栄通記

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2010年 01月 26日 ( 2 )


2010年 01月 26日

1171) ①たぴお 「コレクト・マニア展」 1月25日(月)~1月30日(土)

○ コレクト・マニア

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2条西2丁目・道特会館1F
    (中通りの西側の郵便局のあるビル。)
    電話・林(090)7050-3753

 会期:2010年1月25日(月)~1月30日(土)
 時間:11:00~19:00
    (最終日は、~?:00まで)

 【参加者】
 佐藤栄司 YUKO 小林孝人 為岡進 横山直美 三上詩織 林教司 池田宇衣子 みずほ 藤川弘毅 丸島均 YURA 斎藤邦彦 北村トシヒロ 他 (現段階では不備な名簿です。暫時、改めていきます。)

ーーーーーーーーーーーーー(1・25)

 滑稽なくらい明るく楽しく愉快な展覧会です。

 おそらく、展覧会スケジュールの空きができたのでしょう。たぴお仲間に声をかけての「呼びかけ展」であり、「お宝展」です。参加費無料というわけで、私も参加しました。単純に楽しめます。思いもよらぬ大成功の「美術展」です。
 とりあえず、会場風景と何人かを載せます。


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 展示中の佐藤さん。大きめの工具箱をドカッと置いて、フーテンの寅さん登場です。何やら怪しく化粧品を並べ始め、「今日はどのご令嬢に、いくらで売ってあげようか?化粧は欺す物、大いに欺されて欲しいものだ。欺し欺され人生は楽し」などと心でつぶやきながら、愛を込めて並べている。余りに真剣です。化粧瓶のムードに反して緊張感一杯の近寄りがたさ。完璧にコレクト品に浸かっています。

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     ↑:佐藤栄司、「アメニティー・セット in the world.」

 フーテンの寅さんこと佐藤栄司さん、テーブルを新調してのお店のできあがり。
 僕にはこれらの瓶の意味が全然解せなかったのですが、見る人が見れば一目瞭然です。世界の有名処のホテルに完備された提供用の石けん水です。リッチでマニアックな品々です!今展一の「ジマンタレ」と言って良いでしょう。しかも、それらが「たぴお」に寅さんスタイルでのお披露目です。ギャップが楽しくて仕方がありません。
 佐藤さんはそれらを入手できたリッチな時代を思い出しながらの展示だったのでしょう。スペインやドイツやフランスを強い石けん水の香と一緒に思い出していたのでしょう。
 良い展示風景を見させてもらいました。
 ちなみに、佐藤さんは建築のお仕事をされていて、寅さんに負けず劣らず気さくな方でした。


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     ↑:三上詩織

 まるで、ネコ娘・「シオリちゃん」を貞操帯でしばって、かわいさ過ぎて沢山の鍵で進入禁止にしたみたい。重たそうです。それにしても表情と鍵が良くあっている。


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     ↑:小林孝人

 やはりこの人には「キノコ」です。小林さんはバリバリのキノコ研究者。完璧な学者肌です。そういう意味ではあまりに普通な研究材料の「キノコのホルマリン漬け」です。その普通さが良いのです。
 小林さんの一本気な堅さに反して、軟弱な証としての小さく可愛い「カメ」とガチャ玉の「キノコ・シリーズ」です。
 揺るぎなき定番としての「小林・キノコ」でした。

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     ↑:林教司、(「中近東の民族楽器シリーズ」)。

 当館オーナーの林教司さん。
 林さんの小さい頃の人生設計は、画家になって、余暇には音楽を自在に奏でる事だったのかもしれない。夢の半ばは実現しています。氏は画家です。残念ながら、楽器を自在に奏でるには至らなかった。そのうたかたの夢の跡の楽器達です。持ち主の気持ちをおもんばかって、謳うことができなくなった楽器もあります。
 それにしても展示はお洒落です。ドアを開けた瞬間に、デコボコに並べられた楽器達が目に飛び込んできます。余白も充分にとり、誰かの手に収まるのを待っているようです。静物画のような展示です。


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     ↑:丸島均、「ロシアより愛を込めて」。

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 恥ずかしながら私の出品作品です。本を読まれている方はは『徘徊老人』と自称されていて、ギャラリー等でお見かけする機会があると思います。溢れんばかりの知恵袋の持ち主です。
 箱入りの本(「ドストエフスキー全集 第四巻 地下生活者の手記」・河出書房新社 米川正夫訳)以外は息子の収集品です。彼が5年程前にロシアに旅行しての土産品です。シベリア鉄道でハバロフスクからポーランドのアウシュビッツまでの行程。
 入れ子になった民芸品・「マトリョーシカ」が三組あります。普通は赤色をした可愛いロシア娘が画かれていますが、ヒットラーあり、プーチンありと政治色たっぷりなところが面白い。そんなロシア・オモチャの紹介が主な参加理由でした。
 サルのような人形、「チェブラーシカ」といいます。どこぞからロシアに間違って?送られてきたものです。生涯孤独という設定で彼の友達捜しなどの物語が展開していきます。
 このオモチャ、始めはお腹を押すと、哀愁のこもったロシア語の唄が流れてきていました。三回聴いただけでもう聴けなくなった。孤独なチェブラーシカは声も出せれなくなってしまった。


 (②に続く。)
 

by sakaidoori | 2010-01-26 16:24 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)
2010年 01月 26日

1170) 画廊喫茶・チャオ 「マンドリン・アンサンブル・チャオ IN チャオ」 1月24日(日)

○ マンドリン・アンサンブル・チャオ IN チャオ

 場所:画廊喫茶 チャオ
     北区北24条西4丁目 モンレーブ24ビル3F
     (南北に走る道路の西側。
     地下鉄北24条駅1番出口。
     出て左へ数mという近いビル。)
     電話(011)736-3434
 期間:2010年1月24日(日)
 時間:18:00~
 料金:(喫茶店の飲食代+アルファ)
    
ーーーーーーーーーーーー(1・24)

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 二人のマンドリン、一オクターブ低い二人のマンドラ、二人のギター、女性6名によるマンドリン・アンサンブル。

 初めてマンドリン演奏会を聴いた。ルネッサンス風絵画の中で優雅にかん高く奏でる、時には吟遊詩人の持ち物だったり、琵琶法師のように。もちろん舞台はヨーロッパなのだが、それが僕の貧相なマンドリンという楽器のイメージだった。

 写真はそれなりに撮ったのですが、暗くてほとんどがピンボケでした。上の写真、左側の女性だけが特にボケています。彼女はこのアンサンブルの主旋律を奏でる第1マンドリンで、食い入るような元気さです。体はいつもスイングスイング、というわけでボケています。

 選曲はタンゴ、ルンバに映画音楽、韓流、中南米、内モンゴルにクラシックと、何でも好きな曲には挑戦です。
 明るく、明快に、時には水の流れのように、そんな感じのマンドリン。
 明快さ、軽快なテンポはタンゴやルンバがよく良く合います。内モンゴルの民族音楽は、モンゴル・ネズミ馬の快走曲。中国雑伎団的忙しさも加味されていて、モンゴルの複雑さが投影されています。マンドリンの明快な音色は、じゃじゃ馬娘風に跳んではねていて、手拍子足拍子の喝采です。
 「コンドルが飛んでいく」では、その明るい透明音が哀愁と重なり、涙涙で顔が熱くなります。音が乾燥していて、この乾燥感は日本には無くて、そこが見果てぬ夢に誘うのです。
 この辺は大衆楽器としてのマンドリンの魅力でしょう。当然、映画音楽にもピッタリですが、今回の選曲は僕には少しロマンチック過ぎた感じ。「太陽が一杯」や、「鉄道員」だったりしたら明るさの中の彼岸を感じたことでしょう。

 明るさと哀しみという意味ではクラシックも一つの聴き物です。一見、明快なリズムはバロック的かとも思えますが、流れるようなリズムとハーモニーは、間違いなくバロック以後です。この楽器が1800年頃に、イタリアで誕生したのも、主旋律を明快に奏でて愛を語りたいというイタリア人好みの反映かもしれない。伴奏が伴い、求愛を応援するのです。

f0126829_11265923.jpg この日はギャラリー・たぴおオーナーの林教司さんも同席。あるクラッシック曲の時にメモ紙を掲げて感動にむせび泣きの様子。演奏終了後に感動の由来を話されていて、チャオ・ママがすかさず応えます。「森よ林よどこへ行く!」ロマンス・ブルーの穴に落ちかけた「画家・林教司」、苦笑いを浮かべながら現世に回帰という一コマです。音楽とは人を甘く懐かしく違う世界に導くものです。

 演奏はアンコールに、重ね重ねのアンコール。最後はグループの十八番の「郷愁」。おてんば娘振りの演奏で会場を楽しませてくれた第1マンドリン嬢が、まさしく「キョウシュウ」を込めて曲にまつわる話題と演奏で本当の終了です。
 幸い、この日のプログラム・メモを頂いたので、記しておきます。

 1. ラ・クンパルシータ(タンゴ)
    (トーク)
 2. ムーン・リバー
 3. シェルブールの雨傘
    (トーク)
 4. コンドルは飛んで行く
 5. ジャマイカ・ルンバ
    (トーク)
 6. 冬のソナタ
 7. 草原情歌(内モンゴルの民族音楽)
    (トーク)
 8. フニクリフニクラ(マンドリン発明国・イタリアの曲)

    《アンコール》
 9.マスカーニの間奏曲(林氏の思い出深い曲)
 10. 真珠採りの歌
 11. 郷愁

 
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 (↑:左側がマンドリン。右側が1オクターブ低いマンドラ。
 イチジクを半割したような可愛い姿です。弦はは2対で8本と本には説明されていますが、見なかった。残念!
 リュート族の仲間で、同じ弦楽器のギターとは区別されているようです。)


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by sakaidoori | 2010-01-26 12:08 | (画廊喫茶)チャオ  | Trackback | Comments(1)