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栄通記

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2008年 04月 11日

595)さいとう「高畑宏治・絵画展」  4月8日(火)~4月13日(日)

○ 高畑宏治・絵画展

 会場:さいとうギャラリー
     中央区南1西3 ラ・ガレリア5階
     電話(011)222-3698
 会期:2008年4月8日(火)~4月13日(日)
 時間:10:30~18:30(最終日は17:00迄)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(4・10)

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 昨年の個展でも紹介した高畑宏治・展だ。4年間連続の5回目の個展。
 作品の一般的印象は昨年と同じで、その時の感想記がなかなかチャンと書いているので、読んで頂けたら嬉しいです。

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 ↑:左から、「不思議な気持ち」、「さあどこへ行こう」。

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 ↑:左から、「移動する山並 B」、「移動する山並 A」。

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 ↑:左から、「LINK 空模様Ⅱ」、「LINK 空模様Ⅰ」。

 2作1対での展示方法は彼の特徴の一つでもある。とにかく高畑君は顔に拘るというのか、顔が好きなのであの手この手でイメージを膨らませようとしている。今回の顔、口をとんがらかしたり描かれてなかったり、何か言いたそうで目で物言うという感じだ。何てことのない絵だが、絵を見ていると、画家のこだわりは何なんだろうと想像してしまって可笑しさが込み上げてくる。こちらの目元が緩んでしまう。

 彼の画質は決してあっさりしていない。描き込んでいる部分は点描だ。背景の色も、薄塗りの重ね塗りではない。筆跡を残してはいないが、油彩特有の厚塗り処理で、組作品として色効果を発揮しようとしている。
 静謐な癒し画ではない。あくまでも絵にのめり込ませないで、絵の印象を鑑賞者に長く残そうと工夫している。明るく楽しくトリッキーでいて、いつまでも心に残る作品、・・彼はそんなことを追求しているのかな?その時「人」はとても大事な要素なのだろう。

 彼の絵は面白いと思う。彼の人とのなりはとても消極的人間に思える。札幌では唯我独尊的な絵だが、他の画家や作品との交流は彼の絵に幅なり刺激を与えるかもしれない。グループ展で彼の組作品が他の作品とどう感応するかも確かめる価値があるだろう。消極的な画家に見える。絵描きさん諸君、関心のある方は声を掛けてあげてください。

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 ↑:「コンニチハ」。
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 ↑:「消え行く山並」。(最新作、今展の中ではもっとも大きい作品。)


 参考サイト⇒昨年2月の個展

by sakaidoori | 2008-04-11 20:46 | さいとう


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