栄通記

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2008年 05月 28日

631) 時計台 ②「第23回 北の日本画展」 5月26日(月)~5月31日(土)

○ 第23回 北の日本画展  C~G室
○ 第2回 企画展  A・B室
     「日本画、ニホンガ?にほんが。」

 会場:時計台ギャラリー  2・3階全室
    中央区北1西3 札幌時計台文化会館・(中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年5月26日(月)~5月31日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)
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 それでは、普段着の会員展の様子を載せます。
 基準は、作品を見て気に入ったもの、ウオッチャー的に追っかけている作家作品です。

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 ↑:朝地伸介、「成長する構造 Ⅱ」。
 オーソドックスな作品群の中で非常に意欲的な作品。僕は朝地君には関心と期待は高いが、彼に対する思いは僕だけではないだろう。
 期待に応えるような大作を持ってきた。おそらく、F150以上はあるのでは。縄文土器のような意匠巧みで豪華な画題だ。海老茶の背景色ー専門家が見たら、この画質感はどの程度の評価をするのだろう?識者の評価を気にしては栄通記は成り立たない。
 静寂な中での豪華さには圧倒される思いだ。素晴らしい作品だと思う。若い人を褒めてばかりでは面白くない。20年後には同じ物を50号で見てみたい。緻密で1点の曇りの無い緊張した作品を見てみたい。若さが迫力だとしたら、経験は深さ・精神性が絵に滲みでるだろう。
 それと、この作品がどうのこうのというわけではないが、朝地作品の魅力の一つに視覚へのトリッキーさや、ユーモアがあると思う。今作の本格的作品にそういう知的ユーモアは両立し難いのだろうか?
 ですが気力充実した朝地絵画、有難うございました。

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 ↑:吉川聡子、「N2W3 -雨ー」。
 昨年に引き続いて、吉川さんは見せてくれます。数年前に今は無きどらーるの個展を見ましたが、その時は上手さ以上には迫る物が薄かった。それが、最近は見るもの見るもの実に迫ってくる。
 今展は日常世界のありふれた風景。雨に濡れたコンビニ前の横断道路を巧みさを抑えた透明感とモノトーンならぬ青ト-ンでの表現。空気感と場の印象をスッキリと表現している。何処が良いのだろう?花鳥風月的な安定美と距離を置いていること、技の巧みさを殺していること、現代人の距離感・空気感にテーマを絞っていること、どこか映像的な写真的な効果を意図的に取り入れていること・・・そんなことを考えた。


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 ↑:左から、前田健洪・「幹」、齋藤美佳・「雨上がり」。


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 ↑:左から、池田さやか・「ケープ」、丸野仁美・「想う」。
 池田さんのボリューム感というのですか、大きな造形感覚が好きです。

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 ↑:北口さつき・「SAVE OUR SHIP」。
 普段見慣れている北口さんですが、オヤッとした親近感を持ちました。彼女の今までの人物画はビシッと鑑賞者を正面に見据えがちです。そこが若々しい元気さや、衒いの無いストレートさを感じて好きだったのです。今作は顔の向きを変えたり、それにボリューム感全体が大きくて優しいという感じです。どこか気になる変化があります。キーワードは優しさとボリューム感です。


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 ↑:左から、川内厚子・「ひととき」、高木久仁子・「12月」。


 ③に続く

by sakaidoori | 2008-05-28 23:46 |    (時計台)


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