栄通記

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2008年 04月 17日

604)市民ギャラリー ②「’08 第35回北海道抽象派作家協会展」 4月15日(火)~4月20日(日)


604)市民ギャラリー ②「’08 第35回北海道抽象派作家協会展」 4月15日(火)~4月20日(日) _f0126829_23344846.jpg
 ↑:一般・横山隆、「彼方へ A・B」・183×129cm 183×92cm。

 一般だが半同人のような方だ。
 ダンボールを都会のビルの廃墟のように組み立てている。いつもよりも白が丁寧な感じ。都会の白装束、白で包まれた世界、あるいは風化した姿、未来の原風景?


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 ↑:一般・鈴木薫、「過程の根に聞く (0)・1・2」・全て182×182cm。

 一見児童画風で乱雑な中に自由さを表現しているように見える、が・・・、何かを描いていて上手くいかなくて、それをごまかす為に画布に描き殴っていく。あたかもこういうのを初めから想定したように他人に見せる、そんな風に理解した。
 こういう行為を続けることによって、自分の中の何かに辿り着くのだろう。一所懸命にキャンバス(板?)を傷つけて穴の開くまで続けたらいいのだ。中途半端は良くない。


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 ↑:一般・岩田琿、「CUT.TURBO-08」・230×575cm。

 上の写真、何のことだか分からないと思いますが仕方が無いのです。作品にビニールを覆っているので、鏡のように見事に反射するのです。載せない方が却っていいのかもしれないが、とにかく載せます。

 作品は水彩のような感じで、青い世界に青黒い渦状の模様が覆っている。何箇所か鮮明な青が淡い炎のように燈っている。
 さて、このビニールだ。おそらく初めは作品保護が目的だったと思う。装着して作品を見た時に、画家は何かを感じたのだろう。「このビニール張りが良い。これでいこう」と。
 作品は鮮明に見せることに価値がある。それを敢えて画家は避けているのだ。作品を見せたくて、それでいて見せたくなくて・・・画家対作品、作品対鑑賞者・・・いつまでこの方法でいくのだろう?見せない緊張感を維持できるのだろうか?


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 ↑:同人・林教司、「昇化」・400×400×180cm。

 唯一、立体による空間構成、インスタレーションでもある。
 どこか、禅寺の石模様に鉄が電波のように全てを結び付けているように見える。石に鉄を指すのに穴を開けているのだが、会場で開けたのだろうか?穴の周りに石くずが溜まっていて、この現場が現在進行形のような雰囲気を出している。
 昨年まで「種・シリーズ」に拘っていた。決してそれは終わるテーマではないだろう。だが、そのテーマが内向的なだけ、それだけではカバーできない画家の上昇志向とか発散するエネルギーを今回は作品化しているようだ。 「石と鉄と結びつき」、止まろうとしない画家である。

 ③に続く

by sakaidoori | 2008-04-17 23:51 | 市民ギャラリー


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