栄通記

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2008年 03月 16日

558)カフェ・エスキス 「森美千代・写真展 ーONIKESHIとNEESAー」  3月13日(木)~4月8日(火)

○ 森美千代・写真展
    ーONIKESHIとNEESAー

 場所:カフェ エスキス
    北1西23-1-1 メゾンドブーケ円山1F(南東角地)
    電話(011)615-2334
 期間:2008年3月13日(木)~4月8日(火)
 休み:水曜日
 時間:12:00~24:00 (日・祝日は、~21:00まで)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー(3・12)

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(今回も展示の取り付けを仕事としてすることになりました。普段のスタンスで文章を書くつもりですが、褒め言葉は差し引いて読んで下さい。)

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 被写体はオニケシの花の一生と異人少女の遊びに興じる表情だ。前者を川の流れに例え、後者をチョウチョが一時の春を謳歌するように点じて、時の流れ、生を追及している。

 赤がまぶしい。あどけない少女が外人だけに、「日本的なごみ」とずれているのが興味をそそられる。オニケシの一生と言っても、接写で加工をしているから、直ぐには理解不能だ。何かが爛熟し、エンドの境界を妖しげにして終わっている。


 舞台は独特の濃紺の壁に覆われたカフェ。間違いなくジャズの合う喫茶だ。オーナーが若い方だけに、変な人生の重みなりゆがみがないのが良い。オシャレでハリのある場なのだ。
 その空間を利用したと言えば撮影者の力量が問われる。場に助けられたと言えば失礼か。だが、喫茶店は作品を専門に見るための場所ではない。良い意味でも悪い意味でも空間の小道具の一つだ。演劇空間に近い。
 今展のエスキスと作品とのマッチングの良さ、どうも森美千代は心のドラマ(演劇)を披露するタイプの撮影者と見た。作品は俳優のような役割だろう。演技は極端であらねばならない。小道具も必要だ。その意識が写真という作品をあれこれと加工し、被写体の重みをずらして、ドラマの流れの一部に置き換える。

 作品に人生を鑑みる材料にするのも良いだろう。だが僕は、あまり被写体には拘らない。森美千代のドラマの視覚化を楽しんでいる。島倉千代子ではないが、人生色々の一つ一つを軽く楽しみ脚色し、可能性をニコニコしながら伺っている様子が好ましい。

 森美千代は間違いなく上昇している。
 良いと思った場所には積極的に出入りしている。今までは学ぶに重点があったが、グイグイと自己を出し始めた。自信というものが展示会を覆っている。今は主張する喜びで一杯だろう。次に苦しみというものに襲われるかもしれない。喜びと苦しみ、自画自賛と自己嫌悪、作品化は己の局部である「思想」が特化されものだろう。
 次の作品展の時は批判に重きを置いて書くことにしよう。


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f0126829_111073.jpg →:エスキスで飼っている金魚。

by sakaidoori | 2008-03-16 09:25 | (カフェ)エスキス | Trackback | Comments(2)
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Commented by mori at 2008-03-16 16:56 x
コメント有難うございます。自分で気付かない点を見てくださるのは嬉しいものです。壁の色が気に入って写真構成しましたので、、自分でも納得の行く展示になりました。次はモノクロの世界かな?
Commented by sakaidoori at 2008-03-17 09:14
>moriさんへ

お早うございます。
今回の文章はあまり会場のムードを伝えられなくて、すいませんでした。

次のモノクロの世界、どこでするのでしょう?楽しみにしています。


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