2008年 06月 05日
○ スパイラル展 グループ「1+3」のイワミザワキュウマル会場・展 会場:イワミザワキュウマル(iwamizawa・90°) 岩見沢市3条西5丁目5-1・(JR岩見沢駅より駅前通りの左側を徒歩5分、通りに面した東南角地) 電話:(問合せ担当・遠藤)090-7645-0671 日時:2008年6月1日(日)~6月3日(火) (全体のこの会場でのイベント終了は6月28日・土) 時間:11:00~20:00 【参加学生】 グループ・1+3(大塚由夏 桂下いづみ 佐藤祐加里 山内太陽) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー iwamizawa90°(イワミザワキュウマル) 「岩見沢のアートとまちづくりの活動拠点施設」 (パンフより) 岩見沢に新しい「場」が誕生した。その実質的なこけら落とし展が、このスパイラル展だ。この展覧会は説明を書くと非常に面倒くさい。概要を簡単に書くと、「9人の学生達が5個展+1グループに分かれて、3会場で一ヶ月間催される展覧会」ということ、その会場の一つが、このイワミザワ・キュウマルだ。他に札幌の教育大学構内の談話室とプラハ2+d。この展覧会はいろんな話しが膨らんでのものだと思うが、ここのオープニング・イベントの兼ね合いも強いのだろう。会場の説明や展覧会全体の記はだんだんと書くことにして、まずはこのイベントの栄通記第一弾の紹介です。 大仰な書き出しになったが、発表者が学生だから作品のレベルよりも意気込みや心根が伝われば、まずは成功だろう。もちろん、レベルは常に問われるものだから、「いい展覧会だ」と言われたり、書かれたりしても、関係者は天狗にならないでほしい。創作活動はいかなる場合であっても、個々人の自問自答以外には成長のしようがない。この記を書いている「栄通記」筆者自身への戒めでもある。 建物全体が施設なのだが、スパイラル展は2階。まずはその階段の紹介から。(1階の紹介は後日。) (会場全体を作品には関係なく載せます。僕はこういう場が出来ることがとても好きだし、好きに撮って好きに載せて構わないという言葉には心の中で嬉泣きだ。もしかして将来、ここに集う人達や運営理念が気に入らないということになっても、こういう場は僕の個人的な思いに関係なく、成長してもらいたい。 文化活動はいろいろと考え方があると思うが、個人の感性が色濃く反映されるものだ。何かの理念や信条よりも「好み」や「人生観」が大きな価値基準だと思っている。逆に言うと、理念・信条・建前が多くて、具体性や好みの反映されていない活動や書かれたものは基本的に好きではない。) 会場はかなり広い。7m×6.3mの空間にいろんな出っ張りがあると想像して頂きたい。階段辺りの壁や空間も面白いところだから、広さは充分だ。 四角い大黒柱と細い支持柱が部屋を切っているが、そんなに視野を遮るという感じではなく、特徴と捉えたら良いだろう。(多分この支持柱は屋根裏に細工をすれば撤去できるだろうが、経費と効果を考えたらその必要も無いだろう。)旧店舗の関係で、大きな鏡はそのままになっている。出発の段階では特徴の一つに華を添えている。展覧会によっては邪魔な時もあろう。 10cm弱の段差が中央を走っている。鑑賞の邪魔にはならないだろう。演劇などにはむしろ好ましい。 明り取り(窓)も簡単にふさがるし、僕好みの自然光の遮断された空間も容易に作れる。1日9,000円の企画&レンタルのフリースペースだ。 外は既に日が没して、柱で適当に区切られた空間をぐるぐると何度も回った。素晴らしい場所だと思う。女性スタッフが多いのだろう、小奇麗にしているのが好ましい。汚いのが味があるなんていう考えは支持しない。顔見知りの関係の時に成り立つ言葉で、不特定多数を相手にするときには通用しない。 岩見沢駅前に一つの場所が出来た。使う人、見る人、関わる人によって膨らんで欲しいと心から願っています。
by sakaidoori
| 2008-06-05 12:34
| [岩見沢]キューマル 他
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丸島 均。札幌を中心に美術ギャラリーの感想記、&雑記・紹介。写真は「平間理彩(藤女子大学写真部OG) 『熱帯夜』組作品の一点」。巡回展「それぞれの海.~」出品作品。2018.8.30記。2577)に説明有り。 by sakaidoori カレンダー
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