うちとそと 伊藤沙弥香・初個展」 4月28 日(水)~5月10日(月)
・苫小牧・喫茶プロムナード 「菅原美穂子・パステル画&写真展」 4月11日(日)~4月20日(火)
・たぴお 「BEGIN展・2TH ●美唄絵画サークル「絵具箱」「空」●」 4月19日(月)~4月24日(土)

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4・10)・CAI02 「自分のためにアートを買いたい -U 50,000- 2010」 4月17日(土)~4月28日(水)
・ATTIC 「nid(巣) mobile (jobin.)+photo(こんのあきひと)+sound(佐々木隆介)+cafe(sippo)」 4月23日(金)~4月25日(日)
4・8)・愛知芸術文化センター 「あいちトリエンナーレ2010 『都市の祝祭』」 8月21日(土)~10月31日(日)
4・7)・ミヤシタ 「井上まさじ・展」 4月14日(水)~5月9日(日)
・資料館 「ぽんち展 7 ~黄色い写真展~(7人の写真展)」 4月13日(火)~4月25日(日)
・粋ふよう 「スプリングマン 瀧口真衣花・田中沙織・中川由衣」 4月19日(月)~4月24日(土)
4・5)☆小樽・市民ギャラリー 「かなた(21名参加のグループ展)」 4月27日(火)~5月2日(日)
☆時計台 「佐藤萬寿夫・ドローイング展Ⅱ」 4月26日(月)~5月1日(土)
4・3)・コンカリーニョ 「<劇をつくるということ>プロジェクト発表公演  『したい女、したくない男』」(チキタリサ出演) 4月30日(金)・5月1日(土)
・市民ギャラリー 「第24回 北海道墨人展」 4月21日(水)~4月25日(日)
・新さっぽろ 「nukillizo個展 『ma( )dalla←N』」 4月21日(水)~4月26(月)
4・2)・STVエントランス・ホール 「金井英明・田園幻想画展」 4月5日(月)~4月25日(日)

by sakaidoori | 2010-04-23 22:32 | ★ 栄通の案内板 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 23日

1277) ②近代美術館 「水脈の肖像 09 -日本と韓国、二つの今日」 終了・12月5日(土)~12月13日(日)

○ 水脈の肖像 09
   -日本と韓国、二つの今日

    
 会場:北海道立近代美術館
    中央区北1条西17丁目   
    電話(011)644-6882

 会期:2009年12月5日(土)~12月13日(日)
 時間:9:30~17:00
    (入館は16:30まで。)
 休み:月曜日(定休日)
 料金:一般・500円 大学生・300円 高校生以下&65歳以上・無料
     (このDM持参のかたは100円引き)

 主催:当展実行委員会 北海道新聞社
 共催:(財)北海道文化財団まちの創造事業
 助成:日韓文化交流基金草の根文化事業 札幌市芸術文化振興助成国際文化交流事業

※ ワークシップ ⇒ 12月6日(日) 13:00~15:00  当館
※ ギャラリー・トーク ⇒ 〃      15:30~16:30   〃

 【参加作家】
 日本・15名  韓国・12名
 (お名前はDMをダブル・クリックして確認して下さい。) 

ーーーーーーーーーーー(12・12)

 1120番の①で会場紹介をしました。
 今年の1月に図録配布予定だったので、それが届いてから続きを書こうと思っていた。やっと3月に届いた。諸般の事情で遅くなったのは仕方がないが、何となく喜びも半減してしまった。それと、図録は予想以上に厚くて喜んではみたものの、文字が小さくて淡い色に感じられて読みにくい。何遍も見返す気になれない。おそらく、こちらの視力の問題なのだろう。

 さて、②では日本人の紹介をします。③では韓国人です。記憶も定かで無い所があって、過ちがあるかもしれませんが、お許しを。


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     ↑:鈴木涼子、「ANIKORO-Kawaii シリーズ」

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 ご存じ、鈴木涼子の巨大キャラ・アニメ風自画像だ 。
 「そんなにオンナって素敵?アニメって面白い?だったら大きく見せてあげる、ワ・タ・シ・のからだ!!」
 「女性性=見せる・見られる存在」を逆手にとって、巨大な反逆を試みる作家だ。何が面白いかというと、作家本人のお顔を拝めれることだ。男は負けそう、少なくとも僕は負けちゃう。決して少女でも乙女でもなく、決してオバチャマと言われる年齢でもなく、「男の目を意識した女の主張」だ。


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     ↑:谷口明志、「無題」・アクリクイック 合板 2009年。

 栄通記では「コンブの人・谷口明志」と紹介している。今作は完全に線描だ。何を描きたいかは分からないが、大きく腕をグルグル回して落書きをしている。だんだんと顔になっていったみたい。「だからどうなんだ?」と聞かれたら、はっきり応える事ができる。近美の広い壁の一角に何かを描きたいと画家が思ったわけだ。そして谷口明志は描いたのがこれだ。その気持ちや行為が面白いと思う人にとっては楽しい。何も思わない人にはつまらないガラクタだ。ただそれだけの事だ。
 空間との語らいだとか、そういうのを画家が主張するかもしれないが、それ以前の問題として、這い回る「コンブ線」を楽しめない人には空間も何もあったものではない。


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     ↑:藤沢レオ、「今はいつ?」・水糸 鉄 アクリル板 エナメル 空間 2009年。

 第2室の中央にピンクの水糸が垂直に垂れ下がっている。もし黒いミシン糸ならばあるかないか分からない存在だろう。そこを品悪くショッキング・ピンクにした。そこが素晴らしい。実に目障りというか、いつも目に入る「藤沢・ピンク糸」だ。目障りといったが、「オレだオレだ」の姿勢に好感が持てる。作家は奇をてらうような、他人を顧みないという野暮な作家ではない。むしろ優しすぎると思っている。その性格がグループ展では作品を目立たない物にしていた。優しいながらも目立つ空間を作る姿勢が気に入った。
 だが、もしできることならば、この垂れ下がる作品を天井の最も高い部屋でしてもらいたかった。確かに物理的に問題があるだろう。だが、やっぱりもっともっと高い場所から吊り下げて欲しかった。


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     ↑:武田浩志。

 独立的な壁を独り占めして気持ちの良い空間だ。余りに私的雰囲気をストレートに、あるいはチョットお洒落に表現していて、個展の人だとつくづく思った。今までのグループ展とは違って、たゆたゆしいながらも、プライベート性の強いものになっている。そうなると、会場全体の雰囲気とはかみ合っていない気がした。グループ展の妙味の一つに「比較」ということがある。だんだんと武田浩志は「比較」の世界から離脱するような気がした。
 ただ、彼は「武田システム」と称されて、他の作家と合同で展覧会を開くのが好きな作家でもある。さて、どう進んでいくのだろう?


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     ↑:八子直子、「三年峠」・発砲ウレタン アクリル 木 ガラス等 2009年。

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 母性、あるいは母娘性をモチーフにする八子直子。
 ちまちまと「娘」を描かない。大きく大きく、身の丈を超えてもっと大きくが心情だ。そして生活の品々を散りばめて、無用に大きくなるのをセイブしている。
 以前にも近美で作品を見た事があるが、その時は会場の広さに負けていた。豊富な経験を積んで大きくコンパクトに「母娘関係」を見せていた。


 ここまでは第1室と第2室の道内作家達。ふと思えば、彼等は普段のスタイルで勝負している。言い方を変えれば新鮮味がないと言えなくはない。地元作家に画題としての毎度毎度の新鮮さを求めてはいけないだろう。
 次回の③は韓国作家、できれば④で再度道内作家を紹介したいです。


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          ↑:12月12日の近代美術館の屋内風景。

by sakaidoori | 2010-04-23 21:00 | ☆札幌・近代美術館 | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 22日

1276) ③市民ギャラリー 「’10 第37回 北海道抽象派作家協会展」 終了・4月13日(火)~4月18日(日)

○ ’10 第37回
    北海道抽象派作家協会展


 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6(北西角地)
     電話(011)271-5471

 会期:2010年4月13日(火)~4月18日(日)
 時間:10:30~18:00
   (初日は13:00~、最終日は~17:00まで。)

 【出品作家】
 同人:石川潤(新同人・七飯) 今庄義男(岩見沢) 岩田琿(七飯) 後藤和司(札幌) 佐々木美枝子(札幌) 鈴木悠高(札幌) 外山欽平(函館) 名畑美由紀(新同人・札幌) 林教司(岩見沢) 三浦恭三(小樽)・・・以上、10名。

 一般:甲斐野弘幸(札幌) 甲斐野市子(札幌) 笹岡素子(江別) 鈴木薫(札幌) 能登智子(札幌) 横山隆(札幌) 吉田英子(札幌) 風間虹樹(帯広)・・・以上、8名。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・14)

・ 甲斐野弘幸の場合

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     ↑:左右の作品は、「跫(アシヲト)’10」・M150×2。

 前回は2人一組の紹介。今回もそのつもりですが、たった一人の紹介にみえます。実は、甲斐野弘幸さんは前回紹介した甲斐野市子さんと結婚されて、彼女との一組なのです。おめでとうございます。
 特に祝儀の言葉を述べたくてプライベートなことを語ったわけではないのです。結婚によって、明瞭に画風が一つの方向を向き始めたみたい。一言で言えば明るくなった。チョット失礼な表現ですが、以前の絵は何を描いているのかわかりにくかった。タイトルの「アシヲト」が象徴的で、おそらく心象絵画と理解して良いと思う。どこかモヤモヤした気分を未整理な状態で色にして、何かが生まれるのを期待するという感じだった。良くも悪くも自分自身との格闘をアシヲトのように潜ませていた。
 今回、とても素直な絵だ。あまりにも分かりやすいとも言える。

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 水平線か地平線か真一文字のアンダーライン。手前は草原にしよう、線の上方は海か空だ。右側に虹のような円弧が恥ずかしそうに描かれている。見開き2頁の絵本と言えなくもない。決して物語り作家ではないから絵本的な仮想世界を思い描けれないのだが、伸びやかな作家心には違いない。もともとこういう「風景」を描きたかったのだろうか?幸せな気分の反映だろうか?きっとそうかもしれないが、こういう絵を描きたかったのかもしれない。そう、素直な絵を!
 こうなると、タイトルはそぐわない。「跫(アシヲト)」、余りに意味深で今後の方向性と合うのだろうか?


・ 石川潤×鈴木悠高

 ともに実直かつ直(ひた)向きに絵画に取り組んでいる。ともにおびただしい制作量だ。「これしかない」という目的意識で真一文字に前進している。眩しい姿勢だ。
 一方で、不問にしていた事、気にしていた事、排除していた事があっただろう。今すぐにではないが、敢えて見なかった事がドーンといつかは押し寄せてくるかもしれない。

 さて、2人の実直なスタイルを見よう。

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     ↑:同人・石川潤(七飯)、「呼吸」・S100他沢山。

 決して悪くはない。悪くはないが不満だ。
 このスタイルは昨年も見た。新味は床にも作品を置いている事。これはグッド・アイデアだ。そして、絵の世界に今までにない模様を描き込んで、いろいろと実験をしている事。それは画家として当然な精進だろう。
 ここは広い。「アッと驚く為五郎!!」ではないが、広い市民ギャラリーでしかできないことをしてもらいたい。彼は才能の人ではない。努力の人、情熱の人、描くなと言っても描き続ける絵の人だ。そして若い、怖い物知らずではないか。その執念とも言える絵に対する情熱が、より一層の石川・絵画を産む事になると思う。とりあえずは量だ!空間美や消去美などは数年先の課題にして、与えられた壁全部を埋め尽くす算段で抽象派展に取り組んで欲しい。
 もし可能ならば、来年はライブ・パフォーマンスでもしたらどうだろう。


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     ↑:同人・鈴木悠高(札幌)・「Yellow A~E」・F50。

 「黄色の人・鈴木悠高」が変化した。
 切れ目のような模様、穴に吸い込まれるような具象風景、何だかわからい形態が黄色の画面に浸入してきた。黒系の色が浸入してきたので、強い黄色が更に更に黄金色になった。輝やいている。だが、おっかなっびくりでもある。というのは、この作品は比率を変えて小品でも充分通用する。否、小品としてのぎりぎりの拡大絵画と理解した方が良い。つまり、計算絵画とも言える。どんな模様を入れようか?どこに描こうかは前もって決まっている。油彩を塗り重ねて、そのキャンバスとの語らいでこの絵はできてはいない。自分の中に思い描いていた「思想」をどうやって視覚化するかが最大のポイントだ。黄色や浸入した形の明瞭さは「思想」の強さの反映だろう。だが、それは願望に近いかもしれない。というのは、「こういう思想だ」という中味を絵からは汲み取れない。なぜなら、余りに具体画に近い絵ではなかろうか?それは彼の目指す「絶対抽象画」と離反しているようだ。もっとも、理念とのズレが生まれたのが今展の最大の収穫だ。
 「うごめき悩む黄色い鈴木悠高」なのだろう。

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 もっと紹介したかったのですが、おそらく今回で今展は最後です。

by sakaidoori | 2010-04-22 22:50 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 22日

1275) さいとう 「櫻井マチ子・個展」 4月20日(火)~4月25日(日)

○ 櫻井マチ子・個展

 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:20010年4月20日(火)~4月25日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(4・23)

 明るく軽くチョットだけエロス、いえいえ大胆にしてかなりエロティッシュな櫻井マチ子さんの個展です。

 小品は本当に商品で販売を目的にしています。頻繁に開かれる当館での櫻井マチ子個展は、それがいつものパターンです。そして明るい花の絵が一杯です。ところが、今回は渋くモノトーンでの展示構成です。大作や中作を沢山展示。それらは旧作ばかりですが僕にとっては初見です。好奇心一杯で見れた。櫻井ファンで、昔の「櫻井マチ子」を詳しくしらない人には間違いなく楽しめます。
 彼女は今年の芸森での札幌美術展に意欲作を発表したばかりです。過去の作品を見つめて充電しているのでしょう。

 見つめ合ってぽっと頬が赤く染まり、チョットはにかむ姿勢、そんな漫画のようなラブロマンが好きな方にも楽しめる展覧会です。


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 色に頼らないでグラデーションや面構成を追求していたのでしょう。非常に丹念で細やかな集中力があり、エロスよりも小魔女に近い。


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          ↑:「ひとりじゃないの」・F8。

 あっさり&大らかなさえずりです。サイズは小さいが気持ちの膨らむ絵です。

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     ↑:左から、「モノトーンへの想い」・F30。「コルトレーンへの想い」・F10。

 モダン?な線と面、それとセクシャルさをかみ合わせている。こういう研究時代があったのだ。面と形の組み合わせで遊ぼうとしている。正直に描こうとしていて愛着を覚える。


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 ↑:左から、「ポワンポワン」、「バードウォーキング」、「キング・オブ・ヘブン」。

 いずれも旧作。画家というものは何でも描ける。細密画というかデッサン風というか、いろいろと変化した描き方で面白い。小さいがグッドです。
 真ん中の絵は肉の塊に見える。エロスを超えて女体そのものだ。
 右の絵はとても細かい、ランジェリーです。


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 今展は2人展ではないのですが、隣室とはオープンな関係になっています。ですから、隣のシャープで華やかな水彩風景を見た人が、良い意味で勘違いして櫻井個展会場に入るわけです。初めは「お花の絵」ばかりですから違和感はないでしょう。はてさて、最後まで見届けれるでしょうか?


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     ↑:「アイ・ラブ・ジムダイン」・SM。

 ジムダインは現代美術作家とのこと。なぜ洋服なのかは認識不足で語れません。櫻井さんにとって大事な作家なのでしょう。

by sakaidoori | 2010-04-22 19:47 | さいとう | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 22日

1274) CAI02 「自分のためにアートを買いたい -U 50,000- 2010」 4月17日(土)~4月28日(水)

○ 自分のためにアートを買いたい
    -U 50,000- 2010


f0126829_1147498.jpg 会場:CAI02・raum1 2 3
    中央区大通西5丁目 昭和ビル・B2 
    (地下鉄大通駅1番出口。
    注意⇒駅の階段を下りてはいけません。
        昭和ビルの地下2階です。)
    電話(011)802-6438

 会期:2010年4月17日(土)~4月28日(水)
     (4月24日 午後5時からは第1室入場不可)
 休み:日曜日・祝日(定休日)
 時間:13:00~23:00 

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 19:30~

 【参加作家】
 沢山。
 (価格はカットして、作品リストを載せています。参考にして下さい。)

ーーーーーーーーーーーーーーー(3・21)

 タイトルにもあるとおり、販売を目的にした小品・商品展です。というわけですから、会場風景だけの紹介にします。


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     ↑:以上、1室。

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     ↑:以上、2室。


 1室。
 ピンク地にたゆたゆし線描の田村佳津子・「うらラララ」(2010年 キャンバス アクリル絵の具 ペン 40×20㎝)。ピンクの淡さに勘違いしそうですが、執念の線描画です。
 奥山三彩、「落ち葉のコンチェルト」(登別軟石 桂 2009年 11×33×14㎝)、強く印象に残った作品。階段状の台座に貝殻のようなものが置かれていて、この二つがコンチェルトを奏でているのでしょう。遺物風の地味さと、花開く若さが同居している。
 鈴木朝美、「おどる人びと」(シルクスクリーン 2008年 31.5×43.8㎝)。これまた悩ましい作品。ピンクのブツブツが散りばめられていて、おそらくその模様が人々なのでしょう。踊っているのでしょう。全体の図柄よりも、ピンクのブツブツが点描になっていて、しなやかな女性らしさを感じた。大きさは額込みのもので、かなりの小品。
 小坂裕美子、「ゴミぐるみ」(プラスチック ビニール 2008年~)。コンクリート壁面の四隅に「ゴミぐるみ君」という風情で沢山の安直人形が重ねられている。「ゴミ」なのかもしれないが、暗がりの部屋では可愛いく明るい生き物だった。

 2室。
 白くて細長い部屋の奥に、顔無しピンクのポートレートが目に飛び込んできます。武田浩志、「服 1」(MDFパネル アクリル 和紙 ウレタンニス 金箔 2010年 45×50×3.4㎝)。タイトルは「服」ですが、やはり「顔無しピンク坊や」と言いたい。
 その武田浩志・服を見にのこのこ近づいていくと、色サンサンの山本雄基・「曖昧のあわ、みえ得るところ「(木製パネル アクリル 2010年 21.5×27.2㎝)。けっして「曖昧なあわ」ではありません。「どうしたの?」と言いたいほどの分かりやすさです。立体仕掛けの水玉模様です。色くっきりで、山本雄基君も人生に絵に恋して春が来た感じです。
 田中由美子・「鳥たちの休日」(ガーゼ 日本刺繍糸 カモメの羽 リンシード 漆 1997年 直径20㎝)。かなり大きめの卵形のガラスに羽根が閉じこめられている。身近に置くには少し大きいかもしれないが、毎日拝んで触りたくなる。 

by sakaidoori | 2010-04-22 11:51 | CAI02(昭和ビル) | Trackback | Comments(0)
2010年 04月 19日

1273) ②テンポラリー 「藤谷康晴・展 ANALOG FLIGHT」 4月13日(火)~4月25日(日)

○ 藤谷康晴・展
    ANALOG FLIGHT
      ーSAPPORA→ー


 会場:テンポラリー・スペース
     北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側。
      隣はテーラー岩澤。)
     電話(011)737-5503

 会期:2010年4月13日(火)~4月25日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーーー(4・17)

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 中作が4点の出品。その内の2点は既発表と思う。ということは新作は2点だ。1年数ヶ月ぶりの個展としては少ない。発表ブランクは制作量のブランクなのだろうか?彼はライブ・ドローイングというイベントもこなすし、作品からも火山性爆発型作家と連想したくなる。が、本当は闘志を内に秘めた非交際型の閉じこもりタイプかもしれない。発表ブランク中、描く事にも距離を置いて、自分自身を見つめていたのかもしれない。


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 左側は一昨年の作品。ドロドロした婆娑羅スタイルは圧巻ではある。装飾と怨念、あるいは伝統美に対する近親憎悪をモチーフにしている。
 対して右側は昨年の作品だ。

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 今展のベスト作品だと思う。

 画題は当館・テンポラリー・スペースだ。そして、画題としてのテンポラリーと、空間としてのテンポラリーを意図的に交差している。非常に理知的にトリッキーに構成して、愛すべき場と、空間そのものの畏怖なり可能性を表現している。
 エッシャー風のトリッキーが幾重にも張り巡っている。
 少女の描かれている面、これはテンポラリーの壁であり床だろう。
 まず、普通にギャラリーの入り口からの風景としてみて問題はない。この視点は壁をフラットに見る日常の視点だ。だがこの壁はテンポラリーの2階から見た時の床面にもなっている。この場合は描かれた絵よりも凹みとしての1階の部屋全体の空間を表現している。
 壁画を近代都市という風俗を交えながらも装飾的に描き、同時に空間そのものの異化作用を演出し、人の感覚を異次元に誘おうとしている。
 壁画と同時に凹み空間、彼が表現しているテーマだ。壁画にウエイトがある場合は、オドロオドロした情念なり感情むき出しの模様で塗りたくり、塗りたくる事によって何かが生まれる事を願っている。写真紹介した左の作品がその典型だ。
 だが、怨念で埋め尽くされる壁とは、怨念が噴出する異次元があるから可能なのだ。だから、怨念と異次空間とは同じ事の違う顔でしかない。藤谷はその両方を何とかして視覚化したいのだろう。その一つの答えがテンポラリーで感じもし見えたのだろう。

 上掲の画題の骨格は今述べた事だと思う。だが作品にはいろんな仕掛けや工夫で藤谷ワールドを演出している。冷めた目と熱い心が織りなしている。
 左側の黒い四角い穴、それは2階にあるにじり口だろう。選ばれた人の出入り口だ。それと・・・。語ればきりがない。是非当館に行って、この作品がテンポラリーを入れ子にしているのを楽しんで下さい。


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          ↑:上掲作品の部分図。


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 久しぶりの藤谷康晴・個展だ。語りたい事は沢山ある。作品には必ず描かれてある「四角い窓」のこと、今展では「青丸」が登場した。それは太陽のようでもあるが、ぞんざいな描き方が一つの工夫だ。成功しているかどうかはわからないが、画家自身の抜けた心境だろうか。
 抜けたと言えば、上掲作品は「漫画」という彼自身の原点にも立ち返っている。もちろん、漫画と紹介するには限りなく高みに登ったのは間違いないが、現代風俗と「漫画」を取り込もうとしているのは間違いない。

 今展は「サッポロ→」がテーマだ。その作品も次に書きたいが、あまりにシツコイ紹介だろうか?


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by sakaidoori | 2010-04-19 23:28 | テンポラリー | Trackback | Comments(0)