栄通記

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2008年 06月 20日

668) 近代美術舘 ②「北海道 立体表現展’08 」 6月14日(土)~6月22日(日)

○ 北海道 立体表現展’08 

 会場:北海道立近代美術館
    中央区北1条西17丁目
    電話(011)644-6881
 会期:2008年6月14日(土)~6月22日(日)
 時間:9:30~17:00 (入館は16:30まで)
 休み:月曜日
 料金:一般 500円 学生300円
 
 主催:北海道立体表現委員会 北海道新聞
 協力:辻石材工業㈱

 【参加作家】
 阿地信美智  阿部典英 荒井善則 泉修次 伊藤隆弘 柿崎煕 加藤宏子 国松明日香 小石巧 佐々木けいし 下澤敏也 菅原尚俊 鈴木隆 高橋昭五郎 武田享恵 田村陽子 ダム・ダン・ライ 中江紀洋 楢原武正 韮沢淳一 野又圭司 林弘堯 伴翼 藤井忠行 藤沢レオ 藤本和彦 松井茂樹 森川亮輔 山田吉泰 山本良鷹 渡辺行夫
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(6・15)

 ①(⇒こちら)の続き。

 強く印象に残った作品から写真紹介をと考えたのですが、ここはグッと我慢して、第一室から時計とは反対方向に書いていきます。部屋の明るさは、「やや暗い→暗い→→すごく明るい→明るい」となります。

 第一室の残りから、続きの始まりです。


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 ↑:佐々木けいし・「棲(せい)」・2008年 150×150×150cm 鉄(古レール)。

 佐々木さんはタイトルに凝る人です。本人によると、余り深い意味は無いそうです。見た時は意味が分からなくて、帰宅して辞書を調べて分かるような漢字を使うとのこと。そういう意味では今回の「棲」は普通だったですね。辞書には、「木+音符・妻(セイ・サイ)。妻(つま)の原義とは関係がない。栖が本字で、西はざる状をした鳥のす。転じて、ねぐら、すまいの意となる」(「漢字源」より)とあります。
 完全対称形を好む佐々木さんです。今作は、その範囲を壊さないで、動きを表現しています。真面目な中に、ほんの少しヒョウキンさが出てきた感じです。


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 ↑:(後でリストを載せます。暗くてすいませんでした。)


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 ↑:(作品リストは後で)
 壁面作品で、とても地味な印象を受けました。こういう作品は、時間をおいて、もう一度確認するのがいいのでしょう。


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 ↑:泉修次、「共振ー5本の弦と穴と舌」・2008年 150×400×250 木・顔料・ワイヤ・他。
 定番のような泉作品です。静寂、緊張・・今展は会場全体がユーモラスな感じが強いので、いつもより印象が薄くなりました。こういう無方向性グループ展では、少し損な感じです。もっとも、他者に関係なくグループのイスを占めることが大事なのでしょう。


 ようやく第二室です。
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 ↑:藤本和彦、「隠れ里」・2008年 450×450×250 木・ポリ瓶・イタドリ。

 女房のお気に入りです。黒いイタドリに凄く感激していました。藤本和彦からユーモアを捕ったら何が残るのか、という人ですが、今回は凄みの方が目立ちました。
 イタドリは自然や近代以前の象徴だと思いす。そこを隠れ家とする目に見えない「何か」を抉(えぐ)り取ろうとした作品だと思います。しかし、イタドリの象徴性よりも、イタドリそのものの迫力が際立った作品です。野草の破壊力とまでは言いませんが、いつになくバランスを欠いています。彼にはこういう生命力を束ねきれない一面があるのですね。



 (続く

by sakaidoori | 2008-06-20 11:45 | ☆札幌・近代美術館 | Trackback | Comments(0)
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