栄通記

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2012年 06月 07日 ( 1 )


2012年 06月 07日

1787) 「[北海道ツラの皮] 熊谷大介<ルチャマスク作家>」 JRタワーARTBOX 6月1日(金)~8月31日(金)

  
○ [北海道ツラの皮] 

      熊谷大介
  <ルチャマスク作家>   
  

 会場:JR札幌駅東コンコース・JRタワーARTBOX
     中央区JR札幌駅構内
     (地上東コンコースの西壁面。東改札口の南側)
     問合せ・JRタワー展望室アートチーム
          電話(011)209-5075

 日程:2012年6月1日(金)~8月31日(金)
     (会期中無休)
 時間:8:00~22:00

ーーーーーーーーーーーーーーー(6.7)

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 道行く人がチラリと流し目だ。がっちりと写真を撮る人もいる。実に良いことだ。廻りには時間と金を使った映像が、広告ボックスに流れている。それらに負けないぐらいの、「チョット驚く、アッと驚く」作品でなければならない。このアート・ボックスは初めからショー・ウインドを目的にしたような装置なのだ。その装置を逆手に使うぐらいの美術作品が登場した。

 
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     ↑:左から 「ザ★グレート・ホッカイドウ」、「半鮭人」、「メロン・マシーン」。

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          ↑:「モロコシボーイ」。


 確かに楽しい。が、「モロコシ・ボーイ」を見ていると笑い泣きをもらってしまった。根っからの間抜けズラというものは、全くの無防備だから安心して見れる。でも、そういう顔を長く見ていると、人は哀しくなっちゃう時がある。なぜだろう?
 上目遣いで上空の一点を見つめる眼差し、可愛いくて頬が緩んでしまう。だが、可愛さが過ぎるともの悲しくなる時がある。
 人形は可愛い、楽しい、夢がある。曇りなき表情をじっと見つめていると、なぜか人は嬉し泣きをするのかもしれない。


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          ↑:「kitakitsune」。

 それにしても、作品の一つ一つは綺麗だし、何より丁寧だ。普段の職人的な手仕事の延長だろう。

 ところで、「モダン・アート」として見たい人にとってはどう思うだろう?「漫画的ユーモア + 職人的巧みさ」に現代を撃つ力があるのか?もっともな刃だ。が、裾野の狭いホッカイドウなのだ。面白くないと思えばそれで良いだけだ。当企画の選定者だって、いつもいつも全員の意志が一致しての選定ではないだろう。それはここを見続けていたらよく分かる。おそらく、選ぶ側も「試み」をしているのだ。彼らの粋に感じて、いろんな分野のいろんな作品をもっともっと僕らは楽しもうではないか。

 「もっともっと楽しもう」という意味では、今展の作家・熊谷大介氏は「楽しみの見せ方第1幕」といった感じだ。「ショー・ウインド」という近代装置と「職人気質」がユーモラスを接着剤にして、何とも言えない笑いと哀しみを生んだ。同じバージョンであってもいいのだが、違う見せ方や、新たなマスク物語を夢見させて欲しい。


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by sakaidoori | 2012-06-07 23:54 | JRタワーARTBOX