栄通記

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2008年 05月 26日

629):Dr.ツクールのギャラリー 「いちご いちえ」・インスタ 終了・5月10日(土)~5月25日(日)

○ いちご いちえ(ささき みずほ展)

 会場:Dr.ツクールのギャラリー
    中央区南11西13
     東南角地の2階建てアパート風の建物が「プラハ2+ディープ・さっぽっろ」で、その2階にある小さなスペース。隣がいろへや。)
 会期:2008年5月10日(土)~5月25日(日)
 時間:?:00~?:00(おそらく、いつも開放しているのでは?)
ーーーーーーーーーーーーーーーー(5・25)

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 実にノー・テンキなハッピーな展示会だった。部屋中の壁にサクマのいちごキャンディーの包み紙をびっしり糊付けして、枝を置いて模型のいちごをぶら下げて(いちご食い競走みたい)、床には適当にぬいぐるみやお供え風のいちごキャンディーの山盛りがあったりしているだけ。写真で見ると、一瞬は草間弥生風にみえるかもしれないが、狂気性とは違って、ただただいちごキャンディーの包みを壁に貼ることの作家・みずの喜びがあるだけだ。そうなんだ、ただこの一点の為にみずは初個展をしたのだ。


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629):Dr.ツクールのギャラリー 「いちご いちえ」・インスタ 終了・5月10日(土)~5月25日(日)_f0126829_11372116.jpg ぼくはみず・こと、ささきみずほのことは全然知らない。会場でお会いしたが、若い女性、ただそれだけだ。
 この日は写真家・ウリュウユウキ展の最終日とのことで、慌てて見に行った。(その報告もするつもりだが、少々遅れます。)誘われるままに、2階に行き、「驚きますよ」という案内でドアを開けた。間口半間(90cm)奥行き1間半(270cm)?の空間がピンク、ピンク、ピンクなのだ。
 僕はこういうのには驚かない。ただただ嬉しくなって仕方が無い。何が嬉しいかって?見ればすぐに分かるのだが、美術の技が上手いとか、ことさらセンスが良いとか、何かのメッセージを伝えたいかとか、そういうことを求めての展示会ではないのだ。多分、「部屋中を包みで埋め尽くしたい、それだけでは寂しいから、何か飾りもしよう、何を飾ろうか?とにかく壁を包みで埋めよう!」それだけだったと思う。そういう一途な感情というのかエネルギーが小さな部屋を埋め尽くしているのだ。
 ぺたぺた、ぺたぺたと壁に貼っているみずの後姿が見える。入り口左側の張り面は糊のベタベタ感が残っていて、壁を触る手に冷たく伝わる。彼女は入り口のここから張り合わせたのだ。そして、あまり上手に張れなくて、糊が表にくっついてしまったのだ。要するに失敗の痕跡だ。あー、残念なのは天井を張り忘れたことだ。忘れたのではなくて、天井という存在に気付かなかったのだ。きっと彼女はそのミスを心地良く悔いているだろう。「次はマルシマに文句を言わせない部屋を作ろう」と。

 いちごが踊っていた。宙に浮いていた。キャンデーの臭いがした。いちご・いちえ(一期一会・絵)だった。


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by sakaidoori | 2008-05-26 11:57 |    (いろへや Dr.ツクール)


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