栄通記

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2008年 01月 21日

484) 時計台「北翔大学大学院・研究生6人展」 終了・1月14日(月)~1月19日(土)

○ 北翔大学大学院・研究生6人展
    ーそれぞれの形ー

 会場:時計台ギャラリー 2階C室
    北1西3 札幌時計台文化会館・中通り南向き
    電話(011)241-1831
 会期:2008年1月14日(月)~1月19日(土)
 時間:10:00~18:00 (最終日17:00迄)

 【出品作家】
 小川豊・藤本絵里子・石川潤・宮下佳菜未・草野裕崇・大道雄也、以上の6名 
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 大きな元気のいい作品が7点。元気で丁寧にくっきり描いているのが特徴。互いをライバルにして、道展・新道展で研鑽している北翔大学の学生展。学生と言っても4年生過程を卒業した人ばかりだ。これからが大変だ。大変なのは当たり前なことでもある。長い画業のリ・スタートだ。

 見慣れた作家もいる。全員の作品と簡単なコメントを記します。写真に関しては美翠さんのブログが素晴らしいので、是非参照してください。(⇒こちら

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 ↑:石川潤(大学院2年・道展)、「生命の旋律」・F200、アクリル・ベニヤ板。

 外の廊下から見える位置にドーンと陳列。派手さ加減が良いですね~。元気が良いですナ~。やるっきゃない、と宣言している。少し調和がとり過ぎて美しいのが個人的にはチョットと思うのですが、これが石川君の美学なのだ。今春には北海道抽象派作家協会展に出品予定。今、一所懸命に描いているでしょう。実力のあるベテラン陣の中で自分の作品がどれだけ存在感があるか、良い勉強になるでしょう。昨年の道展佳作作品を参考資料として載せます。

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 全体がひまわりのようであり、あるいは青い部分が種とも卵子とも見える。何に見えるかはたいした問題ではない。生命の賛歌と捉えているが、タイトルが意味深。



 




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 ↑:藤本絵理子(芸術メディア学科研究生・新道展)、「飛翔」、180×180、アクリル・ベニヤ板。

 新道展の期待の若手だ。今展の作品は昨年の新道展に出品した作品。違う作品を見たい気持ちもあったが、これはこれで確認がてら見てきた。昨秋の新道展受賞者展で彼女の可能性というのか変化を見た。急ぐことは無いが、書き溜めて個展という発表経験を積んだら良いと思う。
 箱としてのいろんな世界・棲家があって、大きく大きく飛び立った世界。箱入り娘が鳥になったのだ、藤本さんも箱入り娘を卒業だ。おめでとう。

 
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 ↑:大道雄也(大学院2年生)、「つづくⅥ Ⅶ」、左からF150&F100、アクリル・ベニヤ板。

 絵であると同時に絵画研究の一里塚のような作品。今後、この世界がどう省略・変形していくのだろう。デザインに行きたくて行きたくないとつぶやいてるみたい。左の作品は道展入賞作。

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 ↑:小川豊(大学院研究生)、「もく0710」、P150、油絵の具・ジェッソ・ベニヤ板。

 タイトルは2007年10月制作ということでしょう。妻の意見はその頃の自然を描いているのではと。「もく」・・闇から何かがもくもくと言うことでしょうか。闇夜の樹林の中のふくろうを思っていました。より具象性を強めていく作家ではないかと思った。同じく道展入選作。

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 ↑:草野裕崇(芸術メディア学科研究生)、「夕暮れ」、180×180、アクリル・ベニヤ板。
 何の意味もなさそうな幾何学的な直線と深い色合い。どこかミスマッチのような異質な組合せ、それに反して、「夕暮れ」という人間臭いタイトル。三角形がピラミッドに見えて、輝く古代の砂漠の夢を連想してしまった。
 昨年の北海道抽象派作家協会に出品していた。その時にも載せたのですが再掲します。その記事にはメモ不足で名前も紹介していませんでした。すいませんでした。

484) 時計台「北翔大学大学院・研究生6人展」 終了・1月14日(月)~1月19日(土)_f0126829_16504820.jpg ←:タイトルの同定は出来ませんが、分かっている範囲で記しておきます。「遊園地」「静と動」「帰り道」・すべて180×180。
 彼は一間正方形が好きなのですね。同じように哀愁に満ちたタイトルです。








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 ↑:宮下佳奈未(芸術メディア学科研究生)、「かみさま・・・」、180×180、油絵の具・ボンド・メディウム・石膏・ベニヤ板。
 申し訳ありません。会場写真を撮り忘れました。昨年の道展時の写真を使います。作品は手を加えていなければ同じ物です。

484) 時計台「北翔大学大学院・研究生6人展」 終了・1月14日(月)~1月19日(土)_f0126829_1742057.jpg 左は足元のアップの写真。チョットぶれています。
 画家はアリが好きなんですね。丁寧に丁寧に規則正しく描いている。好きなのは分かる。だが動きが平面的で作家の意図が伝わりにくいのが残念だ。好きなアリにもっともっと過剰な演技をしてもらっても良いのでは。アリの表情は宮下さんの表情でもあるのだから、過剰な思い入れと徹底した無視の態度も絵に幅をもたらすのではないだろうか。規則的な動きも、一ランク上の状態になった時には凄みがあるかもしれない。
 我が家は夏にはアリに悩まされる。宮下・アリは大歓迎だ。

by sakaidoori | 2008-01-21 17:43 |    (時計台)


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