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栄通記

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2008年 04月 18日

606) 4月17日(水) 芸術の森・雑記②

○ イタリア美術とナポレオン

 会場:札幌芸術の森美術館
    札幌市南区芸術の森2丁目75番地
    電話(011)591-0090
 会期:2008年4月15日(火)~5月25日(日)
 休み:基本的に定休日は月曜日 
 時間:9:45~17:00 (入館は16:30まで)
 料金:(当日券)一般・1200円 高大生・800円 小中生・500円
 主催:当館、北海道新聞社 NHK北海道ビジョン
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 ①で思わぬ駄弁にいってしまいました。簡単に本題です。

 絵画の質的魅了は前半でしょう。残りは余韻を楽しむ感じです。

 上のパンフレット作品、かの有名なポッティチェリ(1445~1510)の若き頃の作品です(「聖母子と天使」・部分図 1467~1470)。部分図に何故なっているかというと、会場に行けば直ぐに分かります。周囲と下部を省略しているのですが、中央の彼らしさに比べれば拙いからです。特に花を描いた下部は描き足りない感じ。でも、この宙ぶらりんさが何とも好ましく見てしまった。
 25歳に成らない時の作品ですが、赤い服と白い布、やはりとても美しい。僕のように彼の実物を知らない人にはお奨めです。是非ご自分の目で確認して下さい。
 下の写真の「聖母子像」(ペッリーニ・1460~1480頃)と一緒に贅沢な展示です。この聖母子像、キリストを抱いているのですがどこか上の空で美人の憂い顔です。別れた男のことでも考えているのでしょう。

 下の写真の風景画、ローマを称えたものです。大作を期待したのですが小中品です(25×45センチ)。日本の絵には少ない、都市の栄華と人間の大群衆画をみたかった。

 個人的には2点好みを見つけた。
 三岸好太郎が好む蝶を、少年が追っかける「少年時代」(1570年頃)と、エッシャーのだまし絵に通じる風景画です。ルネサンス的大仰な世界とは違った小さな完結した世界。どちらも、現代的な幻想的風景や心地良い違和感を醸し出していた。
 
 にぎにぎしい静物画が沢山あります。これはこれでなかなか見応えがあります。

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 朗報です。おそらくこの春からの販売だと思います。
 「駐車場回数券 6枚綴 1000円」です。普通は一回500円なのでかなり割安です。駐車場でも販売しているようなので、度々行かれる方は係りの人にチケットのことを尋ねて入場してはいかがですか。僕は早速買いました。利用期間の限定はありません。いつまでの販売かは不明。

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 この日はポカポカ良い天気。だからでしょう、池の掃除をしていました。美術館維持とは大変なことなのですね。

by sakaidoori | 2008-04-18 13:28 | ☆芸術の森美術館


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