栄通記

sakaidoori.exblog.jp
ブログトップ | ログイン
2008年 11月 28日

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 '08」 11月1日(土)~11月30日(日)

○ 500m美術館 '08

 会場:地下鉄東西線コンコース 「大通駅」から「バスセンター前駅」間
 会期:2008年11月1日(土)~11月30日(日)
 時間:おそらく地下鉄が利用できる時間帯

 【参加作家】
 18人のメイン・アーティスト
 札幌市立大学美術部
 若手アーティスト・200人展
 子供チャレンジアート
ーーーーーーーーーーーーーーーー(11・25)

 (写真は一杯撮ったのだが、沢山撮り過ぎて掲載に困ってしまう。かなり行き当たりバッタリの掲載です。)

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 \'08」 11月1日(土)~11月30日(日)_f0126829_13264997.jpg
 ↑:大通側の出発部分。黄色いコロコロは高橋喜代史(造形作家)。

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 \'08」 11月1日(土)~11月30日(日)_f0126829_13332941.jpg
 ↑:金谷繁寿(造形作家)。何やら難しい説明文がある。「見て楽しむ」というものだ。研究の目的を鑑賞者に強制しているみたい。言葉は大事だが、説明になりすぎている。

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 \'08」 11月1日(土)~11月30日(日)_f0126829_13403444.jpg
 ↑:sali(画家)。

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 \'08」 11月1日(土)~11月30日(日)_f0126829_13425192.jpg
 ↑:札幌市立大学美術部。
 ブルー・シートを50回は柱に巻いてある。そして、切り刻んで中から何かが抉り出されている。
 美術が環境に優しいというのが嘘の見本のような作品。だから、人の衝動に訴えるものがある。新品のシートはテープで補修されて、次は何に使われるのだろう?

822) 地下鉄コンコース 「500m美術館 \'08」 11月1日(土)~11月30日(日)_f0126829_13494843.jpg
 ↑:YOMI(画家)。



  会場は東西線地下通路、およそ創成川の下付近から地下鉄「バスセンタター前」西側改札口までのレンガ壁に展示されている。
 かなりの往来だ。たいていの人はわき目も振らずに素通りする。商店も無くB.G.M.も流れていない、まことに通路以外の何物でもない。この時期は少し薄ら寒いので、足早で落ち着かない顔に見えてしまう。目にする積りはないが、これでもか、これでもかと若気の至りのような作品に圧倒されてチラリと流し目を献上する通行人も居るには居る。

 それでも子連れの親子は情操教育というわけではなく、せがまれては解説し、親が気に入った作品であったならば顔をほころばせて、言葉にも力が入っている。
 やはり若者同士にはそれなりに人気があるようだ。「これ見て、めっちゃ可愛い!」「これ、良いな、好き好き」と変化に富んだ言葉は皆無だが、楽しんでいるのを見れるのは悪いことではない。


 昨年も見た。いや、いつからこのイベントが始まったかは知らないので、昨年は見た、と言っておこう。
 基本的には学芸会のような無手勝流の展示だ。個々の作家の意気込みを仔細に考える場ではないであろう。
 学芸会だから全体の出来を点数で言いたくなる。60点が合格点だとすれば、昨年は60点だ。この点数は少し甘いかもしれない。が、そんなものだろう。
 今年は89点だ。昨年よりも数段良いから、良い点になった。

 以下、昨年度の良い点・悪い点を思い出しながら書いておこう。以下の文意は、今年との比較ではない。始めて見た「500m美術館・展」の印象メモだ。

 良い点。
 ① 開かれた場で何かを長期間していること。
 もっとも、こんなものは見たくも無いという人にとっては、うるさいB.G.M.同様に落ち着かない場所にしてしまったのは事実だ。そういう人よ!許されよ!

 ② 美術を語り合う材料にはなっている。
 展示作品の質を問われれば、好きな作品もあり、そうでない作品もあるとしか良いようが無い。
 それよりも批判の対象になりそうな展覧会なのが気に入っている。

 ③ 名前は調べないと出てこないので省略だが、好きな作品に出会えたこと。

 悪い点
 ① 広い会場での展示経験の未熟さが露呈してしまった。全体に目立たないのだ。大きな作品もなぜだかインパクトが無い。だが、回を重ねれば克服されるであろう。

 ② 武田浩志・君の作品群、10箇所ほどの広告用ボックスをあてがわれていた。他の作家に比べれば破格の扱いだ。その事は良いことなのだが、全然目立たない作品ばかりで全体のムードを壊してしまった。もし上手くいけば彼のための「500m美術館」と呼ばれたかもしれないのに、逆効果になってしまった。

 ③ 似顔絵の黒田晃・君が点字を作品として飾っていた。内容は、「あなたは点字を知っていますか?」という市民の視覚障害者への理解を啓蒙するものであった。福祉と美術を繋ぐ接点を模索しての問題提起だと思う。真摯な態度ではある。姿勢はともかくとして、作品は好きではない。


 今回は89点だ。余裕があれば次回にその理由を書くことにしよう。その時は写真中心でいきます。
 ともあれ、30日の日曜日までです。

by sakaidoori | 2008-11-28 14:12 | 公共空間・地下コンコース


<< 823) 大通美術館 「第6回...      821) Dr.ツクールのギャ... >>