栄通記

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2010年 03月 26日 ( 2 )


2010年 03月 26日

1240) さいとう 「ドールハウス作品展  三浦真寿美」  3月23日(火)~3月28日(日)

○ ドールハウス作品展
    三浦真寿美


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:20010年3月23日(火)~3月28日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(3・25)

 初期の作品から15年間の集大成。
 日常のありきたりのシーンを
 限られた空間のなかに表現
 ・・・    (フライヤーから)


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 とにかくハッピーな展覧会だ。中年男性が見るには少し恥ずかしくもありますが、こういうにぎにぎしくて「見て見て」という作品展はとにかく大好きだ。すこぶる女性的でも構わず居候してしまう。 

 お人形さんごっこの為のお家やお店のオン・パレードです。小箱を建物に見立てて、手作りの小物がびっしりと並んでいる、詰まっている。パン屋さんやお寿司屋さん、ちょっとオシャレなリビング・ルーム、昔懐かしの駄菓子屋さんにアメリカン・スタイルもあればアンティーク模様にと、作家の夢の跡の総出演だ。

 ガラスや磁器製の小物は既製品を利用していますが、紙粘土や生地を利用して細かい「作品」を作っている。小物の作られ方を想像するのも楽しみです。よくもこんなに作ったものです。
 この15年間の集大成とのことです。
 結婚して時間に余裕ができて、ただのんびりするのはもったいないと思ったのでしょうか?心にも余裕が生まれたのでしょう。子供の頃のお人形さん遊びが、大人の遊びに生まれ変わったのです。具体的なことを考えたり、手のひらサイズの手作業が大好き女性なのでしょう。女性特有の「小さい物でも何でも利用しよう根性」が、次から次へと物作りのアイデアを生むのでしょう。
 ごく初期の作品を除いて、賑やかな中にも整理整頓された落ち着きがあります。何でもかんでも思いつくままに詰め込むというタイプではなさそうです。ご本人も語っていましたが、構想を練るのに時間がかかって、そこを突き抜けると、後は淡々と物作りの作業で、トントンと進行していくそうです。

 お喋りは簡単にと思ったのに長話をしてしまった。こういうのは見るに限ります。

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          ↑:一番古い作品。15年間、静かにたたずんでいたお家が、いきなり見ず知らずの人達のお喋りの道具にになるわけです。「栄通記」への御登場、ありがとう!

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     ↑:これもかなり古い作品。右側は左の作品を上から撮ったもの。


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     ↑:この両者は近作。建物自体を見せるようになってきました。理想?の4LDKの間取りです。


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 三浦真寿美さんは個展発表にはまったみたいです。新たなアイデアで再度「人形の家」を見ることができるでしょう。

by sakaidoori | 2010-03-26 18:24 | さいとう | Trackback | Comments(0)
2010年 03月 26日

1239) さいとう 「阿部真大・展 -デルデル-」  終了・3月16日(火)~3月21日(日)

○ 阿部真大・展
   -デルデル-


 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:20010年3月16日(火)~3月21日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)

ーーーーーーーーーーーーーーー(3・24)

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 今春、道都大学中嶋ゼミを卒業し、現在は同校の科目等履修生。

 作品は版画(シルクスクリーン)です。

 瞬時に街頭の落書きスタイルを連想してしまった。それなのに、「美術作品スタイル」で綺麗にまとめようとしているみたいだ。作家の風貌は久しぶりに見る男臭さがあるのだが、どこか引っ込み思案の人なのかと思ったりする。・・・

 落書き絵画と阿部絵画の大きな違いは直線なり角張った所の有無だろう。落書き画は稲妻線と擬音で激しく自己主張する。その点、阿部ワールドは「モクモク、ワクワク、デルデル」というスタイルだ。軽いノリによるいたずら心と美的平衡感覚を特徴としている。だから、爆発型の作家ではないかもしれない。ないかもしれないが、一度は伸び伸びと大きな心で、他人の目を気にしないで「デルデル心」を発揮したらいいのにと思う。
 例えば、上品な展示方法から脱皮するのも方法だろう。額装からはみ出るのだ。シルクスクリーン作品をそのまま会場にベタベタ貼っての「デルデル」だ。あるいは、いろんな大きさの木枠(板)に張り合わせて展示壁を支持体に見立てる、壁から「デルデル」だ。時には作品の横に大きな楕円の紙を用意してのライブ・ドローイング、会場で「デルデル」だ。
 そういう多彩な経験から、振り出しにもどってきちっとした個展に立ち返る。

 絵を描かない人間が失礼ながらアドバイス的な事を言ってしまった。
 要するに今展で思ったのは、「もっといろんな事がしたいんだ!!」ということを作品に感じてしまったことだ。

 「彼岸花」のような現代若者美学で、心を伝える作品もある。食べ物のおぞましさも好きなようだ。絡まりを生き物として、どこまでも伸びていく。阿部盆栽も登場して漫画的だ。
 膨らんだ形を「生き物」として感知する画家だ。この生き物をもっと強く一人歩きさせたら面白い。
 個別作品は面白くも楽しくもあるが、全体が小さい阿部・ワールド。これから柱を太く鍛えるのだろう。


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     ↑:「(?)」。

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           ↑:「彼岸花」。

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     ↑:左から、「浸食」、「food poisoning」。

by sakaidoori | 2010-03-26 14:26 | さいとう | Trackback | Comments(0)