栄通記

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2008年 11月 07日

798) ②市民ギャラリー 「第83回/2008 道展」 10月23日(木)~11月9日(日)

○ 第83回/2008 道展

 会場:札幌市民ギャラリー ・全館
     中央区南2条東6丁目
     (北西角地)
     電話(011)271-5471
 会期:2008年10月23日(木)~11月9日(日)
 休み:月曜日(10月27日)
 時間:10:00~17:30(最終日入場は、~16:30まで)
 料金:一般・800円 大学生・500円 高校生・300円
     (市内に配布されている割引券で100円引き)

 主催:北海道美術協会 
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(11・7)

 (更新が滞っています。わざわざ来られた方には申し訳ないことです。個人が気ままに、時には力を入れて発信する言辞です。末永くお付き合い下さい。)

 以下、道展の気になる作品を語っていきます。関係者にはお断りしていませんが、栄通記の知り合いを中心に載せます。フライング的行為ですが、お許し下さい。


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 ↑:左側、会員・伊藤光悦、「IKAROS」。
 ↑:右側、会員・山崎亮、「大空の孤独(沖縄)」。

 空を背景にした旧日本海軍機・零戦とアメリカの現在の輸送機。
 零戦は何も無いかのように青空を、雲の上を飛んでいる。戦闘機が個機で戦場に赴く事はない。この戦闘機の前後には友機がいるかもしれない。特攻機として一人戦場に行こうとしているのかもしれない。
 ここには反戦あるいは社会批判がこもっているのだろう。しかし明るい。何事も無いかのように空を遊んでいるようだ。この空は今も昔もこんな感じなのだろう。
 イカルス、「中庸たれ!」という諺だ。「アメリカよ、奢るるなかれ!」と言っているのだ。それにしても画家の腕前は優しい。「墜落機よ、静かに眠れ」とささやいているようだ。
 赤裸々な反戦画は面白くない。


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     ↑:会員・中原宣孝、「Santo Spirito」。
 サントスピリト教会なのでしょう?
 「写真みたい!」というのでしょう。いえ、写真以上の絵です。中原さんは「絵画とは何か?」「絵画の力とは?」という疑問に「写真とは何か?」と置き換えて、逆に絵画愛好家に投げかけているようです。優しく厳しく問い返していると言った方がいいかもしれない。絵画におけるリアリティーを機械工学的なカメラの目に親しんだ僕等と共に模索しているともいえる。
 ただ、ヨーロッパの教会ですから、画題の持つ想像力が観念的になりがちなのが気になります。もっとも、この教会のあるところが美術と縁の深いところと云う暗示があるかもしれません。



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     ↑:会員・山川真一、「TOKYO」。
 つい2,3年前までは紅葉を山川さんは描いていました。最近は都市というか建物が林立している風景を紅葉色に捉われないで、色鮮やかにモコモコと表現しています。「紅葉が七色で綺麗なのはあたりまえだ。街を山川色で紅葉仕立てにするのだ!」と言っているみたいです。
 色のマジシャン山川真一の面目躍如たる作品です。大都会が夜に赤暗く燃えている。都会は夜花開く。それを人はあだ花と呼ぶかもしれない。僕はこの都会の怪しき輝きが大好きだ。隣の人が何をしていて何を考えているかが分かり合える田舎、大嫌いだ。隣人とは僕に危害を与えなければ何をしていても許されるのだ。なまじっか不謹慎な素行がしれたら、お互いに嫌なものだ。
 「美術」、作者が良い人である必要はない。だが、良い人は好きだし、なかなか良い人に自分はなれそうもない。


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     ↑:会員・末永正子、「WOMAN」。
 実に自由奔放です。彼女の作品は今春の小樽でのグループ展で何作かをまとめて見たのですが、一所に止まらないで突き進んでいる感じです。女性的なしなやかさ美しさ、時にはオテンバと言いたくなるほどつかみどころがありません。


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     ↑:会員・波多野恭輔(旭川)、「カピバラも見た」。
 末永正子さん同様に、旧どらーるギャラリーでの個展で興味津々の画家の波多野さんです。
 キャラクター的な登場人物、ひねくれて見えますが何とも哀愁があります。その目が良いのでしょう。いえいえ、口も良い、鼻も良い、過去から現代にタイムスリップした仲間達です。
 「カピバラ」、腕の上に立っているネズミのような動物です。「カピバラも見た。僕も見た。あなたも見た。何を見たのか?夜空と星と流れ星を!」。


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     ↑:会員・川畑盛邦(札幌)、「風景 ’08-2」・P100。
 今年の個展時に発表した作品です。その時に、「とても変な絵、関心を呼ぶ絵」として載せました。気になった作品を再度見れてとても嬉しい。


 (③に続く。)

by sakaidoori | 2008-11-07 22:40 | 市民ギャラリー | Trackback | Comments(0)
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