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栄通記

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2008年 02月 25日

540) 法邑①「道都大中島ゼミ 『版’s SEVEN』」・版画 終了・1月30日(水)~2月7日(木)

○ 道都大学中島ゼミ
   「版’s SEVEN」 

 場所:茶廊法邑
    東区本町1条1丁目8-27
    電話(011)
 期間:2008年1月30日(水)~2月7日(木)
 休み(定休日)・火曜日
 時間:10:00~18:00(最終日は?:00まで)

 【出品作家】
 犬養康太 松本直也 柚原一仁 関谷修平 大泉力也 川口巧海 石井誠・・・以上6名。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(2・7)

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 随分と展覧会が終わって時間がたった。だが、個々の印象も全体の気分もよく覚えている。
 一人を除いて、ほぼ同じ大きさで同じ画法(シルク・スクリーン)で、それぞれの個性で並んでいた。一人一人の変化は、変化の意味を問いつつ先に進み、ふと気になっては元に戻り、確認しては再び先に進み、ぐるぐると広い部屋を回りつ見つつあれこれと考えた。

 さいとうギャラリーでの「三猿展」の犬養、松本、柚原君は見たばかりなのだがその違い以上に共通点が鮮明に見えて、ワクワクしながら見た。違いは写真作品を見ればすぐにわかる。共通点は軽いユーモア精神だ。

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↑:松本直也、上段左から「TOKYO」、「STAR CHILD」。下段「DAYDREAM」。
 以下、松本君に聞いた話をもとに話をすすめる。
 彼はどうもピンポイントにインスピレーションを感じ、それを素材に料理をするようだ。もちろん、ユーモアが味の素だ。
 上段の作品、人のあるポーズがモトネタだ。「TOKYOU」はボーリング・スタイルが気になって、それがなぜだか背広を着た漫画風にしあがってしまった。「STAR CHILD」も、何かのポーズが発展したものだろう。モトネタと作品までの変遷を想像するのも楽しいものだ。
 下段の作品、「やけにピンクが目立つな、顔は写真を利用しているのかな。何ていうことは無いが、何か気になるな」そこで松本君に話を聞くと、この作品はポジネガを利用した反転作品なのだ。トリックを松本君は楽しんでいるわけだ。それを僕達に提示しているわけだ。それに何の意味が有るのかと問われれば、何の意味もない。有るわけが無い。作品としては余りに単純すぎるから深みがないという意見は否定しがたい。が、シンプルな作品だけに、彼が学生なだけに、時代がふわふわ気分全盛なだけに、シンプル・イズ・ビューティフルという思いで楽しむことが出来る。
 このポジネガ作品、悪くはないぜ。

(どうも今夜は除雪と酒で頭がクルクル、項を変えて書き増していきます。②に続く)

by sakaidoori | 2008-02-25 23:32 | (茶廊)法邑


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