栄通記

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2008年 05月 12日

621)タピオ 「非連結展」 5月5日(月)~5月10日(土)

○ 非連結展

 会場:ギャラリーたぴお
    中央区北2西2・道特会館1F (中通り・東向き)
    電話(011)251-6584
 会期:2008年5月5日(月)~5月10日(土)
 時間:11:00~18:00(or19:00)

 【出品予定者】
 (会場左回りで)嶋田観 林教司 阿部啓八 石井眞弓 名畑美由紀
ーーーーーーーーーーーーーーー(5・10)

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 久しぶりにたぴお訪問。というか、諸般の事情で作品鑑賞は休みがちだった。

 (この日は7ヵ所ほど見たが、途中で古き友人に会ったり、顔見知りの作家にも会えて、雑談交じりの楽しい時を過ごせた。このブログを読んでいる人からは最近の記事の停滞振りを指摘されてしまった。体調の問題もあるのだが、やはり「書くこと」の問題でしょう。代わりにのんびりと「読むこと」をしていた。「石狩平野」、「石狩川」、「厚田村」(未読)、ミトコンドリアDNA進化史、科学一般の情報、有史以前の日本や世界の歴史、月形町の雑学・・・。長男も江別に一人生活をし始めたので、空いた部屋の整理、本をその部屋に詰め込んでしまった。整理しながら斜め読みをしていったというところか。閑話休題。)

 最終日ということで、オーナー林さんが在廊。他にも知っている人ばかりで、雑談に花が咲いた。作品はムードになってしまった。「書く」ということが無ければそれでいいのだが、それでは「栄通記」の顔が立たない。作家にも失礼なことをしてしまった。女性ボーカルのジャズが聞こえるは、作品が大人っぽい感じでお洒落に並んでいるは、話も弾むはで、何か良いムードなのですよ。車で来たから酒は飲まれないし、残念なのは残念なんですが、かえって帰り道の余韻もしっかりとしていて、もっともっと見ることに、感じることに、文章に頑張らなければいけないなーという思い。いささかエネルギー不足だが、「ヨイショ」という感じです。


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 ↑:嶋田観。
 重厚な独特な腐食版画です。嶋田さんの作品を見ていると、「不毛な大地に立つ男の一人姿、男のロマンティリズム」を思います。


この下の写真から、写真をクリックすると大きな画像を見れます。)

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 ↑:林教司。
 針金細工。鉄は一見手間がかかるようだが、意外に自由自在に作家の意のままになる。林さんがいつも考えている頭の中のもやもやを、ジャズのアドリブのように、ポロンと小出しした感じ。(そういえば、会場にはジャズがかかっていた。)だが、小なりといえども小さな生き物のように、そうコロポックルのように、ひとりでに動き出し始めそうだ。くるくる丸められた鉄細工、掌に乗せてフッと吹けば、綿のように舞い上がるかもしれない。


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 ↑:阿部啓八。
 今回の阿部さんは工作に徹したようだ。武器はカッターと鋏とノリ。一見デザイン的アプローチだが、大都会のガラス張り感覚にならないところが特徴だ。下町の場末風なのだ。サラリーマンが帰る前に安酒を一杯引っ掛ける味が作品に漂っている。こめかみに隈ができて、ブルーなのよ。そしてつぶやくのさ、「さて今日は何を作ろう。どうも色を塗る気がしないな。ノリと鋏で遊ぼうか。おっ、影が・・影が・・波打っている。」

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 ↑:石井眞弓
 書です。半紙を額装無しでセロテープで繋ぎ合わせて宙ずりにしている。あたかも、宙ずりの紙に書をしたためているようだ。書は紙を押す筆さばきにエッセンスがあるのではなかろうか。字という約束事の中で、自由に意が運筆になり、筆跡として残ることを期待されているのであろう。
 しっかり書かれた「希」が好きです。


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 ↑名畑美由紀
 名畑さんは1点だけ。支持体は板。
 名畑さんは最近たぴおでの出品が多い。それは林・たぴおの協力ということがあるのだろう。だが、けっしてそればかりではないと思う。昨年の新道展に入選していたが、出品を決意するあたりから創作欲が高まったのではないだろうか。そういう名畑さんの内発的な創作・出品欲と新生たぴおの門出が重なって、作品を見る機会が増えていると思う。もともとは多作の経験が少ない方だと思う。今の経験が間違いなく次のステップ・アップに繋がるだろう。

by sakaidoori | 2008-05-12 22:24 |    (たぴお) | Trackback | Comments(0)
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