栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

<   2009年 05月 ( 12 )   > この月の画像一覧


2009年 05月 30日

984) コンチネンタル 「教育大岩見沢校金属工芸研究室 『金工展』」 5月26日(火)~5月31日(日)

○ 北海道教育大学岩見沢校美術コース 金属工芸研究室展
   『金工展

    
 会場:コンチネンタル・ギャラリー
    南1条西11丁目 コンチネンタルビルB1F
    (西11丁目通の西側)
    電話(011)221-0488
 会期:2009年5月26日(火)~5月31日(日)
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・30・土)

f0126829_23232136.jpg



 教育大学の金属造形の学生展です。全員で9名です。

 全体の印象は大振りの作品は錆を見せるという感じで、渋い。機械仕掛けあり、ロクロあり、ジュエリーあり、蜘蛛の巣的な飾り物ありと、なそれなりに楽しめます。
 お気に入りを中心に何人か紹介します。明日までです。


f0126829_23331837.jpg
     ↑:院1年・町嶋真寿、「還る」・鉄 19×13×25cm。

 ロクロです。手は生きた本人です。このフィット感がたまらなくて作った、と言っているようです。
 このロクロは死のおぞましさよりも、土に還り生命の源になるということでしょう。それは学生の主張だから構わないのだが、タイトルが少し安易だった。「ロクロに植物」という組み合わせの作品だから、「還る」では少しありふれた感じ。素敵なロクロなだけに工夫が欲しい。

 入り口に同じ作家の作品で、「a wihp」(鉄 98×50cm)という作品があった(下のの写真作品)。
 小振りの作品が3点の出品だが、コンパクト感で新春のスタートだ。
f0126829_23450100.jpg



f0126829_003695.jpg


f0126829_014487.jpg

f0126829_024652.jpg
     ↑:院1年・吉成翔子、「歯車はぐるま」・65×180×130cm。

 果敢に鉄の重量感と包容力を追求する吉成翔子だ。
 今回は、「ドン・キ・ホーテの無駄に闘う歯車部隊」という、滑稽にして涙ぐましい大きなおもちゃだ。
 この作品に何の意味があるか?気になる方は会場に行ってキーキー・キーキーと機械を廻してください。吉成・童話の世界が見える聞けれるかもしれません。


f0126829_22113495.jpg
     ↑:4年・清水愛美、「ゆめ まつ ひと」・鉄 160×50×100cm。

 ふんわか、ふんわかしている。


f0126829_22163485.jpg
     ↑:2年・大湊敬太、「英雄気どり」・鉄 52×74×84cm。

 唯一の黒一点の大湊君です。大いに頑張ってもらいたい。タイトル通に英雄気どりで、ダリ風にグイグイと進んだら、いつしか英雄らしくなる。


f0126829_22261126.jpg
     ↑:3年・佐々木清美、「さかなかご」・鉄 同 80×80×170cm。


f0126829_22292343.jpg
     ↑:院1年・小林優衣、「ブローチ 4点」・真鍮 ガラス ステンレス 銅。

 小林さんは他学校からの編入生だから、ここのギャラリーは初登場です。新しい環境に何かと大変でしょうが、新鮮な気持ちでの登校でしょう。フレッシュ1年生です。


f0126829_22355922.jpg
     ↑:4年・共に佐藤有希(?と思います、失礼。)


f0126829_22434919.jpg


f0126829_22451693.jpg
     ↑:院2年・佐藤あゆみ、(他の作品を含めて)「虫食い」 「鳥の巣」 「クッキー」 「もくもく」・金属(鉄 銅) 木。

 壁にへばりついていて、独特のムードがあります。惹き込まれます。
 佐藤あゆみは作品のみを単独で見せるという学生ではありません。これらは具体的な場なり空間を想定しての作品だと思う。どんなイメージが膨らんでいるのだろう。
 個々のタイトル名は違ってもいいのですが、もっと広い壁一面で見てみたいものです。


 ・3年・上舘恵理、「4月10日 私の王国で」・鉄 アクリル 120×150cm 他。
   (撮影ミスで作品不掲載。ゴメン。)
      

 


f0126829_22471052.jpg


by sakaidoori | 2009-05-30 23:50 | コンチネンタル | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 30日

983) アバウトの写真 24回目 「(テンポラリー) 熊谷榧・展 『北の山と人』より」

○ 熊谷榧・展
   「北の山と人」

 会場:テンポラリー・スペース
     北区北16条西5丁目1-8
     (北大斜め通りの東側、隣はテーラー岩澤)
     電話(011)737-5503
 会期:2009年4月21日(火)~5月3日(日)
 休み:月曜日(定休日)
 時間:11:00~19:00

ーーーーーーーーーーーーー(5・30・土)

f0126829_106726.jpg


 熊谷榧さんが冬山に入り、荒天でテントに待機中に描いた絵です。
 天気が悪くて絵も画けないから下山しようという画家の提案に、「否、好天は寝て待て」と言って、岩(がん)として動かない山仲間を恨み辛みの思いで画いた絵とのことです。
 熊谷さんにしては珍しく燃えるような赤で山仲間(モデル)への怒りを表現しています。怒りの赤ですが、殺気はありません。画家自身の憤懣やるかたない怒りのエネルギーの発露の赤です。

 おそらく天候が回復して、その後画家達は嬉々として山にチャレンジしたことでしょう。モデルの山仲間は、「ほら見ろ!俺の言ったとおりになったろう。待つの心、これが山では大事なんだ」そんな山男の声が聞こえてきそうです。

by sakaidoori | 2009-05-30 10:15 | ★アバウトの写真について | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 28日

982) 粋ふよう 「カトウ タツヤ・絵画展」 5月25日(月)~5月30日(土)

○ カトウ タツヤ・絵画展

 会場:ギャラリー・粋ふよう
    東区北25条東1丁目4-19
    (北東角地。玄関は北向きで、北26条通りに面す。)
    電話(011)743-9070
 会期:2009年5月25日(月)~5月30日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:10:30~18:00 
     (最終日のみ、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・7)

 時間に余裕が無いので、会場風景だけをを先に載せます。
 感想記は明日の夜遅くになります。土曜日までです。
 正規の美術大学を卒業したばかりの若い男性作家です。より独特の世界へと羽ばたいてもらいたい。今展では、ようやく色々な事をチャレンジする余裕を垣間見ます。


f0126829_1122473.jpg

f0126829_1132982.jpg

f0126829_1143067.jpg


f0126829_1154337.jpg




f0126829_22585298.jpg
     ↑:①(公募展に入選した大作。)

f0126829_232348.jpg
f0126829_234303.jpg
     ↑:左から②、③(いずれも小品)。

 絵の中に人という存在をどう位置付けようか?そもそも絵に人を何故画くのか?人を描くこと事態にことさら悩みはないが、どうも絵における人のリアリティーに、いま一歩踏み込め切れない。そんなふうに今展の作家を見た。

 男が人を見る時、どうしても女という対幻想を想定したくなる。そういう強い性的なものはカトウ絵画には薄い。絵全体の軽さが、もしかしたら性的な事を避けている反映かもしれない。
 軽く淡く浮かぶように「色」がある、人の「形」がある。現在は絵画修行時代だから、一応は構成に拘って人と空間のあり方を追求している。特に大作にその度合いが強い。
 ①、あまりにオーソドックスな面作り、線の組み立て、破調無き寒色中心の色調だ。大学美術教育を受けた人だから、教科書的に迫ることは仕方がない。
 そして、気質かもしれないが何かを無意識に抑制しようとしていて、その抑制さとオーソッドクスさが物足りなさを強める。自分の感覚をもっと信じて「人という存在の所在無さ」を形に色に追求したらと思う。


f0126829_23101435.jpg
     ↑:④、大作。

f0126829_23132464.jpg
     ↑:⑤、小品の3連作。


 ④は最近の作品で、⑤も比較的新しいとのことだ。
 抑制気味の作家から、こういう絵の引き出しを見れる事はとても嬉しい。
 ④は友達との旅行の思い出を自分好みにアレンジしたものだ。色が沢山あって良い。形にもいろんな動きがある。冷ややかさは影を薄め、人や物を信じて温かい絵だ。何より良いことは、素直な気持ちを絵にした事だ。素直に画けば良い絵ができるというものではないが、カトウタツヤ君はそういう経験を大作にまとめた体験が少ないのではないか。こうして、自分の発散エネルギーを確認する事は良い事だと思う。

 ⑤の連作も面白い。伝統工芸と現代若者の絵巻物と言いたい。フワフワした「人という存在」をいろんなバリエーションの絵の中に入れている。おそらく、実験でもあろう。


f0126829_23261567.jpg
     ↑:⑥、中品。

 顔の恐さと、若い女性なのに裸体のお尻の垂れ下がりのアンバランスが面白い。
 時にはこの絵の女性のようにカトウ夜叉になるといいのだ。


 今展は画家のいろんなバリエーションがあって興味深かった。本格的絵画実験段階に入ったのだろう。ドンドンいろんなことをしたらいいと良いと思う。若い作家との交流展などもして、外からのエネルギーも時には必要かもしれない。友と旅したように、何かを得るものがあるかもしれない。


 最後に今展の「顔」を載せます。

f0126829_2334415.jpg
f0126829_23352192.jpg


f0126829_2336144.jpg
f0126829_23365177.jpg


by sakaidoori | 2009-05-28 23:55 | 粋ふよう | Trackback | Comments(2)
2009年 05月 27日

981) ②小樽・市民ギャラリー 「Wave  11人展」 終了・5月12日(火)~5月17日(日)

○ Wave  11人展
 会場:市立小樽美術館・3F市民ギャラリー
     小樽市色内1丁目9番5号
     (小樽駅から5分ほど運河方面に)  
     電話(0134)34-0035
 会期:2009年5月12日(火)~5月17日(日) 
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで)
 料金:無料

 【参加作家】
 青木美樹 江川光博 深山秀子 水谷のぼる 福原幸喜 徳吉和男 高野理栄子 羽山雅愉 工藤英雄 末永正子 三宅悟

ーーーーーーーーーーーーーー(5・16・土)

 (980番の①の続き。)

◎ ③三宅悟の場合
f0126829_2044058.jpgf0126829_20465650.jpg









     ↑:左から、「冬の北手宮風景」、「台所」。

f0126829_20535989.jpgf0126829_20542943.jpg









     ↑:左から、「冬の余市川」、「吹雪の後」。

 自然の風景と、古い時代を思わせる街の佇まいとその中の人景を画題にする作家。季節は雪に完全に覆われた頃と、全然雪の白さのない春や夏。
 いずれにせよ作家の理想の世界であり、自然や人間を愛して止まない優しさに満ちている。

 3度ほど個展を見たが三宅悟の魅力はなかなかグループ展では伝わりにくいかもしれない。作風が地味ということもあるが、どこか涅槃図のようなところがあるので、のんびりと時間を過ごしながら眺めるような感じで、時と共に対座した方が良いかもしれない。

 三宅絵画の特徴は絵から発散する光と、絵に引き込ませる色の重なりせめぎ合いにあると思う。
 光の発散と言っても子供がボールを上に投げても直ぐに落ちる程度の高みだ。
 色の重なりと言ってもすぐに戻ってこれそうな深みで、非常に等身大なのだ。
 極端を排して、どこか茫洋としていて気持ちを和ませてくれる。そんな和む気持ちで見ていると、絵という窓から向こうの世界に行きそうな錯覚を起こす、それを三宅トリックと言ったらいいかもしれない。

 冬景の絵は白と光を、春夏景の絵は緑や色の重なりに注意しよう。川の絵、時間と光が交差しながら川は流れている。光と色の重なり、止まった時間と人間に注意しよう。


◎ ④・羽山雅愉の場合。 
f0126829_21295994.jpg


 小振りの作品ばかりだが意欲的な出品だ。内容も今までの画風から軽く距離を置こうととしているみたい。
 
 氏の画題は街の風景が多い。ビルが立ち並ぶ、道路が水面のようにピカピカ鋭く輝く、スパッと伸びた横線が入り近代的流動感、そんな絵が多い。絵は素敵なのだが、実景のムードからはかなりかけ離れている感じだ。かけ離れてもいいのだが、少し綺麗過ぎて誇張華美だと思っていた。

f0126829_21501717.jpg
     ↑:①「黄昏・小樽A]

f0126829_2154438.jpgf0126829_21574172.jpg









    ↑:左側。②「冬の小樽工芸館」。右側、③「黄昏・小樽ノマド」。

f0126829_2222837.jpg
f0126829_2231023.jpg
     ↑:左側、④「黄昏・札幌協会」。右側、⑤「黄昏・小樽ルタオ」。


 上段の①の絵は今までのパターン。
 中下段の絵は①とは少し趣を異にしている。違いを一言で言えば、児童画風の遊び心で描いていることだ。氏の大作は横長が多いと思う。
 風景は横広がりか基本だから仕方がないが、それに飽き足らない思いが強くなってきたのではないか。②のゴシック風の天に伸びる姿や③の取り組み。
 ⑤のタイトルはいかにも遊んでいる。「小樽ルタオ」、画題をなぞるようなタイトルではつまらないと思ったのだろう。
 遊び画的なムードはどこかキリコの若い時代に通じる。最大の違いはキリコは「人」や「影」が大事な要素だが、氏の絵にはほとんどそれらが無い。人など画く必要がないのだ。建物が人の痕跡であり、「人物」でもあるかもしれない。もちろん「不安」という要素からは遠い。

 自由さを絵に意識的に取り込もうとしている。この傾向は大作にどう反映されるのだろう?楽しみなことだ。


 

by sakaidoori | 2009-05-27 22:38 | ☆小樽美術館 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 27日

981) 風景

 (絵にほとんど関係しない雑感です。)

 5月16土曜日、「Wave展」を観に小樽に行く。
 たぴおの写真展が最終日だったので、行く途中に立ち寄る。路上駐車での鑑賞だ。駐禁にハラハラしながら、しっかり見てきた。


f0126829_1321967.jpg

 道庁を目の前にしての交差点で、赤信号中の車内から撮影する。
 昨年は右側のビルを建てていたが、今年は左側の工事だ。毎年変わる札幌駅前のビル景色、何階建てになるのだろう?


f0126829_1364853.jpg

 新川沿いを小樽に一目散。
 新川の向こう側の手稲山。
 豊平川を別にすれば、新川が札幌で一番水量が豊かもしれない。何の変哲も無い真直ぐな川で、川としては面白味に欠ける。川といっても人工のジャンボ排水溝だから仕方がない。この川の経緯などを調べたくなる。
 手稲山、白石に住んでいるとこの山の魅力は分からない。札幌近郊の山に登っても見栄えのしない山だ。この辺りからの眺めは素晴らしい。左肩に力を入れて、右裾をゆったりと広げての姿は貫禄がある。アンテナ群も他の山との違いを目だ立たせて悪くはない。最後の雪が山の高さを示している。


f0126829_13215058.jpg

f0126829_13263361.jpg


f0126829_13275913.jpg 時間に余裕があるので銭函駅前を通ることにした。

 銭函市街手前の海水浴場。
 穏やかな天気だ。波も静かだ。海の青さ、波の白さ、砂の色、波の音・・・。遠くで鳥が固まって、波打ち際で何かをついばんでいる。小走りに走りながら、波と遊んでいる。近づけば逃げていく。
 何故だかここは貝殻が多く打ち上げられている。初めて見る風景だ。
 瀬戸物の破片が小石や貝殻に混じっている。歩きながら4,5個見つけた。何時頃海の藻屑になったのだろう?

f0126829_13531314.jpg
 焼却炉だろう。不思議な存在だ。


f0126829_13555150.jpg

f0126829_13582689.jpg

 国道から小樽駅を避けるようにして小樽運河に行ける道路がある。そのバイパス的な道路に入って右側に何かの資料館の標識が目に止まった。立ち寄ったが土日は休館だった。
 その建物の向かいに使命を終えたドックの工作物が展示?されている。「展示」という皮肉な言葉を使ってしまった。
 こういう工作物は綺麗だ。必要なものだけで出来ていて、無駄が無い。合理的なだけの人工物は人目を惹く。かえって公園などの憩いの場で、良かれと思った意匠の何とグロテスクなこと。
 

 (ようやく「Wave 11人展」の会場に着く。)


f0126829_1412623.jpg

 帰路、銭箱町御膳水というメイン道路沿いで見つけた記念碑群。

 手前の白い柱は「3等基準点」の標識。当然、柱の根元には三角点がある。

 その向こうの石の塊は句碑だ。
 長谷部虎杖子。明治20年に宮城県に生まれ、幼少時に渡道し、昭和47年に札幌で死去。享年86歳。
 「車組むや 一滴の油ちにひらく」
 どういう意味だろう。制作年でも書いてくれると助かるのだが。明治・大正・昭和と長く生きられた方だ。ここでいう「車」とは何時頃のどんな車だろうか?句碑の所在地は車両がせわしなく行き交う大国道沿いで、駐車スペースも無くて散歩がてらに立ち寄る所ではない。そういう車社会の訪れと油文明を言祝ぐ俳句なのだろうか?

 その向こうの木目風の立て看板は「御膳水宮」の由来板だ。
 明治14年に天皇が小樽まで船舶で来られて、できたばかりの鉄路に乗られて札幌に行かれた。途中で休憩をされて喉を潤した「清水」がここら辺りの沢の水だと書いてある。だから、この辺りの字名が「御膳水」になったわけだ。
 何故天皇が北海道に来たか?日本で二番目に開通した手宮線に天皇を乗せる為だ。文明開化の象徴である鉄道、それを作らせたのは天皇の意思であり賜り物ということだ。北海道は天皇の統(す)べる大地だということを新聞や口コミで日本国中に触れまわす為でもある。当時の閣僚・官僚の知恵である。まさにその記念すべき行為を形を代えて後世に残すのがこの看板の意義なのだろう。
 道内には「御ー」を持つ地名が沢山ある。全て戦前の天皇御料地か天皇に所縁のある場所と思って間違いない。

f0126829_1535396.jpg 傍らに大理石の立派なミニュチアの井戸がある。可愛いいものだ。古い記念碑も隣の一番奥に並んでいる。







f0126829_14551295.jpg
 →:傍に咲いていたニリンソウ。
 

by sakaidoori | 2009-05-27 15:36 | ◎ 風景 | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 26日

980) ①小樽・市民ギャラリー 「Wave  11人展」 終了・5月12日(火)~5月17日(日)

○ Wave  11人展
 会場:市立小樽美術館・3F市民ギャラリー
     小樽市色内1丁目9番5号
     (小樽駅から5分ほど運河方面に)  
     電話(0134)34-0035
 会期:2009年5月12日(火)~5月17日(日) 
 時間:10:00~18:00
    (最終日は、~17:00まで)
 料金:無料

 【参加作家】
 青木美樹 江川光博 深山秀子 水谷のぼる 福原幸喜 徳吉和男 高野理栄子 羽山雅愉 工藤英雄 末永正子 三宅悟

ーーーーーーーーーーーーーー(5・16・土)

f0126829_23172178.jpg

f0126829_2319359.jpg

f0126829_23203430.jpg


 明快?な抽象画と具象画が違和感無く並んでいる。かなりの広さの会場に各作家がそれなりの点数の作品を出品していて、それなりの画家の姿が垣間見える。会場は横長に伸びていて、その割りに通路は狭い。狭さが程よい作品との距離感を保ち親近感を強めている。

 小樽在住作家11人のグループ展だ。札幌でも馴染みの作家もいるのだが、見慣れない作家構成が面白い。各作家の取り組みもそれぞれだ。多人数なので全員は書けれない。毎年あることだ。あせることなくその年のことを追跡することにしよう。

○ 江川光博の場合
f0126829_23372299.jpgf0126829_23394511.jpg









     ↑:「SCENE 09 A・B」。

 小品2点という少な目の出品。しかも、他の方とは違って額に入っていない。控えめだが、明るく燦々として目を惹く。黄色使いが眩しい。
 右側の作品の方が手馴れた感じで自然な活き活き感がある。
 個人的には左の方に興味が惹かれる。春の日差しを一杯浴びた野原の草むらの中を連想してしまう。生き物がうごめいている。「目」のような黒っぽい塊の大きさ形が少し変な感じだが、そこが個性的というか、作家がいつになく何かに拘っているように見えて好ましい。線のストロークよりも、面としての迫力や存在感に重きを置きたかったのだろう。それは普段とは違うようだが・・、氏の作品傾向を知らないので誤解かもしれない。
 僕自身は江川氏のことを知らないので、もっと見てみたい。会場にご本人が居られたので、その辺を注文した。来年は願いがかなっているかどうか?確認せねば。


○ 末永正子の場合
f0126829_10484954.jpg


 もしかしたら、栄通記読者の中で末永正子ファンが居られるかもしれない。そういう方は是非毎年この展覧会に行かれることをお奨めしたい。大作だけでは味わえない中品の作品もあり、かなり満足して帰れること間違いなしだ。

 道展出品27年目にして協会賞を確保し、翌年の1999年に会友、2002年に会員になられた作家だ。1972年に札幌大谷短大を卒業しているから、おおよその年齢は分かると思う。

 4年前にどらーるで企画個展を見た。協会賞作品からの画家の変遷を追っていた。
 構成と写実性を重視した、いかにも道展的な人物画が出発だった。どうしたことか人物がどこかにいってしまって、女心が強く発散する抽象画家へと変貌してしまった。呆気にとられて鑑賞したのをしっかりと覚えている。
 変貌は現在進行形だ。どらーる個展の時期は風船があっちこっちに乱れ飛ぶ作風で終わっていた。今回は小魚のような筆跡と色が画面を覆っている。オテンバ加減がさらに進んでいる。このオテンバ・じゃじゃ馬さは狂気にすすむことはない。明るく健康そのものだ。胸を張って我が道をいくというスタイルだ。男の目からみれば羨ましくてまばゆいばかりだ。彼女の軌跡は注目に値する。

f0126829_11163537.jpg







f0126829_1118515.jpg
     ↑:「WOMAN」。

f0126829_11224416.jpg
f0126829_11281581.jpg









     ↑:「TSU・na・gu」。


 (②に続く。)

by sakaidoori | 2009-05-26 22:12 | ☆小樽美術館 市民ギャラリー | Trackback | Comments(2)
2009年 05月 25日

979) ト・オン・カフエ 「栗田健・展 『硝子戸のなか』」 終了・5月12日(火)~5月24日(日)

○ 栗田健・展
   『硝子戸のなか』
  
 会場:TO OV cafe(ト・オン・カフエ)
    (地下鉄中島公園駅から東に徒歩1.5分)
    中央区南9条西3丁目1-1・マジソンハイツ1F
    電話(011)299ー6380
 会期:2009年5月12日(火)~5月24日(日)
 休み:会期中は無休
 時間:月~土→10:30~21:00
       日 →10:30~20:00

ーーーーーーーーーーーーーーー(5・24・日)

f0126829_12182343.jpg

f0126829_12212266.jpg

f0126829_12225956.jpg


 個展を見るのは3回目。今回も喫茶店ではあるが、個展としての空間に余裕があり、充分に栗田ワールドを発揮したのではないかと思う。いままでの流れで小品中心で心象風景作品というイメージで訪れたが、あまり固定観念を強くひきずって見てはいけないとつくづく思った。

 白を基調にしてピンク・青・黄・緑などが線描として走っている。白を殺して色面が浮いている作品もある。ノイズのような線の走りでイメージを浮き出させようとしている。ノイズ画と言ってもいいと思うが、うるさくない。清々しく優しく強い線だ、色だ。
 ノイズのような世界から何かのイメージが立ち上がっているのだが、画家は具体的なイメージを動機にしては描いていないという。気の趣くまま、筆の走りのまま。画くという作業を楽しみ、形になっていく色界を納得しながら自分好みに仕上げていくのだろう。

 面白いのはタイトルだ。今回はかなり具体的な形を描いている絵がある。これらは栗田ワールドを楽しむ入門編だ。

f0126829_13112332.jpg







f0126829_1315670.jpg
f0126829_1320275.jpg
     ↑:左から、「ドア」・紙 アクリル パステル、「川」・紙 アクリル パステル。

 タイトルとは「作品をこのように見れ」という作家の強いメッセージだ。栗田作品はそういうタイトルの機能を逆さに利用している。「これは『ドア』や『川』だけど、本とはなーんだ?」という謎々遊びみたいだ。別にタイトルのように見る必要はないのだ。タイトルは方便なのだ。だが無題とい不定形では「画家と作品」、「作品と鑑賞者」の関係だけが強すぎて、「画家と鑑賞者」の回路が危うい。もともと「画家と鑑賞者」の間には深い溝がある。不思議なタイトルを付けることによって、「俺には画家の気持ちはわからないが、例えばドアの絵を見ていると、色や形が心地良いから、ドアという言葉が頭の中を3周位してしまうなー。あれ、後ろで画栗田君が微笑んでいるよ」。そんな錯覚をしてしまいそう。

f0126829_1346419.jpg
     ↑:「天気」・パネル 油彩。

f0126829_13502288.jpg
     ↑:「川をわたる」・油彩。


f0126829_13534426.jpg


f0126829_13563357.jpg
f0126829_13585092.jpg
     ↑:左から、「壁を抜ける」・パネル 油彩、「花」・紙 アクリル パステル。

f0126829_1423722.jpg
     ↑:「瞼」・紙 アクリル パステル。

 「瞼」(まぶた)、きつい作品だ。
 部屋の一番隅っこ、向こうの空間に続く狭間に展示されている。まるで境界を見つめる瞳のよう。きつく感じる絵だが、画家にとっては他の作品と同じテンションで画きあげたのだろう。
 他の作品は空間から浮き出てくるというイメージだが、この作品は強い存在感とリアリティーがある。どうしても異質に見えた。


 会場に展示されていた詩を最後にー

  「硝子戸のなか」

     硝子戸の真ん中で
     うちと外がまざった
     それを聴いていたら
     あしのうらを感じた
      視線は飛び回って
      ワタリドリのよう
       壁を抜けてく風
       眺めてる途中に

f0126829_14312141.jpg
     ↑:「硝子戸」・紙 アクリル パステル。(会場撮影があまりよくなかったので、DMの写真作品を載せました。)  

 

by sakaidoori | 2009-05-25 15:01 | (カフェ)ト・オン | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 24日

978) ミヤシタ 「だて まこと・展」 終了・5月6日(水)~5月24日(日)

○ だて まこと・展

 会場:ギャラリー ミヤシタ
    中央区南5条西20丁目1-38 
    (南北の中小路の、東側にある民家)  
    電話(011)562-6977
 会期:2009年5月6日(水)~5月24日(日)
 休み:月曜日(休廊日)
 時間:12:00~19:00 
     (最終日は ~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・24・火)

f0126829_22233657.jpg

f0126829_2225342.jpg



f0126829_22272249.jpg
f0126829_2231069.jpg
f0126829_2232182.jpg
     (↑:タイトルは無し。サイズは全て300×420mm。)


 明るい、明るい。驚きの明るさだ。だてまこと君が明るくハッピーな気分で描いたとは決して思わない。この明るさはどうしたことか?。
 呆気にとられながら細かく見ていると作家が現れた。いつになくテンション低く声低く淡々と語り始めた。どことなく言い訳しているような、自信無げな風情だ。

 栄通記は僕の感想・印象を書く場で、作家自身の作品意図を書くのを避けるようにしている。いや、書かないわけではないが、あくまでも二義的な意味でしかない。対話という言葉と言葉の交流の範囲以内で書くようにしている。今回はだてまこと君の言葉に耳を傾けよう。

 「・・・。何が描きたいということは全くありません。作品プランが無いのです。だから、来てくれた方に作品の事を語る言葉がないのです。元気がないのではなくて、語れないのが申し訳ないのです。
 最初は昨年のように引っかき傷も入れようかなって思ったのですが・・・、どうもすっきりしなくて・・・下地を塗って、塗り重ねていって・・・こんな感じになりました。確かに絵の中に模様が見えますね。でも、全く模様とか意識してないのです。描いている時は作品と目の距離が近いのであまり細かい点を気にかけなかったですね。ここに並べてなるほどなって感じです。・・・。」

 以上はあくまでも僕の理解したことだ。肝心の、何故以前のようにプランニングに基づいての作品作りができなかったを聞き忘れた。そんな野暮なことは聞かない。長い人生だ。その中の画業生活の中で、描けれない時期は必ず幾度かは訪れる。私生活、仕事、心理的・肉体的変調など個人の内面は他人には分からない。
 それでもだてまこと君はしっかりと色燦々の絵を描いている。おそらく絵好きの少年時代の落書き精神に戻って、「絵を描くことの原点」をただ色を重ねることによって、自己の体と対話しているのだろう。

 綺麗な絵だ。素敵な絵ではないか。
 模様はインド仏画の男と女の楽しき戯れに見える。江戸時代の着物のきらびやかな裏地に見える。美しき自然賛歌でもある。
 本人の言葉や表情とは逆に、絵は自信をもって輝いている。
 過去の作品とは断絶があるが、断絶ばかりではない。丹念に塗り重ねる姿勢は粘着的だ。画面一杯に一様な世界が拡がっていて隙を見せない。おそらく恐い顔をしてかいているのだろう。以前と同じだ。
 今回は頭の中にプラン(構想・図面)がなくて、体の勢いに身を任せている。次はどうなるか?更なる楽しみを残してくれた。
 綺麗な絵だ。素敵な絵だ。


f0126829_911828.jpg
f0126829_8564336.jpgf0126829_8593276.jpg









f0126829_93044.jpg

 

 (2年前の作品は下のタグの「だてまこと」をクリックして見て下さい。)

by sakaidoori | 2009-05-24 22:34 | ミヤシタ | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 23日

977) 市民ギャラリー 「一線美術会・第27回北海道支部展 ~竹津昇他」 5月20日(水)~5月24日(日)

f0126829_23275358.jpg○ 一線美術会
   第27回 北海道支部展

 会場:札幌市民ギャラリー・1階第3室
     中央区南2条東6丁目
     (北西角地)
     電話(011)271-5471
 会期:2009年5月20日(水)~5月24日(日)
 時間:10:00~17:00
   (最終日は、~16:00まで。)

 【出品者】
 (DMを拡大して下さい。)

ーーーーーーーーーーーーー(5・23・土)

f0126829_2331159.jpg


 多人数なので栄通好みに絞って書きます。

○ 竹津昇の場合

f0126829_23365299.jpg
     ↑:「沓 Ⅰ・Ⅱ」

 赤レンガ仕様の古式サイロだ。サイロの入り口を描いているのだが、そこは多分牛舎に繋がっているのだろう。その通路という内面からサイロという外側とその入り口にスポットをあてての絵だ。赤レンガとコンクリートという壁面を描いている。

 この絵の面白さは内と外という象徴的な画題を入り口を利用して幾重にも入れ子状態になっていることだ。最終的には出口無しという完結した世界を画家は料理していることになる。
 しかも、細密画風に非常に濃厚に画面全体に気を配って描いている。線描、点描ではなくて竹津描と言いたい。細かいストロークで丹念に描いている。ここでの農機具などは殆んど飾りでしかない。竹津描の細かいうねりに見る方の意識が強く向く。空間という存在感、壁という存在、赤茶けた内臓のような絵にこちらが一歩一歩近づいていって、生真面目な竹津リアリティーと会話をするわけだ。

 左側の絵は特に不思議だ。
 殴り描きで字をかいている。どこか血を連想してしまう。壁に立ち向かう画家・竹津昇はかなり禁欲的に絵画という作業をしている。その禁欲に耐え切れなかったのか、何かの怒りを血として表現したかったのか?絵としては少しばかり大仰な感じだが、絵全体に緊張感があるので許されるだろう。何より、怒りを爆発させる人間・竹津がストレートなのが好ましい。
 真ん中のドアの向こう側の空間は手抜きしたような感じだ。皮膚の皮をはいだような艶めかしさがある。全体との調和が取れてない感じだが、絵というむき出しの即物性を表現したいのだろうか?不思議な違和感が新たな方向性なのかと思った。その辺を画家自身は、「まだ未完成な絵で、もっと描き込みます」とのことだった。未完には違いないが、敢えてドアの部分の象徴的空間を未完ながらも発表するのだ。何か期するものがあるのだろ。

 大きな絵だがコンパクトに小さく引き締まって見える。丹念に細かく全体を描いているからだろう。厳しく画家は画題に立ち向かっていて、何一つ逃さないという優しい迫力がある。


f0126829_0142978.jpg
     ↑:左の大作から、長内由美・「時」、川上直樹・「風韻の碑 -記憶ー」、川瀬陽子・「想」。

 思わず作品配列に微笑んでしまった。真っ赤に燃える女性作家の作品に挟まれるようにして、川上直樹の世界だ。青い作品がチョッと恥ずかしそうに赤らんでいるようだ。女性陣はドンドンと押し倒し、張り倒しという意気込みなのだが、真ん中の世界は実に実直なのだ。この対比が何とも面白い。


f0126829_11275618.jpg
     ↑:川上直樹・「風韻の碑 -記憶ー」。

 こういう絵は構図とかマチエールが大事なのだろう。それを中心にして語るべきなのだろう。構図に関しては少し型にはまりすぎて硬いかな、という印象だ。もう少し自己流の破綻があればと思う。オヤッと思う意外性があればと思う。

 それよりも、僕が興味を惹かれるのは、画面全体から滲み出るヒューマンとかユーモラスさだ。
 荒海に屹立する断崖とその上に建つ民家は、「厳しい自然だ。それでも存在しているのだ。心は青空だ」ということを主張したいのだろう。そういう画家の主張とは裏腹に、御伽噺の世界のように可愛くたたずんでいる民家が微笑ましい。作家の人間性が素直に出ていると思う。それらは作家の意図ではないのだろう。いや、意図せずに滲み出ているから良いのだ。


f0126829_11484062.jpg



 

by sakaidoori | 2009-05-23 23:51 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
2009年 05月 22日

976) たぴお 「写羅 SHARA Vol.Ⅱ(写真展)」 終了・5月11日(月)~5月16日(土)

○ 写羅 SHARA Vol.Ⅱ
    (写真展)

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753
 会期:2009年5月11日(月)~5月16日(土)
 時間:11:00~19:00(あるいは18:00)

※オープニング・パーティー : 初日 18:00~

 【参加作家】
 大友洋子 為岡進 林教司 藤川弘毅 山下敦子 YUKI

ーーーーーーーーーーーーーー(5・16)

f0126829_2141522.jpg

f0126829_2162361.jpg

f0126829_2173177.jpg



 マイペースにそれぞれの写真展だ。参加者はたぴおに集う有志といえばいいのだろう。しかし、それ以外には写真表現としての結びつきは薄い。そこがこの展覧会の良いところで、それなりに落ち着いた場になっていて心が和む。

f0126829_21133739.jpg

f0126829_2115522.jpg
     ↑:藤川弘毅

 最近の藤川弘毅は面白い。
 どこぞで手に入れた不用品を、自分好みにアレンジしてオブジェにしている。再生された素材を作家自身が楽しんでいるみたい。ことさら「スゴイ!」というのでは無い。チョッと大仰なところもあるが、何とも言えない魅力がある。素材に手を加えないのが藤川オブジェの特徴で、地の素材が自然にこちらになびく時はハッとさせられる。彼はたぴおのグループ展には極力参加している。なかなか真似のできない意欲だ。こうして継続的に発表することによって、表現したいことの型や質が向上していると思う。

 彼は写真の専門家だ。今回は以前に撮った写真に古物の枠をはめての展示だ。(僕の紹介写真ではチョッと見た目とは違う印象になってしまった。)
 モデルは作家好みなのか、額が広く丸ぽちゃで小柄な若い女性だ。背景のコンクリートと修道女風の黒い衣装、ポーズが少しわざとらしいがセールス・ポイントの黒枠の強さにぴったりだ。この枠は囲炉裏とのことだ。ドーンとした存在感がある。あまり拾い物に手を加えない作家だが、さすがに中を走る横材は斜めに切り落として、粋にモデルを飾っている。
 黒枠(囲炉裏)を見せる作品だが、黒枠だけでは面白くない。美女との組み合わせは合うのか合わないか?枠、コンクリート、黒衣装、セクシーな赤いベルト、魅力的なモデル、充分に僕の目を楽しませてくれた。

f0126829_21445248.jpgf0126829_21462560.jpg
f0126829_2147836.jpg





f0126829_21515497.jpg

f0126829_21532015.jpg

f0126829_21544874.jpg
     ↑:大友洋子

 道内の港の見える場所でのスナップ。
 ただただ風景の中の「存在」を淡々としっかり撮っている。人は何故海に心惹かれるのだろう?海に立つ岩の姿に目が止まるのだろう?ありふれてはいるが、やはり空のカモメが気になる。港は人の証?人工物がやけに青い世界とマッチしている。
 真直ぐに撮影者は被写体を見つめている。

 
 面白い組み合わせの写真展だった。今回は他の方は割愛させて頂きます。

by sakaidoori | 2009-05-22 22:40 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)