栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン

2010年 04月 13日 ( 1 )


2010年 04月 13日

1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)

○ [a stratum ~地層とともに眠る記憶~]
      Blakiston 果澄/菅原英二

   

 会場:JR札幌駅東コンコース・JRタワーARTBOX
     中央区JR札幌駅構内
     (地上東コンコースの西壁面。東改札口の南側)
     問合せ・JRタワー展望室アートチーム
          電話(011)209-5075

 日程:2010年2月1日(月)~4月29日(木)
     (会期中無休)
 時間:8:00~22:00

ーーーーーーーーーーーーーーー(2・25)

1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1571962.jpg


1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1582573.jpg


1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1516118.jpg


1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_15919100.jpg1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_15103438.jpg
1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1511258.jpg


1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_15123175.jpg
1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1513447.jpg
1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_1738316.jpg

1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_15134993.jpg



 本物の地層を剥ぎ取ったようなリアル感がある。意図も明快で分かりやすい。しかも非常に精緻で、巧みさに驚かされる。

 今作はより公共性の強いギャラリーでの展示の方がもっと迫力があるだろう。照明や展示の仕方で見る人との距離がもっと近づくだろう。そこが、この作品の素晴らしさと限界だ。枠に閉じこめられてあまりに美術作品過ぎる。
 だが、作家の思い強く重厚な作品が、なぜ「通路」にあるのだろう?その違和感が、ここの場の雰囲気を一層際だたせることになってしまった。都会の機能的空間を、無機質なよそよそしい空間にしてしまった。

 人々は行き交う。改札口近くだから慌ただしい。そこにいる僕自身も通行人を見ているわけではない。作品を意図的に見に来て、そこにいる自分の中途半端さをもてあましている。一人作品を魅入っている自分の姿に厭になりそうだ。自分と作品と場をつなぐ空気がよそよそしい。

 今展は「強く見られる」ことを意図した作品だと思う。「もしよかったら覗いて下さい」という中途半端さは微塵もない。「オレは地層に託したのだ。数億年の生命の地球の宇宙の記憶を立ち上げているのだ。共に見あって、この場を共感しようではないか!」と誇らしく存在している。まさに美術表現の「オレが、オレが」のスタイルを100%開化さている。
 だが、その雄々しく真摯な態度がこの場にどんな影を与えたのだろう?場違いな強さ?

 もし、今作を生かすのならば、もう少し表現領域を広げた空間にしたらと思う。札幌駅構内の誰でもが分かるブラック・ゾーンを作るのだ。
 だが、もしかしたら、作家は強い作品を枠に入れて無視されることによって、現代社会の深層に迫ろうとしたのかもしれない。それならば、たいした作家だ。作品の外部にブラキストン線という断層を忍ばせ、微震を与え、駅を地層の下にしたいのかも・・・。


   ~~~~~~~~~~~~


1263) JRタワーARTBOX 「[a stratum 地層とともに眠る記憶] Blakiston菅原英二」 2月1日(月)~4月29日(木)_f0126829_17351489.jpg
     ↑:(JR札幌駅に向かう途中の街の風景。)

by sakaidoori | 2010-04-13 17:55 | JRタワーARTBOX