栄通記

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2010年 01月 31日 ( 1 )


2010年 01月 31日

1178) ②さいとう 「多摩美術大学版画OB展 2010」 1月26日(火)~1月31日(日)


○ 多摩美術大学版画OB展 2010 

 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1条西3丁目1
      ラ・ガレリア5階
      (北東角地。
      1階が日産のショールーム。)
     電話(011)222-3698

 会期:20010年1月26日(火)~1月31日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~16:30まで)

※ オープニング・パーティー ⇒ 初日 16:30~

 【参加作家】
 (多数。)

ーーーーーーーーーーーーーーー(1・28 30)

 (1175番の①の続き。)

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 ↑:澤村佳代子。左から、「ひとりごつ ’09-1」・「ゆくさくさ ’09-1」・「カッシャ カシャ ドッ ’09-1」・全てドライポイント エッチング。

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     ↑:「ひとりごつ」


 機械の部品を利用した現代性と、牛車のような平安絵巻物風の古代性。若者好みの物語的軽さと、線や黒の主張などから感じるシャープさや渋さ。今と昔がドッキングしたような澤村・ワールド。


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     ↑:伊藤あずさ(4点出品)。左から 「藍色の風景 ー朝露.2ー」・37.9×28.8㎝ エッチング、「「藍色の風景 ー朝露.2-」・33.4×48.6㎝ エッチング。

 澤村ワールドに、更に抽象模様やシャープさを取り入れて詩情を強めた感じ。
 それにしても、色の有るのと無いのでは印象がかなり違う。もっとも、作家にとってはモノトーンに色を見ているから、それ程の違いはないのだろう。その辺が、制作者と鑑賞オンリーの人の違いだ。


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 ↑:小川了子。左から 「彩 ー 影の中からー」・32×26㎝ リトグラフ コラージュ 手彩色 2009年、「停滞」・エッチング 2009年。

 一応、植物に繋がる具象形だが、菌類を見つめる粘着的で微視的な感性。ミクロの世界に生命とかエネルギーを見いだして、ネチャとつかんで大きく発散させたいようだ。
 小川了子ーー、気分はお馴染みの画家だ。昔は抽象のわけのわからない大きな版画作品だった。ずーっと抽象の大作ばかりだったが、ある時から今回のような植物画?になった。もしかしたら、本州の発表時は植物画が主体で、画家のことを知らない札幌では、普段、あまり見せない大きな抽象作品を携えてきて、今後の制作の糧に札幌を利用していたのかもしれない。あるいは、将来のための実験をしていたのかもしれない。
 彼女はとにかく大作を持って札幌に来られる。ありがたいことだ。今年は諸般の事情で小品になったようだ。来年もよろしく。


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     ↑:洪昇恵、「つなげる、つながるーモノローグ」・100×120㎜ 水性木版 2009年。

 まさしく、タイトルの通りに楽しんだら良いのでしょう。ものの形と感触と、それらの動きを含めた関係性を作家自身も楽しんでいるようです。もう何点か、違うバージョンを見たかった。


 (色があって気分が楽になる作品を載せます。)

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     ↑:渡邉麻衣子、「Rainy sign Ⅱ」・46×42㎝ 水性木版ば画 2009年。

 現代若者版・花鳥風月画でしょう。昔と違うところは、「風景」は作り手の心模様やロマンの反映です。大昔の「風景」は、男と女の関係や、人と人との関係・倫理性として多用されがちだった。


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     ↑:堀田恵理、「ソラノウタ」・15×14.5㎝ アクアチント 2009年。

 さわやかな作品です。作品の大きさを違えて、リズムを作っているのでしょう。


 (気分は③に続く。)

by sakaidoori | 2010-01-31 19:09 | さいとう | Trackback | Comments(0)