栄通記

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2008年 01月 30日

503) たぴお 「KYOCHO作品展ー協調保管庫預かり作品ー」  1月28日(月)~2月2 日(土)

○ 「KYOCHO作品展」
    ー協調保管庫預かり作品ー

 会場:ギャラリーたぴお
    北2西2・中通り東向き・道特会館1F
    電話(011)251-6584
 会期:2008年1月28日(月)~2月2 日(土)
 時間:11:00~18:00
 ※閉廊時間ですが、以前は19:00まででした。DMをよく見ると18:00になっています。展覧会によるのでしょうが、建前上は18:00が正式な閉廊時間の展覧会もあると言うことです。おそらく、関係所の管理の都合だと思います。

 【出品作家】
 泉修次 伊藤零児 今荘義男 岡貞光 佐々木けいし 高田稔 高橋靖子 田村佳津子 田村宏 仲嶋貴将 野又圭司 森本三郎 渡辺伊八郎・・・DMより。
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 岩見沢市アサヒ町にあるオーナー・林さんが作品管理している「協調会館(?)」の預かり作品展。

 先週の版画展に続いて贅沢な空間になっています。
 もし、総合タイトルを付けるとするならば、「赤と黒・展」です。メラメラと空間が赤黒く燃えているのです。デザイン・構成としての「赤と黒」だけでなく、人間臭い「赤と黒」。
 作品自体は旧作ばかりです。たぴおを通いなれている人ならば、一度は目にした作品が多いでしょう。例えば、僕にとっては高橋靖子の抽象作品(以前の記事⇒こちら)。その出会いは衝撃的でもあり、記念すべき体験だった。今見ても、ギラギラと血流として、そこにあった。
 ある人にとっては「良い」作品は何度見ても良いものです、新たな気づきや発見があります。逆に、以前は良かったのにあまり感心しないな、という事もあるでしょう。時間や場所の変化は作品は変わらずとも人を変えているのです。いや、作品そのものが変わったと言ってもいいかもしれない。変・不変とはそれほど劇的でもあり、微妙な問題を蔵しているのでしょう。(1・29)

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 左側は伊藤零児。1925年生まれ、1997年逝去、享年72歳。
 数年前にたぴおで伊藤零児作品集を無料配布していたので画風は知っていた。ニュー・たぴおで氏の作品に初めて出合えた。ユーモラスでどろどろした世界をまじまじと見てきた。
 先ほどの作品集は死後に出版されたものである。そこには小林敏美氏と森山誠氏の寄稿文が掲載されている。特に森山氏の文章は秀逸である。ことさら伊藤氏を誉めそやすことも無く、伊藤氏の人となりや作品を論じている。年配者の文章だけに重厚ではあるが、淡々と話は進んでいく。森山氏は画家である。画家ほど鋭い批判家はいないと思う。何と言っても24時間、絵のことばかり考えてそれを実践しているのだから。画家は自分の作品を批判されることを前庭に発表しているから、他人のことは公には多くを語らない。特に自分自身が一番上手いという自信があるから、他人の作品をおいそれとは褒めないものだ。
 他人の作品をおもねって書かない画家の言葉、森山氏自身の絵に対す信念のようなものが伝わってくる文章である。

 左側は佐々木けいしの鉄・作品。
 壁に展示。現在の作品ほど装飾性はなく、小ぶりだが円というものの安定性と中に配されている物との関係のギャップがハッとさせられる。

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 左側は野又圭司、「死ぬのはいつも他人ばかり」。右側は仲嶋貴将、部分写真。
 野又君の作品、最近のメリーゴーランド風なロマンチック性がなくてのズバリ表現。今年の秋に某所でかなり大掛かりな個展の予定。詳細がはっきりしたら報告したいと思う。期待しています。

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 やはり高橋さんは外せない。制作時期ははっきりしないが、作品の中に2005年に相当するメモ書きがあった。(追記:上の写真が全体図で下が部分図。部分図は取り込みに間違って、やたら大きくなった。これも僕の心の中の無意識が働いた所作と思い、このままにします。悪しからず。)

by sakaidoori | 2008-01-30 15:13 |    (たぴお)


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