栄通記

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2008年 05月 20日

624)時計台 「徳丸晋・写真展 -minamo-」 終了・5月12日(月)~5月17日(土)

○ 徳丸晋・写真展
      -minamo-

 会場:時計台ギャラリー 
    中央区北1西3 札幌時計台文化会館・(中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年5月12日(月)~5月17日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・13・火)

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 昨年に引き続いての2回目の個展。テーマは同じく「水面(minamo)」。

 倶知安・羊蹄山麓の三ヶ月湖の水面を望遠デジタルで撮ったもの。昨年初めて見た。湖面の揺らぎに写る湖岸や空の様子が、色となって美しくも不思議に魅入らせていた。湖面、それは自然としての有り様を、鏡として間接的に我々に開示させる扉であった。徳丸晋はそれを切り取ることによって、自然美、自然の様態をあまりにストレートに目の当たりにさせる。昨年は初めてということで、新奇な新鮮さもあった。今展は2度目だから、もっと落ち着いて見れるだろう。同じ物でも良いのだが、また違った迫り方を期待した。

 基本的には同じなのだが、大きく見せるということ、小室だが作品群の全容を見渡せるというものだ。そして、一枚一枚の写真の表情に、あれやこれやと想像させながら見ていくのである。
 「想像しながら見る」、これが氏の作品のエッセンスかもしれない。「これは一日の何時ごろ撮ったのだろう?紅葉がメインとは思うが四季のいつ頃かしら?その日の風はどんな感じなのかしら?どんな速さなのかな?暖かい天気かな?日の当たり具合はどんなのかな?・・・撮影者がどんなポーズで取っているのかな?どんな眼で、口元で、手つきでシャッターを押すのかな?・・・」そこには間違いなく自然にすっぽり吸い込まれた撮影者・徳丸晋がいる。彼を想像することによって、僕は羊蹄の麓に運ばれる。僕自身の自然の見る眼を反芻する。徳丸晋に負けないだけの強い気持ちで見なければいけない。

 作品は絵画性を強めた感じがした。明るく強く健康的な印象画風だ。不思議な模様もあって、水面の表情の可能性を楽しませてくれる。絵画性は色という狭い意味だけでなく、造形性といえばいいのだろう、水面の形の綾、ボリューム感が可能性を秘めていると思った。
 縦長の作品などは掛け軸的で、開放的な日本美の空間がイメージされた。
 だが、それらは全て徳丸晋の「自然の秘密、それに関わる喜び」に還元されるのだろう。(写真はクリックすれば大きくなります。)

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 ↑左側。全体の中では異質な作品です。これを分割した作品をDMに使っていました。あまりに茫洋として散漫な感じもして、何故DMに使ったのか疑問に思っていました。原作を見て納得。骨のような形にも見えるし、他の作品とは違った可能性があるのです。

 右側。何とも素晴らしいグラデーションです。とても深い作品です。展示作品はガラスが反射して、ムードが伝わりにくくて、この作品だけはファイルからの原作?を写真に撮りました。感謝。

by sakaidoori | 2008-05-20 10:18 |    (時計台) | Trackback | Comments(0)
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