栄通記

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2008年 11月 23日

812) 時計台 「黒木孝子・展」  終了・11月10日(月)~11月15日(土)

○ 黒木孝子・展

 会場:札幌時計台ギャラリー・2階B室 
    中央区北1条西3丁目・札幌時計台文化会館
    (仲通り南向き)
    電話(011)241ー1831
 会期:2008年11月10日(月)~11月15日(土)
 時間:10:00~18:00 
     (最終日は、~17:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーー(11・14)

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 (↑:絵画作品は全て「連なる」。)
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 久しぶりの個展です。4年ぶりです。全道展の会友ですから、一応は毎年1点は見ているわけです。2年ほど前から静かに変わっているという感じです。黒木・抽象画は直線と色の変化・リズムが基本です。基本は変わらないのですが、黄色主体から多用な色の変化を楽しんでいる。単なる直線の重なりの世界に見えていたのが、斜線・曲線を組み入れて、面としての要素が増えた。キュビニズム風の構成画にもなっています。展示も大胆です。写真でも分かるように、連画としての左右2点組と、大から小への3点組み。見事です。
 その変化は作家の心象の変化と言ってしまえばそうなのですが、それでは作家の苦心というか研鑽の跡が何なのかは言い切ったことにはならない。
 画家はただただ線を引いていく。何層も何層も色を線を重ねていく。それは修行僧のような態度だ。そういう緊張を強いらせるのが絵画なのだ。自由な精神の軽やかさを素直に絵にすることは、黒木孝子にとっては絵画ではないのだ。正確に言えば、非日常の緊張度の高い精神状態が、結果として自由な境地の絵になることを願っているのだろう。「修行としての絵画制作であり、悟りの境地としての絵画作品」と、仏教的に語りたくなる。絵画道としての黒木・ワールドなのでは。

 会場には業界紙に発表した「ペンの散歩」シリーズのカットも展示されている。絵画よりもより自由だ。だが、これらは見られる為の作品だから、自由度はやはり抑制されている。2003年のユリイカでの「カット・展」に比較すれば絵画的で品がある。その展覧会の作品はメモ風の日々のドローイングを沢山並べたものだった。本当に自由な線だった。

 おそらく、抽象絵画がそういう線描の精神に高まることを望んでいるのだろう。修行はまだまだ続く。

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by sakaidoori | 2008-11-23 23:13 |    (時計台)


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