栄通記

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2008年 02月 07日

521) 市民ギャラリー ③「2008 第1回・道展U21」・総合展 終了・1月30日(水)~2月3日(日)

○ 2008 第1回・道展U21

 会場:札幌市民ギャラリー 
     中央区南2東6
     電話(011)271-5471
 会期:2008年1月30日(水)~2月3日(日)
 時間:10:00~17:30(最終日16:00迄)

 授賞式:2月3日(日)14:00~
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 (①、②の続き⇒①はこちら、 ②はこちら

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 ↑:道展U-21大賞・中澤かすみ(岩見沢東高)、「バス」。
 渋い正統派的作品です。冬のバス停で待っている女子高校生を斜め下方から、人物をアップにして描いた作品。朝の空気と人の一瞬をさりげなく描いている。
 正直にいって、僕にはこの作品が最高賞に選ばれた理由が分かりません。自分の好みとは別に、こういう点が評価されたのだろうな、くらいの理解度は持ちたいと思っています。どうも、作品のことを語れません。僕にとっては間違っても構わないから、最高の評価を得たという点に対して、語れない作品です。
 ただ、他の作品と際立った違いがあります。ことさら描き手の情念やユーモアという思想を前面に出さなくて、対象に即して描こう、それを絵画的構図の中で生かそうという姿勢です。基礎のしっかりした絵画だと思います。

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 ↑:優秀賞・石井誠(道都大)、「幾重にも」。
 道都大学からは版画を中心に13人が入選していました。作品は良いと思います。ですが、この作品に限らずランダムに油彩の中で大学生の版画があると、少し作品が浮いたような感じがしました。陳列の難しさというのか、公募展の難しさを思いました。
 この作品は今日(7日)までの法邑「版’s SEVEN・展」にも出品されています。同じ作品でも微妙な違いを感じます。少し誇張気味の黒の表現がここでは他のがむしゃらな作品に対してしまった感じに見えます。法邑では7人の出品作家の流れと、一点一点の作品の関係性が強いので、悪く言えば汚く、良く言えば背景の色とのマッチングで個性的に見えます。

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 ↑:奨励賞・大町駿介(東高)、「製鐵所」。
 青年の細かくて大きな風景画は楽しいですね。街の様子をなるべき描こうとして大きな画面に収める。町自体はワイルド感は薄まるのですが、描いた学生の愛情というのか細やかな精神が一つ一つの対象に注がれているのが手に取るように分かるのです。描くのに大変だっただろうな、「ご苦労さん」と声をかけたくなります。

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 ↑:奨励賞・佐藤万里菜(おといねっぷ美工高)、「Pon!」。
 面白い作品です。言葉は変ですが、つぼみから種が「ポン」とはじける瞬間みたい。あるいは、朝に花びらが咲く時に、漫画言葉のようにして、「ポン、朝ですよ、咲きますよ、お早うございます」って言っている感じ。本体の形といい色艶といい綺麗です。
 なを、受賞作品には副賞提供者としての協賛企業名がキャプションに書かれています。この作品は㈱仲西印刷です。金一封なのか品物の提供なのかは分かりません。有難いことです。学生にとっても励みになるでしょう。関係者はこういう協賛企業を募るのが大変なことと思います。ご苦労さんでした。


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 ↑:上段からから、森川宏美(札幌市)・「自画像」、渡邊ゆきの(平岸高)・「正午」。 
 個人的にはこういうのが好きなのですね。下の絵、小林麻美さんの反対バージョンに見てしまった。反対もまた真なるかな、です。(2・2)

by sakaidoori | 2008-02-07 11:25 | 市民ギャラリー


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