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栄通記

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2008年 12月 04日

830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地

 適当に家の周りを散歩する。川っぷちを歩いたり八紘学園へ行ったり、主にサイクリング・ロードを歩いている。

 この日は平和通7丁目から水源地通を白石側に歩いた。最後は線路に沿って、廻ってくる形でご帰宅だ。

 地下鉄南郷7丁目駅界隈が大きな商店街になっていている。古くからある古本屋へ暫くぶりに立ち寄る。店棚には若い男女が元気良くお客の対応をしている。昔は年配の店主が居られたが、代替わりであろうか?ここは中古レコードを店舗の半分つぶして売るようになって、それが成功したのか、古風な古本屋のスタイルを今でも維持している。
 300円で一冊購入。

830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地_f0126829_11211770.jpg 暫くラーメン屋には行ってない。オープン10周年記念と書いてあったと思う。399円だから妻に昼食に来ようか?と言ったら、聞こえないふりをしてさっさと先に進んで行った。







830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地_f0126829_11363140.jpg レギュラー113円・軽油110円、随分安くなった。この二つの油、普段は10円程の差があるのだが、たったの3円しかない。新聞によるとレギュラーの価格が安すぎだとか。軽油党としては頭をひねりたくなる現象だ。軽油100円台は時間の問題で、100円を切るのか?
 「ミスター円」と言われていた元大蔵官僚を含めて、ついこの間までは1ドル=120円という円安は当分続く、原油は少し高めだが基本的には上げ基調だ、と多くの経済評論家が語っていた。
 ノーベル賞で経済学関係ほどあてにならない賞はないということを聞いたことがある。受賞したとたんに、その理論が破綻してしまっているのだ。経済学は現実予測学ではないから仕方がないが、大きな顔で予測する経済学者・評論家が大きな収入を得て、事実が自分の主張と違っても上手に現状説明をして稼いでいる。社会公認のペテン師のようなものだ。
 もっとも僕はペテン師は好きだ。その看板(肩書き)にあった見識との差が気になるだけだ。

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 袴線橋の道路に行く為の立体階段。
 白い部分をペンキ塗りしていた。5日までの作業。確かに綺麗になっていた。それにしても長い階段と橋だ。こちらは平和通で向こうは北郷、北郷は遠く別世界のようだ。そちらに行けば夢心地に成れるのならいいのだが、たいしたことはない。


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 ↑:線路敷地内。
 広い線路敷地だ。白く雪の残っている部分は畑だ。というよりも、ご近所の家庭園芸だと思う。きっと私物化しているのだろう。ネットがあるので出入りは相当に努力していると思う。
 ずーっと続く線路畑、まさかJRの公認とは思えないが昔からの既得権だろう。

830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地_f0126829_127572.jpg830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地_f0126829_128398.jpg













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↑:白石本通墓地。
 広い墓地だ。市が管理している。
 いろんな事情で正式な開設は明治35年ではあるが、明治13年頃には関係書類に記録があるるそうだ。
 明治13年とは実に古い。この向こうに線路が敷設される以前だ。幌内鉄道として手宮(小樽)-岩見沢間が開通したのは明治15年だ。その頃既にに、開拓移民にとっては地域の墓が必要になっていたのだろう。当時は白石村と呼ばれ、住家は現国道5号線沿いの本通だ。

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 墓地内にヒバの木が円形に植樹されている。中にも低木が植えられている。広い敷地で何も無いから、何かをしなければと市が考案しての意匠だろう。公園にはできないから、墓地に合ったモニュメンタル造形ということか?それほど関係者が踏ん張った訳ではないだろうが、何とも不必要なものを作ったと思う。幾何学的完全円形は日本墓地には似合わない。こういうのはモエレ沼のアメリカ人・イサム ノグチで充分だ。

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 ↑:「焼き物の墓」、「土管の墓」と呼ばれている。
 戒名や死亡生年月日を掘り込んだ粘土を素焼きし、上薬をかけて茶色く焼き上げた土管型や角柱型の墓である。昔はもっとあったかもしれないが、今はこれだけだ。当時は札幌軟石が主流とのこと。かつては白石村にも赤レンガ工場があったと聞く。今は無き一つの伝統の証のような存在だ。

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 ↑:キリスト教徒の墓地。

 墓地は二つに仕切られている。先に紹介した、余りにも広くて、余りに少ない和風墓地。
 それに隣接してキリスト教の墓地がある。こちらは現在でも活発に利用されているようだ。数も多く、新しい墓もある。信者と修道女のためのものだ。 中央には今年建てられた真白いマリア像が、ビニールで覆われていた。


830) ご近所八景  線路敷地内の畑&本郷通墓地_f0126829_13561153.jpg 空には雲一つ無い。日没が近く、真っ青な青に夕焼け色が輝き始めていた。
 上弦の三日月だ。月の右下にチカチカしていない星が二つ接近していた。金星、火星、木星、そのどれかだろう。



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 ↑:薪ストーブ屋さんのショー・ルーム。
 墓地から自宅まで歩いて30分。すでに真っ暗になってしまった。
 最近見たストーブの展覧会を思い出した。その時のDMのような眺めだ。その個展の制作者もこんな展覧会をしたいのかな?

 

by sakaidoori | 2008-12-04 13:57 | ◎ 風景


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