栄通記

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カテゴリ:[小樽]( 7 )


2018年 09月 17日

2601) ②「小樽・鉄路・写真展 18th 2018」 小樽旧手宮線跡地 9月3日(月)~9月17日(月・祝)  

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小樽・鉄路・写真展 
18th 2018



 会場:小樽旧手宮線跡地
   小樽市色内2丁目マリンホール裏

 会期:2018年9月3日(月)~9月17日(月・祝)
 時間:24時間屋外展示、当然無休。
     (最終日は~17:00まで。)

 主催:小樽・鉄路・写真展実行委員会
 協賛:(有)石崎電気商会、PRO SHOPカメラの川田
 問い合わせ:岩浪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.15 土)


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上の写真は通行人がいますが、地震の影響だと思います、観光客が少なく感じました。

以下、個別作品を掲載します。
(以下、敬称は省略させていただきます。)



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   ↑:平間理彩


これは通行面。裏側にも作品はあります。
モノクロです。平間理彩は丸島企画・(通称)「海展」にはカラーで参加している。そういうわけかどうかは知りませんが、手焼き白黒・板張りでバシッと決めた!そんな感じだ。
少し、間隔が空きすぎで間延びした展示に見える。展示は肉親にしてもらったそうです。本人の指定した展示だとは思うが、もし本人が現場作業をしたら変更があったかもしれない。

真っ昼間に、煌々とした明かりの下、白黒が・・・しかも小振りで素直な居住まいは、場違いのような不思議な違和感を感じた。特異な存在感を発揮しているというべきだろう。地味な作品だが、平間理彩の好調さを感じる。


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表面の作品を、通行順に全て載せました。
真っ暗の夜の海を明るい昼間に見る思い。極力、激しさとか、静寂とか、極端さを避けて淡々と海の辺りの表の風景を撮っている。「何か」を見せたい思いをグッとこらえて、ただただ風景という皮膚をなぞるように、距離を置いて見つめている。

裏側もあったと思うのです、撮った写真があるから。すいません、表の印象で裏側のことは忘れてました。
下は裏側の全体像です。表の余韻として眺めてきました。


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   ↑:平間理彩




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   ↑:右側は猪子珠寧。左側は五十嵐(ネーム・キャプションが無いのでお名前はわかりません。)




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   ↑:猪子珠寧(いのこ じゅねい)。


なんとも壮絶な作品になった。「作品になった」とは、こういう結果を発表者が意図していたか不明だからです。
上段の葉っぱの写真、作品の真上にある葉っぱなのですが、虫がウヨウヨしていて、その虫の糞が黄色く下の作品の左側に落ちている!
写真作品は白いドレスを着た首のない麗人。手には花を持っている。容姿は左右反転し首の無いのが怪しげで、「死」を象徴しているよう。その麗人に黄色い虫の糞が断末魔の声のようにして模様を作っている。猪子珠寧版オフェイリアだ。



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   ↑:五十嵐



作品は2枚一組の対構造になっている。表現したいことは「命」だろう。
おそらく、「猪子珠寧+五十嵐」のコラボだと思う。更に、周りの風景とのコラボでもあろう。環境の綠が「生命・永遠」であり、作品が「死・一瞬」、そんな意図を鉄路の傍でたたずむ樹木と草花で表現したかったのだろう。



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   ↑:櫻井麻奈、「memory」。



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「鉄路と傘とスナップとメモリー・・・」いかにも女の子らしい作品だ。傘の中は思いでの一コマ一コマを閉じ込めているのだろうが、そんなことより、この場所に壊れた傘があるだけで「ロマンテック・ガールの傷ついた夏の想い出」だ。
そのことよりも面白いのは、この会場に傘を置くことの意味を考えてしまった。例え飛ばされないように柄を固定しても、もし野晒しで置いていたら、この傘は原型を留めないで粉々になっていたはずだ。だから、この作品は風が強い時は撤去されていたはずだ。
もしかしたら櫻井麻奈は吹き飛ばされるのを前提にしてここに置いたのだろうか?「一夏の想い出!そんなもの、傘と一緒にどっかに飛んでけ-」「飛んだ傘が危ないって!恋は危険なものよ!痛いの痛いの~飛んでけ~」
櫻井麻奈、それほど過激な女(ひと)だろうか?少女コミックのような可愛い顔をしているが・・・。




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この女性も可愛いですね。小樽商科大学の学生です。出品者かと思いきや、近くの会場で「よさこい踊り」の呼び込みビラ配りだ。彼女にもう一度会えると思うと見に行きたかった。が、いろいろ忙しくて、疲れて・・・ゴメン、見に行けなくて!



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   ↑:岩田裕子、「何処へ」。


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この日は陽の光が強かった、作品は蜃気楼のよう、ゆたゆしい生きもののよう・・・そのことが「何処へ」を暗示しているのだろう。

ただ、縦長の2列展示では下着干し場に見えて残念だった。やっぱり4列は欲しい。

それと、左下の顔を隠すカメラ作品、これは丸島の最も嫌いとするところだ。大学写真部作品で見飽きるほど見ている。撮影者あるいはカメラ愛好家にとっては当たり前の写真だろうが、これほどつまらないものは無いと思う。この作品、どうしてもカメラを入れたかったら、カメラを見つめる横顔にすればと思う。



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   ↑:松本敏、「私の好きな札幌の景色」。


自宅からの定点撮影。
当然、似た風景が多い。特に手稲山が目立つ。手稲山には夕陽が落ちる。
アマノジャクの妻は「朝日の頃の手稲山は無いのですか?」
人の良い松本さんは虚を突かれて、ややうろたえ気味。だって、朝陽を背景にした山は撮るが、朝陽の反対側にある山はなかなか撮らないから。

昨年は病院からの定点撮影を出品していた。その時、作品は小さかったので、今回はやや大振りでの参加。そうなんだ、参加して気付き自分の欠点!

さて来年です。今年も課題を見つけたことでしょう。まさか妻を喜ばすために、朝の手稲山シリーズではないでしょう。



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   ↑:ウリュウユウキ



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決して手を抜いた作品ではないのだが・・・決して作品が悪いというのではないのだが・・・周りが少ない参加者だから、今回のウリュウ作品には物足りなさを感じる。
この辺りがグループ展の怖さで、周りの作品との関係でマイナスに見える場合がある。今展のウリュウ作品がそうだ。

ただ、いつになく淡々とした気分を感じる。ロマンとかポエムとかよりも、一人静かに海を見つめる・・・旅をするでもなく、旅を終えたでもなく・・・海って良いな~と思う、こういう作品を見ると。




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   ↑:(岩浪)。



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地層だ!力強い!
いつも廃墟とか、歴史遺産じみた被写体を、この場所で、同じように出品している鉄路展代表の岩浪氏だ。
僕は廃墟には関心があるが、廃墟を被写体にした作品自体には「(自己表現としての)作品性」をあまり感じない。だから、例年この場で見る氏の作品は、「廃墟、そうですね」で鑑賞は終わりだった。技術的に上手いからこそ余計にそう感じていた。
今回、「ただただ地層!」というど根性精神が気に入った。



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スナップの集合体だ。圧巻!
写真が最終日に近いのに真新しく感じた。恐らく、台風などの後、入れ替えとか追加をしたのだろう。関係者の努力の場でもある。


少ない参加者の割には藤女子大学写真部作品が多くあった。以下、コメントは省略します。初々しい人達です。



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   ↑:左側、磯部かがり(藤女子大学1年)、「露の森」。
   ↑:右側、吉原沙耶(藤女子大学3年)・「眠れない」。





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   ↑:左側、珍田絵美(藤女子大学)。
   ↑:右側、中村みのり(藤女子大学)。








by sakaidoori | 2018-09-17 16:53 | [小樽] | Trackback | Comments(0)
2018年 09月 17日

2600) ①「小樽・鉄路・写真展 18th 2018」 小樽旧手宮線跡地 9月3日(月)~9月17日(月・祝)  

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小樽・鉄路・写真展 
18th 2018



 会場:小樽旧手宮線跡地
   小樽市色内2丁目マリンホール裏

 会期:2018年9月3日(月)~9月17日(月・祝)
 時間:24時間屋外展示、当然無休。
     (最終日は~17:00まで。)

 主催:小樽・鉄路・写真展実行委員会
 協賛:(有)石崎電気商会、PRO SHOPカメラの川田
 問い合わせ:岩浪

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.15 土)

今日までの開催です。
今年の開催は大変だったと思う。
とんでもない風台風!今年で18回目です、関係者にとっては慣れっことはいえ、厳しい風の夜だった思う。会場には傘を使った作品があったが、多分、前もって片付けていたでしょう。スナップの大集合帯、あれも被害があったのでは!
それと地震!地震そのものの影響は少なかったのでは。停電になったから、会場の電気管理(会場の点滅作業)のできないのは、結果的には無事過ごせたかもしれません。それよりも、会場の当番の方とか、交通機関が麻痺したから、会場運営そのものに何かと問題が起こったことでしょう。長期間の屋外展、ご苦労をお察しします。

さて、今展の印象、声を大にして言わねばならない。とても寂しい展示です!参加者が少ない、少なすぎる。それは過去の鉄路展を見た人間の言葉かもしれない。しかし、ここで18回も開催しているのです。たまたま通った顔見知りが、「以前はもっと多かったのでは?」以前は多かった。中身よりも人数だ、賑やかさだ!そんな展覧会だった。
個々の作品の幾つかには関心が行く。だから、会場を替えて・・・例えば小樽市民ギャラリーだったりしたら、写真市民展として申し分ないだろう。そこは閉鎖空間だから、この作品数があれば立派な展覧会になったと思う。
しかし、鉄路展は開放性200%だ!展示にある程度のお祭り性がつきものだ。なのにこのスキッパーでは寂しい!

原因は何だろう?以下は勝手な想像です。
①18回も開催しているから、マンネリ的な金属疲労?
②こういう展覧会に出品したくない社会環境・状況になったから?
③直接運営する関係者の怠慢?(というか、これで良いという認識?だったら、丸島とは意見を共有しないから僕の意見は馬耳東風として聞き流して下さい。)
④場所を管理する小樽市の意向?
⑤参加費が高い?(この展覧会は会場費は無料、電気代が有料だと思う。だから、そんなに高くないと思うのです。)
⑥屋外という展示だから、会場運営を手伝う負担が嫌だから?(参加者全員に強い負担を強いているとは思えないが?)
⑦参加規約に強い制限があるから?(多分無いのでは?)


なにも丸島は今展にモンクを言っているのではないです。それなりに楽しみに見に来ているので、残念で仕方がないのです。


以下、会場風景と個別作品と感想記です。



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   ↑:(最後尾の作品群)




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   ↑:(最後尾付近から入口方面の風景)



個別作品は②に続く

by sakaidoori | 2018-09-17 12:30 | [小樽] | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 16日

1829)②「小樽・鉄路・写真展 13th 2012」 小樽旧手宮線跡地 8月27日(月)~9月9日(日)

  

小樽・鉄路・写真展 
13th 2012



 会場:小樽旧手宮線跡地
   小樽市色内2丁目マリンホール裏

 会期:2012年8月27日(月)~9月9日(日)
 時間:24時間屋外展示、当然無休。
     (最終日は~17:00まで。)

 主催:小樽・鉄路・写真展実行委員会
 協賛:(有)石崎電気商会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.8)

 1822)①の続き。

 それでは後半部分を軽く歩くことにしよう。


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 彼女は歩く。僕の写真を邪魔したかったのか、僕の写真に収まりたかったのか、彼女は去っていく。


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     ↑:M イワナミ。

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     ↑:(左側の写真作品は、M イワナミ。)


 またまた彼女が立っている。ミスター・イワナミの守護姫か。


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     ↑:(上下、ツグミ。)


 小さめのおがみ看板という意匠、びっしりと思春期が詰まっている。
 やや古風な衣装の乙女がビンに詰まっている。コレクション風の男性作品ではない。性欲がないから。「このまま水の浸ったビンの中にいたい、だって気持ちいいんだもの、安心なんだもの、でも外は・・・」そんな感じの女心に見える。
 しかし、その気持ちを連続作品として提示しているのがいい。「小さい世界小さい世界、ワンダフル」といいながら、溢れる思い、増殖するエネルギーを楽しんでいる。当然、この小さい世界は羽ばたくための培養器だ。惜しみなくこの若さを大きくしてもらいたい。

 撮影者の言葉があった。ストレートにその気分が伝わってくる。


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     ↑:國生隆史。


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     ↑:小林直智。



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     ↑:?。


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     ↑:?。


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     ↑:三好めぐみ。


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 ③に続く

by sakaidoori | 2012-10-16 21:27 | [小樽] | Trackback | Comments(0)
2012年 10月 07日

1822) 「小樽・鉄路・写真展 13th 2012」 小樽旧手宮線跡地 8月27日(月)~9月9日(日)

  

小樽・鉄路・写真展 
13th 2012



 会場:小樽旧手宮線跡地
   小樽市色内2丁目マリンホール裏

 会期:2012年8月27日(月)~9月9日(日)
 時間:24時間屋外展示、当然無休。
     (最終日は~17:00まで。)

 主催:小樽・鉄路・写真展実行委員会
 協賛:(有)石崎電気商会

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(9.8)

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 なぜだか、このイベント写真展は好きだ。小樽の再発見とか、写真好きの仲間達の全員集合とか、いろいろと意味のあるとことだろうが、何ともいえないバカバカしさ、ランチキ気分が気に入っている。そんなことをいったら、関係者は不真面目に世間受けをしているだけではと発言しているようだが、そんなことはない。確かに、「真剣白刃で、完璧な静寂の中での作品とのにらみ合い」という作品鑑賞も好きだ。が、見るテンションはそんな律儀な精神だけで成り立ってはいない。女好きから、郷土愛から、社会批判から、哲学問答から、自然賛歌までいろんな気分を持っているわけだ。そんなあやふやな気分に一本の筋を通す、意外にもこういう写真展が持っている。


 今回の鉄路展、それなりにうるさいのだが、チョッピリいつもとは違う。参加者が少ない感じだ。関係者に確かめたら、その通りだった。「枯れ葉も山の賑わい」で、数で押し寄せるマンパワーの力は、絶対的だ。そして思った。僕は「マンパワーに触れたくて展覧会に行っているのでは?」と。一人の力、二人の関係から生まれる力、仲間達の力、企画者や呼びかけ人の作品以外の力、かなりの人間の押し寄せる力・・・。

 数は少なめだったが、それはそれなりに見に行っている人の感覚だ。以下、会場風景を中心に進めていきますが、充分に元気の良いイベントだった。


 会場の入り口反対側から見ていった。ですから、概ねその経路で進みます。


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     ↑:藤女子大学3年・白浜、「カラス傘」。

 破れた傘を使っていて、何となくカラス気分だ。
 広い会場だ。こんなムードで、ポツンポツンと点在して欲しい。あるいは、まとめて10個位の傘隊にしてカラス軍団も良い。そうすれば、哀愁は飛んでいって、にっくきカラス隊の襲来だ。街中でのゴミステーションでの、「ゴミーカラスー人」の三角関係再現だ。。もっとも、今回の撮影者はカラスに託した「独」を表現したかったのだろう。


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     ↑:藤川弘毅。

 ギャラリーたぴおでお馴染みの藤川弘毅。

 今回の環境は建築現場だ。壊れた足場板に収まる生娘、だ。
 鉄路展の藤川写真は実に良い。たいてい若き女性がテーマなのだが、自然体で彼女等に迫っている。もともとそこに登場する若人達はモデルの素人だ。彼女達は普通に振る舞っている方が生き生きしている。天真爛漫というか、無防備というか、世界語になった「かわいい」の見本だ。その若き女性の清新さを、彼特有のムードで接しているのだろ。羨ましいものだ。


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 スタッフの休憩所も兼ねているようだ。いつも写真、いつもお客さん、いつもいつも良い気分、だ。



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     ↑:テーマは「小樽」。


 これが「小樽・鉄路展」だ。
 雨にも負けず風にも負けず、夏の暑さにも台風にも負けず、見る人の悪口にも、批判批評という展覧会儀式にも負けない、そんな丈夫な精神の持ち主達だ。

 以下、その負けない人たちの部分紹介です。僕好みが強く入った選択です。これで一つの写真展になればと思ったのですが。



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     ↑:(この写真群は縦長の配置なのだが、横で見た方が面白かった。)


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 終わりまで紹介となると随分長くなります。 ②に続く





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by sakaidoori | 2012-10-07 07:13 | [小樽] | Trackback | Comments(0)
2008年 12月 02日

828) 小樽・ダラスペース 「曾田千夏・展」 終了・11月20日(木)~12月2日(火)

828) 小樽・ダラスペース 「曾田千夏・展」 終了・11月20日(木)~12月2日(火) ・展
      Chinatsu Aita Exhibition at Mt.Haruka  (曾田千夏at春香山)
       
 会場:ダラ・スペース(Dala Space)
     小樽市春香町292番
    (国道5号線沿いの山側。JRバス停「西春香」近く。国道山側にある張碓稲荷神社の隣で、会期中は看板有り。)
     電話(0134)62-0440
 会期:2008年11月20日(木)~12月2日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:11:00~17:00

 主催:ダラ・スペース
ーーーーーーーーーーーー(12・2)



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 曾田千夏の絵は全道展と、さいとうギャラリーでの夏冬企画展で定期的に見ることが出来る。公募展としての大きな力作と、買い易さを考慮した小品の優しい絵という両極端さではあるが。時々の心境はそれらで知れるが、こうして個展としてまとまって見れるのは実に良い。しかも、今年の作品が大半で、表現に幅がある。粋の良い作品群だ。沢山画いている、寡作家で無いのも頼もしい。
 その表現力に注目している人も多いと思う。全道展で最高賞を確保し、ドドーンと道内美術界の注目の人となり、その後の進展を見つめられている。
 表現に枠をはめること無く、静かにグイグイと進んでいるのが今展でも分かる。成長期の人である。

 表現の幅の広さを楽しませてもらったが、彼女の問題意識が激変したとは思われない。
 彼女は緑を多用する。植物的意味合いが強い。線描も得意とするが、最近は線を見せる作品は少ない。線描にはいろいろな意味合いがあったろう。画家の制御しきれぬエネルギーとか・・・、植物の関係で言えば、根毛や生命力であり、目に見えない大地の中の生き様でもあった。
 画家は目に見えない何かに執着していた。地中であり、森であり、地球、宇宙、見果てぬ何かだ。可視的生物と生物を支えている不可視な存在。その不可視な存在が線描の場合は薄気味悪さを伴いながらも、生き物を支えていた。今は不可視な世界は不気味さよりも、暖かい夢や幻想、命をはぐくむ力という面が絵には強くなっているようだ。
 それでも、「煦(アタタ)メラレ耿瞼(コウケン)豁(ヒラ)ケル刻(トキ)」の連作、暖かく夢薫る絵とも見えるが、不思議なあやかしさがある。だいだい色の割れ目からはみ出た表現、割り裂いて子宮が顔を出していると見える。綺麗な子宮だ。だが、子宮というものは外気に触れるものではない。幻想的に生命の象徴として画くか、切り裂いて強引に見せるしか方法はない。画家は欲張りだから両方を選んだ。肉片を裂いてそれを顕わにして、生の可能性を暖かく見つめようと。

 僕は植物としての生命を謳う姿勢に素直に愛着を感じる。それ以上に、それを支える不可視の世界を無意識でも異様な感じとして表現せざるをえない曾田・絵画が好きだ。


 「煦(アタタ)メラレ耿瞼(コウケン)豁(ヒラ)ケル刻(トキ)」、変なタイトルだ。「耿瞼(コウケン)」という意味が手持ちの辞書では見つけれなかったが、(明るい)瞼・まぶただろう。
 「(体を)暖められ、明るくまぶた開く時」という意味か?普通に書けばいいものを画家は死語を連発して鑑賞者を挑発しているようだ。「家に帰って調べて下さい!私のこだわりを感じて下さい!」と言っているようだ。それにしても「豁」の字、単に「開いて広い」ということではない。切り裂くほどの苦難をしたから、その先は広く大きいということか。谷を割るほどの思いで進めば、その先は開けている夢があると。
 まるで豊平川の悠久の歴史のようだ。雪解け時、谷あいを怒涛のように切り裂き進み、その土を札幌の地に扇のように広げて大地の恵みにした。



・「煦(アタタ)メラレ耿瞼(コウケン)豁(ヒラ)ケル刻(トキ)」・2008,10,14。
・「windpipe-sleety」・2008,11,18。
・「train」・2008、6、11。
・「日日蟲」


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 家の小樽側には沢がある。いつ積んだのか、壊れそうな安直な石積みがある。その上には木が伸びている。ここは海に近い。突風でいつかは倒れそうだ。それを心配しながら、このギャラリーに通うことにしよう。
 沢の先は広い国道だから暗渠になっている。そして崖から落ちるように海にたどり着くのだろう。今度確認しよう。この沢の名前は?

by sakaidoori | 2008-12-02 21:31 | [小樽] | Trackback | Comments(1)
2008年 11月 24日

813) ダラスペース 「ダラ・スペース通信第2号 & だらっとすベェー通信第3号」 発行日:2008年11月18日

○ ダラ・スペース通信第2号 & だらっとすベェー通信第3号
    (ともに気まぐれ発行)

 発行日:2008年11月18日    
       
 会場:ダラ・スペース(Dala Space)
     小樽市春香町292番
    (国道5号線沿いの山側。JRバス停「西春香」近く。会期中は大きな看板が道路沿いに有り。)
     電話(0134)62-0440
 
 休み:定休・水曜日
 時間:11:00~17:00

ーーーーーーーーーーーー(11・15)

 通信誌を頂きました。有難うございます。

 記事の内容は表が「ダラ・スペース通信第2号」で、ギャラリーの紹介です。
 現在は「曾田千夏・個展」で、次回が「アンモナイト展」です。そして、ライ君はこの冬4ヶ月2ヵ月程ベトナムに帰省します。(ギャラリーは4ヶ月程お休みです。)何と、2月15日~2月26日まで、彼の個展に合わせて道内在住の日本人達の「Plus 1・展」を予定しています。写真だけでも見たいものだ。

 記事は達者な日本語です。おそらく奥さんが書いているのでしょう。凡調なところは無く、明快で楽しい。しかも記事ごとに微妙に言い回しを変えている。僕もこういう能力を身につけたいものだ。
 それと、この通信は大学ノート大なのだが、僕自身もこの倍の一枚立てのフリー・ペーパーを発行したいと思っていた。来年は無理かも知れないが、「栄通記」を書き続けていたらいずれは出すだろう。

 裏は「だらっとすベェー通信第3号」。発行者は「ダラ・スペースの怠け者の方」とある。
 一齣漫画風で著者の落書き通信になっている。本編の通信誌の裏側が余っているので、「もったいない精神」で同じく奥さんが書いたのだろう。
 「最近は全くだらっとしていない」とある。おそらくそんな暇は無いだろう。真摯な社会人とはそういうものだ。特に子育て中の奥さんは何かと大変だ。

 現在開催中の「曾田千夏・個展」(11月20日・木~12月2日・火)のDM裏表を載せます。
 参加無料のワーク・ショップもあります。
  ①11月30日 13:30~
  ②12月2日  15:00~

 抽象絵画を楽しむこつが分かるよ!とあります。先着6名。詳細はお問合せ下さい。

 ダラ・スペースのH.P.⇒こちらf0126829_12524196.jpg










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by sakaidoori | 2008-11-24 12:56 | [小樽] | Trackback | Comments(3)
2008年 11月 16日

808) ①小樽春香町・ダラスペース 「菅原弘記・遺作展」 10月23日(木)~11月18日(火)

○ 菅原弘記・遺作展
     ー没後十年 蘇る北海道抽象絵画の機軸・記憶ー
       
 会場:ダラ・スペース(Dala Space)
     小樽市春香町292番
    (国道5号線沿いの山側。JRバス停「西春香」近く。会期中は大きな看板が道路沿いに有り。)
     電話(0134)62-0440
 会期:2008年10月23日(木)~11月18日(火)
 休み:定休・水曜日
 時間:11:00~17:00

 主催:ダラ・スペース
 協力:菅原久美子 菅原登
ーーーーーーーーーーーー(11・15)

 初めてダラ・スペースに行った。ダム・ダム・ライ君の自宅兼私設ギャラリーだ。

 個別作品案内は後にして、ギャラリー(自宅)周辺と展示風景を載せます。

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 広い片側2車線の道路、大きいが分かりづらいオーンズスキー場の看板を過ぎる、小さい春香橋を通り越すと直ぐに「ダラ・スペース」の大きな看板が目に入る。辺りは何も無く見つけ易い所だ。

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 入って直ぐの薪を積んであるところが駐車スペース。左側は新築の民家、右側は今は作業棟なのか古い民家、その間の細い田舎道の向こうが目指す家屋。
 写真では分かりずらいが、看板のある手前の建物は物置or作業場風で、本当の入り口はその向こうだ。

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 右側の小高い場所に張碓稲荷神社がある。そこからの建物風景。右側の大きな建物がギャラリー兼住まいだ。手前が沢になっていている。小川のせせらぎは車の音に邪魔されて聞くことはできない。

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 玄関の両壁は赤く塗られている。とてもハッピーだ、テンションが揚がる。作品も赤い。初期の作品と晩年の作品が左右の壁に対の展示。

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 上のストーブのある食卓ルームを横断してギャラリーに入る。
 柱はクリーム色に塗られている。奥の方に小川を眺めながらの語らいの場がある。ライ君はとてもマメな方で、訪問客一人一人にコーヒーをもてなす。会場には展示画家の弟さんとその家族が故人のことをあれこれと語ってくれた。10年前の遺作展のカタログを500円で買った。菅原登氏のサインをもらった。そこには住所も書かれていた。


 個別作品とぞの雑感は②に続く。
 18日の火曜日までです。

by sakaidoori | 2008-11-16 16:52 | [小樽] | Trackback | Comments(0)