栄通記

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2008年 04月 15日

599) 時計台 「Bridge(ブリッジ)展」 4月14日(月)~4月19日(土)

○ Bridge(ブリッジ)展
    岡和田暁子 片山美代 武田直美

 会場:時計台ギャラリー 3階A室
    中央区北1条西3丁目 札幌時計台文化会館・(中通り南向き)
    電話(011)241-1831
 会期:2008年4月14日(月)~4月19日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)
ーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・14)

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 洋画家・伏木田光夫さん関係のグループ展。今回は3人の出品ですが、3人展ということではないようです。

 岡和田暁子さんが会場に詰めていて、もっぱら彼女の作品を話題にして時間を過ごしました。教室展関係の場合は師の画風の影響を感じます。それは仕方がないことなのでしょうが、見るほうは面白味に欠けます。この中ではもっとも伏木田風から遠いのが岡和田さんでした。その辺も話が弾んだ理由の一つかもしれません。函館に転居したので3年位しか教室には通わなかったそうです。

○ 岡和田暁子
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 ↑:左から、「モロッコにて Ⅱ」・20F、「花のある卓上」・20S。

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 ↑:「モロッコにて Ⅰ」・40F。


 静物画3点と風景画2点の出品。
 静物画は描きなれているのでしょう、自信をもって描いている。上部の背景、塗りつぶすようにカリカリと力を入れて光を表現している。でも、単に光が好きというのではなくて、その白さの下に何かがあって、それらを光の白の強さで覆いつくしたいという画家の意欲の反映だ。
 岡和田さんははいったん描いた物を、薄塗り厚塗りに関係なく更に描き込む癖があるみたい。描けば描くほど良くなればいいのだが、そうならないのが絵画の難しさ。上のモロッコの絵、お洒落に手前左を流れるように薄くしたのだが、僕の好みとしては、ここは力強く建物を描いて、輪郭線の色が全体でリズミカルにして欲しかった。そのほうが元気さが特徴の岡和田・ワールドに馴染んでいると思う。
 そうは言っても、畳み掛けるような建物のリズム、カリカリカリカリと線描のように画布に打ち込む元気良さ、また来年作品にお会いしましょう。


○ 武田直美
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 ↑:左から、「もう一つの桜へ」・120F、「今年の桜」・100F、「桜 だれもいない時」・120F。

 桜を背景に家族を描いているのでしょうか?車椅子に誰かが乗っています。画家のご家族でしょうか?タイトルを読み進むと、還らぬ人になったような印象を受けます。その人との思い出を満開の桜の木の下で過ごしているようです。たとえ無言であっても花の美しさを楽しんで、お顔が笑みで緩んでいるのを想像してしまいます。
 100号を超える連作、大作です。絵の魅力の一つです。絵巻物としてストレートに表現できるのです、絵は。
 老いと死、それは画家にとって両親のことかもしれない。が、まさに見取る者も同時にその世界が現実味を帯びる年なのです。
 こうして、満開の桜の木の下で家族と過ごしたことを良き思い出として残しておきたい、僕もそういうことを語る年に近づいたようだ。


○ 片山美代
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 ↑:「おれ達の夏」・100S。
 構成ということを強く意識した作品です。中央に円環上に盛り上がるようにして人物群を纏め上げる、そこに更に赤で中央を盛り上げる。脇に子供をアクセントのように配置する。残念なのはあまりに構成という約束事に忠実すぎて、画家自身のオリジナルというのか個性を犠牲にしているように僕には見えます。
 パッと見た瞬間に何かを感じて、「何でだろう」と思って絵をジックリ見た時に、構成がしっかりしているから絵が引き立つのだな・・・と、あるべきだと思います。初めに構成ありき、では無くて、初めに絵ありきが僕の好みなのですね。

by sakaidoori | 2008-04-15 23:51 |    (時計台)


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