栄通記

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2008年 05月 27日

630)時計台 ①「第23回 北の日本画展」 5月26日(月)~5月31日(土)

○ 第23回 北の日本画展  C~G室
○ 第2回 企画展  A・B室
     「日本画、ニホンガ?にほんが。」

 会場:時計台ギャラリー  2・3階全室
    中央区北1西3 札幌時計台文化会館・(中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年5月26日(月)~5月31日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)

○ 深川移動展
 会場:深川アートホール東洲館
    深川市1条9番19号深川市経済センター2階・(JR深川駅を降りて直ぐ左側のビル)
    電話(0164)26-0026
 会期:6月3日(火)~6月15日(日)
 時間:10:00~18:00
 休み:月曜日
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・26)

 参加画家の総数は確認しませんでしたが、全館を使った展示ですから沢山です。基本的には一人ー点です。目録があると助かるのですが、残念ながらありませんでした。

 展示はテーマを設定した企画展と、会員の普段着のような作品群です。大きさとかは抜群に企画作品が大きい、そういう意味でドアで繋がれて2部屋を使った企画展のほうが、見応えがあったと思います。会員展は個々の作品なり、作家の今年の創作姿勢を垣間見て、楽しむという感じです。

 まずは企画展、「「日本画、ニホンガ?にほんが。」の全体作品と、個別作品を載せます。とても全点を載せれませんが、お喋りは極力省略して、多く載せたいと思います。
 掲載は関係者の許可を頂いていますが、差しさわりのある方は非公開でも連絡下さい。写真をクリックすれば大きくなります。

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 ↑:左から、中井緋紗子・「四季の宴」、櫻井明子・「晴れ着」。

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 ↑:左から、大塚博子・「Friend」、横川優・「雪の舞」。

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 ↑:平向功一、「GULLIVER」。
 最近の平向さんはユーモア的傾向を強めています。工事中のバベルの塔の中で、巨人・ガリバーの寝転んでいる姿、絵が大きく見えます。

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 ↑:左から、樋口雪子・「卓上」、伊藤洋子・「クリスマスツリー」。

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 ↑:小島和夫、左から「想(オーランガバード)」・「想(臼杵)」。

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 ↑:安栄容子、「カリフォルニアにて 時計草・他」。


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 これから先の作品はやや狭いB室です。個人的にはこちらの部屋の方が好きでした。キュッとした緊張感がありました。好きな作家が多かったからかもしれません。

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 ↑:伴百合野・「旅の日記より、コルドバにて」
 いつも意欲的な作品を見せてくれる伴百合野。今回も期待に違わない。安易な異国情緒に流れず、薄塗りだが華やかにワイルドに外国を見せてくれる。

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 ↑:左から、竹澤桂子・「おおぜいのなかのわたし」、野口絹代・みち」。
 野口絹代、僕にとっての字(あざな)は「キリンさん」だ。とても失礼な言い方ですが、彼女は人目を引くような上手さや特徴の持ち主ではありません。真摯に直向(ひたむき)に堅実に進んでいる、毎回毎回静かな進歩を感じる。
 今回の作品、戦時中の若き洋画家達の自画像に通じるムードがある。彼女の求めているテーマは「現代と青年、その群像心理」と理解している。立っている青年、きっと彼女自身でしょう。

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 ↑:上野秀美、「life」。
 赤が眩しい。絵全体としてはどこか「もう少し」と言いたくなるが、この赤の眩しさは素敵だ。

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 ↑:田村直子、「山菜採りの日」。
 絵本原画展みたい。ユーモラスな春の山菜採り風景です。口をワンパク小僧のように開けて、はしゃぎ回っている動物達。昨年のこの展覧会で田村さんのことを知りましたが、いっぺんにファンになりました。


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 ↑:野口裕司
 透明のアクリル板に墨絵のような作品が「ごろり」。その作品の裏側に映像作品が流れていて、上の写真はその一齣です。だいたいこんな感じで流れています。タイトルは「流転」。音は有るのか無いのか、ビデオの機械音のようなノイズがいつも聞こえていました。

 「日本画とは何か?」を考えることがこの企画展の主旨だ。野口君の作品は、音響や映像を取り入れた総合美術・現代美術ということになるのだろう。どこが日本画かというと、彼が北海道で日本画を学び、日本画の団体に所属することを許され、彼がその団体に出品した時に、その団体が日本画として出品したことで日本画になったのだ。極端な話し、描き手が日本画と宣言すれば日本画として認めるということだ。

 今作、美しさから離脱したいのだが、どこかに形式美を引きずってしまう野口君を思ってしまった。作品そのものにそれ程の価値は感じないが、発表するという行為・動機に価値があるのだろう。本人にとっては意味も意欲もあるのだろうが、少しから回りした意欲を感じる。悶えていてもいいのだが、素直に「美」を取り入れたほうが野口君らしい。こういう時期を過ぎないと次に進めないのかもしれない。


 ②に続く。

by sakaidoori | 2008-05-27 23:01 |    (時計台)


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