栄通記

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2008年 11月 24日

814)さいとう 「道都大学・中島ゼミ 石井誠&大泉力也 『共振展』」 終了・11月11日(火)~11月16日(日)

○ 道都大学・中島ゼミ 石井誠&大泉力也の孔版画二人展 
    『共振展』

 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1西3 ラ・ガレリア5階
     (北東角地)
     電話(011)222-3698
 会期:2008年11月11日(火)~11月16日(日)
 時間:10:30~18:30
     (最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーー(11・14)

 今年の春に引き続いての同メンバーによる二人展。

○ 大泉力也の場合

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 ↑:左から、「auto scopy」、「井の中の蛙」。

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     ↑:「無能の森」。

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     ↑:「風を待ってるためだった」。


 以前見た時は薄くベターと支持体に迫り、ムード先行で細さを感じた。今回、どこがどう良くなったのかは分からないが、一目で作品が強くなったという印象。それと、いろんなことを試みているのが好感を持てる。基本は面としての色の表現力をドンドンと高めていくことなのでしょう。色の力、余白の力の自立、もっと線の力を持ちたい、そんなことを画家は言おうとしているみたい。
 タイトルはあまり深くは考えなかった。「井の中の蛙」、ピンクの中の模様が人に見えた。ピンクで井の中の蛙ということが面白い。好きな淡いピンクにもっと高まれと自己鼓舞しているのでしょう。


○ 石井誠の場合

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 ↑:左から、「海底のカフェ」、「残らない靴」。

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     ↑:①「はなればなれになる前に」。

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     ↑:②「幾重にも」。

 石井誠君と言えば、②の作品のように、色の重なりの上に線で攻め込むという印象を持っている。石井君も大泉君と同様に果敢にシルクスクリーンにチャレンジしている。強い線を描く人だから、挑戦もよりアグレッシブルだ。主に自分の「美しさ」を求めた試行錯誤作品が目立つ。それにしても単純に上手くなったなと思う。①の作品の強い青と白、浮世絵の青などを意識しているのだろうか?
 行動力のある人だ。成長期なのだろう。

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          ↑:「Beyond the horizon」
 小品です。淡く軽やかにメルヘンの世界。何でも出来る人になりつつある・・・。


○ 共通テーマ、「白と黒

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 ↑左から、石井誠・「Evanescence」、大泉力也・「外」。

 シルクスクリーン表現を木版画や銅版画に負けないだけの深みのあるものにしたいと、説明されていた。
 中島ゼミでシルクスクリーンを学ぶ学生の共通課題なのかもしれない。シルクの可能性、彼等学生が推し進めてくれるだろう。
 比較的このテーマは黒い線描を得意とする石井誠君向きだろう。
 色の無い世界、大泉君は羽ばたきたいのだろう。色としての白と黒の世界、黒字に白い足跡を残すのか、その逆か?

 来年は卒業年だ。まとまった二人の作品を見れるだろうか?


※ 隣室でも中島ゼミの2人展を開いていた。卒業した研究生だ。後日載せます。

by sakaidoori | 2008-11-24 18:20 | さいとう | Trackback | Comments(2)
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Commented by 石井 誠 at 2008-11-25 08:36 x
来場、告知、掲載までしていただきありがとうございます。

大泉と比べてまだまだシルクスクリーンの特性などを理解していないような作品が多く、遊びの制作と人に見せるための制作との垣根が無いようなあいまいな制作から抜け出せるよう努力してゆきたいと思います。

今後もよろしくお願いいたします、ありがとうございました。
Commented by sakaidoori at 2008-11-25 21:00
>石井誠 君へ

 「遊びの制作と人に見せるための制作との垣根が無いようなあいまいな制作から・・・」、僕は充分に人に見せる作品群だったと思います。今までの勢い中心から、強さが増したというか、シルクスクリーンの自信を深めているんだろうと想像しました。

 こちらこそ今後ともよろしく。コメント、有難う。


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