栄通記

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2012年 05月 31日 ( 2 )


2012年 05月 31日

1777)①「しんか展 第7回」 大同 5月31日(木)~6月5日(火)

  
○ 第7回 しんか展
  

 会場:大同ギャラリー 3階4階
     中央区北3条西3丁目1
      大同生命ビル3階 4階
      (札幌駅前通りの東側のビル。
      南西角地 。)
     電話(011)241-8223

 会期:2012年5月31日(木)~6月5日(火)
   ※ 3日(日)は、14:00~ 
 時間:10:00~18:00
     (最終日は、~17:00まで)

 主催:しんか展プロジェクト
 後援:札幌パイロットクラブ

ーーーーーーーーーーーーーー(5.22)

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 「しんか展」について・・・

 「知的に障がいのある人の中には、独創性や奇抜な表現で高い芸術性を感じる作品を生み出す人、素朴さや素直さ、色彩の豊かさなどで見る人に感動を与える作品を生み出す人たちがいます。・・・」

 そういう人たちの発表の場、
 作品審査により、芸術を競う場、
 作者の芸術性を深める場、
 正当な評価をし合う場、
 作家自身が自信をつける場、
 そして、そういう環境の中でいろいろな人が集う場、
  と、理解している。

 実は、「知的障害者」ということによる、「特徴的な作品」ということを抜いたら、後には興味ある作品を楽しむしか残らない。
 以下、僕にとって興味ある個別作品を中心に進めます。
 その前に、全体雰囲気を伝えます。

 会場は2階と3階。抜群に3階の方が面白かった。その様子を入り口から3分の2ほど流していきます。


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     ↑:(3階の奥まった正面部分。ここに受賞作品が多く並ぶ。)


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 今年で7回目だ。その年によって雰囲気がかなり違う。今年は会場がいつもより明るく感じた。受賞作品に特に言えるんだが、上手な作品が目立った。ということは、一心不乱な反復作品が少なかった。画題としては定番のような「電車もの」が皆無だった。反復作品の少なさとも符合する。
 僕は上手さを中心に作品を見ていないので、受賞作品には強く惹かれるものは少なかった。

 では、今展の「栄通賞?」の発表です。


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          ↑:縄幸江(北海道遠軽町)、「私はあきらめない Ⅱ」


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 折り紙だろうか、小さくクルクル巻いてただひたすら突き刺している。いったい、この行為に何の意味があるというのか?確かに並べられた色の配色は明るく楽しい。整列されてはいるが、いささかファージーで、その様子も微笑ましくて愛嬌だ。だが、目的を持ったデザインの為の作品ではないだろう。ただひたすら丸めては突き刺してできあがりだ。きっと作り手は「美」を求めてだろう。作業をしていると心も落ち着くのだろう。
 だが、見る僕は凝縮する色合いと集中心に感心するばかりだ。それに、タイトルも素晴らしい。(おそらく、関係者が付けたのだろう。)
 「美学」という意味はあるだろう。だが、これが「美学」という決まりはない。その人の「美しさ」が、見る人にフィットする場合がある。そういう時は、「美しさ」という化粧の中に、心揺さぶる何かも吐き出ているのだろう。


 
 今日からの展覧会です。
 いつも紹介しようと思っているのですが、この2年ほど怠っています。今回はばっちり報告します。

 ②に続く


 

by sakaidoori | 2012-05-31 19:30 |    (大同)
2012年 05月 31日

1776) 「LEVENS ~愛と人生~」 たぴお 終了・5月21日(月)~5月26日(土)

  
○ LEVENS

    ~愛と人生~
         

   
 会場:ギャラリーたぴお
      中央区北2条西2丁目・道特会館1F
      (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
      電話・林(090)7050-3753

 会期:2012年5月21日(月)~5月26日(土)
 休み:日曜日(定休日)
 時間:11:00~17:00

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 18:00~ 

 【参加作家】
 佐藤菜摘 田中季里 藤川弘毅 林教司 宮森くみ YUKO 工藤エリカ 糸原ムギ  
      
ーーーーーーーーーーーー(5.26)

 「愛と人生」、クサイ言葉だ。とても人前で言うには恥ずかしい。しかし、尋常ならざるものを抱えた人達にとっては、切実な言葉かもしれない。


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     ↑:全作、YUKO


 ドアを開けるとバーンとYUKOが迎えてくれた。青が渋く大きく見えた。沢山のサンタはいるが、サンタが目に入らない。膨らんだ描きっぷりが作品を大きく見せているのだろう。自身が漲っているのも良い。多くは既に見た作品と思うのだが、ヤケに新鮮だ。青が今日の自分と合っているのだろう。

 言葉が添えてある。ドーナツ作品の添え字が気に入ったので載せます。

    「穴から向こうを覗いたら みんなが みえた みんなで食べよう 一個だけのドーナツ」

 穴から向こうを覗こう。覗き見趣味なんて言わせない。秘密は覗かなければ見えないではないか。何が見えるか?愛と人生が見えれば幸いだ。いつも見れるとは限らないが、天気の良い日には見れるかもしれない。


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 誰が座るのだろう?
 座れば壊れそうだが、その人には大丈夫なのだろう。
 あの人が座ればどうなる?












 YUKOばかり拘ってはいられない。全体に進もう。


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     ↑:工藤エリコ


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 先週に引き続いての工藤エリコだ。撤収するのが面倒だから残したのではない。おそらく、オーナー林教司氏が彼女の成長を願って留めたのだ。
 「自作を徹底的に見よ!恥ずかしさも、不十分さも、物足りなさもかみしめよ!それを自信にせよ!」と、愛と人生と芸術の先輩が同志にエールを贈っている。
 カタツムリなどの2点の切り絵は彼女の作ではない。誰かの友情参加だ。粋なことをする人だ。


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     ↑:田中季里


 版画を研鑽している学生だが、今回は絵画だ。
 青の好きな人だ。きっと、青の向こう側の黒い青、うねる青も好きだろう。秘密や見えない激しさがあるから。
 そのうちに、透き通る青も好きになるかもしれない。心が洗われるから。


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     ↑:糸原ムギ、「『LEVENS』 愛と人生」。

 最近はたぴおの常連になりつつある人です。不思議な魅力で迫る。あえて特徴を一言で言えば、「キツイ」。
 白を特徴とする人です。色の白、余白の白、空間の白、心の白、です。



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     ↑:藤川弘毅


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 最近の藤川弘毅は絶好調だ。意味不明の素材で意味不明に展示し、意味不明に楽しめるのが良い。今回もその通りの作品ではないか。表現する心の芯が強くなったのだ。だから、意味不明の羅列に終始しても、何ら意に介しなくなった。
 もともと、「具体的何かを表現する」タイプではないだろう。「何か分からないが、これは面白い」が基本だと思う。その「分からなさ」を際だたせることによって、「いったいオレは何を楽しんでいるのだろう?」と自問自答をしているかどうか?
 形のない気持ちを形あるものにして、先に進む藤川弘毅だ。面白いことをしている。付いていこうではないか。


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     ↑:宮森くみ


 「愛ははなよ!人生は花よ!」と詠う宮森くみ。色気はないが、色気を出したそうな健康美がある。



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          ↑:佐藤菜摘

 200号位の作品を見たい。大きく七色が満開。うねりあり、しぶさあり、激しさあり、夢がある、画面のどこを切っても「佐藤菜摘」の顔がある、そんな特徴的な大きな作品を見たいものだ。


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          ↑:林教司

by sakaidoori | 2012-05-31 08:07 |    (たぴお)