栄通記

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2012年 06月 21日 ( 1 )


2012年 06月 21日

1797)「写真展|集合的無意識 えぞ梅雨の夢 (QUATRE SAISONS)」 たぴお 6月18日(日)~6月30日(土)

写真展|集合的無意識 えぞ梅雨の夢 

    (QUATRE SAISONS)
          
    


 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2012年6月18日(日)~6月30日(土)
 休み:日曜日(定休日)?
 時間:11:00~19:00 

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 18:00~

 【参加作家】
 小林孝人 平雅人 田中季里 藤川弘毅 山下敦子 
   
ーーーーーーーーーーーー(6.15)


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 久しぶりにオープニング・パーティーに参加した。参加者のお顔もしっかり見えて。見えて申しわけありません。仕方がありません。作品同様に楽しんで下さい。


 さて、実に小難しいタイトルの写真展です。「写真展|集合的無意識 えぞ梅雨の夢」、心理学用語に文学的言辞を重ねて、要するにどういう意味かは・・・、適当に解釈するしかないでしょう。それに、参加作家がどこまでタイトルに拘ったかも不得要領です。それぞれが好き勝手にあっちこっちを向いて、それでも何となく面白い、そんな写真展です。何となく、「じめじめした写心で行こう」、だから、「まとまらずに勝手に見ていこう」という気分です。

 今回は言葉少なく個別作家を載せていきます。入り口から右回りです。
 (以下、敬称は省略させて頂きます。)



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     ↑:平雅彦


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          ↑:「ヒメギクチョウ」。


 花と蝶です。男と女の夢物語として見ましょう。
 普通の「花と自然の写真展」にあってもおかしくありません。そういう意味では普通です。唯一の違いは、仕上がりがかなり暗いことです。たまたまなのか意図的なのか?クリアーな普通の花の写真が、ただ暗めに仕上げただけで映える、そんな写真群です。




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     ↑:藤川弘毅


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 最近はもっぱら立体造形作家として売り出し中の藤川弘毅、「ちょっと待ったッ!オレは写真家だぞ」とまくしたてての登場だ。久しぶりの写真だけに、確かに迫力充分だ。実物の人形以上に、実物の女以上に覇気、妖気が漂っている。それにしても、この写真家にこの暗いムードはピッタリだ。




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     ↑:山下敦子。左から 「?」、「初夏」、「小宇宙」。

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          ↑:「小宇宙」。


 ビッシと被写体を見つめる眼差しが良い。何も見ない、ただこのシーンだけを強く見る、そういう直向きさが良い。小さな宝物のような写真群だ。



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     ↑:小林孝人


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     ↑:左から 「?」、「砂岸」。


 キノコを愛する小林孝人だ。作品が暗い、くらい、クライ!今回、恐ろしく暗い仕上がりだ。僕はそれなりに彼の作品を見続けているが、この暗めの表現は意図的ではないと思う。恐らく現像ミスというか、手違いだろう。作家が何と言おうと、そう言いきる自信がある。
 
 しかしこの暗さ、何とも渋い味わいでググッと迫る。特に「砂岸」などは、面白い。クリアーで暗い。まさに「えぞ梅雨の夢」だ。偶然のなせる不思議さで、作家の意図と作品の効果が分離していて、これも現代美術的で面白い。
 しかし、今作の効果を作家はどう解釈しているのだろう?

 ちなみに、被写体の現場は中国です。だから副題として、「エゾのきのこ人、中国をさ迷う」がピッタリだ。
 彼の地にはタラコのようなきのこもあるんだ。




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     ↑:田中季里、「森へ」


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 う~ん、小さい。語るには余りに小さくてどうしようもない。
 イスを森の中に置いて物語を展開している。イスを田中季里として見たらわかりやすい。小さくて座らないイスだが、暗い物語ではない。森の中をいろんな気分で楽しんでいる。かくれんぼしたり、いたずら気分になったり、チョッピリ恋心を持ったり、センチになったりと田中季里のロマンテックな夢物語だ。

 が、あまりに作品が小さすぎる。もともと小さい世界で完結的な物語を得意とする学生だった。最近はここでの発表経験が生きて、大きく見せている。今回、写真のみの発表ということで、地金と遠慮がストレートに出てしまった。
 

by sakaidoori | 2012-06-21 10:12 |    (たぴお)