栄通記

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2008年 05月 15日

623)時計台 「徳丸滋・展」 5月12日(月)~5月17日(土)

○ 徳丸滋・展

 会場:時計台ギャラリー 3階E室
    中央区北1西3 札幌時計台文化会館・(中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年5月12日(月)~5月17日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(5・13)

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 ↑:左から、「ハマナス」・アクリル 41×32cm、「タマネギ」・アクリル 27×22cm、「ツリバナ」・アクリル 18×14cm F0。


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 ↑:左から、「ウド」・アクリル 41×32cm P6、「カボチャ」・アクリル 32×41cm。


 それらは3階の奥まった部屋にひっそりと並んでいる。本当に小品ばかり。虫を描いた水彩画のコーナー、わずかに大きな風景画2点を交えて30点ばかりが、横一列になら並んでいる。
 魅入られる世界、その一言につ尽きる。絵に対峙する画家・徳丸滋の緊張感が絵と並んで見える。実に静かな世界だ。

 絵画とは不思議なものだ。何故その色という物質の世界に魅入られるのだろう?人はいつのころから「物」を見て、心がときめくようになったのだろう?おそらく絵画が「物」を似せて描くようになったのは、対象と己とを繋ぐ「心のときめき」を、他者との交流の手段にせざるをえなくなった時からだろう。あるいは水平線に心ときめいた時に、棒で一本の横線が大地にひかれ、それを見る「人達」が何とも言えぬ気分を共有したのだろう。古代の洞窟画を我々は知ってはいるが、歴史から消えたこの一本の線はいつごろ始まったのだろう?
 「絵」の誕生の前に「言葉」の誕生があった。それは動物史からいえば画期的なことではあるが、悲しい始まりでもあっただろう。もし、交流の目的に「分かり合える」ということがあるならば、言葉を発せなければ分かり合えない時がきたということだろう。人の悲しい歴史は更に深まり、何か「象徴的な物」がある種の気分を代弁するようになった。「絵画」とはそういう人の集団意識の中から自立していき、画家という個人の技量・感性を通じて「目に見えないもの」、「心ときめく一瞬」を開いていく。

 今展の徳丸滋・絵画、あまりに小品であるがゆえに目や気持ちは一点に凝縮されていく。描かれた画題はありふれた静物だ。魅入られてしまったが故に、「絵画とは何か?」をつい考えてしまった。自然の深奥を見る人がいるかもしれない、生命に思いを致す人がいるかもしれない。リアリズムを、逆にロマンティシズムの虜になる人がいるかもしれない。あるいは「絵画の欺瞞」を看破するひとがいるかもしれない。

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 ↑:「林」・アクリル 53×73cm P20。

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 ↑左から、「ハエ」・水彩 18×13cm、「クジャクチョウ」・水彩 18×10cm。

by sakaidoori | 2008-05-15 10:41 |    (時計台)


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