栄通記

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2013年 08月 27日 ( 2 )


2013年 08月 27日

2170)「私大合同展 (4大学美術部合同展)」アートスペース201 終了・8月22日(木)~8月27日(火)

    


私大合同展 

  北星学園大学アートクラブ 
 北海道工業大学美術部 
 札幌学院大学美術部 
 北海道武蔵女子短期大学美術部
  

              


 会場:アートスペース201 6階 A室  
      中央区南2条西1丁目7
       山口中央ビル  
      (東西に走る道路の南側。)
     電話(011)251-1418

 会期:2013年8月22日(木)~8月27日(火)
 休み:水曜日(定休日)
 時間:10:00~17:00

ーーーーーーーーーーーーーー(8.27)


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 美大に関係しない大学生が絵を楽しんでいる、できれば作品を通して、いろんな人と話をしたいな。大学の中だけの絵だから、街にでて皆さんと交流したいな、そんな展覧会です。

 参加学生が多いので、どうしても小振りになり、一人の作品数は一点になりがちだ。その辺はもの足りない。何人かはもっとはしゃいでもと思う。

 そんな中で、面白い学生に出会った。その1年の女学生作品を中心に語ろうと思う。
 その前に、全作品を載せます。



 会場を時計回りに進みます。


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 さて、お目当ての学生作品は--



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   ↑:北星学園大学1年・Wendie Takamiタカミ)。左から、「Kill me」、「Niki」、「The Light House」。


 作品としてはそれぞれが小さく光っている。左側は自虐的なのだが、絵としては凄みが薄い。もっともっと墜ちないと。
 真ん中は絵としては一番良いのだろう。良いはずだ。彼氏かどうかは知らないが、格好良く描いてあげましょうと、大きく相手と向き合っている。
 右側は幼稚さが魅力なのだろう。

 だが、今の段階で作品がどうのこうの言ってもしれている。まだまだだから。
 それよりもタカミの絵に対する意気込み、情熱は凄い。アートをもっともっとやりたい、と騒いでいた。ノーテンキなやる気はどこまで本気か、長続きするのかと心配もあるが、絵描きの卵としては好感度200%だ。いや、これほど前向きな、オーラ出しまくりの画家志望者は初めてだ。

 「今の大学を卒業したらフランスに行きたい。英語は大丈夫だ。今はフランス語を勉強している。自分の絵の型はまだまだだ・・・、私、アトピーだから自分の体を刻んで殺して生まれ変わりたい、そんな絵なんです。感情の起伏が激しいんです。この自分を刻んだ絵、鬱の時に描いたんです」

 「そうか、鬱の時か。ならば、凄みのある絵を描きたかったら鬱になったらいい。絵を描くから苦しむことはない。苦しみを全部絵にしたらいい」
 「それって、暗くないですか?」
 「暗いさ!だから良いんだ。自分の生の姿が絵に投影さえて、自分の絵になるんだ。そして鬱が回復したら、その時の絵を見せまくりに行ったらいい」

 ・・・

 そんな馬鹿話のような真剣なような、楽しき時間を過ごした。18歳の女学生と60歳の初老の会話だ。情景を想像して欲しい。

 とにかく沢山描くことだ。50号ぐらいも平気で描ける、時には壁で一気描きもできる。そして見せる機会を増やすことだ。
 大学1年とは素晴らしい。決して遅い始まりではない。頑張り給え。作品展がある時には教えて下さい。



 線描画、鉛筆画の類を記録したいと思っている。それらを含めて、何点か個別作品を載せます。



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   ↑:北星学園大学・平井美宇、「クワガタと猫」。




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   ↑:北海道武蔵女子短期大学・近間加奈恵、「線」。




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   ↑:北海道工業大学・高橋和奏、「夢中」。




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   ↑:北星学園大学・小杉茉由、「ひつじ」。

 描き手の小杉さんも羊さんみたいな人でした。優しさはそのままで、だんだんと強くしたらと思った。




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   ↑:北星学園大学・福永奈実、「#4046」。

 面白い絵だ。




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   ↑:北海道武蔵女子短期大学・桐木麻有、「珊瑚」。


 珊瑚よりも、青い世界の真ん中に何かがあるような感じがしたのが良かった。




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   ↑:北星学園大学・田淵圭祐、「女神」。


 シルバーの色は着色ではありません。
 シルバー粘土を乾かして、焼いて、磨いて、できあがり。と、田淵君は言っていました。
 小さいのが好きな田淵君。次回は最低でも10個だね。できれば30個!お願いします。



 タカミのスケッチ帳からもらった作品を載せます。


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by sakaidoori | 2013-08-27 23:51 | アートスペース201 | Trackback(1) | Comments(5)
2013年 08月 27日

2169) ①「政和アートFes2013 【幌加内町一泊二日旅行 ②】

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政和アートFes2013  



 会場:旧政和小学校
     雨竜郡幌加内町政和

 会期:2013年7月27日(土)、7月28日(日)
        8月17日(土)~8月26日(月)
        8月31日(土)、9月1日(日)
 
 ※  変則的な日程ですから注意して下さい。 
    
 時間:10:00~17:00


--------(8.21)


 遅れ気味の報告です。チャンと載せて、会期最後の日程に間に合わせましょう。


 まずは旧小学校の玄関からです。前回と同じ写真から始めます。
 
 (以下、敬称は省略させていただきます。)



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 作品展は体育館と2階の教室全室です。1階にも廊下にも作品があったり、バザーみたいな即売コーナーありで、要するに小学校丸ごとアートで一杯。


 何はともあれ、体育館に行きましょう。玄関からグイグイと真っ直ぐ進めばすぐです。途中の廊下にはいろいろペタペタ貼られている。





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 体育館の入り口に立った時には驚いた。全空間作品だらけに見えて、一気に襲いかかってきた。おそらく、こんな展覧会を予想していなかったから。広い会場に鉄はよく似合う。

 その水平目線の写真を取り損ねた。2階から全貌を載せます。


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 上から見るとあまりに整然としている。


 奥から反対に見ると--


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 階上の賑やかさが意外だ。意外づくしの政和フェスだ。



 鉄作品の大半は吉成翔子・作。その作品を載せて行きます。タイトルは限りなく省略します。
 何となく回りの空気というか親密感を感じて下さい。



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   ↑:中央の鉄作品 吉成翔子、「歯車はぐるま」。


 ここで一端吉成翔子・鉄から離れよう。



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   ↑:佐々木けいし、「枉(おう)」・ステンレス 銅。


 キャプションの説明によると、直線と曲線の融合。非鉄の銅とステンレスの融合。つまり、相容れないもの同士の融合というか関係性を試みているみたい。タイトルはあまり深く考えない方が良いでしょう。作家独自のこだわりです。

 全体が変な人型にも見える。「融合」ということでしたら、誰かと誰かの抱擁と言えなくもない。
 小難しい説明は美術的で宜しいのだが、意外にロマンと見果てぬ夢という文学的な世界かもしれない。



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   ↑:齋藤由貴、「夢のように消えた」。


 齋藤由貴が教育大を卒業して何年になるだろう?ようやく惚れ惚れする本格的大作を描いた。
 学生時代に淡い青色のモクモクで乙女の裸姿を隠していた。今作、かつての作品と根っこの処は同じだろう。が、魅入らせる姿に変身した。強さが良い。「隠す-隠れる」ということで満足していた画家が、奥に突っ込み始めた。
 女という媚びた姿もない。代わりに星が可愛く天空にある。強い絵になったが、なかなか可愛さからは脱皮できない。仕方がない。若い女(ひと)だから。




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   ↑:齋藤由貴、「ふるさと」・油彩 キャンバス。


f0126829_0415632.jpg キャプションには作品にまつわる説明が書かれている。素直な良い文だ。
 齋藤由貴は吉成翔子の「ふるさと」にいたく感動した。あまりにもどっしりした存在感に。微動だにしない姿に。仕方がない、人それぞれの人生だから。











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   ↑:ともに小池暢子。左から、「晩方の卓 B作」・1966年 油彩。「白亜のドーム(イタリア)」・1971年 油彩。



 今展の作家は、中心人物の吉成洋子とその仲間達だろう。
 娘さんの吉成翔子が札幌から仲間に声をかける。主にアトリエ・ビーハイム所属だ。
 砂川の内海真治などなど。
 学校関係者や地元の作家もいるかもしれない。
 さて、「小池暢子」女史はどういう位置なのだろう?古い作品だ。かつての先生なのか?画家が何歳の時に描いたものだろう?


 古い作品だが、気持ちよく居場所に構えている。どこか誇らしげだ。



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   ↑:(外では足場を組んで塗装工事をしている。なかなか見れない展覧会での風景です。)


 
 ひとまず体育館の大広間を終えよう。
 こんなペースでは全部の部屋を載せれないだろう。それはそれで構わない。④ぐらいは頑張ろう。

 ②に続く

by sakaidoori | 2013-08-27 01:22 | Trackback | Comments(0)