栄通記

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2008年 08月 11日

721) 門馬 ②「『中原宣孝展 2008』 & 『ミナオ展 2008』」 終了・8月1日(金)~8月7日(木)

○ 中原宣孝(のぶたか)・展 2008
   上階にて同時開催:「ミナオ展 2008」(中原美奈)

 会場:ギャラリー・門馬 
     中央区旭ヶ丘2丁目3-38・(バス停旭ヶ丘高校前近く) 
     電話(011)562ー1055
 日程:2008年8月1日(金)~8月7日(木)
 休み:日曜日
 時間:11:00~19:00
    (最終日は~19:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(8・7)

○ 中原宣孝さんの続き。小品を少しですが載せます。

f0126829_0121660.jpg ←:「虹色の貝」・121×79 cotman紙 鉛筆 透明水彩。

 写真のピンクがかった色は、支持体の白色として見て下さい。
 淡彩画。鉛筆の輪郭線の上から透明水彩で着色したものです。

 小さいですが、夢がびっしりと詰まっているみたい。螺旋の色階段から目が離せなかった。懐かしくも楽しい昔を偲んでしまった。もしかしたら、残りの人生も楽しい物になるのではと・・・そんな夢を見てしまった。
 大作がボリューム満点の肉食だとしたら、あっさりさわやかデザート・プリンといった感じで、とても息抜きになって、再び大作を力強く見ようという気にさせられた。


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 ↑:「SHORT/SWEAT/BANDEAU」・176×254 油彩。

 本当に写真のような作品です。そして、「写真のよう」という言葉を聞いて、中原さんはほくそ笑んでいると思う。

 この絵は「写真のように正確な描写」が中心テーマではないでしょう。写真の構成や色による表現に、「絵」として逆手にとって写真に挑んでいるのです。「写真家さん、画家は君達のしたいことを器械の力を借りなくて、肉筆でできるんだよ」と。だからといって写真や写真家を批判しているのではないでしょう。一種の画家の遊びです。中原さんには正確無比な大作画からくる印象とは違った、不思議な「画家としてのユーモア」を持っているみたいです。

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 ↑:「距離のないKHAOS」・296×296 油彩 日本画顔料。
 自画像です。会場でご本人を見れば自画像と分かります。この絵から作家を想像するのは無理です。
 自画像だけあって他の作品とは異質です。ユーモラスでもあり、画家の見えない内面の一つなのかもしれません。


 大作は今後が増す増す楽しみ、小品はどれをとっても面白い、というのが僕の印象でした。
 版画や鉛筆画もあったのですが割愛します。是非「鉛筆画展」あるいは「版画展」を開いてください。その時に紹介したいと思います。

 それから、中原さんとの会話で非常に印象的なことを一つ記しておきます。
 何かを説明する時に両手が自然に何かを表現するようにして語るのです。造形感覚が常に体からほとばしるというイメージです。決してオーバー・アクションではありません。軽くリズミカルに手が塊を作って、何かを表現しているのです。体が画家なんですね。

   -------------

○ ミナオ展

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 沢山の小品が2階に行儀よく並んでいます。とてもシンプルな絵です。
 イラストは可愛いくて、「二人」をテーマにした作品が目に止まりました。友達、恋人、親子・・・家族のつながりをいろいろな動物や人形で表現しています。上に載せた老夫婦は他の作品とはちょっと違っています。正直に人間を描いています。明るく楽しくいついつまでも・・・。


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by sakaidoori | 2008-08-11 20:49 | 門馬・ANNEX | Trackback | Comments(0)
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